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2019年通信簿 48 中村稔弥

2019-12-30 01:15:08 | 千葉ロッテ

 

48 中村稔弥 投手 23歳 年俸800万円

【2019年成績】 10試合 1勝1敗0S 防御率4.32 25回 23被安打 2被本塁打 8与四球 1与死球 21奪三振 被打率.256

もっと投げている印象があったのですが、逆に言えばそれだけインパクトがあったのでしょう。
ドラフト5巡目ではありましたがプロ初勝利を手にしましたし、一年目としては手応えのあったシーズンだったのではないかと思います。
大ざっぱなくくりではありますが同系統で同い年の左腕である小島と同期となれば関谷、東條、高野、信樂を思い出してしまいますが、それよりは高いレベルでのスタートです。
お互いに意識は当然にあるでしょうしこのまま先発、中継ぎで棲み分けるのか先発でガチンコ勝負となるのか、土肥も含めた三者の競い合いから目が離せません。

一軍での先発はデビュー戦のみでそこで5回5失点で即抹消は小島と同じ軌跡で、しかし再昇格後は小島とは違って中継ぎでの登板を重ねた中村稔です。
ロングリリーフが多かったために間隔が空きましたので、それがイメージに比して登板数が少なかった理由でしょう。
腕がやや遅れて出てくるフォームは打者からはリリースポイントが見づらいでしょうし、亜細亜ボールと銘打ったツーシームらしきものが中村稔のストレート系のほとんどなのかシュートに見えるのがそれなのか、いずれにしても140キロ台そこそこでも差し込まれたり詰まったりする打球が多かったように思います。
ジュニアオールスターでは三者連続三振を奪うなど奪三振も意外に多く、小島とともにドライブライン・ベースボールに派遣をされましたので期待も高いのでしょう。
つまらない四球が失点に繋がるところもありましたがややアバウトさがあるもののコントロールに苦しむタイプではないように思いますし、件の3人に陳冠宇と成田を加えた5人がポジションを競い合えば一気に左腕王国も見えてきますから、先発志向のようですが今は少しでも可能性があればそこに挑む中村稔であってもらいたいです。


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コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

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Unknown (頑張れ福浦)
2019-12-30 06:21:30
イメージで小島と被りますね、ロングの中継ぎがタイプ的に向いていると思います、経験を重ねていつかは先発左腕のローテーションに土肥、小島と食い込めればと面白いです。
自分としては、左のエース候補はチェンなんですけど、来期も中継ぎでしょうね。
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Unknown (たかぽて)
2019-12-30 10:01:15
何だろう、投げている姿を見ると違和感と言うかな〜んか気持ち悪いんだよねぇ。
ご指摘の遅れて出てくる腕が原因か、それなら他にもいるしよく判らんな〜。モヤモヤする。

それがいけないとかダメってンじゃなくて打者も似た感覚を受けているのなら打ちにくいのなぁって。

努力して身につけたものにしろ持って生まれたものにしろ武器になるなら徹底的に利用すべし。

気持ち悪さだけじゃ長生きは難しいだろうから他の武器も必要だけど、さてそれが何かを探すのが大変、みんな見つけられなくて去って行ったのだから。
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Unknown (Unknown)
2019-12-30 18:48:13
ふるたく二世として、期待します。

 ふるたくより球威があるので、低めに集めて先発だと思います。

 石川・種市・岩下・西野・美馬・小島・土肥
フラットな競争なら楽しみな陣容。投手陣はね。


 だからと言って甲斐野・高橋礼・高橋純平・石川しゅうた・岩嵜・千賀・バンデンハークらに勝っているかと言えば?なので凄いと言われるよう奮起して欲しい
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大隣コーチの恩恵。 (かっきい~)
2019-12-30 20:53:10
ドラ5ながら1軍登板・初勝利をしたことは本人にとってプロで通用すると自信を持てたことを踏まえるとプラスに働きます。土肥や小島然り、大隣コーチの恩恵でしょうか。

そこで同年の小島・岩下と先発枠を、東妻、人的補償で加入した小野郁と中継ぎ枠を競い、切磋琢磨して欲しいですね。
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左腕投手 (幕張とんこつラーメン)
2019-12-31 03:07:11
フレッシュオールスターで優秀選手賞を取りました。土肥もそうですが、打者泣かせである投球フォームにも期待が持てます。(たしか、小宮山がルーキー時代の土肥をほめていました。左打者に強いと。)涌井を切ってまでも若手に舵をきりましたので、タイミングがわるかったのかもしれないですが成田のように中途半端はやめてほしいですね。
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お返事 (オリオン)
2019-12-31 03:43:18
>頑張れ福浦さん
ちょっとまだ先発、中継ぎのどちらがいいかは分かりませんが、小島とは違って二戦目から中継ぎとしたことからしてベンチはまず後者と考えているのでしょう。
中村稔にとってはどちらがいいのか、先発陣は現時点では多くの名前が挙がっていますので疲弊気味で世代交代が急がれる中継ぎを目指した方が目先は得策かもしれません。

>たかぽてさん
気持ち悪いってのを打者が感じてくれていれば、大きな武器になります。
こういうのって技術的なものとは違って慣れられない人はずっと慣れられないですしね。
肩回りの筋肉が柔らかいのかしら、佐々木朗もそんな報道があったのでちょっと楽しみです。

>Unknownさん
吉井コーチに権限があるうちは、少なくとも野手よりはフラットな競い合いになるでしょう。
ソフトバンクは故障者や右肩下がりが少なくないですし、打線に助けられているところも多々ありますからシンプルには立ち向かえるのではないかと。
まあこちらも期待値って若手が大きいですが、若さはときに想像もできないぐらいの力を発揮します。

>かっきい~さん
ここにきての左腕の台頭は、大隣コーチとの邂逅が理由だったらいいなぁ。
ただ何となく、ではなく確固たる理由があれば今後の選手にも活きてきます。
どこまで強い絆かは分かりませんが井口閥であれば井口監督退任とともに福岡に流出しそうな危惧もありますが、そういったプラス面を個人に留めずチームの財産としてもらいたいです。
吉井コーチのそれも。

>幕張とんこつラーメンさん
土肥を小宮山が誉めていましたか、自分はルーキーイヤーに推しメンに(笑)
成田がやや出遅れている感じがありますが小島、中村稔とともにシアトルに派遣をされましたから、土肥と陳冠宇も加えての五つ巴ですね。
陳冠宇は外国人選手枠のハンデがありますし手術の土肥も間に合わないかもしれないので開幕時点では三つ巴か、もちろん油断はないでしょうが今季の活躍でいろいろとお誘いも多いであろうオフを自覚を持って過ごしてもらいたく。
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