半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

陸上と釣りと

2023年05月29日 | 素敵な空間・イベント

日曜日。久々の休みでしたが、先週に続き、この(土)(日)も次男が陸上の大会で、2日連続の6時集合の早起きさん。「5時半に起こして」ということで、こちらはそれより早く起きて、朝の軽食の準備やお見送り準備をするわけです。

昨日は私は教室があったけど、今日はフリー。

さて、釣りでもいくか、お誘いを受けていた三里塚のお話会にでも行くか、と思っていたのですが、ふと思ったことが、「あれ?今回って最後に観に行ける大会じゃない?」と。

実は次男の中学最後の大会は既に仕事とブッキングしていて観に行けない事が確定しており、良く考えたら今日が中学生活最後に観に行ける大会と気づいたわけです。

しかも、その場は釣り場に近い

陸上のプログラムも、息子は1番目なので、それが終わったらすぐに釣り場に行けるし、ちょうどその頃から昼過ぎまでが潮が一番良い状態。ということで、急遽、陸上と釣りの日にしました

まず、陸上。ちょっと田舎にある陸上競技場で、スタンドも大きく、しかしグラウンドからの距離が近く、となかなか良い場所。苦しそうな顔をしながら頑張る子供の姿は、やっぱり親は感動しますよね~

そして、終わったら、そのまま近くの漁港へレッツゴー

潮としては小潮といって、あまり魚が活性化していない日で釣り人には好かれない潮です。一方で、「小潮の日は逆に混まないし、根付きを狙うというやり方もあるよ」とネットに書いてあったので、その通りチャレンジ

しかし、釣果0

前回の片貝漁港と同じで、周りの人も誰一人釣れていませんでした

ただ、対岸で地元の漁業がやっているような子供達20人ぐらいの釣り教室では2人だけ釣れていました。ということで午後はそこで潮目が良い最後の2時間頑張ったけど、やはり釣果0。むむむ~。

ここの漁港は釣り船が多く、定期的に漁港に戻ってくる釣り船を見ながら、「あ~、みんな釣れているんだろうな~」と。最近知り合った方は月に数度、釣り船にのって沢山釣り上げてきていて、お誘いも受けているのです。ただ、朝が4時からとか早いので遠慮しているのですが。。。

そろそろ釣り船でちゃんと釣ってみようかな~とも思う今日この頃です

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今月も楽しく♪「食と命の教室」

2023年05月27日 | 素敵な家族・子供との時間

今月の「食と命の教室」は、天気にも恵まれ、暑すぎず雨も無く、ほんと良かったです

私は、5月前半が怒濤の田植え教室6連発だったので、それから2週間ぶりの教室。はて、田植えをやったのはいったいいつのことやらと思うほど、何だか超久々の教室運営という感じです


2月から始まった「食と命の教室」は、今月で4ヶ月目。もう私もみなさんもすっかり顔なじみです

去年の振替えの方も参加しましたが、すぐに打ち解けて、みんなで楽しく過ごしました

1時間ほどお話をした後、まずは油用のヒマワリとゴマの種蒔き。ところが、私が「桑の実、ありますよ~」と声をかけたので、もうみなさん、種を蒔くのもそっちのけで桑の実をキャッキャと言いながら採って食べていました

また、今回播いたヒマワリとゴマは秋収穫のですが、来月収穫を迎えるのが菜種油用の菜種。菜種の成り具合をみて、ついでにさやを開けて種を見せたら「こんな小さな種から油を採るんですか」とびっくりしてました。「これを実際に手で刈って、バンバンとブルーシートの上にはたいて落として、ふるいにかけて、唐箕をかけて、圧搾、というのをやると、1000円とか2000円が安いとわかりますよ~」と伝えたらみなさん「そりゃそうですよね」と納得していました

さて、午前の活動が終わった後は、お昼ご飯

今日は榮太郎本舗さんが田んぼの活動で来ていて、いつものお昼の場所が使えなかったので、お話する場所に運んでのご飯でした。美味しいお昼でお腹いっぱいになりながらペチャクチャのひととき。これが幸せですよね~

午後はミニトマトのハウスの草取り、また芽かきをトレーニングしてもらったり、キュウリをとったり、芽が5㎝ぐらい出たジャガイモをみんなで分け合ったり。のどかな風景と時間が過ぎていきました。働いた後のこのひとときもまた格別


今年は通称「あな健」のスタッフが参加しているので、高柳家の伝統療法と加えて少しお話をしてもらいましたが、「無農薬」と同じように「昔の伝統療法」というのも10年前に比べて受入れられる時代になってきたな~、と思います

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5月も終わりに近づき一区切り

2023年05月24日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です

 昨日は中3次男の中学校で進路説明会がありました。長男の時に1度聞いた内容なので、何だか懐かしい感じでした。昨年は私立ブームで卒業生の1/3が私立に行ったそうですが、公立も少子化で募集人数を減らしてきているので倍率は少し戻ってきているようです。

 私は子供は天才と思って小さい頃から接してきているのと、部活終わるまでそんなにやらないでいいんじゃない、と思っていましたが、長男の時はちょっと大変だったので、次男には「今度のテスト、ちょっと本気でやってみたら?」と言っておきました

 さて、5月ももうすぐ終わりです。農の世界においては4~5月は1年のピークで駆け抜けるように過ぎていく時期です。3~4月は植物が萌える時期で5月は植え付け時期。そのため種蒔きをして育苗をしながら植え付ける畑の準備を同時に行わなければいけない気ぜわしい時期なのです。

 私で言えば、パクチー、ゴボウ、オカヒジキ、インゲン、枝豆は直播き、カボチャ、キュウリ、白瓜、小玉スイカなどウリ科は育苗して、サツマイモ、ミニトマト、ピーマン、ゴーヤは苗を買ってきて植えました。また、畝間にはリビングマルチといって麦を播くことで、他の雑草を抑えると同時に根が土を耕してくれ、かつ気温が上がると枯れてカボチャ達のベッドにもなってくれる、という1石3鳥の手法も取り入れています

 ただ、今年は悪天候の日も多く、特に5月の最初の土曜日は瞬間最大風速が20mを超すほどだったので、植えたばかりの苗たちはボロボロになり、特にカボチャは4割ほどがひきちぎられてしまいました

 泣いてばかりもいられないので蒔き直し、植え直しをしましたが、まあ、そんなことをしつつ、田植え教室を6連発行い、かつ、スナップエンドウはコツコツ週に10kg以上穫れるので、ほぼ毎日車で30分の畑に通っていました。そんなハードな時期でしたが、種蒔きも残すところはオクラと空心菜のみとなり、スナップエンドウも終わりが近づいてきたので一段落、という感じです。

 また、英語の寺子屋の新規が始まりましたが、何事も最初が大事なので、今は1回あたり3時間ぐらいは準備に当てています。最初は2人だったのが先週突如3人目が加入し、急遽プログラムを組み直したのですが、すぐに追いついてくれたので、一安心

 毎週、コツコツと積み上げながら、「魔の3単現のS(動詞の後にsをつけるというやつ)」をクリアー出来るようトレーニングを積んでもらっています

 そういえば英語では曜日の前に何故onをつけるのか調べてみたら、曜日と行動がセットでぴたりとくっついているイメージだからonなんだそうです。昔の日本人には曜日という感覚は無く、5月はひたすら苗を植えたり畑の草を取ったりで、1週間という概念や日曜日は休むという発想もありませんでした。自然相手には毎日仕事があったので、田植え前や盆など「時節毎」に行事休みをしていました。それが西洋と同じ「曜日毎」になったのは明治からだそうです。

 私も農の仕事をしているので(土)(日)はあまり関係無く、たまに「今日は何曜日だっけ?」となることがあります。それは曜日ではなく「苗を植える時期」といったように、時節単位の生活をしているからなんでしょうね

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修学旅行空けの大会続き

2023年05月20日 | 素敵な家族・子供との時間

火曜日から木曜日まで、次男が修学旅行に奈良・京都に行っていました。

長男の時はコロナ禍まっただ中で、残念ながら定番の奈良・京都にはいけず、「いいな~」と羨ましがっていました。長男が行ったのは長野の善光寺など、人気がそれほどない奥地。「何も無くてつまらんかった」と言っていました

それでも、先生の見回りが終わったら夜まで語り合い、深夜に別の部屋に集合して、夜の団らんは楽しかったそうですが

で、奈良・京都に行ってきた次男。帰ってきたら「超混んでいて大変だった」と。バス移動が一番大変だったそうで、「47分、ずっと立ちっぱなしだった」ということ。オーバーツーリズムがコロナで収っていたのが、もう復活して、半分が外人さんでいっぱいだったそうです。

当然、次男も夜中まで部屋でしゃべっていたそうで、「部屋の時間が一番おもろかった。でも時間が足りなかったから、みんなまた行きたいと言ってる」とのこと。いいですね~。私からは「卒業旅行とかで行けたらいいね」とは伝えてあります

さて、そんな次男ですが、当然疲れて帰ってきたわけです。ところが翌日金曜日には学校。先生も生徒も大変だろうから、修学旅行の翌日はお休みにしたらいいのにね。しかも部活がある。帰宅後はもうヘロヘロ。

そんな疲れが抜けないまま土曜日は陸上部の大会でした

しかも、ブロック大会とかいうもので参加校数が多く、いつもより競技数が多く、そのため集合時間もいつもより早く朝6:30集合に現地集合。朝、起こしてもなかなか起きず、車の中でも寝てました

で、8時過ぎからいきなり3kmチャレンジ。送迎ついでに観てましたが明らかに調整不足でヘロヘロになって走ってました。ここ最近で最遅タイムでしたね 更に午後も1.5kmがあり、こちらもヘロヘロでした。

しかも、日曜日は今度は旭市で大会。

陸上はこの時期大会続きなのですが、修学旅行後に早朝に起きて大会が続くと、なかなかハードですよね。親も大変です

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田んぼの力は無限大♪

2023年05月17日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です

 6連発田植え教室が終わりましたいや~、本当に頑張りました

 ただ、根本さんは私との教室とは別に、隣町の小学校、地元の小学校と地域の田植えでプラス3回、合計9回とのこと、凄いですね~

 それにしても田んぼ教室を12年やってきて変わらぬ学びがあります。それは「田んぼや自然は大人も子供もみんなを元気にさせる」ということ。12年前はまだガラケーの方が多い時代で、You tuberもほぼいなかったですしゲームのswitchもSDG'sという言葉も無かった時代です。

 あの頃に比べると大人も子供もスマホ中毒の時代になりましたが、それでも青空の下で田んぼの中に入ると、何も変わらず「気持ちいい~」とはしゃいだり、黙々と田植えをして「何も考えない作業ってリラックスするというか、止まらないというか、楽しいですね」となるんですね。まだまだ人間のDNAの中には自然の一部として生きていた頃の記憶が残っているのでしょうね~

 人間が動物なのは今も昔も変わらないのですが、本が出てきた事で目を酷使する時代が始まり、仕事ではPCを使い家ではTVで目を使う。さらにスマホで何でも無いボケーっとする時間が無くなり、暇を埋めるように小さな画面を見つめる時代になりました。

 自然に触れず、生き物としては異常な状態になっているため、ある未来予想のイメージ図では、人間は宇宙人のように目が大きくあごが小さい顔になっていました(あごは柔らかい物ばかり食べるので退化)。虫も触れない子供も増えています。ところが田んぼに素足で入ると、体の中からわき起こるように喜びが湧いてくるんですよね。はち切れんばかりの笑顔ではしゃぎながら泥んこになっている親子を見て、毎年のことですが「田んぼっていいな~、田んぼって凄いな~」と思います

 実際、数年前に電磁波過敏症の方の話を聞いて、「なるほど」と知ったことがあります。その方はある時から急に原因不明の体調不良になったのですが、たまたま同じマンションの方が同じ症状で、その原因がマンション屋上に新設された携帯基地局だったとわかったのです。

 そして紹介してもらったクリニックの治療法が「月に1回鉄板の上に乗り体に溜まった電磁波をアースする」こと。つまり、素足で歩くと気持ち良いのは、気分だけの問題じゃなく、本当に電磁波という毒を地球が吸い取ってくれていたんですよね。田んぼは水でドロドロですから、なおさらアースしやすいわけです。感覚が刺激されたり日常では味わえない体験が出来るということだけでなく、更に体に溜まった電磁波も吸い取ってくれる素足田植えって、凄いな~と思います

 また、オタマジャクシにカエル、さらにアカハライモリも大人気大体の子が夢中になって手に載せたりレースをさせたりと楽しんでいました。そして、今は田んぼに入れずイモリも触れない子も、家に帰ると「田んぼ楽しかったね~。イモリ可愛かったね~」という子が多いんです。

 洗濯が大変になるので服が汚れないようにしている親御さんが「ほら、もっと泥んこになって良いのよ」と言うのも面白いですよね~。

 戦前戦後は日本人の7割が少なからず田畑をやっていて大人も泥んこになるのは当たり前でしたが、いわゆるホワイトカラー、都市型生活が格好良い時代になり、野良仕事は汚い仕事という時代がしばらく続きました。しかし今や憧れを持たれる仕事に。この勢いでもっともっと田畑をやる人が増えていけば、日本人の幸福度も上がっていくんじゃないかな~。

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田んぼ教室、6連発が終了!

2023年05月14日 | 農的体験・生活

先週の3日間に続き、今週の(金)(土)(日)、合わせて6日間の田植え教室終了しました

いや~、日常仕事もある中で、メールのやりとり、資料作り、前日設営準備などを含めて2週間ノンストップ。かつ、週末はずっと天候不順で寒い日も多く大変で、一番は自分の体でしたが無事乗り越えました。自分の体よ、よくぞ頑張った


今週の(金)は東京の幼保育園。旅行会社が間に入っているのですが、最初の旅程ではなんと田植え時間が20分という短さでびっくり

でも、旅行会社の人も先方とすりあわせしてしまったのでしょう、こちらが「小さな子でも泥遊びと思えば1時間は出来ますよ?」と連絡するも、予定変更無し。

先生も子供も全員初めてとのことで、どうなるのかな~と思って見たら、やっぱりみんなキャッキャとはしゃいで1時間ぐらいは入っていました

集団で田植えをさせる事に苦労してはしゃぎまくる子供に眉間にしわを寄せる先生も1人いましたが、その他の先生達はみんな楽しそうでした。

親御さんが子供を連れてきているだけならば、いくら泥んこになろうと騒いでも良いわけですが、小さな子供達を見守らなければいけない先生という仕事は、ほんと、大変ですよね~。

そして土曜日は天気予報では1㎜程度でたいしたことなく「雨雲が通ったら降る程度」と思っていました。実際、10時スタートに対し9時の時点では1㎜だったのです。ところが、いざ田んぼを始めるとザーっと降る時も

調べてみたら、なんと8㎜になっていて、雨模様が1時間で8㎜に変わってました

天気予報は外れる時代になってもう久しいのですが、それでもこれほどの急変など過去ありませんでした。なので先週の日曜日ほどではないにしろ、土曜日も寒かった

それでも田んぼが終わると雨もほぼ上がり、昼食後は倉庫下でイモリのレースをやる子供達もいて、「お~、面白いことやっているね~」と眺めていました。やっぱり子供はこういったのが好きですよね~

そして雨上がりの田んぼは鏡面のようで美しかった

最後の日曜日は雨は降らずとも4月中旬並みの気温ということで、やはり肌寒かったのですが、この2週間、週末が天候不順で大変だったので、「今日は肌寒いものも大風も雨も無く比較すれば最高のコンディションよ」とみなさんのテンションが上がるように盛り上げて田植えしました

田んぼの中は海と同じで中に入ってしまえば外より少し温かいのです。そして比較すれば一番良いコンディションの日だったので、12時終了時刻まで田植えしている人もいましたよ~。


まあ、とにもかくにも悪天候でも参加してくれた方々がいて良かった良かった

そして、体も持って良かった良かった

そしてそして、今年も子供達は可愛く、はしゃぐ親御さんも沢山で田植えの威力を感じられる楽しい教室の時間でした

最後の日は、今年で8年目のご家族に3ヶ月ぶり(味噌作りが2月で終わった後はしばらく教室がお休みなので)に会えましたが、相変わらず楽しんでくれて、長いおつきあいのお客様との再開も楽しいのが魅力です。

来月は天気が少しでも良くなりますように

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今年は悪天候で、夏は大冷害!?

2023年05月10日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です。

みなさん、GWは楽しみましたか?。私の方は週末3日間連続田植えで、(金)は夏日でしたが風もほどほどで気持ち良い時間が過ごせました。しかし、(土)は大風で砂嵐のよう、(日)は雨&風で冷たい中での田植えで大変でした

 稲作農家の根本さんとやっている「田んぼと畑の耕育教室」は今年で12年目。長いご家族は今年8年目で、年中さんだった子が今年はなんと中1になります

そういったお子さんの成長を毎年見る事が出来るのも私の楽しみ。そういった長く通っているご家族も「こんな田植えは初めてです」という程の悪天候でした。

特に(土)は風で飛んできた砂が顔に当たり痛く目が開けられないほど天気予報では風速6~8mでしたが、後でニュースで見たら瞬間最大風速は20mもあったそうです!。突風が来ると歩くのも大変でしたが、逆に多くの大人が風に向って倒れ込む姿勢で「タイタニック」の名場面を試していました


 (日)は雨と風でかなり冷え込み、予想通りキャンセルも多かったのですが、それでも来てくれた10家族はアカハライモリに目を輝かせ、外よりは暖かい田んぼの中を笑顔で走り回る子もいたり。やっぱり生き物や田んぼの力は偉大だな~と改めて思いました

 一方、あの大風で根本さんのビニールハウスは破られてしまいました。私の畑でも植えたばかりのカボチャが大変な事になっているだろうな~と、行ってみたら、案の定、マルチはほぼ剥がされカボチャの苗もズタボロになっていました。昨日、3時間ほどかけてマルチを張り直しましたが、カボチャの苗は復活するか心配です。

 こんな悪天候はなかなかありませんでしたが、そもそも今年は3月から夏日(25℃以上)があって、過去に無い異常さを感じています。ところで、先日頂いた農業誌「現代農業」に、昔の暦や予測法を含めて独自の民間予測が載っていたので読んでみたら驚きでした

「気象ものさし研究会」というところが出している予測なのですが、まず、「3月下旬~4月上旬に異常高温あり、4~5月は地温上昇傾向、5月上中旬は大気が不安定・遅霜・暖気あるも強風・突風に注意」とありました。お~、当たっている

 今後については「5月下旬は雨注意。6月中旬頃から地温低下が始まるものの気温は温暖傾向で大気不安定。雹、突風に注意、6月下旬~7月上旬は大気の不安定、長雨、風雨、集中豪雨、台風の可能性有り。7月下旬~8月上旬は地温低下顕著で異常低温が見込まれる」とのこと。農的には稲の開時期花前後が低温になり1993年並みの大冷害になる恐れがあるそうです。ここまで細かく予測が出せるなんて、凄いですよね

 国立天文台HPや神宮本暦などを参照しているそうですが、地球は月や惑星の位置関係で重力や太陽からの到達エネルギーに大きな差が出るとか。特に太陽と金星と地球の位置や運行の影響が大きく、今年はその位置関係から8月に地温が下がる一方で気温が上昇するので非常に不安定になるそうです。

 詳しくはわかりませんが、昔の人の方が自然を見る目が優れていましたし、過去何百年にも渡って編み出した気候予測法が各地の神社や地域にあったわけです。それはそうですよね。昔は今の私達より農作物が豊作かどうかが死活問題だったわけですし、神事の中心は五穀豊穣を願った占いだったわけですから。

 今年が本当に悪天候続きで冷害が来たら大変なことなのですが、本当にそうなるのか、今回出会ったこの昔の民間予測法に注目してみたいと思います。私達人間はお天道様に任せるしかないので、出来るだけ天気が安定し作物が元気に育つ事を願うばかりです。

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3日連続の田植え1週目!

2023年05月07日 | 農的体験・生活
世の中GWですが、私は1年で最も忙しい田植え教室の時期。
 
昨年から千葉県下で13店舗を展開するスーパーナリタヤさんとのコラボが始まったので、(金)(土)(日)の3連続田植えとなりました。まずは、その1回目ががコラボ田植え、良い天気でした
 
暑い日差しの下でしたが、風が結構吹いていたので汗もかかず、ベストコンディション
 
まずは、根本さんから田植えの説明。初めての方も昨年参加してくれた方も話を聞いて、レッツ田植え

初めてでもやはり泥んこは子供達の真価を発揮させます

親子でみなさん楽しんでいましたよ~

広がる青空の下での田んぼは、見ているだけで気持ちよいですよね~

ところが、2日目の(土)は、もう砂嵐で目が開けてられないほど

まさかこれほど風が吹いてるとは思わず、まあ、川沿いということもあるのですが、朝、急遽、「こんな砂嵐で屋外でのご飯は無理」とお昼ご飯を出すのを断念しました。

田んぼは砂嵐の影響は無く、天気は晴れていたので何とか楽しめました

ただ、海のように波立ち、子供が走ると水しぶきが5m先まで飛んでくるほど。天気予報では風速7~8m/sだったけど「10m以上出ているでしょ?」というすごさで、風に向ってタイタニックのシーンをやる人が続出。根本さんも「台風より凄いよ」と言っていました

あとでニュースを見たら、瞬間最大風速が20mあったようで、ビニールハウスは破かれてました。私の畑で植えた数日のカボチャちゃん達はどれだけ生き残っていることか。。。

12年間、田植えをやってきましたが、こんな風は初めてでした。ケガも無く無事に田植えが出来て、何とかホッと一息。

教室終了後、アカハライモリの秘密の田んぼへ。知り合いのお子さんと根本さんと一緒に、翌日のお土産用に20匹ぐらい捕まえてきました

 

そして日曜日は雨天&風で寒いのなんの!

(土)の砂嵐と比べたらコンディションはまだ良い方なのかも

キャンセルも多かったけど、それでも10家族がチャレンジしてくれました。悪コンディションでも一定数来てくれるというのは有り難いですね~

根本さんも「良く来てくれたね。それで文句も言わずに。今のご時世で凄いね~」とお客さん達に感動していました。

雨は2㎜でしたが、風があって、体感はむっちゃ寒く、それでも1時間近く頑張る家族も。それだけ田んぼには魅力があるのでしょうね。でも寒かった

そしてお友達のお母さんもキッチンスタッフとして、1人で40人前ぐらいのカレーを作ってくれて助かりました

根本さんも頑張って、お客さんも頑張って、みんな頑張った田んぼでした

ちなみに2日間で一番活躍したのはアカハライモリかも?。砂嵐や寒空の下でも、大人も子供もイモリがいることでだいぶ笑顔に

イモリちゃんの存在も有り難かったな~

とにかく3日間、無事に()田植えが終わって良かった良かった

来週も3連チャン、体調整えて頑張ります

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いよいよ田んぼが始まります!

2023年05月03日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です。

 世の中GWで暦の上でも5連休ですが、我が家は関係ありません。子供達が部活なのと、私は米農家の根本さんとやっている教室のスタート時期であり、1年で最も忙しくなる時期なのです。「いよいよ田んぼ」という事で気合いを入れているところですが、今年は拍車をかけて忙しそうです。


 というのも、今までは第1&2(土)(日)の合計4回田植え教室をしていたのですが、昨年から5/5は地元のスーパーナリタヤさんとコラボ田植えをするようになり、今年は更に東京の幼保育園の依頼で田植えをすることになりました。

ということで(金)・(土)・(日)の3連チャン×2週=6回田植えをすることになったのです。配布お手紙作成や出欠確認、前日準備を含めるほぼ上旬は田植え教室に費やされます。体が持つかどうかという感じなので、アクセルを踏みすぎて途中で倒れないよう注意しながらやりたいと思います

 ただ、今週末から1週間ほど曇り&小雨の予報なんですよね~。気温はまあまああるので、後は雨量が少なめで風が吹かない事を願っています

 こんな感じで5月上旬は全力投球なので、その前に他の仕事で出来る事をやっておく必要があります。

 一番は畑です。夏野菜の畝立て&マルチ張りは4月中におり、目下、ベランダでカボチャ、スイカなどの苗の育成中です。今週の(月)はサツマイモの苗を買ってきて、根出しを始めています。サツマイモの苗は芋から出た茎のようなものなので、そのまま植えるよりは少し萎びさせることえ発根を促してから植えた方が畑に活着しやすいのです。私は大体毎年は5月2週目に苗を植えるので、週明けに植えられるよう育苗中です。

 また、昨日は畑の通路にはリビングマルチを播きました。ちょうど先週、農業界で一番歴史と発行部数がある「現代農業」という月刊誌の編集長に会いに行ったのですが、お土産で頂いた今月号の特集がリビングマルチだったので、刺激を受けたのです。

 その名の通り「生きているマルチ」で、ビニールマルチを張るのでは無く草勢が強い大麦などを播くことで、他の雑草が生えることを抑制し、益虫の住処を作り、根は地中を耕してくれます。更に暑さで自然に枯れて地面を被覆してカボチャなどの座布団代りとなる、といったように優れものなのです

 そして、もう1つ、英語の寺子屋の新年度が始まりました。今春に中1になったばっかりのお子さん達です。

 学習指導要領が2年前に大幅に変更になった影響を知りたく、小学校の頃の授業について聞くとwritingはほぼ無くspeakingのテストが多かったようです。また、今までの子供達と同様に、基本的な英語の構造やどうやって学ぶかはあまり伝わっておらず、音読は出来ても書く事はかなりトレーニング不足という印象がありました。それで「小学校では履修済みと見なす」として、どんどん授業が進んでしまうのが今の中学英語の大きな問題です。

 他の教科と違い、一番多いのが80点以上で次に50点以下が多く、平均点の60点周辺が一番少ないという「わかる子」と「わからない子」の差が大きい教科なんですね。

 以前の子供達は小6卒業時に全員が「英語は嫌い」だったので、中学1学期の目標は「嫌いじゃ無いにする」だったのですが、今年の子供達はやる気が前面に出ているので、「1学期で基礎を固める」という目標にして、子供達の理解度を確かめながら準備をしています。ただ、田んぼが始まると疲れが溜まるので、来週以降の授業内容とテキストは今のうちに作っています。

 もちろん、このみみずフレンドの配達、おかげさま農場の事務など決まった仕事もあるので、とにもかくにも頑張り時です。自然界も一気に生命がほとばしる時期ですが、私も全開で頑張りますよ~

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田植え教室開催前に、畑の準備

2023年05月02日 | 農的体験・生活
いよいよ今週金曜日から田植えの教室が開始です
世の中GWですが、私には関係ありません。田植え教室というのは1年で最も参加者が多い教室で、第1&2(土)(日)の合計4回開催する、つまりかきいれ時でもあるのです。
 
しかも去年は地元のスーパーナリタヤさんとコラボで1回増えて合計5回に。今年はさらに東京の幼保育園とのコラボもあり、なんと合計6回も田植え教室をやるのです
 
もはや異次元の連チャンですが、まあ、何となると信じ、体調優先で暮らしております
 
さて、その前に、しばらく畑に力を避けない事もあり、その準備として、まず昨日は紅はるかの苗100本買いました
毎年買っている苗屋さんにいくと、「少し値段が上がっちゃったけど」とのこと。
 
具体的には1,800円が、2,400円と3割値上がり
昨年から肥料代が値上がりし、また未だに続く空前のサツマイモブームもあるのでしょうが、凄い値上りですね~
 
ちなみに「これは良い苗よ。採り立てだから根出しが必要無いわよ」と渡されたのですが、一般論は「多少枯れさせて根出しした方が良い」というもの。サツマイモの苗というのは、芋から出た茎を植えるようなものなのですが、その茎は少し放っておくとそこから白い根っこが出てくるのです。つまり芋からカットしたばかりの新鮮なものは、まだ根が出ていない茎なので、土に活着しにくい、というのが一般的なのです。
 
それを「新鮮だと根出しが必要無い」ってホントかな
 
いつもは買ってから2~3日置いたら植えちゃっていますが、今年はネットで見つけた「新聞紙で覆って水をかけて」という方法で1週間かけて根出しをする、というのをやってみようと思っていました。しかし、「すぐ植えても大丈夫よ」とのこと。一瞬、「う~ん、植えちゃおうかな」と思ったのだけど、、、やはり1週間、根出しチャレンジしてみます

 

さて、話は変わりまして、先日、農文教の『現代農業』の編集長さんがお土産に今月号をくれました。その特集が「生き草」、つまり「リビングマルチ」で、久々に刺激を受けて大麦の一種を播いてみました

マルチというと草を抑制し地温を上げるために使う農業用資材で、通常は黒いビニールぽいものを張ります。

一方、「リビングマルチ」とは「生きているマルチ」ということで、麦類を畝間や通路に播くことで、他の草を抑制し、かつ根張りで土を軟らかくし、かつ暑さで枯れて倒れる事でより雑草抑制効果が上がり、緑肥にもなるという優れもの。

 ただ、そうは上手くいくかはその時々。1~2回しかやったことがないのですが、刺激を受けたので、近くの種苗屋さんに行ってたら売ってました。一緒にパンフレットもくれたのですが、この「らくらくムギ」というのは新商品のリビングマルチ用の大麦のようで、ちょっと期待大です

 

 

早速、畑の通路に播いてみました。あとは発芽する前にどれだけ鳥に食べられちゃうか、ですが

夏はカボチャ、スイカなどが通路にはみ出てくるので、上手くそのベッドになってくれることを期待しています

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