モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

鋭い眼光

2013-09-22 04:56:00 | 大人 油絵・アクリル
Yahagiookami矢作 油彩

親戚のところで赤ちゃんを抱いていたら筋肉痛が酷い、酒井です。鍛え方が足りないなとしみじみ感じています。さて今日は日曜クラス矢作さんの作品を紹介します。毎回意欲的に様々なモチーフに挑戦される矢作さんですが、今回は動物モチーフに初挑戦!ギロリとこちらを見上げる鋭い目つきに視線が逸らせなくなるような、リアルな狼を描いた作品です。アトリエに置いてある動物図鑑の1ページを参考にしたものなので、見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

なんといってもこの毛の表現に驚きです。鼻先から頭部にかけて少しづつ違う毛の長さや、野生動物らしい少し堅そうな手触りまでとても丁寧に表現されています。鼻筋のあたりは、撫でると皮膚の下の骨の固さまで感じられそうなほど。地面の色も試行錯誤を重ねて、まるでペルシャの高級絨毯のような上品な色合いに仕上がっています。

実際の写真よりも矢作さんの作品の狼の方が心なしか優しく、聡明そうな印象をうけます。人物画は本人に似る、と言いますが、タッチには必ず自分の性格が繁栄されてしまいますから、動物も同じかもしれませんね。ちなみにこの狼、小原先生曰く「うちの犬(シベリアンハスキー)にそっくり!」だとか。私はひっそり「あらしのよるに」という絵本に登場する狼ガブを思い出していたのですが。どちらも顔に似合わず甘えたで、ちょっぴり臆病な性格です。鋭い目つきの中にほんの少しの愛嬌がある狼。矢作さんの新しい可能性を見た一枚でした!

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今、できること 明日まで

2013-09-22 00:50:45 | 大人 油絵・アクリル
Yamazakikoten
オバラです。本日、山崎さんの在籍するクラスメイトの皆さんにお声掛け頂き、山崎さんの個展に庄司先生と一緒にお邪魔し、レストランでランチを楽しませて頂きました。
自然光が燦々と降り注ぐ中に飾られた作品達が19点、小さいながらもそれぞれが輝いていました。
以下は山崎さんから頂いたコメントです。

個展を意識して、実現するまで3年の日数がかかりました。一枚描くのがやっとなのに…(^-^)。 きっかけは、自分の絵を某病院に、ある期間置いてもらったこと。
小原先生と抱きあって喜んだ。 そして、先生や額職人さん達と一つの作品を作り上げている。という喜びが自分を変えたと思います。 そして、その喜びは今も色あせていません。 今回の作品は、(自分が癒されたい気持ち)を求めていたかもしれません。…でも、個展を自発的にやってしまう自分。実現しなかったけれど、銀座のギャラリーまで、自分の作品をもっていってしまう自分は、(目立ちたがりや?)シャイであるわけがありません。 やった以上は、これからが大きい。神宮さんが「なに、やっているんだ。はやく登ってこい!!
と言ってる気がしました。これから先どんな絵を描くのかは、一度気持ちをクリアして、考えて行きたいです。また、個展やりたいです。地域の美術展にもエントリー続けたいです。どこに自分が住もうと…絶対に!
山崎

生徒さんが公募展に出品されたり、展覧会を開いたり、作品が売れたり、というのは本当に自分の事以上に嬉しいものです。
山崎さんは来月遠くに引っ越しをされてしまうので制作を続けられるか心配していましたが、頼もしい熱いメッセージを頂き安心致しました。
どうぞお元気で絵を描き続けて下さい!
山崎さんの個展は明日までです。少々遠いですが、ぜひ皆様御高覧下さい!

コメント (3)
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