半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

ガパオライス

2021年05月30日 | 素敵な家族・子供との時間

昨日の夕方、次男がなにやら夕ご飯を作り始めました。

何かと思ったら、「ガパオライス」とのことで、まあ、とってもbeautiful

学校から配布される「給食だより」というものがありまして、旬の素材を載せたレシピがいくつか載るのです。

それを見て作ったそう。

まあ、もともとはバジルの苗を買ってきたのですが、それが混み合っているので「間引きしないと駄目だよ」と伝えて、早くその幼苗を使うよう私が急かしたので、「バジルを使った料理」として、作ったようです。

まあ、それにしてもカラフルですね~

小学校の時は絵画コンクールの「子ども県展」で6年間で3回入賞を果たしているので、美的センスがあるんだろうな~

これにご飯を盛って、美味しく頂きました

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油のための作業「食と命の教室」

2021年05月29日 | 農的体験・生活

今月の「食と命の教室」は、油のための作業が盛りだくさんでした

まずは例年この時期はヒマワリとゴマの種を蒔きます。

ヒマワリは搾油用に品種改良したF1の種を東北の研究所が作った種を使います。

なんでも普通のヒマワリの種はエルシン酸という体には毒性がある成分が含まれているそうです。

そのため、何でもかんでもよいわけではなく、食油用の油がとれる品種のヒマワリを蒔くのです。

ヒマワリは手蒔きだと大変ですが、教室では参加者のみなさんが楽しんでやってくれるので、楽しく種蒔きが出来ましたよ

お次はゴマです。

ゴマに関しては99.9%が外国産で日本の自給率は0.1%だそうです。

まあ、やってみればわかるのですが、ゴマは収穫も面倒だし乾燥させた後にゴミと選別する手間もかかるので、スーパーに売っている外国産価格に対して、国産はとても敵わない、という感じなんですよね。

蒔く事自体はそれほど難しくないので、こんな感じでみんなで機械を使って蒔いています。

この機械は優れもので、前輪が地面を鎮圧し、その後に真ん中の歯車がまわって等間隔で2~3粒の種が落ちていく、という仕組みです。さらに後ろのローラーが鎮圧してくれるので、手でやるのに比べたら何十倍も効率が良いんですよね。

という感じで、毎年、油を絞るためにヒマワリとゴマを蒔きます。

ゴマはなかなか大変なのですが、ヒマワリは簡単に育てることはできます。

なので、教室長の高柳さんは、「是非、油を自給してくれ」と広めているので、畑がある人にはヒマワリの種をお裾分けします。

ただ、育てるのは簡単なのですが、その後が大変なのです

秋になると完熟してくるのですが、実が完全に入る前に鳥にやられやすいのがヒマワリの種です。そりゃエサになりますよね

なので、鳥との戦いになるのですが、完熟するのを待っていれば実が無くなっちゃうので、塩梅をみながら収穫をします。

で、収穫した後が一番大変で、それを乾燥させる作業があります。

秋晴れなら良いのですが秋雨にぶつかると、これがすぐにカビてしまう

だから9月の1ヶ月間、ほとんど雨、なんて年に当たると、もうどうにも始末がつけられないのです

まあ、とにかく収穫が出来たら雨露を防げるようハウスで乾燥させます。つまり、ハウスが無いとなかなか乾燥させられないので施設が必要、ということです。

で、乾燥させたら脱穀をして、種を1粒1粒ばらして、さらに乾燥させます。

晴れの日が3日続けばきちんと乾燥するので、そうしたら唐箕がけで大きなゴミと実が詰まっていないものは飛ばし、最後は古いがけをしてようやく搾りに出せる、という感じです。

そんなことをやると、500㎜リットル1500円とか2000円は最低もらわないと割に合わない、というのがわかるのです。

 

さて、そんな感じで午前は油搾り用のゴマとヒマワリを蒔きましたが、午後もこれまた油搾り用の菜種の刈り取りです。

菜種油、という言葉があるとおり、菜種を絞ると油が出来ます。菜種は油含有量が多いので、昔の日本人の油と言えば、主に菜種油でした。

ただ、食用というよりはどちらかというと行灯用だったみたいですね。

菜種も在来種はヒマワリと同じようにエルシン酸が多かったり、あるいはリノール酸が多いため、より健康志向でオレイン酸多めの品種が作られています。

で、これは11月に蒔いて今頃が刈り取り時期です。ただ、ヒマワリが秋の長雨にぶつかると大変なように、菜種の刈り取り時期はちょうど梅雨に当たるので、これまた大変なのです

ただ、今年の前半は総じて温かかったため、作物も大体が生育が前進していて、収穫時がいつもより早まったのです。

ということで、教室で収穫するももこれが初めて。

1.7反歩という広大な菜種畑に生えている膨大な菜種。これを手刈りるするなんて見ているだけで気が遠くなりそうです

ただ、私と髙柳さんを入れて12人でやると、まあ予想以上の量が収穫出来ました

その途中で参加者が発見したのがキジの巣と卵。見た目の通り、巣は崩壊し卵も当然死んでいる状態

高柳さんからよく「キジは刈り払い機が近づいてきても逃げない。自分の命をかけて子どもを守ろうとするんだよ」と良く聞かされているので、なんで放置されているんだろう?と聞くと、髙柳さんいわく、「つまり親鳥、キジ自体が蛇かハクビシンか何かに襲われたんだろうな。それで放棄されちゃったやつだ」と。

この畑の端っこにいつもキジが出没していて、カラスが近づくと牽制していたので、巣があるだろうとは思っていましたが、巣を捨ててしまったということは何かしら親鳥も大変だったんだろうな~。

まあ、これも自然だから仕方ありませんが。

そんなこんなで、今回はほぼ油用の作物に関わる1日となりました。

最後に「髙柳家の養生話」。

私がまず赤本の説明をし、あなたと健康の説明をし、髙柳家の養生話をしました。あ

赤本とは、よく大学受験の対策本の通称として使われる言葉ですが、元は大正時代の海軍の築田大尉がまとめた医療本です。兵隊として全国各地から人が集まるわけですが、そうすると全国各地に伝わる伝統療法があるわけです。そういったものを実際にやってみて、効果を確かめて、ということで、まとめたのが赤本です。

戦前戦後までは無医村というのは当たり前で、医者というのは一部の地域しかいなかった。なので、各家、あるいは各地域に伝わる伝統療法、例えば打ち身にはマムシの焼酎漬けが良い、中耳炎にはユキノシタの搾り汁が効くとか、まあ色々あるわけですね。

この赤本は何十年にも渡って海軍、あるいは国から全国民に配れていたので、1000万部を超えるある意味、凄い本なのです。

で、髙柳さんのお父さんも、脊椎カリエスになった時にこれを読んで治したり、お母さんも指の詰めに竹が刺さって取れない時なども、この赤本を頼って治したという話があります。

この赤本を引き継いで、髙柳さんが師匠の1人と仰ぐ栄養学者の川島四郎先生がいたり、私が心の師匠とあおぐ、あなたと健康社の東城百合子さんの「自然療法」といった本があるわけです。

髙柳さんも「昔の人は今の医者のように金儲け主義じゃなかったんだよ。困った人がいる、病気やケガで大変な人になんとか治ってもらいたい、という事でこういったのを書いたんだ」と言います。

「今の人はちょっと変だな、と思うとすぐに医者に行くでしょ?それはどうなのかな、と思うんです。自分で自分の体調を診て、悪ければ自分で出来る手当をする。あるいは養生する、ということは大切だと思うんです。自分の命を自分である程度、養生出来るようにならないと、と思うんですがね」と。

毎年、このお話を伺っていますが、その通りだな~と思います。

実際に、マムシの焼酎漬けを作ったりゲンノショウコといった薬草を干して作っている最後の世代が髙柳さんだと思うので、ご存命の内に、私も引き続き学んでいきたいな~と思います

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免疫と除菌

2021年05月26日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。

 コロナがまだまだ収まりませんが、農業体験教室をやっていると昨年に比べてかなり意識がゆるくなってきたな~と思います。

 例えば、昨年は看護師さんをやっているお母さんが「現場の怖さを知っているので今年は自粛します」と参加を見合わせたのですが、今年は「やっぱり子ども達が行きたいというので」といって参加しています。こういった人が一般的だと思うので、逆に今でも外出を控え続け緊張感を持ち続けられる人は凄いな~と思います。

 農村では高齢者ばかりですが、みんな元気でマスクをしている人は一部です。もちろん店に入るときはしますし、会話で「ワクチン申し込んだか?」といった話は出ますが、普段が健康的な生活をしているせいか、みなさん大らかです。半分冗談半分本気で「まあ、なったら苦しまずに死にたいな。わっはっは(笑)」としゃべっている大御所達を見ていると、「こっちより高齢者なのに、元気でたくましいな~」と、うらやましくなってしまいます。

 私の師匠のおかげさま農場の髙柳さんは、「30代の頃、カンボジアに行った時、俺らから下の代は毎日下痢やら熱やらで脱落していった。俺らを含めた上の代は全く問題なかった。現地の人にも『今時、コレラにかかるのは日本人だけだ』と言われたが、若い人とは免疫が違うんだな。今の人は消毒やら抗菌やらやり過ぎだと思うが、大丈夫なんだろうか?」と言っていました。

 まあ、髙柳さん達の子ども時代はのどが乾いたら川で水を飲み、腹が減ったら柿泥棒をしたりカエルを捕まえて煮て食べたりしていたそうですから、免疫力は高いのでしょうね。私の時代は落ちたものも「3秒ルール」で拾って食べれば大丈夫というのはありましたが、レベルが違いますよね~

 他にも髙柳さんが良く言うのは「人間は生まれてすぐ母親から初乳による大きな免疫を獲得すると言うし、その後は雑菌に出会う事で免疫力を高めていくわけだから、小さい頃に何でもきれいにというのは問題だと思うよ」と。


 そういえば先日読んだナショナル・ジオ・グラフィックの文章で「人間は平均3歳から5歳の間に、4種類のコロナウイルスすべてにさらされるという。幼い時期での感染は、体のその後の免疫反応の基礎をつくる。自然な進化によってコロナウイルスの変異株が新たに発生しても、免疫系はコロナウイルスに対抗するうえで先手を打つことができる」と書いてありました。

 小さい頃にどれだけ雑菌を体に取り入れたかで基礎免疫力が変わるなら、小さい子にどこまで除菌をさせるかは難しい問題ですよね。

 知り合いの看護師さんが「今、みんな1日何回も除菌をしているけど、本来、手にいるバイ菌から皮膚を守る常在菌も殺してしまって大丈夫?」と言っていました。難しい問題ですが、何事も極端は良く無くバランスが大事なんでしょうね。

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美味、絶品!

2021年05月24日 | 素敵な家族・子供との時間

うちの子ども達が春休みにお友達の家に泊まりに行ってから、初めて読んだワンピース。それから始まった我が家の「ワンピース」読破の道。

私は35巻ぐらいまでいきましたが、子ども達は既に60巻を超しております。なかなか追いつけない

ちなみに私の今までのベスト3のシーンは

ベスト3:トニートニー・チョッパー編のドクターヒルルクの最後の辺り

ベスト2:空島編のノーランドと大戦士カルガラのシーン

ベスト1:アラバスタ編のペルが爆弾を持って飛び立つシーン

です

 

さて、話を戻して、中1次男は「サンジの満腹ごはん」というレシピ集にはまっており、既に図書室から2回延長して借り続けています。つまり今は借りて3回目ですね。

チャーハン、コロッケと作ってきましたが、昨日の日曜日に作ったのが「焼き石シチュー」。

マンガ内では焼き石を使ってますが、もちろん本のレシピは普通のシチュー。

しかしこれが凄い

肩ブロックを赤ワインで1時間煮込む本格的なもので、玉ネギとマッシュルームは食感を残すため大きめに切り残り20分で入れるなど、細々きちんとした手順になっているのです。

食べたらもうびっくりするほど美味かった

この数年一番美味しいと思える料理で、その辺のレストランより美味しい

長男は何でも口に入れた瞬間に「旨い」と叫ぶのですが、これに関しては言葉を一瞬失うほどで、その後、「これは美味いね」とつぶやく感じ。

私も「美味しいね~」という声を上げるものではなく、「う~ん、これは美味いな~」と唸ってしまう程の味でした

で、それに触発されたのか、長男は久々にシュークリームを作り始めました

今回はきちんと膨らみましたよ

生クリームが無いのでヨーグルト&ジャムを入れて完成。もちろんこちらも美味しかった

ちなみに、私は今日の夜、数ヶ月ぶりにカレーをスパイスから作りました。

今回はレシピ無しで適当にスパイスを入れて作ったら、過去ナンバー1の美味しさでした

ということで、男3人、趣味的に美味しい物を作るのが楽しい時期でございます

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雨の隙間をついての草取り

2021年05月21日 | 農的体験・生活

いや~、やばいな~、と思っていたのですが、ここまで来てしまいました

何がって、草です

5月1~2wは「田んぼと畑の耕育教室」で手一杯なので、収穫だけで草取りをする余裕は無いことは初めからわかっていたのですが、その後は雨も続いて、どうも草取りをするタイミングを逃していたのです。

結果、特にニラのゾーンは草だらけでニラが埋もれてしまった

ということで、今週は「草取りたいな~」とずっと思っていたのです。

で、金曜日、天気予報を見ながら午後に雨が止んだのを見計らって、草取り、敢行しました

見て下さい、この草の山

本当は黒いビニールマルチで覆われているところに、草をボンボン投げていったら、こんなに山になってしまいました

一応、マルチの上に置いておけば、晴れると枯れていくので良く載っけておくのですが、まあ、これだけ多いとちょっと無理かもしれませんがね

ということで、beforeはあまりに草過ぎて単なる雑草の写真になるので、撮っていませんが、あれだけの山のような草をとった結果、ニラちゃんがこれで日光を浴びられるようになりました

これで1時間ほど頑張ったのですが、その他、色々、マルチの空いているところに生えた草も取りました。

これはパクチー。欠株が結構あるのですが、ようやく育ってきました

枝豆はキジに食われたのか、半分以下になっていました

その他、ニンニクの芽やスナップエンドウを収穫したり。

疲れたので、先週、初物を頂いた桑の木に行ってみると、あれまあ、黒いのは全部強風で落ちてしまったのか、ほとんどが赤いやつばかりでした。

ということで、1粒だけ食べましたが、また来週ぐらいにお預けですね。

いや~、それにしてもこの時期の草はやばいのです。

放っておくと1週間でボーボーです。

大物はやっつけましたが、畝間などまだまだ沢山残っています。

これは週開け、三角ホーや鎌で根こそぎ取るぞ(取れるかな)

 

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いつも通りの畑仕事

2021年05月19日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です

5月といえ蒸し蒸しする日が続いていますね~東海まで梅雨入りしたとか。

そのことについて「夏が早く来ちゃうな~」とつぶやいたら、下の子どもが「秋も冬も早く来るの?そしたらどこか季節の空白が出来ちゃうよね?」と聞いてきました。

なるほどな~、子どもらしい発想だな~と思いましたが素直に考えればそうですよね

一応「冬が早くて、その冬が暖かいかもしれないね」と答えてはおきましたが

 さて、先週、スイカ、キュウリ、白瓜、カボチャといったウリ科の苗を植え、また、空心菜、オクラの種を蒔きました。

私はウリ科はいつもは4月下旬に種を蒔くのですが、今年は3月~4月頭が異常に暑かったので「こりゃ、早蒔きした方が良いな」と思い、いつもより早めの4月頭に行いました。

ただ、4月が思ったより気温が上がらなかったので育ちは遅くなってしまいましたが

それでも早蒔きしたことでいつもより少し早く苗が出来上がったのです。


 また、空心菜やオクラといった暑さが大好きな野菜は、6月に入ってから蒔いても暑くなるとぐぐっと生育して5月蒔きに結局は追いつくので、6月蒔きで十分なのです。

しかし先週ウリ科の苗を植えながら「まあこれだけ暑ければもう育つな~」と思って蒔いてきました。さてさて、このままの流れで夏に突入するか?こればかりはお天道様次第ですね。

 また冬越しの野菜として、ニンニク、らっきょう、ニラといったユリ科の球根作物と豆科のスナップエンドウがあるのですが、まず、ニンニクはもう芽が出てきました

ニンニクは芽が出てくると収穫間近です。ニンニクの芽は調理して食べるのですが、こんなに早く出てきていてびっくりしました

ちなみにニラもニンニクもらっきょうも種として畑に植えると、翌年は分球して増えてくれます。

つまり、毎年、種取りを続けることで毎年どんどん増やせるんですね。

そういえば野菜ボックスに入っている長ネギはちょっと硬めですが「分けネギ」といって葱坊主がつかない種類で、1本植えればニラのように無限に分球していきます。畑がある人は1本植えてみたらいかがでしょうか?


 そしてスナップエンドウもようやく入れ食いシーズンに入りました昨年蒔きのものは冬の霜でほぼ全滅したので今年は春に蒔き直ししたものです。そのため、ピークが2週間ぐらい遅く、収穫期間も短いのです。それでも入れ食いシーズンはたっぷり実るので、収穫が大変です。まあ、毎年喜んでくれる人がいるので作り続けています。

 そういえば畑の端っこの桑の実が黒く色づいてきました初物を2粒だけ頂きましたが甘酸っぱくて美味しい

草取りをすると大きなミミズがうにょうにょと出てくるし、今年は野ネズミも2回発見しました。

キジは相変わらずあちこちで鳴いています。

隣の畑では我が師匠の髙柳さんの小麦や菜種が実り始めました。

毎年同じ季節に同じような畑仕事が出来ること。普通に暮らせることが有り難いですね

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美輪明宏って本物だ

2021年05月16日 | 自分の時間

美輪明宏さんっていますね。

黄色い髪で不思議な人で、私からすれば不思議なちょっと変わっている人ぐらいでした

オーラの泉という番組で江原さんとあっちの世界の話もしていなた~、程度。

 

ただ、ちょっと前の紅白で「ヨイトマケの唄」を聞いて、「なんじゃこの人は」とびっくりしたのです。

ちょっとした変わり者の芸能人という程度だったのが、ちゃんと髪も染めて男っぽい姿でパワフルに激しく強い思いを込めて唄ったのを聞いて、衝撃を受けました。

まあ、それはそれで凄かったのですが、それで終わりでした。

 

で、たまたまこの前、NHKの「Songs」というのに出ていたので、「おっ、あのヨイトマケの唄が聞けるかも」と思って見たのです。

いや~、凄かったです。

私はもう50歳が近づいてきていまして、「どう生きるか」とか「本物の大人」とかが一番の関心事なわけです。

私にはもう現世にはいませんが本の世界では常岡先生や東城先生が心の師匠としていますし、現世にまだ存在している人としては髙柳さんが師匠として存在します。

およそ、この7年ぐらいは師匠がいる人生を送ってきているので、自分をいつも磨けている有り難い時間を過ごせています。

ということで、「しっかりして生きてきた昔の大人」は私にとってはあこがれであり学ぶ対象なのです。

で、美輪明宏さんって、凄い人だった、本物だ、と思ったのです。

日本で恐らく最初に同性愛者と世間に告白した人らしいですし、何より苦労に苦労を重ねていまのような生き方になった人。

もともとはカフェや旅館などを経営している裕福な家で育ったので、家の前にあったレコード屋さんで何でも好きな音楽を聴いていたそうです。

それでシャンソンなどが好きだったらしいのですが、戦争で「敵国の商売」ということで、カフェをつぶされ、その後、戦争に負けたら「善が悪に、悪が善にひっくり返った。いったいなんなんだ。こんな世間を信じても仕方ない」と自分で責任を取る代わりに自分で自由に生きていく事を決めたそうです。

米軍キャンプで唄を唄ったり、東京で3日1回ご飯が食べれないのも当たり前のホームレス暮らしをしながら、たまたま声をかけられて銀座のカフェで唄うようになった。そうしたら、当時、サラリーマンの給与が1.2万ぐらいだったのが5万ぐらいもらえたそうです。

ところがライバル店が出てきてその店がつぶれそうになったので、髪の毛を紫にして銀座を歩いて客を集めたり、まあ話題を作っていったそうです。

当時の映像を観ても端麗な怪しい男なんだけど女の人のような美しい人だったのですね。歌声も性別がわからないような存在。

レコードも大ヒット

しかし同性愛者告白で芸能界から干されて全国地方行脚へ。

そんな中で訪れた炭鉱の町で、ヨイトマケと呼ばれている差別されているような労働者が、しわくちゃのお金をもって木張りの床の上にむしろをひいただけの公民館に集まって自分の唄を楽しみに聞きにきてくれた。

しかし、自分はシャンソンだのきらきらした服装で唄っている。「もう死ぬほど自分が恥ずかしかった」そうです。

それで出来たの「ヨイトマケの唄」。

これが大ヒットするわけですが、「差別用語」ということで放送禁止に。

それでもこれまでの人生で、戦争で昨日の悪徳が善徳になる事を体験したり、世間の裏表をかみしめているから、「自分で落とし前をつければ人生を自分の決めたように生きて行けば良い」と、今のように生きるようにしたそうです。

「男が女を好きになる。女が男を好きになる。男が男を好きになる。女が女を好きになる。好きになるということに変わりはない」といった力強い言葉も凄かったです。

紅白の時が77歳でしたっけ?今回のSongsでは85歳での歌唱とは思えないほどのパワフルさでした。

そういえば人生相談がちょこっと入り、「妻子ある上司が男らしく素敵で好きになった」という相談者に「知らぬが仏。知ってしまえば花に見えてもたいしたことない」みたいな事でさらりとかわしていたのが面白かった

知らなければ不思議な人、でも人生をすれば「あ~、凄い人だ。本物だ、この人は」とわかりました。

まだまだ凄い人は世の中に沢山いるんですね。私が知らないだけだな~。

 

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スナップ入れ食い、と思った先の「チュー」

2021年05月15日 | 農的体験・生活

5月にしては気温が高い日が続きます。

3月が気温が高くて少し早まきした夏野菜がボチボチ育ってきたので、例年より少し早いのですが、苗の植え付けをしました

まずはウリ科。

ウリ科は種の力が大きいので種を蒔いて1ヶ月ほどで苗になります。

これはカボチャ、キュウリ、白はぐらウリ、そして小玉スイカの苗です。

ウリって夏に最高ですよね

そしてお次はサツマイモの紅はるかです。

毎年育てているのですが、今年も100本、植えました

無農薬だとどうしても虫食いなどが出てしまいますが、これもご愛敬。また干し芋にしようっと

こんな苗植えの季節ですが、勢力増大しているのがニラです。

あまりに分球が進んだので、この2年、株分けをして植え替えをすすめていました、ふと思えば、食い切れないほどになってしまいました

まあ、ニラって結構、この時期は虫になめられちゃうので売るとか出来ないので、ひたすら自家消費です。

そして秋蒔きののは、冬の霜でほぼ壊滅したスナップエンドウ。

仕方なく春蒔きしたのがようやく育って入れ食い状態になってきました

ということで収穫をしていると・・・。

・・・なにやらスズムシとはちょっと違うんだけど高周波数の秋の虫のような音が聞こえてきました。

「何じゃろう?」と、なんとなく隣の畝を見てみると、マルチの植えを野ネズミの子どもがヨチヨチ歩いていました

先月は大人の死体が転がっているのを見つけたのですが、今回は子ども。

赤ちゃんはピンク色でまだ目が開いていないのを見たことあるのですが、この子はきちんと毛が生えて目もしっかりしているので、赤ちゃんじゃないんでしょう。

でもなんだかヨチヨチしているんですよね~。まだ小さいからかな?

ちなみに彼らは種を食べちゃうのです。

先日、枝豆を蒔いたばかりだから、大豆なんてそりゃ好物でしょうね。

で、「あ~、農家さんなら捕殺するよな」と思って捕まえたのですが、まあヨチヨチ歩きで胴体の大きさは親指大の小ささで、尻尾をつかんだらこれがまた温い。。。

農家さんなら踏みつぶしたり川に投げ入れるなどが普通なのですが、私にはあ出来ず。。。

結局、藪の中に捨てました。あ~、どうせまたやってきて種を食うんだろうな。でも、温もりを感じちゃうとね。。。

むむむ~。この甘さがこの後の作物のダメージに繋がるか

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GWの山場を過ぎました

2021年05月12日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です

GWが終わりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?私は1年で最も忙しい時期を無事乗り越えました

お米農家の根本さんとやっている「田んぼと畑の耕育教室」の5月は、年度の初めということでこちらも緊張しますし、普段は月2回なのを倍の4回やること、また田植えなので通常月よりも参加人数が多いことなど、諸々が重なり疲労度が半端ないのです(^_^;)


 体力的には開催中はそれほど使わず、どちらかというと事前準備のお掃除や場作りで体力のほとんどを使い切ります。

一方、教室開催中はほぼ1人で70人ぐらいの参加者に気遣いするのが仕事なので、気力を使います。場をホールドする、という考え方があって、全方位で気が張っているので、帰宅して気を抜くとドッと疲れがくるんですね。そしてこの教室も10年目となりますが、私も10歳年をとったわけで、回復スピードが遅く未だに疲れがぬけません

それでも毎年出会う新しい家族、子ども達の笑顔、5年、6年と長く通ってくれるご家族に会うと元気をもらえますし、さまざまな家族と出会えることで子育てや家族や時代についても学べます。

 GW明けといえば学校生活も一つの山場ですよね。うちの下の子が今年は中1になったので、中学校生活にまずは慣れるまで見守るのが親の仕事です。4月は緊張があり慣れないところもあり、何となく慣れ始めた頃の4月末に部活が始まり、すぐにGWで生活リズムが乱れます。なのでGW明けにリズムを取り戻しまた普通に学校に行けるかどうかは大きな山場なわけです。そういう意味で気を遣う時期ですが、うちの子はまあ、問題無くクリアー出来たようなのでホッとしています。

 そういえば4月から我が子を含めて中1の子達の英語のちょっとしたお勉強会を始めました。長年やりたかった事なので楽しませて頂いていますが、なかなか刺激的です

 まず、春休みに4人の子に話を聞いたら全員が「英語は嫌い」という返答理由は小学校でALT主導で英語の授業が始まっていたのですが、わけがわからないまま英語で応答させられる場、という感じで理屈が教えられていないから「わからない、だから嫌い」を生み出しているようなのです。

また学習指導要領の変更に伴い今年から指導内容、方法、そして教科書が大きく変わったのです。

今までは「This is a pen.」からだったのが、既に基本文法は「小学校で習っている」という前提で、引き続き応答主導の授業。新教科書の指導計画内容も見たのですが「この内容を本当に1学期でやるの」とびっくり仰天の内容になっていました。今年から激変した英語を見て「学校や子ども達は大丈夫か!?」と心配しています。

大きな変革時期に「英語失敗世代」が大量に生まれないか心配していますが、まずは関わった子ども達が無事1学期を乗り越えられるよう、まずは楽しく、次に最新の英語学習法法と自分の考えをミックスさせた今までにない手順でわかりやすく教える、そして学校の授業の穴を補填する、という感じで知恵を振り絞っています。

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4日間終了!「田んぼと畑の耕育教室」

2021年05月09日 | 農的体験・生活

5/1,2,8,9と「田んぼと畑の耕育教室」の4日間が終了しました

いや~、毎年体力勝負ですが、なんとか乗り切りました

今年で10年目となる教室。本当に沢山の方にお越し頂きました。

先週(土)(日)は天候はボチボチでしたが、今回の(土)(日)は最高気温26℃ということで、田んぼの中も温かくみんなドロドロになってたっぷり遊んでくれました

昨年はコロナで2/3の参加者でしたが、今年はその反動であっという間に満席。

しかし、またの緊急事態宣言で「キャンセルでも構いませんよ」と連絡を申込者にしたのですが、欠席はほんの少し。

ということで、大賑わいだったのも特徴です。

もはや緊急事態宣言が「国民にお願いする」というだけのもので、効果が出にくくなっている証拠なのかもしれません。

また、テレビでみたのですが、国の指導で「健康のための適度な屋外活動は必要」「その場合は熱中症リスクがある時は2m離れてマスクは外すことを推奨」というのがあるそうで、「へ~」と思いました。

もう、そういったことを言い始めたんだな~。

そういう意味では、2mに近づくのはこの教室は受付け時、ランチ時、そして田植え指導時だけですからね

田植えの最初の説明の時はさすがに密ではありますが。

いざ始まれば、7000㎡の田んぼですからもう自由に各家族、青空の下のドロドロを満喫していました

特に天候が抜群なので1時間もしないうちに田植えから泥んこの中のかけっこなど、泥遊びに興じている子ども達ばかりでした

午後はみんなでミニトマトの苗を植えたり、落花生や大豆を蒔いたり。いろいろやりました。

10年目となりますが、毎年こちらも新鮮みを失わないですし、参加者も5年、6年目のご家族もいて「ここに通い始めた頃は1年生だったのがもう今年は5年生なんです」なんて話も。

中には中学生になっても来てくれる子もいるんですよ~。

時代が自然体験、農村の暮らしなど、がつがつ働くことから精神的にも肉体的にも自然なものを求める時代が来たんですね~。

IT技術がどんどん進み、少子高齢化が進み、人手不足が進み、同時に貧困の差も大きくなっていく。

こんな中で農業、あるいは農村の暮らし方がというのがこれからどういった価値を持つのか、意味をもっていくのか。日本唯一?の「農村コーディネーター」として、頭と体とご縁を生かしながら、深掘りしていきたいと思います

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