モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

女子美術大学付属高校 合格作品

2019-03-01 23:33:45 | 学生

土曜日の人、岩田です。本日は、女子美術大学附属高校を受験し、見事合格したユキの作品を掲載します。
試験は、透明水彩を用いた静物着彩。一見、ごちゃごちゃと無作為に様々なモチーフが台上に置かれている印象がありますが、出題者としては、受験生が描く力を持っているかを判断するために、自然物、円柱形体や直方体といった構造物、ガラスや布、果物など色や質が異なるものを取捨選択しモチーフを選ぶのです。

限られた時間の中で、これだけのバリエーションに富んだモチーフを描き切るというのは、相当な労力と集中力を要します。故に、受験生は、日々練習に明け暮れるのです。
パレット上の絵具を混ぜ、眼前モノの色を作り出すことは、モチーフ単体であればさほどの苦労もないかもしれませんが、何せこの物量です。パレットの上も、やもするとゴチャゴチャになってしまい、彼女も当初そうした道具の扱いに苦心していたことも無理はありません。

ただ、彼女が偉いのは、そうした状況の中でも日々をできるだけ充実したものに変えていこうと努力したところにあります。正直、器用なタイプではありませんが、講師の意見に素直に耳を傾け、少しづつでも向上しようという気持ちが絵に現れ、合格に結びついたのでしょう。
そんな彼女が高校に入って、どのような表現をしていく人になるのか楽しみであります。


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