金沢から釧路へのアクセス方法には、いろいろあるが、空の便を利用する場合は、二通りのルートから選ぶことにしている。
一つは、小松空港から新千歳空港に飛び、JRで釧路へ移動するルート。もう一つは、小松から羽田で乗継ぎ、釧路空港へ向かうルートである。
釧路湿原マラソン大会前日の7月26日、私達は、小松9:40発のJAL1272便で、羽田経由釧路のルートを選んだ。JR利用だと、特急で約4時間かかるので、腰痛を抱える身には辛いからだった。
さて、小松空港で誘導路をタキシング中、「計器トラブルのため、一旦、駐機中に戻り、点検する」との機内アナウンスが流れた。出発遅れは珍しくないが、搭乗後、滑走路へ移動中に引き返すことは稀だ。
点検に10分程要するとのことだったので、安心していたら、計器の取り換えやオイル補給等で1時間遅れの離陸となった。これでは、羽田での乗換え時刻に間に合う筈も無かった。