昨日は、毎年恒例となった「久喜天文自然クラブ」の「渡良瀬遊水地 野外感観察」でした。
渡良瀬遊水地に到着後、情報収集のために「自然観察センター」にて情報を収集。鳥見はどうやら今の時期は「コミミズク」と「ツクシガモ」が話題のトップらしく、この時期が旬である「ハイイロチュウヒ」ですが、こちらは「オスが3羽」しか確認されていないとの事で、なんだか年々少なくなってきていますね…。
午前中は「自然観察センター周辺」と「谷中ブロック」を散策。
この日は風が強かったせいかあまり鳥を見る事がなく、「ヒヨドリ」や「シジュウカラ」、それと「シメ」がいたくらい、「谷中プロック」の貯水池では水鳥はほとんどおらず、いてもかなり遠くで見るのは困難でしたね。
ほぼ収穫が無い状態で午前中を終え、「道の駅 かぞわたらせ」で昼食を摂り、午後の行動を決めます。
「コミミズク」を見に行ってから「ツクシガモ」、そして「ハイイロチュウヒ」という計画を立てたのですが、時間の都合で「コミミズク」を諦め、「ツクシガモ」と「ハイイロチュウヒ」に絞り、移動開始します。
「ツクシガモ」がいるという地域に来ると思った以上にクルマが止まっており、撮影をしているのも10名近くおり、こちらも撮影を開始。したのですが、どうやら「ツクシガモ」がいると聞いていた所に「コウノトリ」がおり、そちらを撮影していたようです。ともあれ、運河の方を見ていると…。白っぽいカモが。とりあえず600mmで撮影してみると。くちばしが赤く、白地に胸の辺りに茶色のラインが。「ツクシガモ」です。
結構あっさりと見る事ができましたよ。ただ、周囲を見ても1羽しかおらず、今までも「渡良瀬遊水地」では目撃例が無いので、どうやら迷鳥なようですね。それと、関東方面へ来るのは珍しく、「有明海」の方。つまりは「筑紫の国」で多く見かけたことから「ツクシガモ」と和名が付いたようですが、最近は「大阪湾」でも多く見られるようになったようです。
それにしても「ツクシガモ」ですが、単体で見ている時はそんなに大きさを感じませんでしたが、「オオバン」と比べると大きいですよ。データとしては「体長62㎝」との事で、「アフリカンペンギン(ケープペンギン)」が大体65㎝ほどと考えると「カモ」としてはかなりの大きさです。
そして「ハイイロチュウヒ」を見る事にしたのですが、まだ少し時間が早いので近くの用水池の「水鳥」を見て待つ事にしたのです。
そこには「ウ」と「ヒドリガモ」それに見たことが無い「全身茶色」の「カモ類」が。とりあえず特徴を見て図鑑等で調べたのですが、結局断定するまでにはいかず、その時点で一番近かったのが「メジロガモ」。
「メジロガモ」はどうやら日本ではあまり見られないようで、コレが特定するときに「似ているけど日本ではあまり見られない」と「迷鳥」である事がネックになっていたのですが、多くの特徴が一致した事から「メジロガモ」であろうと結論づけました。
その後、日暮れまで「ハイイロチュウヒ」を待ったのですが、例年なら数が少なくても日暮れ近くには飛来してくる姿を見る事ができたのですが、全く来る気配がなく、日の入りを迎えたので「野外観察」を終了する事にしました。
今年は「ハイイロチュウヒ」やその他あまり多くの種類の鳥を見る事ができませんでしたし、初めて「鷹見台」方面へ行かなったですね。ただ、珍しい「カモ類」は見れたので良しとしますかね。
それでは、本日の登場人物は「天文自然クラブ」な話でしたので、この方。「非公認」の「久喜天体自然クラブ」のパッチに登場しているキャラクターである「天体」が好きで「宇宙」に憧れる「桜宮 ツアイシア」さん、通称「シア」さんです。天文自然クラブの定例会である「年始の渡良瀬遊水地」での野外観察。今回は珍しい「カモ類」を見る事ができたようで…。ちなみに背景は昨日みた「ツクシガモ」(上)と「メジロガモ」(下)なのです。