千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

弁護士と「嫌な女」の一代記 桂望実の光文社本 

2016年06月05日 | 詠む

「嫌な女」 桂望実 光文社

小説宝石の連載、仮題「女詐欺師一代記」は「ずっとずっと向日葵」になり、単行本化、テレビ化、6月には黒木瞳初監督映画化されるので読む。

向日葵は弁護士バッジの花。20代から70代まで、ずっとずっと女詐欺師の夏子との物語。

小さい頃から「嫌な女」。しかし憎めないという設定なのだが、わたしゃ嫌だね。ずるいんだもん。

良い面を認めようとする弁護士の成長譚でもある。女の人生と、孤独について考えさせてくれる。

あ、事務員が65歳になっても働ける雰囲気が良いね。遺書も秀逸。

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