モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

そこはかとない、なんだこれは感

2016-06-15 22:12:13 | 小学生 工作

水曜日 小学生クラス

どうも、磯辺です。
小原先生のブログにもあった通り、小学生クラスは油絵に突入しておりますが、今回は油絵の前に制作した作品の紹介です。

「粘土で二体の人形を作り、状況を想定してその二体を組み合わせ、その状況を絵で表し、その関係性を考えつつ人形から植物を生やす!」
課題です。なんとも盛りだくさん!この写真は水曜日クラスのみの作品たちなので、まだまだ片鱗にすぎませんよ(笑)

まず人形は、強度を持たせるために手足をバラバラに作るのではなくて、一つの大きい塊からつまみ出して作っていきます。言葉で言うと簡単なのですが、実際に作るとどうしても足が短くなってしまいがちで、細くならないように太くするのはなかなかの至難技。やっとこさ一体完成してももう一体…。しまいには、二体組み合わせてポーズをとらせてみたら足が地面に着かない!!なんてハプニングも多々ありました。それでもみんなちゃんと一回の授業でそこまでできたのは偉い!そして、微妙なバランスで独立して立っているが素晴らしい!

そして絵に描いた後は、植物を生やす行程なのですが、まずカッチカチに固まっている粘土に容赦なくドリルでぎゅるぎゅると穴を開け、そこに太めの針金をつきさしています。穴の場所や針金の本数は十人十色で、その針金の上から造花用のフラワーテープ(緑・茶)を巻いています。
そこに実らせるものは本人たちにお任せしているのですが、水曜日クラスは最後の日に説明書を全員に描いてもらいました。説明書の中身は、作品タイトル、2人の関係性の絵(2体の粘土のスケッチ)、実っているものの中で一番のお気に入りのものを描き紹介、作品の説明、となっております。
例を挙げると、「喧嘩をしてボコボコに殴っていると、そのパンチから相手の嫌いなものが繰り出されます。僕はナスがこの世で一番嫌いなので、相手のパンチからナスこれでもかという程出て来たら余裕で負ける自信があります。」ナスが必殺技になるとは恐れ入りました!
また別の子は「地獄って英語でどう書くの?」と聞くので「HELLだよ。」と教えると、上手なレタリングで切り文字にしてくれたのはいいのですが、肝心の表紙の題名がひらがなで「あくま」と書いてあり、「いや英語にした方が良かったの、そっちじゃね?せめてカタカナでデビルって書けば…」と笑わせてもらいました。
それにしても皆のタイトルが実にユニークで、なぜ全員分メモをとっておかなかったのだろう…と激しく後悔しております。保護者の皆様、お子様がなにか作品をつくった時には、毎回タイトルを聞いてあげるといいかもしれません!

では、他の曜日の分も楽しみにしていてくださいね!
コメント
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