活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

正覚1

2018年10月21日 | 仏教

おシャカ様は一国の王子であった時に、「生老病死」という誰もが逃れ難い

人の苦しみをご覧になり、あまりのショックからお城を出られました。


そして「安心(あんじん)の道」はないものかと、苦行林(くぎょうりん)に

入られました。


そこで壮絶な修行をされましたが、どうしても「死」について納得がいかず、

苦行林を出られて菩提樹の下で坐禅をして、「正覚(しょうがく)」を得られました。


ですから、「正覚」は特殊な修行をした結果、得られたのではなかったのです。