ストリッパー青年たちの物語 ソダーバーグの「マジック・マイク」
映画「マジック・マイク」
ダンス映画として米国で人気だったようだ。
男たちの裸体に、リサ・ライオンを連想した。80年代にロバート・メイプルソープが撮影した写真。
筋肉を際立たせるためか、男たちも体毛を剃るからかな。
フロリダ州の地方都市では、青年は時給10ドルしか貰えない。
ストリッパーだと喝采を浴びながら、何百倍も稼げる。
そうだ。カジノ資本主義の本国、米国だ。
写真の中央、主人公マイクは30歳。手作り家具製造家を目指して準備中。
州都マイアミをめざす経営者には、マシュー・マコノヒー。
40代でも魅力的な身体と踊り。写真では手を挙げている。
日本の配給サイドの推薦文句が下品なのが情けない。
系統としては、最初の監督作「セックスと嘘とビデオテープ」路線。心理描写が丹念ね。