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★北ドイツの旅(4/10):リューベック

2014-10-01 09:30:14 | 旅行記

035052リューベックは、バルト海に面する港湾都市で、中世ドイツの経済共同体「ハンザ同盟」の主役を果たし、「ハンザの女王」とも「ハンザの盟主」とも謳われた。

034_2041トラベ川と運河に囲まれた旧市街は、南北2㎞、東西1㎞のラグビーボール型の島の中にある世界遺産。

049旧市街地の入り口にある「ホルステン門」は、旧ドイツマルク紙幣の図柄になっていて、町の象徴的存在。その重厚かつ壮大さは、ハンザの盟主の威光を放っているようで、圧倒される。

048建物が傾いているのは、地盤が弱い上に防衛上の理由で片側の壁を厚くした為だと現地ガイドが言うので、「修復作業で直さなかったのか?」と訊くと、「門の価値が無くなる」と笑った。「古い物は古いまま保存する」価値観は、如何にも、ドイツ人らしいと感心した。

045運河沿いには、かつて、「ニシンの塩漬け」で栄えたリューベックの名残が塩倉庫として残っており、市庁舎やマルクト広場を散策する集団から離れ、しばし、ハンザの歴史の重みに浸った。