まるみのあっちこっち巡り

ー31,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

ブリジストン美術館 「なぜ、これが傑作なの? コレクション展示」

2011-04-04 11:39:39 | ミュージアム
初めてブリジストン美術館を訪れた時に一番印象に残った作品は、
パブロ・ピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」
圧倒的な力強さを持った線と色彩が調和し、心をつかまれました。

充実した西洋美術コレクションを持つブリジストン美術館は、
その後も何度となく足を運ぶ
お気に入りの美術館の一つになっています。

今日は、ゆっくり楽しむことにしました。
総数165点の展示、音声ガイドを借りての説明と
ギャラリートークでの学芸員さんの
解説と貴重なお話を聞くことができました。

第1室のレンブラントの「聖書あるいは物語に取材した夜の情景」
左側が切り取られ、主題がはっきりしないとされますが、
暗闇の中、ロウソクの灯りのもとに数人の男たちが集まる絵です。
レンブラントらしいこの作品の前からは離れ難かいものでした。

第3室は、紀元前のエジプトやギリシアの
大理石像など展示しています。
立ったものは珍しいエジプトのセクメト神像などもあります。

20世紀美術の先人者マティスの作品は第6室。
一見やすやすと描いたと思われる作品が、何度も描いては直す
長いプロセスを経た画家の計算された作品であると知りました。

ブリジストン美術館を代表する12点に絞り、
なぜ優れた作品だと考えられるのか、
多くの人に愛されてきたのか
あらためて紹介されている展覧会です。

ブリジストン美術館 
東京都中央区京橋1-10-1

ギャラリートーク
毎週水曜日と金曜日の15:00~16:00

2011.2.25
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