モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

教育的指導?

2015-02-11 19:57:41 | 学生
 真惟子 高1 油彩
学生クラスの真惟子です。上野の東京都美術館でやっている全日本学生美術会という展覧会にアトリエで描いた油絵を出品しましたが、佳作をいただきました。展覧会で他の人の作品を見て、多く学ぶ点がありました。また自分にはない技術や絵の具の塗り方などがあり、とても勉強になり見に行って良かったです。

ミオス恒例の“THE 酒瓶”モチーフです。同じブランデーの瓶を3本セットして、授業中香りだけで酔っ払いそうになりながら描かせました。そのせいか油絵からV.S.O.Pの良い匂いがプンプン香ってくるような、およそ学生らしさとは程遠い作品に仕上がりましたので、審査員はきっと飲兵衛に違いありません。「真惟子やったね!琥珀色がすごーくおいしそう!おめでとう!」


水曜小学生クラス 左 和真 6年 / 右2枚 真彩 5年

こちらは水曜小学生クラスの先鋭高学年、途中経過です。「既存のキャラクターは描いてはいけない」という約束に、ガンダムとの相違点を事細かに説明し「これだけ変えたからいいでしょ?お願い、見逃して!」とすがる和真でしたが、「何も資料を見ずにここまでリアルに細かく描ければ誰も文句は言わないよ。約束なんてなかったことにできる程の説得力がある。負けた。」と私に言わしめたこのテクニック。「だって今までの人生で100枚はガンダム模写したもん!」とサラッと言ってのけました。好きこそものの上手なれ。感服いたしました。

「必ず自分を主人公にすること」という約束に真彩は、大広間のある居酒屋(というより和風のガールズバー)の主人(しかも着物を着た長髪の男性)として自分を表現しました。宴会のチラシを気前良くばら蒔いています。2コマ目は綺麗なオネエチャンにお酌をされてご満悦の客(動物)達の姿が。もう見ているだけでご機嫌になってしまうこのイラスト、11歳の少女に描かせていいのか?なんて良心の呵責は、これだけの技術の前には微塵も生まれて来ないのでした。「こんな絵だったらずーっと描いていたい!全然飽きない!」って、そうでしょうとも。見ているだけで酒が飲みたく絵です。脱帽です。

とここまで書いて、ご入会を検討中の親御様がこれを読んだら、絶対体験授業に来ないだろうなーとボンヤリ思うオバラでした。
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