半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

朝からがっつり畑

2018年05月28日 | 農的体験・生活
月曜日、梅雨入り前に畑の整理と、朝からお昼を抜いて4時間半、がっつり畑をしました

車を畑の横につけて、足袋に履き替えようとしたら、その辺に生えているオオバコが花を咲かし、触ると花粉が飛び散る状態になっていました
オオバコなんて、子供と草相撲をする時ぐらいしか気にしないですが、オオバコも花を咲かすんだな~と、当たり前のことですが、しみじみしました


さて、今日はまずは、落花生とオクラを植えます
夏野菜として最後のものがおおまさり、というジャンボ落花生で、もう1つがオクラです。


といっても、オクラは既に一袋蒔いてしまっていて、一応、家で苗を作っていたものを植えるだけです。
オクラはどうしても先っちょが食われてしまい、直播きだろうが苗を植えようが、一定確率でダメになってしまうのです
鳥なのか、ヨトウムシなのか、はたまたナメクジなのかわかりませんが、とにかく、こんな感じで先っちょがなくなって茎だけになってしまうんですね


でも、まあ今年はかなり蒔いたので、もし全部育ったら、まあ大豊作です
昔、子供がオクラが好きだということで、買った種全部を蒔いて大豊作にして、毎日オクラを食わせていたら、それから「オクラはもういいや」となってしまったのです。なんでもほどほどですね

さて、落花生を蒔き、オクラを植えて1時間、隣の畑のおじさんと立ち話をしたり、草を刈ったりであっという間に時間は過ぎます。

ただ、畑は今もっともいろいろなものが育ち始めている時期。

まずは空心菜。今年は透明ビニールマルチでやっています。
先週蒔いたのですが、雨が沢山は降っていないのでどうしようかと思っていましたが、ほぼ発芽しました
水が好きなので梅雨で一気に育ってくれるやつです。これからが本番です。


枝豆も枯草で隠しておいたら鳥に食べられず、ほぼ発芽
ちょっと時期が遅かったので、カメムシなどの被害があまり出ないことを祈ります


カボチャも花がつきはじめました。写真は雄花だけど、実際には小さな玉がつき始めています。
でも、収穫はまだまだ先で、8月に入ってからです。


ミニトマトは赤く色づき始めました
あと10日ぐらいかな~。家のプランターでもあるので、まあミニトマトはこの夏、ちょこちょこは食っていけますね


そういえば、パクチーは予想通り、2~3週間たっても大きくならずそのまま。
昨年初めて育て、今年もやって、2年やって初めて気づいたのですが、パクチーは暑い国の野菜と思い込んでいましたが、そうじゃないんですね
暑い野菜は今頃蒔いてもちょうどよいんですが、彼らにとってはもう「暑すぎる」ということがわかったんです。
というのも、今の時期はもうとう立ちが始まって、子孫を残す時期に入っちゃっているんです。
実際、昨年のこぼれ種が4月ぐらいから出てきて、5月中旬でとう立ちしました。
一方で、夏野菜と思い込んで4月中旬に種を蒔いて植え付けたのがこの写真のやつ。
一般的にこぼれ種は自然の摂理にあって発芽しているのですが、栽培となると早めに種を蒔いて直播きより早めに育てるのが普通。
こぼれ種が4月にあれほど育ってきたことを見てわかったのですが「彼らはセリ科。人参と同じ。つまり2月下旬にはトンネルで蒔いて、4月~5月に収穫する」のがおそらく一番良いのです。
そんなことに気づいたパクチーちゃんでした。



まあ、パクチノー話はさておき、こちらは、昨年鳥にやられて不作のスナップエンドウ。でも実っているのは沢山ついていて、1週間で300gぐらいは採れう感じです。


ニラは相変らず絶好調ですが、ついに虫や病気が入ってきました。
ちょっと養生して梅雨明けまで放っておこうと思います。


春蒔き大根も出来上がってきました
先週ぐらいからひっこ抜いてたべていますが、虫も増えてきましたので、あと1~2週間で食べつくしたいと思います


そして今回なかなか大変だったのがサツマイモとキャベツです

先週、雨が降るといってその前に植え付けたものの、雨が大したことなくカラカラになってしまったので、サツマイモの苗もだいぶ枯れてしまいました
先週1回水をあげ、今日もちょこっと水をあげ、乾燥防止に枯草を載せておきました。
ギリギリ根付いた感じですが、毎週ドバっと雨が降っていたのに、先週は降らなかったので仕方ないですね


そして、キャベツです
この時期のキャベツは「防虫ネットをかけないとボロボロに食べられるぞ」というのが常識なのですが、手が回らず、まあ放っておいて、「手で取る」ことで対処していました。

ただ、ここにきて、モンシロチョウの数が激増し、青虫も激増しました
「いたちごっこ」という言葉がありますが、あれは、両方とも良い感じで抜きつ抜かれつというか、きりがないことを表しますよね?
でもそろそろ「いたちごっこ」ではなく、モンシロチョウの圧勝、という状態になってきました
無茶苦茶条件があって、最高にできたキャベツは、青虫の被害も少ないのですが、大体は食べられます。
だって、青虫は大好物ですから


しかも、何とも言葉に出来ないのですが、こちらが目で青虫を探してとっている間も、目の前をひらひら飛んで卵を産み付けていきます


あっちでヒラヒラ、こっちでヒラヒラ~。まあきれい、なんていう気持ちも起きず、「あぁ、一生懸命産んでいるのね、仕方ないね」とこちらはもはやあきらめの気持ちです


まあせっかくなので、彼女らが卵を産むところを色々観察していました。
すると、飛んではチョコン、飛んではチョコンとおしりをキャベツの葉っぱにつけるのですが、チョコンと一瞬つけた時は卵を産み付けていないんですね。
で、産むときは、きちっと停止して、3秒ぐらいかけて卵を産むんです。
おそらく、おしりの先っちょを葉っぱにつけて良い塩梅の所を探しているんでしょう。
で、「ここはいい」となったところで羽を休め、「プチ」っと3秒ぐらいで産み付けているようです。
1個産んだらまた飛んでて次の産み付け場所を探し始めます。いったい、1日で何個産むんでしょうかね


そうこうしていいると、葉っぱの中に羽がボロボロになった死骸がありました。
彼女らも命がけで産み続け、身体がボロボロになるまで1つでも多くの卵を産んでいるのでしょうね。
こういうのを見ていると、まあ人間よりよっぽど本能で生きているせいか、「命を懸けて子孫を残す」という姿に、ちょびっと感動しちゃいますよね。
ということで、青虫をやっつけよう、という意思が弱まり、ちょっと手を抜いたり


あと、今回はニンニクがっつり収穫出来ました
本来は1日畑で乾かすんですが、ハクビシンなどにかじられてしまうこともあるので、半日干して、茎を切って回収。


大根とあわせてこんな感じ


植え付け、草刈、虫取りなどで4時間半、お腹も空いたし腰も痛いし、ということで、これにて終了。

これで夏野菜の準備は終わり、あとはひたすら草刈シーズンです。

夏本番に向けて、間に合って良かった~
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5月の「食と命の教室」

2018年05月26日 | 農的体験・生活
5月もあっという間に過ぎ、もう少しで終わりですね。

そして、今月もやって参りました、「食と命の教室」です

5月は毎年ヒマワリとゴマの種を蒔きます。
高柳さんは油を自給してまして、菜種油、ヒマワリ油、そしてゴマ油を搾るために、種を蒔くところからやっているんですね。

ただ、畑作業は午後にしよう、ということで、午前はお話と色々な収穫を体験しました

まず、ミニトマトの見学です。
2月にみんなでゴマ粒より小さな種を蒔き、3月にセルトレイからポットに鉢替えをし、4月に定植をしました。
そして4月に各自で家に持ち帰って植えてもらったのですが、それが5月になってどうなったか、という一連の流れの中での観察です。

「同じ時期に植えたのに、家のとこんなに違うなんてでも、一連の流れを体験しているので、どう違うかわかることもいいですね」
なんて反応も

ちょうど赤くなり始めたばかりなので、収穫は来週ぐらいからですかね。
来月は入れ食いです


さて、次はキュウリの収獲です。
キュウリをハサミで切って収獲していた人もいましたが、「キュウリはこうやって収獲するんだよ」と指先でぽきっと収獲するやり方から教わり、みんなでコンテナ2杯ぐらいの収獲です。

「これはブルーム有りのキュウリです。今売っているのはみんなブルームレス、つまりブルームが無い、白い粉がついていないものなんですね。それは接ぎ木のせいで、一般的なものはカボチャの台木を使っているから、その性質で粉が出ないんです。でもやっぱり昔ながらの方が美味いと思いますよ」
という説明。初めて聞く人もいて「へ~」という感じでした。


そして、収穫したてをその場でパクリ
やっぱりとれたてはシャキっとしていてみんな美味しそう


お次は長ネギの収獲です。
これは先月もお土産で持ち帰ってもらった分げつネギというもので、らっきょうやニンニクのようにどんどん分かれて増えていくもので、1本あれば、半永久的に増え続けるというものです。
今の時期はちょっと時期がずれていて、「白さび病も出始めているから、家に帰ったらすぐにビニールから出して食べて下さいね」とのこと。
ビニールがはち切れんばかりにみんな持ち帰っていました


さてさて、午前中は主に収獲で終わり、美味しいお昼ご飯をいつものようにたっぷり食べた後は、いよいよ畑へレッツゴー

まずはヒマワリの種まきです。
みんなで巻き尺にそって一列になって、50センチの株間で2粒ずつ蒔いていきます。


この教室が始まってからは必ずやる行事になりましたが、1人でやるのと比べるとあっという間
やっぱり農業は人手ですね~。


お次はゴマの種まきです。
ゴマはさすがに手で蒔くと大変なので、シーダーで蒔きます。
これがシーダー。タイヤが回転すると同時に真ん中の歯車が回転するのですが、その歯車のピッチで種まきの間隔が変えられる優れものです。


これをカラコロ転がしながら蒔くのですが、まっすぐ蒔くためにはちょっと遠くを見るのがコツです。
みんなも一通りやってもらいました。何事も経験ですよね。


最後に私が数年前に高柳さんから頂き、毎年種採りしているポップコーンを蒔きました。
ポップコーンという単語が外来していない時代、おそらく1000年ぐらい採り続けられているもので、「あられ」というらしいのです。
昔、大須賀神社周辺の10カ村の村長が集まって五穀豊穣を祈願するとき、それぞれの村の当番がつくったあられを持ちより混ぜ合わせ、また各村に持ち帰る、ということをやってきたそうです。

これを初めて聞いたときは、私もびっくり
ポップコーンと言う単語が入ってくるもっともっと前に、こういった形のものが存在し、かつ「あられ」という名前で日本人は食ってきていたんですよね。

さて、みんなで畑仕事を終えた後は、高柳さんのお話ですが、その前に、「ゲンノショウコ、欲しいなら分けてやるぞ?」とのことで、実物を頂きに家屋へ行きました。

これが、陰干しされていたゲンノショウコ。
ゲンノショウコとは、漢方の基本の薬草の1つで、整腸作用があります。
ゲンノショウコは下痢気味の時に抑える感じで、また別にケツメイシという薬草は便秘気味のを解消する薬草でして、この2つを混ぜ合わせて飲むのが漢方の基本です。
高柳さんはそのゲンノショウコは家で作っているわけですね。


実際に、これが庭に生えていたゲンノショウコ。これを収穫して干すと先ほどのようになるんですね~


また、近くにはどくだみが。薬草が色々普通に生えていて、それを収穫して日常から服用しているのだから凄いですよね~。


色々な仕事が終えて、午前の続きで「高柳家の養生」のお話へ。

今、私は「あなたと健康」の東城百合子さんを心の師の1人として仰いでいますが、「あなたと健康」を知らない人も、著書の「自然療法」は知っている人はそこそこいます。

西洋医学ではなく、食生活や病気になってもなるべくお手当や漢方で治そう、という子育てママで、勉強している人は知っている人がいます。

その「自然療法」より、もっと前、大正時代の海軍の手当てや療法をまとめたのが「赤本」と言われているものです。

累計1000万部を超える超ロングセラー本で、今は廃れてしまっていますが、高柳家ではまだ愛読しています。

例えば、梅肉エキスと言うのがあります。
青梅をすりおろして天日で1カ月ぐらい乾燥させると、3kgが50gぐらいになってしまうのですが、黒いドロドロベトベトしたもので、なめると超酸っぱいんです。

でも、これでちょっとした赤痢やチフスなどは治ってしまう。

海軍ですから、病気になっても船の上、あるいは現地で出来る療法が必要です。

高柳さんの話だと、陸軍は森鴎外が軍医でついて、彼はドイツかぶれだったので、ドイツの医療で治そうとして、陸軍2000人が死んでしまったという事件もあったそうです。

森鴎外は東大で、今の日本の医療のカルテがドイツ語なのも、そこから来ているそうです。

一方で、海軍は「医食同源」「身土不二」という言葉を使っていた石塚左玄の考え方を踏襲したため、いわば日本伝来の民間療法、あるいは漢方の流れがあったのですね。

石塚左玄の考えが元になり、久司道夫という人がアメリカにわたって「マクロビオティック」という言葉で全米に広がり、それがここ10数年で日本に逆輸入で戻ってきて、日本でも流行っていますが、もともと日本の伝統医療が元にあるんです。

で、その流れがあって、海軍で数千人の兵隊さんを日露戦争で無事に現地に送り届け、また現地でも病気を治して戦力にするために活躍した一人に築田多吉さんという人がいます。

この方が書いたのが「赤本」です。

東大や大学受験で勉強する「赤本」は、この医療本の「赤本」がもとになっています。
つまり、「病気になったら赤本を見ろ」というのが常識の時代があり、時を経て、受験時代になってから「受験するなら赤本を見ろ」という使い方に変わったんですね。


「※赤本」・・・正式名称「家庭に於ける実際的看護の秘訣」で、表紙が真っ赤なところから通称「赤本」と呼ばれている本。日本海軍の看護特務大尉であった築田多吉(つくだたきち)が傷病兵やその家族を看病しながら、各地の故郷に伝わる民間療法を学び、各地で昔から伝わる漢方薬や薬草類、更には指圧やや灸など様々な民間療法をまとめたもの。大正14年発刊以来、累計部数は1000万部を優に超えている。

高柳さんのお父さんは、北京で終戦を終えたそうです。
そして、ロシアが攻めてきて「このまま投稿したら身を保証してやる」と言われたそうですが、「俺は逃げる」と言って、「高柳が逃げるなら俺も逃げる」といった仲間数人で徒歩で飲まず食わずで逃げたそうです。

そして栄養失調からか、朝鮮で脊椎カリエスといういわば脊椎に結核菌が入ってしまう病気になったそうです。
病院に収容されて、そのまま5人ぐらいが寝ていたそうですが、高柳さんのお父さんだけは「これで治るわけがない、このまま死んでたまるか」と思い、赤本に書いてあることを実践し、生き延びて帰国したそうです。

高柳さんの村周辺で生きて帰ってきたのは高柳さんのお父さんだけ。

帰国後も、何か体調不良やけががあれば、赤本を見て勉強して自分で治していたそうです。

高柳さんいわく「みなさんは、医者があるのが当たり前かもしれないですが、村に医者がいない、無医村があったということ、イメージ出来ないでしょ?だから昔はみんな自分で治していたんですよ」

だから、高柳さんは今も、打ち身には蝮の焼酎漬け、膿ものにはドジョウの開き、ちょっとした熱や菌には梅肉エキス、うんちの具合でゲンノショウコやケツメイシを煎じて飲む、という習慣があります。

「今の人はすぐに病院にいって、病気も医者任せ。でも例えば畑で話したように、野菜も調子が悪ければどこが調子が悪いかみて、水を上げたり、葉っぱをかいてあげたり手を加えて元気になってもらうようにする。人間も、自分で自分の調子を見て、おかしければ自然の治癒力が高まるよう養生する、というのは必要だと思うんです」と言います。

その通りだと思います。

私もこの生活に入ってから、結局、医者に行っても薬や湿布が出るだけなので、ほとんど行かなくなりました。
まあ、熱が高すぎるとか、肺や気管支まで来た時などは医者に行きますが、結局は自然治癒力ですよね。

あるお医者さんが言っていました。
「風邪薬というのは本当は存在しないんです。熱や痛みや咳などの大量を奪う症状を緩和させて、身体の自然回復力を高めてあげる効果があるだけなんです」

治す、というか、治るのは自分なんですね。

高柳さんも「私だって風邪は引くし、医者にも行きます。ただ、元気に死んでいきたいと思うんです。死ぬ寸前まで元気に生きたいと思いませんか?であれば、自分の体を自分で診ることはした方が良いと思うのです」

100の知識より、実践している人、体現している人の生活に触れることが、一番の刺激になるし勉強になりますよね~。

ということで、今回もみんなでじっくり深く楽しく学べて、気づいたら18時過ぎ。

日が暮れるのが遅くなりましたからね。

今月もみなさんで楽しく真面目な時間を過ごせました

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久々の高柳さんのお話

2018年05月21日 | 素敵な人・友人との時間
先日、わが師の高柳さんが田植えが終わり、「気が抜けちゃったよ」と、茶飲み話で1時間半ぐらい、久々にお話を聞いていました。

「今まで経験したことで、何を伝えていきたいと思うかい?」みたいなことから始まって、「今の人は欲ばっかりだな」とか「人は戒律がそれぞれある、何を信じているかでその人が信用できるかがわかる」など、なかなか難しいお話でしたが、ちょっと後で車で運転しながら考えてみました。

例えば「今の人は自分の欲ばかりだな」という話ですが、高柳さんは自分の哲学をもって、それで生きています。
特に、無着成恭さんの薫陶もあり、仏教を基本にした考え方、例えば、「知足=足るを知る」という考えなどが柱としてあります。

「今の人は自分がお金持ちになりたい、自分が何かをしたいばかりだな」
「私たちの時代はそんなことではなく、例えば人の役に立つ人間になれ、という教えられてきた。今の人は学校に入って良い会社に入って、金をいかに稼ぐか、という事ばかりしか教えられていないだろ?全部自分のことばかりだ」というのです。

それは私も思います。

私も偉そうなことを言えませんが、どちらかというと「人は何のために生きるんだろう?」とか「今の子ども達に後で少しでもお手本になれるよう、まっとうに生きたい」という思いがあります。

例えば、内村鑑三の「後世への最大遺物」などはずっと好きな本です。
「後世に遺すものとして、お金、ものなどよりも、最大の遺物は生き方」という本で、20代、とても感銘を受けました。


また、今のスマフォについても、意見が一致します。

若い頃は、それはファミコン中毒でしたが、大人になって、スマフォが当たり前になり、スマフォゲームを開発している会社が大企業になって、大人も恥ずかしがらずにゲームをあちこちでやっている今の世をみて「何なんだろう?」と思っています。

大人がこれでは子供もゲームをやるのに罪悪感は覚えないでしょう。

「刹那に生きる」という言葉があるのですが、刹那、つまり今を目いっぱい生きる、というより、今をとにかく楽しもう、という考え方が、世の中にはこびっていると思います。

まあ、「人生楽しければいいじゃないか」という最終結論を持っている身内もいますが
そういう大人が多すぎることに、疑問を思う人と思わない人がいると思いますが、私は疑問を思う人で、高柳さんと思想があうんでしょうね。

特に、ちょっとしたぼーっとした時間に、脳や目や心を休めたり、ぼーっとしている時に頭がむしろ働くと思うのですが、そういう隙間をスマフォで埋めているのを見ていると「大丈夫なのかな~」と思います。

私の若い頃はそうでしたが、常に頭や目を働かせていると、だんだんおかしくなってきます。
それでも若いころは自分で気づかず、後で体が壊れてから気づくものだと思います。
特に、田んぼに来ていて「田んぼってなにも考えないんですね、この何も考えずただひたすら田植えするのって、こんなに気持ちの良いものなんですね」という親御さんが多いのですが、こういった方は、大体、今の仕事や生活に余裕があまりない方なんですね。

将来のこと、自分はどう生きていくべきか、ということを常に考えられる生活スタイルというのは、自分の事を振り返ると、会社員では無理で、ある意味、農家を含めた自営業でないと実現できないものなのでしょうが。


話を戻して、高柳さんがこんなことも言ってました。
「誕生日も昔から疑問だった。なんで誕生日を祝うのか?正月になったらみんなで今年も新しい年を迎えられたね、で良いじゃないか、と思っていたのが、西洋のものまねが始まって、何か変だと思っていた。そしたら無着先生が教えてくれた。誕生日は本来は周りの人に感謝する日であって、自分が祝ってもらう日じゃない、とね。あぁ、そうか、と思ったんだよ。自分がまた1つ歳を重ねられたのは、周りの人のおかげだ、というのであれば、わかる。仏教の考えはおかげさまだから」

う~ん。
私は自分の子が元気に成長したことを祝いたい、というタイプの親ですが、確かに高柳さんの言うこともわからなくはないですよね。


あと、「人は戒律がそれぞれある、何を信じているかでその人が信用できるかがわかる」という話。
「宗教は何のためにあると思う?それは戒律なんだよ。人は放っておいたら欲に生きるものという前提で、だからそれぞれこれはしちゃいけない、といった戒律があるんだ。人は何をしちゃいけない、これは正しい、ということがあって、それがどういったものかで、その人を信じれるかどうか判断するでしょ?」というお話。

最初は、う~ん、宗教の教えって戒律なのかな~?、と思ったのです。
例えば神道は戒律ではなく「感謝」です。
また、信念というのは必ずしも自分に対する戒律に依っているものではないですし。

ただ「何を信じているかで、その人のことが信用できるかどうか判断できる」というのは、なるほどな、と後からわかりました。

例えば、単純な話で、人を簡単に傷つける人とそうじゃない人。
それは、その人の中にある他人に攻撃をしない、そういったことは良くない、ということが刻みこまれているかどうか、です。

人は絶対殺してはいけない。
暴力は良くない。

これはそういった思いを持っていない人から見れば、理性で抑えられない暴力性がある、というより、生まれてそういうふうに育てられなかった、というのがあると思います。

例えば、男の子で仮面ライダーの物まねなどで、心許せると思ったら平気で大人を蹴ってくる子がいます。
それは「そういった事は良くない」と親から教わっていないからだと思います。

まあ、後々、社会でそういった事は良くないと教わるわけですが、いずれにしろ、「何を信じているか」というのはその人の「行動」に確かに表れるな~と。

儒教の「陽明学」というのもそういったものです。
西郷隆盛しかり、幕末の志士の多くが学んだのが陽明学ですが、わかった、ということは、それが行動で実現できている、ということです。

高柳さんのベースにあるのは仏教ですから、そういった学びを受けてこなかった私からみれば、時に「禅問答」のようになってしまうのですが、この年になって、こういった事を教えてもらえるのは、有難いことだな~と思います
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お天道様の下で、元気にできた運動会

2018年05月19日 | 素敵な空間・イベント
今年の運動会が終わりました。

週頭の雨で、子ども達はテルテル坊主を作っていましたが、週半ばでも雨で、「こりゃ日曜日だな」と私に限らず、他の親御さんも思っていたでしょう。

ところが、金曜日の予報ではほぼ雨が降らないことがわかり、「これは土曜日開催か」という感じで、おそらく、お母さん方はお弁当作りモードのスイッチを1日前倒しで入れたと思われます

私も(土)は開催しないと思い、(水)(木)(金)と3日連続で畑仕事を入れて、身体はヘロヘロだったので「しまった、土曜日か」と、子ども達には申し訳ないが大人の都合で勝手に的が外れたな~、と思ってしまいました

ところが、下の子が私が腰が痛いのを見て、前日なのにマッサージしてくれて
本当は運動会前日はこちらが子供のマッサージでもしてあげるべきだろうに、まあなんと優しい子と、有難く体をほぐしてもらいました。

そして、運動会

同じ市内の小学校は日曜日に順延ということで、学校によって対応は違うものですね~。

さてさて、毎年5月は暑くて仕方ないのですが、今年は暑くもなく寒くもなく、気温もちょうどよい感じで、親子ともども楽しめました

一番感動したのは我が子の姿でも、高学年のリレーでも、応援団でもなく、「あすなろ学級」さんの玉入れでした。

今まで見たことが無かったので、ここ数年で初めてだと思うのですが、病気で学校に通えず病院内の院内学級で学ぶ子ども達の玉入れです。

プログラムに書いてあって「どうやるんだろう?」と思っていたのですが、病院の中で出来る簡易の玉入れを校庭で親御さんと1~2人の児童で実演するというものでした。

そして、その院内でやった玉入れの結果と同じ球を玉入れに入れて、結果発表のような形で1つ1つ「い~ち、に~、さ~ん」とカウントしていくものでした。

もう、涙が出ました

以前の音楽発表会でも、ドラクエのメインテーマを演奏した録音が流されたのですが、病院でしか過ごせず、屋外に出れず、「大人になる」という当たり前のことが実現できないかもしれない子ども達。

そんな子ども達の存在を考えるだけで、思いが沸くのは誰も同じだと思いますが、それをこういった形で全体の運動会に参画させるなんて。
保護者の方と院内学級の先生で考えたのでしょうが、一番感動というか、涙がこぼれる風景でした。


あと、我が子がお世話になった、愛する橋賀台幼稚園の園長先生や担任の先生に遭遇したのもびっくりでした
3月に卒園したばかりの新1年生は、たいそう勇気をもらったでしょうね~

ちなみに、今年は白組が総合優勝、応援賞、紅白リレーなど5つの賞を総なめでした
紅組はちょっと可哀そうで、特に応援団の子は意気消沈してました。
いつもは優勝しなかった組は応援賞を取るという伝統というか、教育的配慮みたいのがあったのですが

まあ、こんな年もあるということで。

あすなろさんを思えば、お日様の下で元気に運動会が出来たことだけで素晴らしいこと、有難いことです。

今年も無事大きなけがや事故もなく、先生もPTAや係りのみなさんも、お弁当作ったお母さんや仕事休んで応援に来たお父さん、他校に転任したけど顔を出してくれた先生など、みんなお疲れさまでした
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5月は頑張り時

2018年05月18日 | 農的体験・生活
5月は私にとって体を最も使う体力勝負の月です

なんでかというと、まず、私の主力の仕事の「田んぼと畑の耕育教室」の初回があり、かつ田植えは大人気なので、土日×2週=4回があります。
参加者とのメールのやりとり、前日準備などを含めると、週の半分ぐらいがこれが仕事になります。

そして、仕事以外で畑が真っ盛りの時期に入るのです。


5月と言えば夏野菜の植え時です。
そして、雑草も一気にボーボーに生えてくるので、4月は「なかなかきれいな畑じゃない」なんて思っていても、1センチにも満たなかった雑草が、あれよあれよと10㎝超え、になるのがこの時期なんですね

さらに、5月は例年干ばつでカラカラなのですが、今年は毎週雨が降り、晴天と雨のバランスが良いのか、野菜の生育も良いのですが雑草も伸び放題

さらに今年は気温も高く、季節が前倒しになっていて、土曜日の天気予報が雨だったので、もしやこれが今年の梅雨かも?と思い、雨の前に昨日&今日で夏野菜の仕込みを頑張って植えました

夏の野菜と言えば、ポップコーン、カボチャ、白瓜、は植え終わっているのですが、これから暑くなってきてから生育するオクラ、空心菜、さらには枝豆を昨日、3時間ぐらい頑張って蒔きました。

そして今日は朝8時から「田んぼと畑の耕育教室」の後始末ということで、教室で植えたミニトマト90本の芽欠きや支柱の準備と誘引をし、その後、車で30分かけて私の畑に移動し、昼飯抜いて紅はるか100本と草刈りと追肥を頑張りました

畝立てといって、かまぼこ型に土を盛り上げてそこに黒ビニールマルチを張る作業は、プロは機械であっという間にやってしまいます。
ところが素人は鍬でやるので、これを1本作るのに1時間ぐらいはかかります。
さらに暑いと体力が一気に奪われるので、1本は4月頭に作っておいたのです
なので、あとは一定間隔で植えるだけ
紅はるか100本、余裕で30分ぐらいで植えましたよ


その他、草取りしたり、毎年こぼれ種から勝手に生えてくる梅干しに使う赤しそを移植したり、ミニトマトの誘因をしたり、またボーボーになってきた草を刈ったりで気づくと14時過ぎ、そりゃお腹も空きます。

畑仕事のご褒美は山すそにある桑の木の実
昨年は大不作でしたが今年はたっぷり
甘酸っぱくて下の子もパクパク食べてました


ちなみにこれはサクランボ。
近所のおじさんが実家の八街の庭から切ってきたもので、鳥に食われちゃうので、ということで、枝ごとくれました


苗をもらって植えたキャベツはでかくなってきましたが、虫食いも出てきたので、青虫探し。
なかなか発見しにくいのですが、糞があるので探して手でとっています。


空豆も今年は入れ食い、たっぷりです


今年はスナップエンドウが少ないのですが、まあ自給用としては十分でしょう。


そんなこんなで、色々準備をし、これで一雨来たら、ちょうどよい感じですね。

これが終わればあとは落花生の種まきと、ひたすら草取りです。

畑の準備のピークは過ぎました
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この(土)(日)も「田んぼと畑の耕育教室」

2018年05月13日 | 農的体験・生活
先週の(土)(日)につづいて、この(土)(日)も「田んぼと畑の耕育教室」でした

毎年、延べ1000人ぐらいの親子が参加するこの教室、田植えが一番人気のため、普段は月2日しか開催しませんが、5月は4日間開催します

そして、今年は収容場所が拡張したため、いつも4月上旬には満員御礼にしていたのですが、今年は受付を延長したため、例年より多く、この4日間だけで300人ほどの親子が参加したのです

「みんなの農村ネットワーク」を設立し、この「田んぼと畑の耕育教室」を初めて今年で7年目となりますが、「農村と都市部住民の架け橋となる」べく、自称「農村コーディネーター」として頑張ってきましたが、私ごとながら「農村の体験の場」というのは、「価値があるな~」と毎年思います

というのも、最初はムスっとしていた大人も、田んぼに入るとあ~ら不思議、みんな笑顔になるんです
そして、普段は「汚しちゃダメ」と怒られている子供も、ここでは「もっと泥んこになりなさい」みたいなことを言われるわけです

普段、一生懸命働いている大人ほど、「何も考えずに田植えをするって、こんなに気持ちの良いものなんですね」と、物凄くリフレッシュされますし、子ども達はカエルハンターと化して、カエルを捕まえたり、ワニのようになって田んぼを這いずりまわったりと、まあしたい放題

何年も通っている親子だと「1年目はうちの子、まったくダメだったのに、今年はあんなに楽しそうに入っています嬉しいです」なんてお母さんもいます。

私が東京にいたころ、「こういった場を提供する側に回りたいな」と思っていたわけですが、あの頃に比べて、今も年々こういった場の需要が高まっていると思います。

そして、色々な親子の関係を見ていると、下手な施設より、青空の下で思いっきり自分を解放できる農村の田畑というのは「価値がある」と思うのです。

何より、田舎の人と心を通わし会話をする、なんてことは都会の人から見れば、ほんと、心も温まるものですからね~

リピーターの親子のお母さんが「うちの子、帰りの車で『こういったところに住みたいな~』なんて言うんですよ」といった話もあります

延べ人数で7000人近い親子が参加してきたわけですから、必ず、大きくなった時に帰ってきたい場所として「農村」が1つの選択肢となる人も出るはず。

そういった「場」を体験しているかいないか、というのは子供にとってとっても大きいと思うのです


という話はさておき、この土日も、まずは根本さんの田植え教室から始まりました


日曜日は曇りがちでちょっと寒かったですが、小さな子も大人も夢中に田植えをしたり、ドロドロ遊びをしていましたよ


そして、思いっきり田んぼをやった後は、食べ放題の釜炊きご飯とおかずのてんこ盛り
小さな子でも3杯お替りする子もいて、まあよく食べる事
「うちの子、こんなに普段は食べないのでびっくりです」と毎年聞くセリフを今回も聞かせて頂きました


美味しいご飯やおかずだけでなく、例えば、おこげやそばの実なんかも。
おこげなんて、今時の子は知らない子が多いですからね~。
そばの実も、ここ数年セレブに大人気のようで、良く売れました


そして、根本さんお手製のヨーグルトに、根本さんの丹波黒大豆の黄な粉は最強の組み合わせ。あっという間に毎回無くなります


お腹いっぱい食べた後は、畑でまずはミニトマトの苗を植えます。
この4日間で90株ぐらい植えたので、7月、8月はもう入れ食いです
子ども達は片っ端からなっているものをその場で食べれちゃいますよ


その後、落花生を蒔いてプログラムは終わり。

その後はフリーで、田んぼに行って田植えを続行する人もいれば、カエルを捕まえる親子も。

特に今回は週半ばに雨が降って畑のフリースペースがトロトロになっていたので、みんなそこで、トロトロぐちょぐちょを楽しんでいました


この4日間、300名ぐらいの親子を迎えましたが、今年もまずは初回、無事に終わって良かったです
早速お礼のメールもたくさん送ってくださって、「あぁ、今年も良かったな~。そしてスタートしたな~」と思います。

体調を整えて、これから約1年間、沢山の親子と一緒に私も楽しんでいきたいと思います
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やってきました!2018年、田んぼと畑の耕育教室

2018年05月06日 | 農的体験・生活
やって参りました
ついに今年も「田んぼと畑の耕育教室」がスタートです

農村の自然や田畑を思いっきり満喫したいお子様連れのご家族向けのこの教室、私の原点であり、今年でついに7年目に突入です

なんでも3年目が節目、7年目でまともになると思っていますが、ようやく一人前になった教室、ということですね

今年は日経DUALというwebマガジン?に掲載されたこともあり、また倉庫前を農家さんの根本さんが拡張して受入れ人数が増えたので、いつもは満席ストップになるこの教室ですが、今年は土曜日はそれでも満席になりましたが、通常の1.3~1.5倍の受け入れが可能になったので、たっくさんのご家族にご参加頂きました


さて、まずはいつも通り、今の農業の現状や何故根本さんとこういった教室を開いているか、コンセプトをお伝えしてから、みんなで田んぼに移動し、田植えのスタートです。

最初に根本さんから田植えの説明です。
たっくさんの人数がいますが、みんなちゃんと聞いてくれてます


一通り田植えの仕方を聞いたら、あとは各自田んぼへレッツゴー

慣れている子供はどんどん田んぼに入っていきますし、初めての親子は、親が子供を引っ張るパターンもあれば、子供が親を引っ張っていくパターンなど様々で面白いです

今年は根本さんも余裕を多少もって準備が出来たので、子ども達と楽しそう


それにしても、90人ぐらい来ても、普通の3.5倍あるこの教室の田んぼは、まったく問題ありません。
田んぼは鏡面のようで、こうやって俯瞰してみると、本当に美しいですよね~


田植えをしている親子もいますが、必ず毎年出るのが、こうやって田んぼにお風呂のようにつかったり、ワニのように這いずり回る子
私も主催者じゃなければ、思いっきり田んぼにダイブするんですけどね


そう思っていたら、お父さんも子供と一緒に泥んこになっていました
子どもがいると、こういったことが一緒に出来るから楽しいですよね~


畦道を裸足で歩く子ども達も観ているだけで幸せです
ちなみにみんなでカエルを捕まえていて、それが今日の一番の盛り上がりかも


田植えはもちろん、タニシ、カエル、ゲンゴロウ、アメンボなど色々捕まえて楽しんでいる人もいて、みんな思いっきり田んぼを満喫していました。
畑の教室も良いのですが、やっぱり田んぼって、非日常で、大人も子供も楽しめるんだよな~と思います

さて、田植えが終わったら、この教室のメインの1つ、お昼ご飯の食べ放題です
必ず「うちの子、こんなに普段は食べないので、びっくりです」というお母さんがいますが、今年もそういった子、いましたよ
身体を思いっきり動かした後、外でみんなで食べ放題だと、どんどん食べちゃうんでしょうね~。
もちろん、ご飯もとびっきり美味しいですからね


そしてご飯の後は、ミニトマトの苗の植え付けと落花生の種まきです。
何年も来ている子は、段どりがわかっているので、こちらとしてもなかなかやりにくいところもありますが、初めての子は期待通りの反応で、やっぱり楽しいですね



そして、この教室の面白いところは、こういったプログラムが終わった後は、フリーということ。

また田植えをする家族がいたり、カエル捕まえに出かける家族もいたり、畑を走り回る子もいたり。

農村に来て、広がる青空の下、思いっきり解放感に浸りながら子供と田畑や自然を思いっきり満喫できる場所って、やっぱりあんまり無いんですよね~

そういった事を一緒に出来る根本さんと知り合えて、そのご縁に今年も感謝感謝です。

そして、今年もたっくさんのご家族とこれから約1年、毎月、たっぷりと農村を満喫していってもらいたいと思います。

次の(土)(日)も同じぐらいの参加がある予定。

体調整えて、元気に楽しく開催したいと思います
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普通って?

2018年05月03日 | 自分の時間
昨日、自分の普通と他の人の普通が違うんだな~と、思うことが2つ起きたのでちょろちょろと書きます。

1つめのお話。

最近やたら暑いので、カボチャとゴーヤとトウモロコシを植えました
そしてニンニクの芽も出てきているので、様子を見ていると、隣の空豆が食い荒らされている痕が


狸なのかキジなのか、誰が犯人かわかりませんが、こんなこと初めてで、仕方なくちょっと早めでも、鞘が下を向き始めているのをいくつか収獲して帰りました。

アスパラやスナップエンドウも収獲して持ち帰ったのですが、家に帰ったら、私の部屋からうちの子と友達2人、合計3人が出てきて、びっくり

我が家はろくに掃除がされていないので、めったにお友達が来ることがないのですが、いきなり自分の部屋から自分の子だけでなく知らない子が出てきたら、ちょっとびっくりしますよね~

そして、私はそのまま野菜の配達に出かけたのですが、帰宅後、奥様から聞いたのですが、そのお友達に私がとってきた空豆やアスパラを見せても、何だかわからなかったんだって

アスパラって、アスパラベーコンとかで子ども達って結構好きだと思っていたのに。。。
空豆も「ナス?」、スナップエンドウも「ナス?」って言ったそう

いや、人参が木になっていると思っている子がいるというのを聞いたときは、たまげましたが、スナップエンドウや空豆を見たことが無い子がいるんですね。そして両方、「ナス」と答えちゃうなんて。。。

とはいっても、私はたまたま農的生活を送っているからであって、一般的には、スナップエンドウや空豆をそうは食べないのかもしれないし、そんなものかな~、と。

スマフォをもっていなかったり、テレビがアナログだったり、電子レンジを使っていない我が家も、世の中からみれば「普通じゃない」ということでしょうね

ちなみに、奥さん、採れたてなので茹で立てをおやつとして出したら、その子達、「美味しい」といって食べてくれたそうです


2つめ、夕食時に、小学校の担任の先生から電話がありました。
奥様が話していると何だか笑っていますが、子供は担任からの電話なので「何だろう?」とドキドキ。

で、何だったかというと「連絡網で2人に電話しなくちゃいけない人が見つからなくて困っていた」とのこと。

クラスの連絡網というのがあると思うのですが、普通は順番に次の人へとかけていくのですが、次の1人ではなく、2人にかけなくてはいけない人が出てくるらしいのです。

そして、その先生、なんと「3人に断られた」そうです

そして、困っていたら、うちの子の前の担任が、我が家なら受けてくれると思うとアドバイスをしてくれたそうで、我が家で落ち着いたわけです。

いや~、この話にびっくり、というか「へ~っ」って感じです。

お仕事をしていたりする人が多いので、電話をしても出なくて何度もかけなくちゃいけない、といった手間があると思います。

ただ、先生から頼まれたら普通は断れない、というか、多少面倒で嫌だな~と思っても、断りにくいものなんじゃないかな~というのが私の普通の感覚。

でも、3人も断った人がいるなんて、すごいな~と思ったのです

なんてことを書いていると、何が普通なのかわかりませんよね~。

ただ、うちの子どもの同級生の親御さんも、我が家より1周りも年下の親御さんもいるでしょうし、まあ、時代が変われば普通も変わる、ということなんでしょうね
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