崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

釜山 日本地域研究会

2006年02月17日 06時35分51秒 | エッセイ
 先週の「植民地朝鮮と映像」シンポジウムに韓国釜山地域の「日本地域研究会」から会長朴晋雨氏をはじめ崔仁宅、張竜傑教授らが参加して意見を発表した。そして韓国の若手の学者十数人が我が家に集まった。その時、私は彼らに語った。二十数年前に皆さんと一緒に日本植民地に関する研究をはじめたときに韓国の学界は冷たく否定的であったが、皆さんは植民地研究をそのまま続けると思っていた。しかし皆さんは「親日的?」と非難されそうであるあるから消極的になって避けていたのではないか。今になって他の研究グループが植民地研究に力を入れるから今皆さんもやり始めるような態度は学問の信念ではないと。これから彼らが植民地研究の学派(?)のように積極的に研究することを期待している。