CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

神戸・岩国の最新情報を中心に紹介していきます。歴史や時事について調べた結果を紹介。

比叡山延暦寺と坂本 訪問記 on 2017-10-10~1017-10-12 その8 三井寺(園城寺)

2017年11月09日 03時49分15秒 | 滋賀県情報
2017年10月10日から10月12日まで比叡山延暦寺と坂本を訪問しました。

本日はその第8回として2017年10月10日に訪問した三井寺(園城寺)を写真紹介します。

三井寺は、正式には「長等山園城寺(おんじょうじ)」といい、天台寺門宗の総本山です
天智6年(667)大津京を造営した天智天皇は念持仏の弥勒菩薩像を本尊とする寺を
建立しようとしていたが、生前にはその志を果たせなかった。天皇の子の大友皇子
(弘文天皇)も壬申の乱のため、25歳の若さで没している。
大友皇子の子である大友与多王(よたのおおきみ)は父の菩提のため、天智天皇所持の
弥勒像を本尊とする寺の建立を発願した。壬申の乱で大友皇子と敵対していた天武天皇は
朱鳥元年(686)この寺の建立を許可し、「園城寺」の寺号を与えた。
境内に天智、天武、持統の三天皇の御産湯に用いられた霊泉があることから
「御井(みい)の寺」が後に三井寺となったそうです。
国宝や重要文化財が100点以上あり文化財の宝庫でもあります。
 

本シリーズの過去7回の記事一覧
 比叡山延暦寺と坂本 訪問記 on 2017-10-10~1017-10-12 その1 日吉東照宮

 比叡山延暦寺と坂本 訪問記 on 2017-10-10~1017-10-12 その2 ケーブル坂本駅

 比叡山延暦寺と坂本 訪問記 on 2017-10-10~1017-10-12 その3 求法寺走井元三大師堂

 比叡山延暦寺と坂本 訪問記 on 2017-10-10~1017-10-12 その4 日吉大社

 比叡山延暦寺と坂本 訪問記 on 2017-10-10~1017-10-12 その5 穴太衆積み石垣

 比叡山延暦寺と坂本 訪問記 on 2017-10-10~1017-10-12 その6 慈眼堂(恵日院) 

 比叡山延暦寺と坂本 訪問記 on 2017-10-10~1017-10-12 その7 滋賀院門跡

三井寺(園城寺)の基本情報

住所:大津市園城寺町246  TEL:077-522-2238
宗派:天台寺門宗の総本山 山号:長等(ながら)山 御本尊:弥勒菩薩
拝観時間:8:00~17:00 拝観料:600円
創建:7世紀 大友氏 (古代)の氏寺として草創
開基:大友与多王 
中興:9世紀に唐から帰国した留学僧円珍(天台寺門宗宗祖=智証大師)によって再興

公式サイト:http://www.shiga-miidera.or.jp/index.htm


上の写真は風格ある表門(仁王門)重要文化財
宝暦4年(1452)の建立。慶長6年(1601)徳川家康により甲賀の常楽寺より移築。


上の写真は仁王門の現地説明板


上の写真は「園城寺」と書かれた石碑
揮毫は第162代 長史 俊明(長史 福家俊明 大僧正)




上の2枚の写真は三井寺の概要が書かれた現地説明板


上の写真は三井寺の見どころ景観の写真を掲載の看板


上の写真は三井寺の御朱印案内板と境内全体地図

釈迦堂
 

 

 
 上の写真は釈迦堂(重要文化財)と現地説明板

弁財天社




上の2枚の写真は弁財天社の現地説明板
天和3年(1683)の建立

金堂(本堂)







上の4枚の写真は金堂(国宝)と現地説明板
現在の建築は豊臣秀吉の正妻・北政所により慶長4年(1599)の建立

鐘楼(三井晩鐘)










上の5枚の写真は三井の晩鐘として有名な鐘楼(重要文化財)

鐘楼は慶長7年(1602)の再建。
宇治の平等院、京都高雄の神護寺と共に日本三銘鐘に列せられています。

閼伽井屋(三井の霊泉)


上の写真は閼伽井屋(三井の霊泉)の建屋(重要文化財)です。
建立は慶長5年(1600)、左甚五郎作の龍の彫刻が有名。
閼伽井屋は金堂西側奥に金堂と接して建っています
ここの内部に天智、天武、持統の三天皇が産湯に用いられたという泉が湧く。


上の写真は三井の霊泉
出典:NHKテレビの趣味悠々「はじめての 西国三十三所巡り」(2008年10月-11月放送)
   のテキストPage93


一切経蔵



上の2枚の写真は一切経蔵の建物(重要文化財)です。

唐院四脚門





上の3枚の写真は唐院四脚門(重要文化財)と現地説明版
唐院は園城寺の中で最も神聖な場所です。
唐院は智証大師円珍が天安二年(858)、入唐求法によって請来した経典や 法具を、
貞観十年(868)に内裏の仁寿殿を下賜されてそこに納め、 伝法潅頂の道場とした
ことに始まります。

石段の脇には歴代の探題によって奉納された石造灯篭

唐院潅頂堂と大師堂

上の写真は唐院潅頂堂(重要文化財)
大師堂の拝殿としての役割を備えています


上の写真は唐院潅頂堂の側面から大師堂(重要文化財)を撮ったものです。
大師堂には、二体の智証大師像(中尊大師・御骨大師)と黄不動尊立像の 三体が
安置されているそうです。

三重塔



上の2枚の写真は三重塔(重要文化財)と現地説明板

長日護摩堂



上の2枚の写真は長日護摩堂と現地説明板

村雲橋



上の2枚の写真は村雲橋と現地説明板

微妙寺







上の4枚の写真は微妙寺の建物と現地説明板

天台智者石像



上の2枚の写真は天台智者像と現地説明板
天台智者大師智顗(ちぎ)(539~597)は中国天台宗の確立者で、 わが国においても
天台宗の宗祖と仰がれ、描かれた画像も多くあります。
三井寺にも二幅の絵画が残っており重要文化財に指定されています。

ここまでで歩き疲れてしまったのでお休み処の「ながら茶房 本寿院」で休憩
下の写真がその様子です。葛餅セット(700円)とコーヒー(500円)を注文














当日は見れなかったのですが11月17日(金)から11月26日(日)の期間は
ライトアップ及び唐院諸堂及び三重塔内部の特別公開があります。
そのリーフレットを添付しておきます。(下の2枚の写真)




また、西国三十三所観音巡礼第14番の観音堂に行けなかったので、NHKテレビの趣味悠々
「はじめての 西国三十三所巡り」(2008年10月-11月放送)のテキストPage93
より引用紹介します。

上の写真は観音堂の周辺で2層大屋根の建物が本堂、六角屋根は手水舎、奥に並ぶのは
百体観音堂(左)と観月舞台(右)
観音堂の御本尊は如意輪観音(重要文化財)

御詠歌は「いで入るや波間の月を三井寺の 鐘の響きにあくる湖」


上の写真は札所の観音堂内部







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 須磨住友別邸跡の正門門柱 | トップ | ゆず庵 神戸小束山店でのラ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

滋賀県情報」カテゴリの最新記事