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★文部科学大臣のメンタリティ

2006-03-08 09:43:51 | 日記・エッセイ・コラム

 テレビで天皇・皇后両陛下が三宅島訪問のニュースを知った。雨の中を傘もささずに島民の人達に声をかけておられる姿が印象的だった。昨年、サイパン島をご訪問された姿がだぶり、その思慮深い行動に胸が熱くなった。

 ある島民の男性が、「災害で避難したおかげというのも変ですが、おかげさまでこうやって陛下にお会いできた」と感謝の言葉を述べていた。たしかに、「おかげさまで」というのはおかしいのかも知れないが、私にはこの方の心情がストレートに伝わってきた。

 一方、トリノオリンピックのフィギュア競技で、ロシア選手の転倒を喜んだ馬鹿な大臣の「おかげさまで」とは大違いだ。私も内心、これで荒川選手の金が決まったと喜んだが、相手選手に同情する気持ちはあっても、それでシメシメとは思わなかった。それ以上に、金メダルを獲得した荒川選手の名誉を傷つける不用意さが我慢ならない。

 抗議のメールや電話が殺到し、翌日、文書で謝罪表明したようだが、こんなメンタリティの持ち主が文部科学大臣をつとめるようでは、とても子供教育を安心してお任せ出来ないと不信感だけがつのる。