半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

銚子で調子こいて100匹以上!

2022年10月31日 | 素敵な家族・子供との時間

昨年のこの時期、銚子に釣りに行ったものの周りはバカバカ連れているのに我が家は針が大きかったらしく寂しい釣果となりました

まあ、穴子1匹と確かハゼ2匹、イワシ1匹ぐらい釣れたんだけど。

ということで、同じ時期、この時期は「確実に釣れる時期」というのがわかっているので、土曜日は陸上の大会があったのですが、日曜日は釣り指数も大変高いということでリベンジに銚子へ

前回の反省は「針が大きすぎた」ということで、サビキも大きさを3種類用意して臨みました。

その結果、イワシが入れ食いで周囲を見渡しても我が家が一番の釣果やったー

いくらでも釣れるので、お昼ご飯を食べるのが3時ぐらいになってしまったのですが、楽しくて良いですよね~。

15時過ぎぐらいからはイソメやルアーを使った釣りに変更したのですが、ウツボの赤ちゃんみたいな口がとがった変な魚1匹、ハゼ2匹も釣れました

その間もサビキを垂らしておいたので、なんだかんだいってどんどん釣れて、調子に乗りすぎてひたすら釣っていたら、全部入れたら100匹を超えていて、今日は息子が3時間かけて泣きながらさばいていました


 私はNHKの「トリセツショ-」という番組のイワシ特集を録画しておいたので、料理担当としてそれを観ながら「片面パリ焼き」にし、そこに色々なイワシの香りを引き出す具材をのっけて食べる「3種の香りイワシ」を作ったら、これが超美味い

ちょっとお皿は汚いですが、紹介すると、まずは「マスティンイワシ」というやつで、ニンニクとマッシュルームを炒めて、サワークリーム、塩、砂糖、オリーブオイル、最後にレモンの皮ごと擦ったものとカイエンパウダーをお好みでかけて食べるもの。イワシ主体というより、全体がクリーミーというか濃厚で美味い

一番美味いのがこれ。ブドウ、ライムを混ぜてオリーブオイルと砂糖、塩で味付けし、バジルを載せた上にさらにトッピング。ライムがたまらんのです

これは玉ネギのみじん切りにガリを入れ、オーリブオイル、砂糖、塩で味付けをしたもの。本当はルッコラが必要なのですが、売っていなかったのでバジルで代用。正直、これが一番美味かったかも


 その他、「まずいから捨てる」のから常識だったボラが沢山釣れたのが、隣のおじさんが「俺が小さい頃は良く食っていたぞ。ちゃんと処理すれば美味いぞ」ということで、調べたら、確かに沖合のものは鯛と同等に美味しいらしい。

ボラは泥の中のエサを食べるので、川とか湾内のものは美味しくないそう。でも、水がきれいなところ、沖合とか砂地のところのものなら美味いそう。

試しに塩焼きして食べたところ、これがバカうま確かに白身魚としては鯛のようで実は一番美味しいかも

ということで、銚子港にボラは今後は食えることがわかってラッキーでした

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ハロウィンカボチャで英語のお勉強♪

2022年10月28日 | 素敵な空間・イベント

中2の子に英語の寺子屋をやっているのですが、ちょうど教科書が「ハロウィーン」で、「How to make  a jack o lantern」というところだったので、先日作ってみました

カボチャは実は沢山あります。というのも、秋になると夏に育てていたカボチャは片付けるのですが、その際にまだまだ小さくて未成熟なものが実としてついているのです。それは例年、ポイポイ捨てていたのですが、「これって、ハロウィンに使えるよな」と思って、とっておいたのです

収穫してから2ヶ月ぐらい経っているので、見た目はちょっと悪いけどそれを活用して作りました

 

ちなみに、教科書に載っている工程は、

・最初に、上部をカットして穴を空ける

・次に、種と果肉を取り出す

・それから、顔を描いてから掘る

です。

これを英語で言えたらバッチグー あなたも中2レベルです

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お日様の光を浴びる干し柿

2022年10月26日 | 農的体験・生活
今日から天気が良いとのことで、週末に収穫してきた渋柿を干し柿に。本当は息子がやりたかったようですが、学校がある平日の朝は時間が無いので、私が代わりに朝から皮を剥き剥き。
 さてどう干すか?となった時に、よくわからなかったので洗濯干しに。これであっているのか良くわかりませんが、まあ大丈夫でしょう。
 梅干し、たくあん大根に続き、季節の風物詩として我が家のベランダに干し柿が仲間入り~
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「自立」と「自尊感情」の二律背反

2022年10月26日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です

 秋ももう終わりですね。息子が9月に干し柿に挑戦していたのですが、曇天・雨天が多く、美味しく出来たものの長持ちはしませんでした。ということで、この前の日曜日、また別の農家さんのところ2カ所で甘柿と渋柿を穫ってきました

 甘柿は生食用、渋柿は干し柿用で、これで3回目となる干し柿チャレンジ。天気予報をみながら今日からしばらく晴れが続くようなので、今朝、皮をむいて干しました。今、お日様の光を浴びながらプラブラ風に揺られています

 さて、ちょっと話は変わりまして教育のお話を。私は第二の学校、second schoolを作りたいと思いながら暮らしているのですが、日経ビジネスの「発達障害のリアル」という連載で、「自尊心と自立の二律背反」という記事が興味深かったです。

 簡単に言うと、障害がある子で、『普通校の支援学級にいる子』と「特別支援学校の子」では、普通校の子の方が周りにもまれることで『自立』している。一方、特別支援学校の子のほうがリーダーになったり主役になれるので「自尊心」が育つ、という記事です。「スポーツが得意な子が強豪校に進んで補欠でも頑張るのか、普通校に進んでトップ選手として頑張るか」というのにも似ていて、その子にもよるので選択が本当に難しいそうです。

 こういう考えは学校の勉強にも当てはまると思うのですが、みなさん、どう思いますか?

 今は成田でも塾に通う小中学生がほとんどで、勉強するのは当たり前とする世の中になってしまいました。韓国やアメリカのように「多大なお金と時間をかけてエリートを目指す」という苛烈な競争ではなく、日本では雰囲気のようなもので、何を目指してそこまで勉強させるのかイマイチ良くわからない気がします。

 私はいつも、自分が子供だった頃はどういう気持ちだったか、と思いながら子供達に接しているのですが、今も昔も学校の勉強を苦無く出来る子、あるいは座学の勉強が性に合う子は2割ぐらいだろうな、と思っています。今の大人だって1日何時間も勉強しろ、と言われたら、資格をとるなど目標がない限り無理だと思うのですが、「子供は勉強をするのが正しい」という大人がほとんどだと思います。

 大体、私も含めてどんな大人も特徴があり、観る力、聞く力、対人感受性、論理性、内向性などデコボコがありますよね。結局は、「属する社会に対してバランスが取れているかどうか」で、例えば自分の意見を主張出来る子供は日本なら「聞き分けのない子」となるかもしれませんが、アメリカなら「普通の子」です。日本式の多人数授業が合う子もいれば家庭教師が合う子もいるわけで、フィットする学び方は人それぞれなはずです。

 小学校まではクラス担任が出来るだけ全員がわかるように指導をしていました。しかし、中学校から「点数で子供達を分ける」のが当たり前。平均以下の子供達はそれで自尊心が失われていきます。生きていく力となる自尊心を劣化させる勉強を無理にさせるぐらいなら、一生を生き抜く体を作るために運動を頑張るとか、部活に明け暮れる日を送るとか、美味しい料理を作れるとか、人の事を思いやる事の方がよっぽど大事だと思いますし、うちの子にはそう伝えています。

 一方で、「好きな事をやれば良いよ」とただ言うだけでは、夢中になれるものが無い子は「自分は悪くない、周りや社会が悪い」と言いながらスマホをいじって過ごす、いわゆる「中2病」を助長するだけですので、子供が置かれた社会的環境を考え、その子の自尊心と自立心のバランスを観ながら、何を応援してあげれば良いのかを考えるのが大人の役割だよな~と私は思っています。

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晩秋の畑

2022年10月25日 | 農的体験・生活

今年の秋は極端に寒い日もありますが、全般的には暖かかったので虫が例年より遅く出ています。

なので、私の知り合いのみみずの会やおかげさま農場の農家さんの野菜をみると、例えば小松菜が虫にやられていたり、カブが地中部分がかじられていたり、キャベツが虫食いにあったりしています。

という話を聞くと、私は去年、早まきのホウレン草が虫に結構やられてしまったこともあり、今年は5日ぐらい遅めに種を蒔いたのが当たりだった、と思えています

ただ、雨が多く畑になかなか入れなかったこともあり、思ったより秋草が出てきたので草とりに手間を例年よりかけているも今年は特徴かも。

さて、ということで、今の畑をちょこっと。

まずはラッキョウとニンニク。草が一番出たところで、9月中旬に種を蒔いたのがボサボサに草がでていたので、頑張って取りました。今年は大不作だったので、自家採取した種が小さいく、芽の勢いもやはり弱い感じなのですが、どうにか両方とも芽を出し育っています。

種の力が弱いので、来年もそれほど大きくはならないのでしょうが、せめて今年よりも1周りぐらい大きく育ってくれたらいいな~と思っています

 

こちらは日本ホウレン草やまと。

今年は肥料が高騰したこともあり、アミノ酸系肥料をケチり、新しい鶏糞を主体にしたので、ちょっと元肥が少ないかな?と思っていたのですが順調に育っています

多少虫食いが出ているのですが許容範囲ですくすく育っています

ベビーリーフ代りにと、去年はばらまきして後で間引きを、と思ったら、かなり間引きが大変だったので、今年は最初から5㎝ぐらいは株間が空くように、かつ1粒蒔きにしているので間引きが少なく楽です

もちろん、間引き菜は他の葉っぱと一緒に生食で食べています。美味しいですよ~

こちらは春菊。ホウレン草と同様に株間を空けましたが、ホウレン草より虫がつかず、かつ生育が早いので、間引き菜が多い事

間引き菜というのは、大きくなる前の幼い小さい葉っぱをとるわけですが、その5㎝前後の小さな間引き菜だけでも、沙汰クロースが背負うような袋いっぱいとれてしまい、食べるのに一苦労しました

そして、毎年恒例のサツマイモ掘りです

私は紅はるかを作っていて、1つの畝は2年間使います。何故か1作目より2作目の方が出来が良いのですが、農家さんに来ても「そうだよな」と言います。

今回掘ったのは1作目。つまり、今年、新たに作った畝に苗を刺して育てたものです。1作目は例年通りというかやはり物はよくなく。一般的なお店で売れるようなものは2割ぐらいしかありません。8割はどうかというと、形がきれいじゃなかったり、虫食いの跡があるのです。

とはいっても、食べるのには支障が無いので、お世話になった方々に配布するのが恒例です

ちなみに、プロ農家、つまりサツマイモを販売している農家さんの基本は「土壌燻蒸」です。みんなやっていますが、簡単に言えば毒ガスを黒マルチを張る時に注入して、土の中でバルサンを炊くようなイメージで殺虫・殺菌します。

農家さんがよく「ドロクロ」と言いますが、まあ、吸い込んだらやばい劇薬で、でもきれいに作るにはこれが必要、という前提です。

野菜というのは市場の相場で価格が上下するのですが、サツマイモはここ5~6年ぐらいずっと右肩上がりです。さらに2年ほど前に鹿児島や九州に疫病が流行って大打撃を受けたので、今は千葉のサツマイモが鹿児島に行ってぐらいなので、九州の焼き芋やお菓子の原材料は千葉産のサツマイモ、なんてことが起きています。

ということで史上空前の右肩上がりなので、ここ数年で様子を見ていた農家さんも毎年サツマイモを新たに作り始める、ということが起きています。2年もあれば投資回収出来るそうで、かつ、何十年も作っている農家さんの畑と違い、新たに作る方の畑では連作障害が出にくいということもあり、増えていっています。

今年は少し相場が落ち着いた、という噂は聞きますが、それでも他の野菜に比べれば楽で、例えば、掘り上げたものを泥付きコンテナでどーんと業者に持っていくだけで、キャベツや大根よりよっぽど手間もかからずまとまったお金が入る、なんて聞きます。

普通、野菜は農協に卸すわけですが、成田にはサツマイモの出荷組合や業者が沢山いるので、農協に出さずにそういった業者に出す人も多いです。私は良くわかりませんが、都市部では空前のサツマイモブームなので、まだまだ供給が追いついていないようで、「いくらでも買い取る」という業者が多いのです。

まあ、そんな流れと私は関係ありませんが

私の野菜作りの基本は、自分で食べたいもの、買ったら高いもの、というものです。

サツマイモ、何でこんなに高いのだろう?と思うほどの値段がついていますが、そういった世界とは関係無く、自分で作りたい物、食べたい物を作っています

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柿もぎ

2022年10月23日 | 農的体験・生活

今年になって柿もぎにはまっている中2次男。9月下旬に農家さんのところで甘柿、近所のおばさんのところで渋柿をもぎ、渋柿は初の干し柿に。
 ところが、天候不順や高温多湿で干し柿はあまり良く出来なかったので、改めて、新たな農家さんのところで渋柿、別の農家さんのところでは渋柿を収穫させてもらいました。知り合いの農家さんがいると、あちこちで柿をもがせてもらえるのです


 その後、帰り道の車内で息子と「柿ってどこの家にもあるよね~」という話題になり、「数えてみよう」となりました、で、数えてみたら、20分ちょっとの道のりで51軒の庭に柿の木がありました

柿は日本人の腹を満たしてきた最もメインの果実ですね~

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秋のイベント真っ盛り♪

2022年10月19日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

「朝採り野菜ボックス」のお手紙です

最近、雨が多いですね~。畑に入ると足は泥んこ、野菜も泥んこ。何とも作業がしにくい状態が続いています。パッとした青天が何日も続かない、何とももどかしい日々が続いています

 さて、私の方はというと2つの教室をやっているのですが、両方とも有り難いことに天気に恵まれて良い時間を過ごせました

1つが大人向けの「食と命の教室」で、今月の上旬に糀を作りました。おかげさま農場の高柳さんを先生として開催しているのですが、10/17が神嘗祭(かんなめさい)という五穀豊穣の感謝を神様に申し上げる日で、新穀で作った糀で甘酒を作り神様に奉納する日なのです。この日に向けて、いつも10月上旬に糀を作るのが高柳家の行事なのです。

 「10/17の神嘗祭は伊勢神宮とか皇居とか大きな神社なら今でもやっているぞ。でも昔はどこの家もやっていたんだ。この日に感謝を申し上げ、11/23の新嘗祭(にいなめさい)で新穀を捧げ、神様に食べてもらい、その後で人間も新穀を食べ始めていたんだ」

 11/23までは神様も、そして天皇陛下も今でも新米を食べないのですが、農家の立場とすれば「まあ、そういうことより、1年分、最低でも半年分はお米を保管していたんだよ」と言います。

「お米は1年に1回だから、もし凶作の年は食うものが無くなっちゃう。だから、秋に米が穫れたらそのお米は春ぐらいまで、あるいは早くても年明けぐらいまでは食べていたんだよ。新米は去年の米が無くなってからだから、収穫した年に食うなんてことは無かったんだぞ。だから消費者が新米はいつか?なんて聞いてくるけど、贅沢言ってるな、って思っていたんだよ。でも最近は俺らも9月に食うようになっちゃったけどな(笑)」

 そんな話を聞きながら、頂いた糀で私も初めて10/17に甘酒を作り神棚にお供えしました。昔の人とは同じ感覚、感謝の深さにはなれないのですが、形も大事ですよね

 そして先週の(土)(日)は稲作農家の根本さんとやっている子供連れ家族向けの「田んぼと畑の耕育教室」でした。11年目にして今年は初めてサツマイモの苗が枯れてしまったのですが、代わりに根本さんのお母さんに初めて登場頂き、稲ワラで縄結いをしました。

昔はプラスティックやビニールはなく、梱包資材は山のツタやワラを編んで縄を作って、それで結んでいました。雨の日にはひたすら縄結いをしていた、という昔話も良く聞きます。実際やってみたら中々難しかったのですが、みんな夢中になって縄を作っていました。こんな体験、なかなか出来ないですよね~

 ということで雨天続きですが今月の教室は天気に恵まれて良かったな~と思います。そして気づくともう10月も後半です。今日は次男の中学の音楽コンクールで初めて「見学可能」という事で観にいってきます

 そして長男の体育祭は先週雨天で延期して来週やることになりました。高校はさすがに参観とは行きませんが、無事に開催出来るよう願っています。秋は収穫の秋で美味しい物が沢山出てくるだけでなく、何かとイベント事が多いのも特徴ですが、それも1つの醍醐味ですよね

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稲わら結いが大人気!「田んぼと畑の耕育教室」

2022年10月16日 | 農的体験・生活

10月の「田んぼと畑の耕育教室」は、先週の「食と命の教室」と同様、天気に恵まれました

10月は収穫の秋で、いつもはサツマイモの収穫があるのですが、今年は6月下旬の猛暑で11年目にして初めてサツマイモが枯れ上がってしまう、というトラブルが発生しました

といことで、今回は、代わりに丹波黒大豆の枝豆を例年の倍収穫することといたしました。しかし、「それだけでは午前いっぱいもたないな~」と頭をひねっていたところ、ちょうど先月の天日干しの稲ワラが余っていたのを見つけて、根本さんと相談した結果、「稲ワラを使ったワークショップをやろう」と思いついたのです。

さすが、農村コーディネーターとして11年目の私、あるもので何か企画を練るのはお得意です

まあ、そんな形でまずは枝豆収穫。12月に大豆として収穫するものを、あえて今の未熟な時期に収穫するのが本来の枝豆です。

そして丹波黒大豆はお正月にしか普通の人は食べませんが、大豆の中の王様と言われるぐらい、大きさ、味も格別です。それを枝豆で食べると、もう当たり前に格別で、その辺の枝豆とは違った美味しさがあるんですよ~

今回、ちょうどタイミングもばっちりで、粒がきちんと入った枝豆がたっぷり穫れました

そして、次のプログラムとして用意したのが「稲わら」を使った紐いです。

根本さんのお母さんに初登場してもらうまで、子供達は稲わらの上を飛び跳ねたり寝転がったりして、これだけで楽しそうでした

そして根本さんのお母さん登場

今年で喜寿を迎えるお母さんですが、小さい頃にちょこっとやっていた年代で、実際に仕事としてやっていた年代ではもう無いんですね。「大人がやっていたけど、私はそんなにやってないんだよ」と言いながらも、するするっと、わら紐をあっという間に結っていくのです。これは本当に凄い

11年前に、実はお母さんと初めてお会いした頃、やっているのをまねしたのですが、全く出来ませんでした

ただ、今回はお母さんしか教える人がいないので、私も参加者と一緒にやり初めて、「どうなったら紐になるんだろう」と観察しながら手を動かした結果、原理がわかりました

それで私もレクチャー出来るようになったんですよ~

あちこちでお母さんに教えてもらいながら、老若男女がわらを編む風景は「日本中捜しても、ここ以外、ほぼ無いだろうな~」と不思議な風景でした。

中には、後から仲良しの参加者の1人がメールをくれて、「女の子2人がわらを編みながら、おしゃべりしている風景は素敵でした」と書いてあったのですが、ほんと、素敵ですよね


 


そして、お昼は先月みんなで稲刈りして天日干しをしたご飯をたっくさん食べました

その後は柿の実をとったり、カエルを捕まえたり。カエルを捕まえていた子の中には、5月に脱走したと思われるアカハライモリを見つけた子もいたり。

また、雨上がりでぐちょぐちょになったところの泥んこで遊んだり。ほんと、自然と農村体験は子供を育む場として最高ですね

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温暖化で寒かったんだよ

2022年10月12日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。

 先週は寒かったですね。ニュースを見ていたら1934年以来の寒さだ、というのを聞いてびっくりしました

「1934年って世界恐慌時代の話じゃないか」と。昨年、長男の高校受験のサポートをした関係で年号と時代を何となく覚えていたのですが、この世界恐慌が元で植民地とのブロック経済が流行し、植民地が無いドイツや日本などの後進国がなんとかしようと第二次世界大戦の基礎が出来る時期です。日本では東北の大凶作で娘の身売りが多発した頃でもあります。

 過去の歴史を紐解くと、大体の戦争は、実は「凶作の年に食べ物が無くなり、物価が上がり、国民の政権不信が起きる」という事を発端に起きているのです。で、今回の寒さについて中2の息子が「地球は温暖化しているのになんでだろうね」と言っていたので、「地球温暖化だからだよ」と説明してあげました。

 地球温暖化というと、みんな気温が高くなるから大変だ、と思いがちですが、日常で最も問題なのは「気候の不安定化」なのです。30年前ぐらいからアメリカやオーストラリアでは巨大ハリケーンが発生したり、ある地域は大豪雨だけどある地域は大干ばつで地面がひび割れしたり森林火災が起きています。最近の日本で言えば一部の地域に信じられない程の雨が短時間で降る局所的豪雨ですね。

 温暖化といってもそう簡単に気温は上がるわけではなく、CO2の量が増えるとその分、CO2を欲する植物が増えることでと自然生態系はバランスを取っていたのです。そのCO2を吸収してくれていた植物の中心は、アマゾンの熱帯雨林では無く海面を漂う藻でした。藻に限らず、広大な海は莫大なCO2を吸収していてくれました。そして莫大な水量のおかげでそう簡単には水温は上がらなかったのです。


 ところが最近、海の様子がおかしいと学者さん達が調べたところ、海底を流れる冷たい深層流の温度が上がってきていたのです。本来、海面と深層では温度差があり、この温度差が対流や海流を生んでいたのですが、全体の温度の差が縮まってきてしまったことで、海流のゆるやかになり、勢いが無いので今までとは違って大きく蛇行するようになってきてしまったのです。かつ、温度が上がるとCO2の吸収量が減るという性質が水にはあるので、今まで蓄えてきたCO2も放出するようになってきています。

 これが大気にも起きていて、一番は偏西風、つまり大陸から吹いてくる世界規模の勢いがある西風が、気温差が減ることでゆるやかに大きく蛇行するようになったのです。例えばヒマラヤ山脈が壁となっていた北の大寒波がゆっくりとインド北部まで入り込んで停滞してしまう。これに似たような事が先週は日本でも起きたんですね。つまり、10年後、20年後の世界がどうなるか、という問題はさておき、日常で遭遇する「地球温暖化」の問題は、暑さと寒さ、豪雨と干ばつが不規則に局所的に入り混じる、「不安定な気候」が問題なのですね。

 これに一番影響を受けるのが農を始めとした第一次産業です。そして第一次産業の不安定は衣食住といった生活基盤を脅かします。ITで生産性を上げて収益力を上げよう、という世界とは全く違う話なのです。そして民衆が生活基盤を脅かされると政情不安になり世界規模の問題へ繋がります。日常の基盤の衣食住の問題が戦争などに繋がる。そういったところが温暖化の問題とも言えるのです。

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スキルとポジションとpassionがある素直な若者達

2022年10月11日 | 仕事の中で

PwCコンサルティングという会社の人達が3人、農の話を聞きにきました。面談して最初にわかったのが、PwCって、あの世界規模のプライスウォータ-じゃないか

ビジネスに身を置いていた人なら誰でも聞いた事があるビックネームの1つで、もうすっかりそういった場から離れているので、最初ピンと来ていませんでした

 

当初は「食と命の教室」に参加して、農の企画をやるために「食と命の教室を体験したい」というお問い合わせだったのですが、あいにく来年度も満席でキャンセル待ち状態。そのため「ざっくばらんに話をするだけなら出来ますよ」ということで、今回のお越しとなりました。

ホームページを見るとITCソリューションなどがドーンと載っていたので、そういう類いなのかな~と思っていたら、そういうわけでもありませんでした。

「これからどういったことをやっていくべきか」という事を考えるに辺り、「農の現場を知らないと」という事から、本当にざっくばらんな意見交換となりました。

ただ、話を聞いていると、

・今の社会はおかしい

・農の復興は必ず必要

・子供達にとっても良い社会を作りたい

といったような気持ちがビンビン伝わってきました。

ビジネスライクな感じではなく、素直な若者達という印象

 

PwCは官にも政策の提言をすることを仕事にしているらしく、収益というよりは本当にこれあらの社会にインパクトを与える事をやりたい、という感じなんですね。

ただ、「会社の収益とは別にでもやりたいと思っています」といった熱いお話もあって、なかなか素晴らしいな~と思いました。

 

良く、メディアを通じて最近の若者の話を聞いて、「時代は変わったな~、今の若者の方が大人よりしっかりしているな~」と思ってはいましたが、実際にそういった種類の若者に直に会えたのは始めてでした。


農や環境問題、また若者の質も含めて「時代は激変している」と認識していましたが、頭が良く根は素直でpassionもある若者(20~30代?)に会えて、「あ~、やっぱり時代は変わってきているな~」と改めて思いました。

こういった人達が今はスタートアップだけでなく官僚やコンサルティング、NPO、NGOなどの現場で活躍していくんだろな~

時代の要請に応じてそういった人達が現われ行動を起こし社会を変えていく。「虹の戦士」のストーリーのようです

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