一葉 中3 鉛筆デッサン・透明水彩(先輩作品の模写)
女子美術大学付属高校、合格作品です。
この作品たちを見て、ドッキリした高校生もいることでしょう。
まず左手のデッサンですが、ポットやボウルなどツヤツヤ光るもののハイライトの入れ方から、描いていく中で少し何かを掴んだ跡が見えます。
この子が入会したときから、度々経過を見ていますが、モチーフのディティールによって画材をきちんと適材適所使いこなせていて、やっと鉛筆と消しゴムと仲良くなれてきたのだなといった感じが見受けられます。ちゃんと重さを意識しているのもポイントが高いです。
画用紙の中に適した大きさに配置して構成するのもとても基本的なことなのですが、この年ではなかなか難しいことですし、その中ではかなりできている方だと思います。(ただ課題はあります、改善の為にこれから頑張ろう)
そして最初からこの生徒に感じていたのは、頭を使って描いているなということ。アドバイスをしても納得できず疑問に思えばその場で聞いてくれるし、理屈も頭に入れながら描くことをしています。(わからないことがあったらわかった振りをせず、わかるまで聞いて欲しいのが教える側としての気持ちなので、助かります。)
画材の使い方や構成なんてできて当たり前のことかもしれないけれど、基本中の基本をしっかりと抑えてこその合格だったのでしょう!
一葉、おめでとう! 菅原
「ま、中学生でここまで描けりゃ、果てしなくバカか、万引きや窃ッチャで捕まらない限り、不合格にはできないわな。」 by小原先生