プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★晴走雨読

2012-02-09 09:55:01 | スポーツ

 雪国のランナーは、冬期間、ジムのトレッドミルや、体育館での周回コースでトレーニングをする宿命だが、晴走雨読型の私には、ストレスが増すだけ。気分転換に、「フルマラソン1歳刻みランキング」を開いて、時系列データを追ってみると、面白い傾向が見つかった。

 これは、日本陸連公認コースを使用した主要大会の結果を男女別・年齢別に集計し、順位付けするものだが、第1回目(2004年度)の完走者数約78,000人が、2010度では179,000人になった。近年、大規模な都市型マラソンが急増しており、2011年度集計では、おそらく20万人の大台を突破するに違いない。

 ついては、興味深いのがタイムで、70歳の男性では、2004年度100位のタイム「6時間5分23秒」だったものが、2010年度では、「4時間18分16秒」に。女性60歳では、初年度の完走者数が62人(62位のタイム「7時間45分17秒」)だったものが、2010年度では、100位タイム「4時間42分51秒」に向上した。

 一方、若年層のレベルは低迷気味で、20代の女性では、29歳の100位タイム「3時間53分39秒」に対し、20歳では「4時間45分29秒」で、60歳女性よりも遅い。

 制限時間が緩い都市型マラソン大会が増えた半面、ウオーキングの延長線上で準備不足のまま参加するランナーが増えるのは如何なものか。健康志向の周辺事業が活気を呈するのも結構だが、スポーツとしての厳しさを自覚することも大切な要素だと思うのだが。

 次回更新は、3月15日の予定。