プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★和倉マラソン番外編③最終章

2009-03-12 09:57:20 | 日記・エッセイ・コラム

Photo イベントとは、人が動くことであり、「一期一会」の場として貴重な発見の場にもなる。共通のバックグラウンドがあると、初対面の人なのに、旧知の仲のような錯覚すら覚える。寡黙を旨とする時悠人でも、話しかけてくれる人には積極的に呼応し、貪欲に知識を吸収することにしている。

 2月の渡嘉敷島でも、50歳から走り始めて、ウルトラを年3回、フルを毎月走る76歳の高齢ランナーと知り合った。連日、30㎞を走り込むと聞き、脱帽した。宿では、神奈川から参加したご夫婦とマラソン談義から旅行や趣味の話で、夕食が楽しい宴の場になった。沖縄の大会に毎年参加しているこのご夫婦は、最大の魅力を「走るだけでなくビフォア・アフターの楽しみ方が豊富なこと」と語った。

 一方、東京マラソンが誕生するや、毎年、人気沸騰状態だ。同時期開催の荒川市民マラソンの人気も根強い。長野や福知山マラソン、NAHA・沖縄、或いは、千歳、指宿などの大規模人気大会は、いずれもそれなりの理由がある。全国からリピーターを呼び集めるには、参加者が満足する大会運営が最大のポイント。全国的にはまだまだユニークな大会が盛りだくさんだ。

 まだ見ぬ土地への旅行と走りを兼ねて参加するのは、欲張り人間には最高の贈り物。 せっかく、多大な労力を投入する以上、単なるマラソン愛好家の場で終わらせることなく、家族や同行者も巻き込んで楽しめるイベントに育て上げて行きたいもの。和倉マラソンが、5,000、10,000人規模の大会に成長するよう祈っている。