半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

王子~戸田公園~大宮へ

2023年04月28日 | 自分の時間

月に1度のお出かけday。今年は月1回東京とかに出かけようというモードなのです。

さて、今日は農業界では超老舗の「現代農業」を編集している農文教へ行ってきました

昨年、自然薯掘りで知り合った方が釣りで有名な方で、その方に打診してもらった後、あれやこれやと連絡を続け、「情報交換」という事でお時間をようやく頂いたのでした。まずは種蒔き、ご縁作りから。

以前は赤坂にあったのですが、昨年に戸田にオフィスも移転したばかり。また、編集の現場を垣間見たのですが、若い女性も結構多く、若手も多い感じ。現代農業は老舗なのですが、スタッフは思ったよりフレッシュな感じでした


農文教は戸田にあって、時間が午後からだったので、早めに家を出てどこか行こうと考え、何となく十数年ぶりに降り立ったのが王子駅。飛鳥山公園というところが面白そうだったからで、直感で降りてみました。

すると、渋沢栄一を前面に押し出していてびっくり。この前の大河ドラマで町おこしをしたのかも知れませんね。無理に漫画化していましたが、まあ今の時代なんでしょうね。

そして近くの飛鳥山公園に行ってみると、都会のオアシスという感じで新緑が気持ち良い

また、博物館が3つあったのですが、その1つにぶらりと入ったら、ドナルド・キーンさんの小さな展示があって感動

詳しくは知らないのですが、もともと日本の文学を日本に紹介していた先駆けで、2011の原発事故で外国人が海外に脱出しているさなか、「日本人に帰化します。少しでも日本人に勇気を与えたい」となった方。猛烈に感動してからファンなのです

展示によると、古本屋で出会った紫式部の翻訳に衝撃を受けたのが日本にあこがれをもち始めたきっかけ。頭が良くずっとクラス1位で、飛び級飛び級で16歳で大学に入り、大学では友達から「とても面白いよ」と紹介してもらった日本思想史を選択。ところが、日米の関係が悪化していく中で、受講生が自分1人だった。それでもその先生は「1人いれば十分です」と言って授業をしてくれたそうです。

その後、戦時中は翻訳官として従軍し、捕虜になった若い将校が「生きている意味が無い」というので、「戦争が終わったら一緒に新しい日本を作っていきましょう」と生きがい、勇気づけをしていたそうです。

戦後、日本に渡り、半分は日本、半分がアメリカの大学の授業という生活を数十年。川端康成、芥川龍之介、有吉佐和子などと交流し、日本の文化、思想、文学を欧米に伝える活動をし続けました。特に「へ~」と思ったのが、三島由紀夫が割腹自殺する前に、3人に手紙を送った1人で、「名前どほり魅死魔幽鬼夫(みしまゆきお)になりました」書いたそうで、遺作の翻訳版を発刊して海外に伝えてもらいたい、という思いを遺したそうです。

96歳まで長生きされて、最後は養子縁組した方が今はキーンさんの財団を引き継いでいるそうです。

また、その博物館の1階では、地元に愛されたスーパーの長い歴史を「チラシ」をもとに振り返る展示がやっていました。面白いですね~

 

また、農文教の後、さらに大宮まで足を伸ばして縄文神社の1つである氷川神社へ行ってきました。たまたま図書館で見つけた「縄文神社」という本が読みやすく、そこに載っていたからです。

「縄文神社」というのは、著者が名付けた「縄文時代も祭祀の場であったであろう、今も残る神社」で、縄文時代は今とは違った海岸で、例えば千葉県であれば香取神宮、埼玉であれば氷川神社など、どこも目の前が海で、そこに岬のようにたっている場所で、そこには湧き水があって、人の暮らしがあって、神社の境内や周辺からその証拠として縄文遺跡が発掘されているところ、みたいな定義です。

で、戸田に行くなら行ってみようと。

大宮は昔、良く降り立った駅ですが、まさか近くにあんなに大きな神社があるなど知りませんでした

大宮駅から少し歩くと、参道があるのですが、都会の喧噪から切り離されたような、道路沿いの家々も大きいのですが静かなたたずまいで、幼児連れのお母さんが参道を通り過ぎる時にちゃんとおじぎをしていたし、ジョギングをしている人も門ではちゃんとおじぎをしていて、「あ~、神社が生活に溶け込んでいるな~」と感心しました

さて、本殿などあまり私は神社仏閣は写真を撮らない主義なのですが、まずあった「さざれ石」は面白かったです。君が代の「さざれ石」の産地から持ってきたようです。これがさざれ石なんですね~。

また、その近くに「戦艦武蔵」の碑がありました。武蔵のお祓いをしたのが氷川神社だそうで、艦内にも氷川神社の分社があったそうです。

そして、左奥にある「蛇の池」が一番の見所と本には書いてあって観にいきました。そうしたら、近くにお住まいで良く来る方が「ここが開放されたのはここ数年なんですよ~」と教えてくれました。それまでは入れなかったそうです。

氷川神社は本殿まわりが盛り上がって円形、あるいは馬の蹄型で、その真ん中の広場、今の本殿あたりで祭祀をしていたようです。また、神社の目の前まで海が来ていたそうです。そしてここの蛇の池は縄文時代から霊泉だったという説も。全体的に整っていてきれい過ぎる感じでしたが、社叢(神社の森)はとても気持ち良かった

 

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学びの場も選ぶ側も変化の時

2023年04月26日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です

 4月ももう少しで終わりですが、みなさん、新生活にそろそろ慣れてきた頃でしょうか?。私はというと英語の寺子屋の新期の教室が始まりました

この前まで小学6年生だった子達が新中学1年生になったわけで、「中学校はどう?」と聞くと「楽しいけど、先生がなんか変なんです」と、外れ感がでていました


 私は子供達に直接は言いませんが、実際には会社の上司と同じで先生にも当たり外れはあると思います。定年間近で淡々と授業を進めるだけの先生もいれば、言うことを聞かない子に厳しく聞く子や勉強が出来る子には優しいという先生など。特に子供によって態度を変える先生は大体嫌われます。保護者からのクレーム、授業以外の膨大な雑務など先生を取り囲む環境は大変で、その中で熱意を持ってやってくれている先生ならそれだけでも当たりだと思うのですが、思春期まっただ中の子供達はなかなか難しいのも事実。そういう意味で普通の先生なのだけど子供達が「合わない」と言う場合は、周りの大人が「でも良いところもある先生だよね」と上手くフォローしてあげる必要がありますよね。

 話を戻して、寺子屋の子供達に小学校での英語はどうだったかを聞いてみると「嫌いというわけじゃないけど、得意じゃない」とのこと。小学校ではペーパーテストというよりスピーチやスピーキングテストが中心だったそうなのですが、「英会話スクールに行ってたりアメリカに1年住んでいた子とかが上手に話しているのを見ていると差を感じる」というのが理由でした。今年の子供達の地域は7~8割の子が塾に行っているので、焦りもあるようです。4月で既に「勉強しなくちゃ」と意識が高いなので、こちらも上手く上昇気流へ乗せて上げたいと思いますが、部活が始まる時期でもあるので、あと1ヶ月ぐらいは生活リズムが整う事に一番意識を向けてサポートしていけたらと思います

 さて、まだ「良い大学を出て良い就職を」という親御さんが多い時代だと思いますが、教育業界はめまぐるしく変化しています。千葉県の公立高校の4割が定員割れ、大学は来年には全国の志願者総数が全大学の募集総数を下回る見込みだそうです。特に青田刈りに走る私立の約6割が推薦で入学する時代、つまり「どこでも良いなら誰でも入れちゃう」時代です。

こういった時代背景から、高校は普通科ではなく医療介護など専門職コースを新設しているところが増えていますし、水族館部が目玉で全国から魚好きを集める愛媛県の長浜高校、農漁村留学制度を持つ学校など授業以外で面白い学びが出来る特色ある学校も増えてきています。

大学も生き残りに必須で、国公立や早慶上理は競争が激しいものの、学習院や明治などGMARCHと呼ばれるところは大半が推薦ですが、あと10年も経たずに平均ぐらいに勉強が出来る子なら推薦も含め大体が入れる時代になるでしょう。つまりトップレベルを目指さないのであれば、青春時代のほぼ全てを受験勉強に充てる意義は何なのか?という事を真剣に考える時代が来ていると思います。

 今は大学も様々で、例えば岡山のど田舎にある美作大学は社会福祉士や管理栄養士の合格実績が№1でここ数年一気に人気が出てきていますし、ITに強い高専卒生は即戦力ということで企業から引く手あまた。国際性を高めるなら大分の立命館アジア太平洋大学や秋田の国際教養大学の知名度が上がってきています。

日本の大学で本当に学びになる学校や教授がいるところは少ないので、そういった所をピンポイントで狙わず名前だけで大学を選ぶなら、むしろ世界一周につれて行ったり海外留学したり、あるいはスモールビジネスをやらせてみたり、専門性を高める学校に行った方が将来の役に立つと思うのですが。

まあ、私のような変わり者の意見はさておき、子供達に勉強しろというならば、その大人が子供達以上に勉強をしている背中を見せれる社会であって欲しいな~と思います。

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頂き物で美味しいご飯♪

2023年04月23日 | 農的体験・生活

今日は「頂き物」デー

もともとタケノコ掘りに出かける予定とお米を頂く予定を組んでいたのですが、さらに「今日、お誘いしていたアジ釣り、いっぱい連れたのでいりませんか?」という連絡が。

 そういえば船釣りのお誘いを受けていたのをすっかり忘れていたのですが、朝4時出で横須賀の方で船釣りがあり、しかし「遠いし朝早いから」という理由で、行っても体調悪くなるかも、とポンコツな私は遠慮していたのです

 その釣りデーが今日だったのです。

 ということで、まずはタケノコ掘り。先っちょが黄色いのは大概小さいのですが、なんと深い根っこから生えていて全長50㎝ぐらいの大物を見つけた息子は、頑張って掘っていました。

その後、お米を頂きに農家さんのところに行き、その帰り道で夕方にアジ釣りから帰宅直後の知り合いの家に寄り、アジを14匹+大型のイシモチ1匹を頂きました

魚さばき熟練の息子が、下ごしらえ。見るからに美味そう

余りに美味しそうで、思いつきでなめろうを作ったのがこれ。美味しい

私はアジフライ担当。

タケノコご飯が炊けていないというアクデントがあったものの、フキ、山椒の葉なども添えられて、まあ頂きものでこれだけ豪勢だと有り難いですな~

 

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旬の野草を食べよう!

2023年04月19日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

朝採り野菜ボックスのお手紙です

 今年の春は気温が高く、雨も少なめで畑はパサパサ。「ここらで雨が一降り欲しいな」という声があちこちから聞こえてきていました。先週土曜日は「食と命の教室」の開催日で、天気予報では雨

 「上手い具合に予報が外れて雨が降らなければいいな~」と思っていましたが、見事に降ってしまいました。でも、畑の地中深くまで潤す久々の恵みの雨でもあったので、まあ良かったかな、と思います

 さて、4月の「食と命の教室」は野草採り。とは言っても朝から雨でしたので、参加者のみなさんに「雨ですがどうします?濡れたく無い方は部屋に残って休んでいてもいいですよ」と声をかけると、そんな人は1人もおらず全員が「行きたいです」と即答。ということで、レインコートを着て、まずはみんなでタケノコ掘りに出かけました。

 タケノコを掘った経験を聞くと、なんと半分以上が「初めて」ということで、そもそものタケノコの生え方から鍬を入れる方向、穂先の葉っぱの色で鮮度が違うなど、コツをお伝えしました。中には鍬を持ったことが無い方もいたので、手助けをしながら掘ってもらいましたが、鍬を上手に使えない事も含めて何事も経験する事が大切ですよね。みなさん、雨の中でもキャッキャと楽しそうでした

また、タケノコは漢字で筍とも書くように、まさに旬を表す山菜です。農村では自分で掘るというよりは、どこかから回ってくるものという感じなのですが、経験したことが無い人が年々増えてきているので、ゆくゆくは今よりももっと貴重な体験になってしまうのかもしれませんね

 タケノコを掘った後は野草摘みです。

 フキはこの時期の定番。

 次にユキノシタはそのまま食べても苦いだけですが、刻んでゴマ油とかつお節と醤油をかけて食べると苦みをあまり感じずに食べられます。胃腸を整えますし、中耳炎になった時にその絞り汁を耳に入れると収まると言われています。天ぷらにしても美味しいですよね。

 また道すがら生えてる野草の代表の1つのスギナは天ぷらや煎じてお茶、あるいは乾燥させてふりかけにして食べる人もいますが、薬効が強いのであまり摂りすぎない方が良いそうです。

 ドクダミは干してお茶に。生だとあんなに臭いのですが干してお茶にすると甘みを感じられて結構美味しいから不思議ですよね。

 カラスノエンドウはちょっと時期が遅く筋張っていますが、1ヶ月ぐらい前の出始めなら先端を摘んで中華料理で炒め物で出てくる豆苗の代わりに使えます。まあ、そんなに美味しい物じゃ無いのであえて食べる必要もありませんが(笑)。

 オオバコも今なら葉は柔らかいので天ぷらで食べられますが、漢方ではどちらかというと種を煎じて飲むのに使われます。

 そして、やっぱり野草の王様はヨモギ!。簡単なのは天ぷら、美味しいのはヨモギ餅やヨモギ団子ですよね。

 そして山裾の湧き水の所に自生しているクレソンとセリを採ったりと、雨の中でも2時間かけてみなさん沢山の収穫をして「雨の方が楽しいかも」というほど満喫していました

 野草はあちこちに生えていますが、街中の道沿いだとワンちゃんのおしっこがかかっているかもしれないので、お散歩コースから外れた森林や公園の奥の茂み、あるいは斜面など、除草剤も使われていない安心出来る場所を見つけておくと、毎年この時期が楽しみになりますよね。

 うちの息子と毎年この時期はヨモギ団子を作るのが恒例となっていますが、今年は八重桜を塩漬けにした「桜茶」を作っていました。凄い

 野草の旬は短いのですが、その時の季節を味わえる楽しい機会になりますし、季節の変わり目に体に溜まった毒の排出の助けにもなると言いますし、生活習慣の中に取り入れたいものですよね

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芽吹きの朝!

2023年04月18日 | 農的体験・生活

朝起きたらウリ科のみなさんが芽吹いていました

種蒔きしてからちょうど1週間ぐらいなので、ベッドの中で「そろそろかな~?」と思いながら起き出して水をやろうとしたら、まさに芽吹きの時だったのです


 高柳さんも良く言いますが、野菜を育てていて一番感動するというか「お~」と思うのは発芽の時ですよね~。特に土をモコっと持ち上げているところが「お~、頑張れ~」と思うわけです

カボチャはさすが種が大きい分だけ最初に発芽。そして奥の方でスイカも1つ発芽していました。彼らが育ったら移される畑の方も早く準備せねば

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ひたすらマルチ張り&アスパラ

2023年04月17日 | 農的体験・生活
4月半ばになると、畑にほぼ毎日通っています。
というのは、夏野菜の植え付けのためのベッド、つまり元肥を入れ畝を立てマルチを張る作業が必要だからです。
 
冬から春にかけて草が生えてくるので、まずそれを全部刈らないといけないのですが、それは上旬に終わらせました
 
そして、5月頃から始まる苗の植え付けに向けて、ちょうど今の時期にマルチ張りなどをやります。というのは、あまり早くやり始めると風に飛ばされたり穴が空いたり、また畝間の間の通路に草が生えてくるので、この時期の方が適切、と判断しているのです
 
例えば、サツマイモのマルチ張りは鍬でやると畝立て&マルチで1本2時間ぐらいはかかります。トラクターでやればあっという間なのでしょうが
 
また、ここ最近、大体、風が強く吹くのでボワ~っと持ち上がっちゃうのですよね~。だから作業性がちょっと悪い。それでも1本作れば50本の苗が植えられます。私はサツマイモの畝は2年使うので、1年に1本作れば、昨年のと合わせて毎年100本の苗が植えられるのです。
 
ちなみに同じ畝を2年使うと、2年目の方が良く作れるんですよ~。これは農家さんが「2年は同じところで作るな。その方が良く出来るぞ」というアドバイスからです。普通は連作はしない方が良いのが常識なのですが、サツマイモは違うんですよね。不思議ですね~。

 

そして収穫物が少ない今、収穫物は春ニラとアスパラしかありません。
ただ、ここ最近、アスパラががニョキニョキと生えてきます
あと2週間ぐらいすればスナップエンドウが出てくるはず。それまでニラとアスパラで食いつなぎます

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雨の中でも楽しい「食と命の教室」

2023年04月15日 | 農的体験・生活
今日はあいにくの雨。天気予報でも雨マークが出ていましたが、予報通り雨となってしまいました
そんな中での「食と命の教室」での開催で、一応、「今日はタケノコ掘りなどありますが、みなさん、外に行きたいですか?」と聞くと、満場一致で「行きたい」とのこと。ということで、春のタケノコ&野草摘みに出かけました
 
まずはタケノコ掘り。タケノコを掘ったことが無い方が昨年と同様半分以上いて、また掘ったことがある人も「久しぶり」ということ。日常からタケノコ掘りが消えている時代だな~と思いました。まあ、私も農村生活に足を踏み入れてからタケノコを掘るようになった口ですが
 
ということで、そもそものタケノコの生え方から教えて鍬を入れる向きなどから指導。といっても鍬を持ったことが無い方は、持ち方からぎこちないのですが、何事も経験。鍬を持つこと自体が楽しみになってくれたらと思います
 
また、新鮮なタケノコと時間が経ったタケノコでは、穂先の葉っぱの色が違うことなど、一つ一つみなさん新鮮な様子で、レインコートを着ながら雨の中でキャッキャと喜んでいました
 
また、同じ敷地内にはフキが沢山生えていて、これまた「採っていいですよ~」とのお言葉に甘えて、沢山収穫。フキはこの時期のものですから有り難いですよね~。

 
タケノコ、フキから始まり、今度はいったん高柳家に戻り、そこから歩きながら「これがユキノシタ。中耳炎の時は絞り汁を耳に入れると沈静したり、生で刻んで食べると胃腸に良いんですよ~。でも苦いからゴマ油とおかかと醤油をかけてね」といったような話をしながら野草説明。
 
道端に生えているヨモギ、スギナ、ドクダミなど一般的な王道を説明しながらの散策で、みな、少しずつ摘んでいましたが、思ったよりスギナが人気だったかも。
 
そして、山裾の清水が湧き出ているところでは、自生のクレソン、セリを収穫しました。クレソンって私はどうも美味しいと思ったことが無いのですが、結構人気なんですよね~。
 
雨の中でもみんな目をキラキラさせながら「楽しい~」と声を高らかにしながら収穫を楽しんでいました。中には「雨の方が楽しいかも♪」という人もいましたよ
 

 
 さて、雨の中で春の山菜採りを満喫した後はいつものご飯。みなさん「お腹が減った~」と言う感じで、いつも以上にパクパク食べて「美味しい~」という感じ。良く考えたらいつも午前は1時間ぐらいが自己紹介やお話タイムだったので、体を動かす時間は1時間ぐらい。ところが今日はほぼ外で、かつ雨の中で体力も気力も使っているので、お腹が減ったのでしょうね~。

 
昼食後はお昼休み。そんな時間に、昨年の参加者で今回振替えで参加してくれた方が、昨年の写真と今年始めに開催した10周年同窓会で撮り貯めた写真を「フォトブック」としてプレゼントしてくれました
 
これが凄いできばえ写真も良いものばかりで画質もレイアウトも見事。嬉しいサプライズでした

 

さて、美味しいお昼の後はミニトマトの苗の植え付け。2月にみんなで播いた種からこんなに大きくなりました。これをハウスに持って行ってみんなで植えました。おかげさま農場の出荷分全部なので、400本ぐらい植えたのだろうか?でも人手があるから1時間もかからずに終わりました。

作業は労働ではなく楽しみなこの教室。中には耕したばかりでフワフワのハウスの畑の上を楽しすぎて軽やかに走っている人もいましたよ

ミニトマトを終えた後は一息。お母さんが割れ煎を揚げたのと蒸かし芋をおやつに出してくれました

1時間ぐらいみんなでお話した後、お土産とした小ジャガ、里芋、ミニトマトの苗をもらい、「今日はタケノコや山菜もあるし、お土産が沢山でどうしよう。でも一日満喫しました」と大喜びでした

そしてヒマワリの種を蒔く時期で、絞って油にするのですが、その「ヒマワリ油プロジェクト」にチャレンジをする人も多く、5~6人が種を持ち帰っていました。その中で4名がおかげさまの肥料を購入していました。今年の参加者はなかなかやるな~

ちなみに昨年までは2年先まで埋まっていましたが、来年度は席がまだ珍しく空いています。興味ある方は、是非いまのうちに

「食と命の教室」

 

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こぼれ種がもう出てきてしまった!

2023年04月12日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

朝採り野菜BOXのお手紙です

 ソメイヨシノはすっかり葉桜になり、今は満開の八重桜の花びらを風が舞い踊らせていますね

昨日はとても暑くまだ4月だというのがウソのような陽気が続いています。夏野菜によっては「桜の満開時期頃に種を播くのが適期」というのもあり、昔は4月頭に蒔いていたものが今では4月では遅い、という状況になってきました。また、私の畑でミニトマトやスイカのこぼれ種、つまり昨年育てたものの実がぽろりと落ちて、地中で眠っていたその種が自然に発芽したものを見つけました。4月のこの時期に発芽とはびっくりしています

逆に「やばいもう種を蒔かなくちゃ」と急いでポットに種を蒔きました。

 夏野菜はその名の通り夏に育つ野菜です。つまり夏の気温が生育に合っている野菜ですね。既にホームセンターで夏野菜の苗が売られていますが、本来はまだ早いのです。夏野菜の大体が20℃~30℃が発芽や生育に適していて、ミニトマトならば今頃から種を播くとちょうど良く、ウリ科のキュウリやオクラなどは5月、場合によっては6月に入ってから種を蒔いた方がすくすく育つというのがあります。

 ただ、日本は四季がはっきりしていてどんどん夏に向って気温が上がって行きます。野菜は生育適温になるとぐんぐん大きく育ち始めるのですが、実が付く頃に30℃を超えてしまうと今度は暑過ぎるのです。そうすると消耗が激しく収穫期間があまり長くもたず終わってしまいます。

こういった日本の気候の特性を考えて、収穫開始時期を前倒し出来るように、あえてビニールハウスなどで保温しながら種を蒔いて苗を育て、早植えするのが一般的になりました。

夏野菜にとっては4月の気温は15℃ぐらいでまだ寒い時期で、畑に植えてもあまり育ちません。ただ、根は少しずつ広がっていくので、気温が上がって行くにつれて元気になっていき、6月下旬から収穫が出来るようになるわけです。

 というように、苗を植えるのは人間が工夫と手間をかけて早めに栽培を進めるためなのですが、冒頭に書いたようにこぼれ種が発芽するというのは、「自然環境が適温になった」ということなわけです。つまり、「発芽の気候になったんだ!」と種が自分で判断してひょっこり芽を出したわけです。

それもそのはず、今年は既に20℃を超えて5月並みの陽気になっているからです。

本来の自然のタイミングより早く育てたいから苗を作るのに、先にこぼれ種が発芽してしまった。ということで、急いでポットに種を蒔きましたが、もう畑に直播きしちゃっても良いかもしれませんね

 また、同時に行っているのは畑の準備です。畑では春草がはこびっていたのを刈り取り、元肥や蛎殻石灰などを入れて夏野菜を受入れる準備をしています。

既にパクチー、ゴボウ、オカヒジキ、枝豆は播いてあるのですが、これからカボチャ、キュウリ、スイカといったウリ科、またナス、ピーマン、ミニトマトといったナス科の苗を植える畝を作る必要があります。

一般的な農家は専業が多く、サツマイモ農家はサツマイモだけ、キャベツ農家はキャベツだけ、という事になり、そうすると畑の土のバランスが崩れて虫や病気が出やすくなるため農薬を使います。

一方、有機農家は輪作(りんさく)といって、ナス科を作ったら翌年は同じナス科は作らず芋類を作る、といったように畑で作る物を毎年変えていきます。こうすることでなるべく土のバランスが偏らないようにするんですね。

私もそのようにやっているのですが、どうしても夏はカボチャとスイカがスペースを取るので30坪ほどの畑でその調整がなかなか難しいのです。畑を整えながら、「さて、今年はどう作付けしようか?」と考えているところです

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ヨモギとあんこ

2023年04月08日 | 素敵な家族・子供との時間

5泊6日の旅行に行っていた息子は、木曜日の夜の11時半頃に帰宅。ところがその翌朝は7時から部活ということで、朝早く眠い目をこすり出かけて行ってきました。

そして翌日の金曜日は始業式。午後15時頃に帰ってきてダラダラしていたのですが、土曜日はまた部活の朝練ということで、息子は頑張って朝起きたら、どうも喉が痛く体調が優れない状態。

結局、部活は休んだのですが、まあ旅の疲れが溜まっている中で翌日に朝早く無理して部活に行ったのが応えたのでしょう。

私は畑仕事をしに出かけたのですが、畑の近くのヨモギを摘んできました。ヨモギは毒だしになりますからね。

体はあまり動かないものの暇な息子は起き出して白玉を作り、ヨモギは面倒なのでそのまま茹でて刻んで添え物として。私もお裾分けを頂きました

この時期、季節の変わり目だし体調管理は大切ですよね。ヨモギが有り難い時期です

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春の畑

2023年04月07日 | 農的体験・生活

春爛漫です。ここ数日は風が強くて畑では砂が当たって顔が痛い。また耳の中は砂だらけです

それでもやはり晴れ間が見える朝は気持ち良いです

3月下旬からは、常にウグイスが「ホーホケキョ」と鳴いています。キジもたまに「ケーン、ケーン」と鳴いています。

花粉症の方はそうも言っていられないと思いますが、なんだかんだいって、春は生命力を感じる良い季節ですよね~

 

春爛漫ということで、植物も動物と同じく子孫を残す盛りの時期の1つです。ホウレン草はこのようにとう立ちし始めています。もうこうなると終わりですね。

大体の野菜が、この時期、抽苔(ちゅうだい)と言って、花芽をつけた茎が伸びてきます。

 

菜花はその抽苔した茎と花蕾を食べるのですが、放っておくとこのように花が咲いてしまいます。これも抽苔。

いずれにしろ、抽苔の季節は普段の葉ではなく抽苔の時期用の特別な葉を出していくから、体作りの葉っぱと子孫残しの時期の葉っぱは違う、ということですよね

また、今の時期はスナップエンドウがぐんぐん伸びています。ということで、昨日、今日とネット張りを頑張りました

強風でしたが、これでまずは一安心です。

そして、今の収穫物はというと春ニラとアスパラです。アスパラは地面を割って出てくる姿が力強いですよね~

という感じで、あとは草刈り中です。もう少しで草刈りが終わり、そうしたら元肥とマルチ張りで夏に向けての準備完了です。頑張るぞ~

 

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