活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

本来の自己2

2018年10月15日 | 仏教

「本来の自己」とは、「認めようのない、認めることが出来ない際限のない

大きな自己」ということです。


それに目醒めることを、別の言葉で言えば「無我、無心、空、自己を忘じる」

というような言葉で表現されているのです。


人も含めて一切のものというのは、いつでも同じ状態というものはありません。


いつでも移り変わっている(無常)ということで、終始変化し続けているものには

「自我」という「これだというもの(中心となるもの)」を認めることは出来ないのです。