ああ値上げ


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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いやー、また始まったよ。
値上げが本格的に始まった。
せっかく一度落ち着いたように見えたのだが・・・
また嵐のような値上げラッシュが始まりそうだ。

昨日だけで、仕入先3ヶ所から値上げの通知が来た。
それとは別に、近く伺いたいという電話がいくつかあった。
このタイミングで来るということは、理由は値上げ以外に考えられない。

ある仕入先の営業によれば、続々と値上げの通知が来ているそうだが、今回は値上げ幅がかなり大きいという。
いきなりそういう状況になり、しかも一気に上がるので、かなり焦っているという。
当然その分、製品価格を上げないと、会社は成り立たなくなる。

資材自体の価格が上がり、今回はそこに運送料金の値上げが加わる。
値上げを考えていなかった資材も、運送費の値上げからは逃げられない。
世の中のほぼすべての物品が、影響を受けることになるだろう。

以前にも書いたと思うが、これまで資材価格の上昇分を考えると、日用品などの値上げが緩やかに見えた。
一気に上げると大変なことになるから、メーカーが何とか堪えてきたのだろう。
しかしそれも今回は限界なのではないか。

たとえば鉄鋼などは、コロナの数年前の価格と比べると、もう2倍を超える金額になっている。
世界規模での高騰である。
コロナ直前の価格と比べても、1.8倍を超える価格にまで上がっている。
以前は何年も安定して動かなかったことを考えると、数年で倍というのは異常としかいいようがない。

その時は資材価格の高騰に合わせて、世の中のすべてのものが2倍になるのかな・・と危惧していたが、メーカーや販売店が必死になって抑えてしまった。
もちろん日用品の値上げはあったが、一気に上がった資材の価格と比べると、ずいぶん穏やかだなと思っていた。
その分生産の効率を上げる・・などと言うが、長年効率ばかりやってきたのだからもう限界であろう。
結局人が切られて、さらに経済は悪化していく。

今回は上げ幅も大きいので、対処のしようがない。
こちらも価格改定するしかないだろう。
何割アップかな・・・
ハイエンドの製品は、それほど影響を受けないだろうが、安価な価格帯のものは、本当にまったく売れなくなるだろう。
それでも上げなければ赤字になってしまうという、大変苦しい状況に陥っている。
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