一昨日に「SUBAROAD」を使い房総半島を走ってきましたが、そのルートに「チバニアンビジターセンター」があるのです。
この「チバニアンビジターセンター」は「約77万4千年前の地磁気逆転地層」が露頭している場所で、この場所が地磁気逆転の証拠としての標準地層として国際地質科学連合から「千葉セクション」が公認を受けこの「77万47千年前の地磁気逆転」の時期を「チバニアン」とされたのです。
そうなると、国際的な地質科学として重要な箇所となるので「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」は「国指定天然記念物」となり、保護と「観光資源」としての「ビジターセンター」が建てられたのです。
私も以前から行ってみたいと思っていましたから、この機会に行ってきました、そして露頭部をみてきました。
ビジターセンターへはまぁ手作り立て看板があるので、県道81号線からなら見れれば迷わず行けると思います。NAVIではビジターセンターで検索して出ない場合「田淵会館」で検索すればヒットするかもしれません。
駐車場は砂利敷きですが、完備されており20台近くは停められるのではないでしょうか?ただ私が行った土曜日の10時くらいでは1台も停まっていませんでしたが。トイレもありますが、仮設用トイレでしたね。ただ、管理がキッチリされているのでしょう。よくある仮設トイレとは違ってキレイです。
肝心のビジターセンターはプレハブで、中には関連資料パネルと千葉セクションに関する動画が流されており、係員さんが常駐していますから、現地までの案内と解説もしてくれるようです。
露頭部へはビジターセンターから歩いて5分程度の場所にあり、そこまではほぼ1本みちで案内板もあるので迷う事は無いでしょう。ただ、道は結構な急坂で帰りの上りは少々キツイかも知れませんね。それと「露頭」箇所は養老川の流れ横になりますから、水で濡れていますし、それなりに水たまりや水が流れている場所を通るので「防水」のクツ、トレッキングシューズか長靴で行くのが適しています。
実際看板にも「滑っても転んでも自己責任」と当たり前の事がそこらに掲示されていますから、フィールドワークに慣れている人は当然でしょうが、観光できた人はホント足元に気をつけてください。
そして露頭部到着したのですが、なんと「逆転」部分の地層を近くで見れる個所に「倒木の恐れ」があるために近付けませんでした…。確かに傾き、倒れそうな木が2本ありますし、行けないようにロープが張ってありました。監視カメラもあるので、無理に入る事はしないようにしたいですね。
正直「地層」や「地学」に興味の無い人がいっても全く面白くも無いですし、なんだかわからないと思います。状態として簡単に言えば単なる「崖」ですし、「磁極還移帯」の辺りに「黒い帯」があるだけですから。地磁気変位も磁力線調査などで判明できるので、目に見えて変化が見えるってワケでもありませんからね。
それでは本日の登場人物は「地質」という事でこの方。「ベルギー国立博物館」にて「地質・鉱物・鉱石研究室」で「学芸員」をしている「ベルジリアン・シェパード・ドッグ・ライノア」の「Chiefille」である「ポレット・テヴェノ」さん。地質を専門としている「ポレット」さん、「チバニアン」のホロモデルとなった「千葉セクション」へやってきた「ポレット」さんですが…。ちなみに背景が「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」露頭部なのです。