こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

「きのこニュースを読み解く」へ行ってきました。

2022年07月25日 | 博物館・科学館

 先週「植物画コンクール入選作品」を見に「国立科学博物館 上野本館」へ行ってきました。その時に、「7月のディスカバリートーク」の張り紙を偶然見たら「きのこニュースを読み解く」というテーマで、「筑波実験植物園」で毎年開催されている「きのこ展」を担当している研究員のかたが講義するとの事で、コレは!と思い、昨日も行ってきました「国立科学博物館 上野本館」へ。

 この「ディスカバリートーク」は土・日・祝日に国立科学博物館の研究者が交代で、展示物についての話や研究者自身の研究内容などについての解説活動でして、大体15分から30分くらい。対象年齢は「小学校高学年以上」と子供でも解りやすいようなレベルです。ただし、対象年齢は内容によって変わることもあるようで、「高校生以上」となるような場合もあるようですね。

 今回の「きのこニュースを読み解く」は11時半と14時半の2回講演、場所は日本館2階講堂。定員は各回ともに60名。多分満席になることは無いだろうと思いましたが、開演30分前から並びましたよ。結果的には20名ほどが11時半には入っていましたね。

 講義の内容ですが、タイトルのままである「きのこニュースを読み解く」とここ1年以内にあった「きのこに関する」ニュースを解説していき、その数は10項目。開演前にクイズ形式で講義の内容の一部が穴抜けしている問題を出されます。正直これはまず全問正解は無理でしょうね…。

 今回の項目は「雑誌ユリイカに菌類特集」「きのこ映画、書籍あいつぎ登場」「米国で幻覚きのこ狩りが静かな人気」「奥入瀬渓流で毒キノコ「ドクササコ」青森県内で初確認」「青森のホテルが毒キノコツアー」「国立科学博物館 特別展『毒』」「キノコは会話する」「久しぶりの国際菌類学会で講演」「青森市議、有権者に自ら栽培のキクラゲ配り厳重注意」「眺めるだけでOKなキノコ栽培スマートディバイス」。

 1番目2番目は原稿を書いた事について、3番目は少々穏やかではないですが、「幻覚毒」を持つキノコが比較的身近にあり、日本国内ではそれらは「麻薬扱い」となるので「所持」しているだけでも法に触れてしまうとの事。ただキノコの特性上勝手に生えてきてしまう事があるので、その分は問題ないそうです。ただ「所持」が法に触れるので、標本」として「国立科学博物館」でも現時点では所持はできないそうです。「ドクササコ」は食べても「死に至る」事はない毒キノコですが、指先などの末端部が火傷したように痛むそうで、かなりキツイ症状を発症するのです。今までは「富山」や「長野」と一部の地域で発見されていたのですが、新たに青森で発見されたとの事でした。そんな青森県のホテルは「毒キノコツアー」を開催したそうです。どうやらこれは「キノコ狩りツアー」が昨今の新型コロナウイルスで開催できなくなったため「会食」をしないという事で開催されたのではないでしょうか?11月から開催される「特別展 毒」に「キノコ」も登場するとの話。「キノコは会話する」は私もこのニュースを読みました。要はキノコに電極を刺し観測した所、パルス電流を感知したそうで、これによりキノコは何かしらの会話しているのでは?との説が出たようです。そしてそれに対して国際菌類学会で今回の研究員さんとセッションをするそうですよ。後の2つはまぁそのままの内容でした。

 きのこに関して1年でもこれだけの事があるんですね。

 講義の内容も楽しめましたし、たまにはこういうのも良いですね。

 それでもって、明日は「筑波実験植物園」へ行ってきますよ。

 それでは、本日の登場人物はきのこ関連で登場する事が多くなってきたこの方。「霊魂監査室 霊魂回収担当」の「精霊」ですが、一般的には「死神」としての認知がされている、「白い死神」の通り名を持つ「レン」さん。きのこに関する講義があるとの事で聞いてきたようですね。ちなみに背景がその講義項目なのです。

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