ドル3部作


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ドル3部作の劇場での上映を観に行ってきた。
全部というわけにはいかず、とりあえず「荒野の用心棒」を観た。
劇場の都合なのか、4Kではなく2Kでの上映であったが・・・

たまたま比較的最近、「夕陽のガンマン」と「続・夕陽のガンマン」は配信で観たばかりだった。
そこで今回は「荒野の用心棒」を選んだ。
まあ、この3作品で4Kで劇場で観るなら、本来なら「続・夕陽のガンマン」だろうね。

僕の世代では、これらの作品はテレビの洋画劇場で観て親しんだ方が多いと思う。
ただ僕は、それぞれ劇場で何度か観ている。
学生時代から映画館でイーストウッド特集をやるたびに観に行っていたからだ。

マカロニウエスタンという新しいジャンルを作ったエポックメイキングな作品「荒野の用心棒」。
それをより洗練させ、レオーネらしさが確立された「夕陽のガンマン」。
そして大幅にスケールアップして、演出、音楽、演技のすてに最高潮の状態が揃った「続・夕陽のガンマン」。

実は個人的には、3作の中では地味な存在と言われる「夕陽のガンマン」が好きだ。
シナリオがシンプルでありながらパンチがきいているからだ。
思い出すシーンも「夕陽のガンマン」のものが多い。

今回「荒野の用心棒」を劇場で観たわけだが、大画面でそれなりのクオリティで観ると、けっこう楽しめるなと感じた。
個人的には、どうしても黒澤と比べてしまうので、何だか出来の悪いコピー・・という思いが先に立ってしまう。
しかしまっさらな状態で観たとしたら、十分に面白い作品なのだろう・・・
今回はそういうふうに想像しながら観た。

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