モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

建物への意識を

2022-10-22 17:47:22 | 大人 水彩


佐藤k 透明水彩

岩田です。今日は、佐藤さんの透明水彩の作品をご紹介します。

こちらは、ドイツのハイデルベルグという都市、ネッカー川に架かるカールテオドール橋の風景を描いたものおです。
こう見ると、かなり大きい川のようで、橋の上を歩く人の小ささをみても橋自体がとても大きいものだと思われます。風景を遠くから俯瞰して捉えている故、大きい広々とした感じが良く出ていますね。

背景の森?もしくは山なのか、その鬱蒼とした表情を透明水彩を淡く使って表現しています。
川に反射している建物、この辺りとても良いです。はっきり描きすぎず、かなりぼかしながらその雰囲気を上手く伝えていてとても綺麗です。そのお陰で、手前に架かる橋との空間も出ています。

そうした良いところもありつつ、私が敢えて指摘したいところは、建物のかたち、構造的な見方。それらが歪んで見えるのは気になりますね。
奥はまだしも、手前の建物だけでも、もっとしっかり描けていたら、全体の見え方も違ってくる筈。
佐藤さん、建物は沢山描いていると思うので、そこは気を付けましょう。
とはいえこれだけあると、一つ一つきっちり描くのも大変なのは分かりますが、何とか頑張って下さい。

そして最後に、もう一度背景の色の使い方で言うと、緑の中でも例えば青や他の色に振ってあげることで、更に見え方が良くなると思います。

あらためて、建物は今後も是非気を付けて描いていって下さい!

動画では、作品を近づけたりして詳しく解説しています!YouTubeはこちら


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