私は「砂丘」が好きなのですが、いかんせん関東周辺では全く無いような状態なんですよね。さすがに「中田島」や「浜岡」は「片道」で「200km以上」と遠いですからね、そう簡単には行けないですし。
そんなワケで、別のことを調べていた時に見つけたのが「館山砂丘」。
どうやら「館山砂丘」は正式名称ではないようですが、所在地が「館山」にあるので、他に呼びようが無いので、こう呼びます。場所も特には「地図」での表記も無く、しかも、「砂丘」としては珍しく、海から1kmほど離れた場所にあり、出来方としては「海から風によって運ばれた砂」が元からそこにある「山」にぶつかり堆積したのだと思います。なので「砂」以外にも「岩」が露出している場所もあり、その岩にはここらの特徴である「地層」がハッキリ見る事ができます。解りやすいランドマークは「館山カントリークラブ」でして「Googleマップ」なら「北側」に「砂山」との表示があるはずです。ちなみにクルマを停める事はできますが、きちんとした駐車場はありません。それと、さらに北側にもクルマを停める事ができるスペースがありますが、どちらもそんなに台数は停める事はできないでしょうね。
さて、現地に到着してみますと、駐車ができる場所の周囲は草が生い茂り、砂丘自体を見ることはできません。そして看板が立っているのですが、この場所の説明や注意ではなく、ここらに自生している「ドクウツギ」に対しての注意勧告でして「ドクウツギの汁は猛毒」とあり「実は赤から紫色になります。もし2~3粒ほど口に入れると、甘くおいしいと感じているうちに苦しみ最後には死にいたる事もある猛毒の実です」と。実際に見ることはありませんでしたが、どこかにあるのかも知れませんね。見つけても食べないよう注意しましょう。
そんな看板を横目に、北側に進むと、砂丘が見えてきますが、やはり「山の斜面が砂」という感じですね。そこへ至る道は獣道のように細い道ですが歩きやすいので、特に注意は要りません。「砂場」に着くと感触としては海岸の砂と同じような感じで、結構堆積しているのでしょう。砂場らしく、足が取られる状態。コレで斜面を50m近く登っていくことになります。斜面の角度は極端に急ではありませんがそれでも「急坂」と呼ばれるレベルでしょうね。当然日陰は無く、海からの風はありますが炎天下の中5分ほど歩けば頂上に。海の近くにある山だけあり、そこからの眺めは良く、今日みたいに天気が良い日は絶景ですよ。
頂上からもさらに北側へ行く道があるのですが、「木によってできたトンネル」を潜りぬけると「山の反対側」に出ます。ここはさらに斜面が急で、「サンドスキー」のゲレンデとしても使われているようです。トンネルを抜けると、そのまま「斜面の下」へ降りる道と、もう一つ頂上の方へ向かう獣道があるので、こちらを進みます。ここはさらに砂が深く、歩くに力を使う上に登り。さらに「海の反対」ですから風がほとんど無い状態。この時期は相当キツイです。何とか頂上へ行くと。かなりの急斜面。下を見ると「崖」のような感じですよ。実際に斜面としては「最大」で「40度」くらいはあるかもしれません。それほど急です。「サンドスキーのゲレンデ」になるワケですよ。ここで「ソリ」の代わりになるような板があれば滑って降りたのですが、生憎そんなものは無く、歩いて斜面を下る事に。砂が軟らかく、足が沈むので、そんなに勢いがついて降りる事は無いですが、それでも気を抜くと早くなってしまいます。そして、登るコトはかなり困難ですね。「アリ地獄」状態ですよ。ともあれ、下まで降り、他にする事もありませんし、この炎天下ですから、帰ることに下のですが、また斜面を登らないとならない…。
ともあれ、景色は良いですし、砂丘としては楽しめるような感じなので、おススメはできます。でも、行くのは冬が良いかも知れませんね。いくら平日とはいえ、「夏休み」なので、こういった場所ですからね、お子様たちがソリで遊んでいると思ったのですが、この炎天下じゃキケンですものね。次回は冬に行ってみようと思いますよ。
それでは、本日の登場人物は私の「K1600GT」のキャラクターであるこの方。「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 東亜支局 気象情報管理 士」で階級は「第三階位第二級」、精霊の種類としては「風の上等精霊」で「大気の女神」の意味である「フィヨルギュン」を称号にもつ、「カティア・フィヨ ルギュン・エルトゥール」さんです。「現地観察員」の任を受けている「カティア」さん。ちょっと海から離れた所に砂丘がある言う事で行ってみたようですね。ちなみに背景が「館山砂丘」の頂上から「南側」の景色です。