半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

土の世界を学ぶ「食と命の教室」

2024年03月16日 | 農的体験・生活

今年2回目の「食と命の教室」。ポカポカ陽気の中で、また今回は欠席も多かったので8人だけでしたが、その分、のんびりゆっくりとコミュニケーションを取りながら過ごしました

また、前回お休みしたので今回初参加の方は、モンテッソーリ教育の方で、お子さんが自分で家畜も飼って自分で殺してご飯に自分で学校の経営に携わるというアメリカの中学校へ、といったように「へ~」と思うようなお話を沢山聞けました。

さて、教室は先月に種を蒔いたミニトマトが本葉を出して根も回ってきたので、鉢替えになります。

まず、先月同様にピートモスを崩して細かくします。

そこに鹿沼土を混ぜて、育苗用の培土を作ります。

この混ぜ方のポイントは、下から上に土を盛り上げて少しずつ端から端へ切り返して行くこと。コンクリートを作る際もこんなやり方で4回やれば大体きっちり混ざるそうです。

混ぜ上げた土をポットに移して、水を撒いて水分を含ませたら移植先のポットは整ったことになります。

そして、こちらが先月種を蒔いたミニトマト。セルトレイは小さいため、もう根が回って本葉も重なってきたので、移し替える必要があります。

引っこ抜くと切れてしまうこともあるので、底をつまんで押し出すようにしてから引き抜くのがコツです。

これをポットに移植すれば、あと1ヶ月で畑に植えられます。

500鉢以上を10人で力を合わせることで1時間ぐらいで出来ました。ハウスは暑かったので少し疲れましたが、美味しいお昼です

みなさん、お待ちかねのお昼

今回もお野菜だけですが、美味しい

特に、大根の醤油漬けは一番人気

また、高柳さんが銚子の知り合いから頂いたという「生醤油」は美味しかった

お昼が終わった後は、今回の目玉の「土の世界を電子顕微鏡で覗いた『根の國』」を視聴。

土の中にはミミズやゾウリムシなどいるわけですが、さらに小さいトビムシやダニ、ヒメミミズなど小さい虫もいます。さらにそれより小さい虫が植物の死骸を食べ、生態系が出来上がっています。それらの食物連鎖の中で、最終分泌物、つまり、虫の死骸や糞・尿などが植物の栄養源になっているわけです。

たった1CCで1億の生き物がいるというのだから驚きです

といったことを、ただ言葉で聞いても良くわからないのですが、それを映像で見れるのがこの「根の國」というDVDの凄いところ。参加者のみなさんが驚きと感嘆の言葉を発していました。

そして、映像が終わった後、ひょいと現われたお兄さんがいました。

実は、明日はお隣の神崎町でコロナ禍空けで4年ぶりの「蔵祭り」があり、高柳さんが所属するバンドも久々に出演するということで、機材をとりにきたそうです。

そのお仲間と高柳さんが、1曲練習も兼ねたセッションを観ることが出来ました

1曲やった後、「こんな時間も良いでしょ(笑)。さあ、音楽の時間は終わりで外に行こう」という事で、野ざらし堆肥の見学へレッツ・ゴー

野ざらし堆肥とは、屋根などが無い地面にそのまま置きっ放しで風雨を浴びながら、雑草が風化され、最終的に土になったものです。積まれた枯れ草が1/10ぐらいの堆積になると土になるのです。

これがさっき見た「根の國」の実物なわけで、みなさん堆肥を掘ったり臭いを嗅いだりしながら土の世界を実感していました。

その後、サニーレタスも取り放題、聖護院大根のお土産でみんな大喜び

夕方はみんなで意見を出し合い、楽しくも深い学び合いの時間を過ごしました。

2回目にしてみんなアットホームに自分の思う疑問を色々発していました。

大人の寺子屋としてやってきて12年目、今年も良い教室だな~

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