爽やかな日


SIGMA DP1 Merrill

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穏やかに晴れた。
睡眠を多めにとったせいか、大分調子が回復した。
青空が広がり、気圧が戻ったことも大きいと思う。
爽やかな一日で、幾度となく事務所から出て、外の空気を味わった。

朝会社に来ると、壁のカエルはいなくなっていた。
しかし今日の暖かい気候のせいか、どこかからカエルの鳴く声が聞こえた。
久しぶりの陽射しを喜んでいるのだろう。
まだ冬眠するには早いので、また壁に戻ってくるかもしれない。

草むらを歩くと、小さな虫たちが驚いて飛び立つ。
寒くなったとはいえ、すぐに消えてしまうわけでもなく、草の陰などでじっと堪えて過ごしていたのだ。
ほどなく失われる命ではあるが、精一杯の力で羽を広げて、朝の光の中に消えていった。



今日の時計ベルト。
ボーム&メルシエのアンティークに、ジャン・クロード・ペランのグレーヌカーフのチョコレートをつけた。

だいぶ以前にペランで作ってもらったベルトだ。
20mmのベルトをいろいろと組み合わせているうちに、グレーヌカーフの色合いがこの時計にしっくりくることに気付いた。
時計のカン幅は19mmであるが、少し無理をすれば20mm幅のベルトをつけることができるのだ。

J.C.ペランはカーフ系のラインナップが充実しており、その中でグレーヌカーフは表面にシボの入ったタイプ。
2色染めされており、シボの山の部分の色が少し濃くなっている。
なかなか品のいい革であるが、見ようによっては表面の黒ずみが汚れているようにも映り、評価が分かれるところかもしれない。

ボーム&メルシエのアンティークは、文字盤のクラシカルな字体が好きで落札した。
懐中時計の時代から定番の字体のようで、オメガやロンジンなどからも同じ雰囲気の時計が出ている。
このボーム&メルシエは、今でも時折腕につけてみる、お気に入りの時計のひとつだ。
そのためマッチするベルトを、常に気にして探していた。

光を反射するブラウンのアラビア数字が、角度によって銅色に輝く。
数字とベルトの色が非常によく合っており、違和感がほとんどない。
裏面ラバーのアンチスエット仕様のため実用性も高く、ペランだからクオリティは申し分ない。
この時計用として、決定版のベルトかもしれない。

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