冤罪の本2冊 今村核弁護士
「冤罪と裁判」 今村核 講談社現代新書
コンパクトな新書だ。
同業者から「冤罪マニア」と呼ばれるかたの、本。 4頁
インボー方式 陰謀方式ではない 米国の捜査心理学者の名前からの取調べ技法 21頁
志布志 国選弁護人の解任 62頁
イノセンス・プロジェクト 96頁
ノルマ果たすために、6000円を払って自転車窃盗を頼む警官 103頁
偽証により人を冤罪に陥れた者を日本の検察官が起訴した例を、聞いたことがない 116頁
同房スパイ122頁
尿のすりかえ 木谷判事 146頁
防犯カメラ ←監視カメラと書いてほしい 176頁
市民参加で冤罪は減る ←嘘だろ 196頁
を 出た フロッピー前田 226頁
裁判員裁判 「証拠の厳選」規定 強調したいところは赤色文字 ←裁判員の前のパソコン画面 228頁
より洗練された調書裁判でしかなく... 233頁
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「冤罪弁護士」 今村核 旬報社
新書と重なる部分もあるが、ていねいに作られた本だね。
冤罪弁護士って、冤罪の弁護士? なんじゃらほいと思ったら...冤罪に対して断固たる闘いをするという意味らしい。
裁判官は妻に協力してもらって、びんたって何? 77頁
被疑者補償規定 1日1,000円以上12,500円以下だって。だけど検事が判断する。不服申立制度なし。弁護士は不起訴で終結した事件の捜査記録を見られない。89頁