活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

自我について1

2018年10月29日 | 仏教

私たち衆生は、自分は生まれた時からもうすでに「太郎」とか「花子」という

名前が付いているように考えています。


しかし、「太郎」とか「花子」という名前は後から付けられた自分の「象徴」

すぎません。


生まれた時のことを知(識)らない自分と、いつの間にか「太郎」とか「花子」と

名前を付けれられている自分を自分だと思っている自分との「二人三脚の生活」を

送っているのです。


その「象徴」にすぎない「太郎」とか「花子」を認める心の働きを「自我」といいます。