こんばんは
本日夕張市で行われました「第2回地域医療を守る地方議員連盟」の会合に参加してきました。
当初、札幌駅でI先生と合流し、新千歳空港へ。その後H先生と合流し、夕張へ。
夕張に着いたあと、ラーメンを食べていたんですよ。ラーメン。
のんき屋という・・・6人しか座れない小さな店でしたが、3代続いているというだけあっておいしいラーメン屋でした。
その後T先生、N先生と合流。夕張医療センターを見学し、マウントレースイでお茶をしながらDiscussionという非常に勉強になるひと時を過ごしておりました。
そして14時から会合の開始です。 参加したときに思ったこと・・・。
「僕は・・・・議員連盟になってしまったのだろうか?」
参加者名簿に僕の名前を載せるのは・・・・・。いや、それはいいのですけど・・・・。参加者だから・・・。
北海道地方議員連盟の代表K議員が座長で始まった。
当初、一般の方もいる中では少し難しい内容かな…と思ったが、予定通りに進行。
詳細に関しては書かないが「それぞれの地域」における病院運営などに関する情報が提供された。
また、奈良から参加されていたM議員の発言があり、それに対して全医連のT先生がコメントを返して第一部が終了した。
国会議員の先生もこのタイミングで参加されました。
・・・・・間違うと問題になるので酔っ払っている今は、詳細に関しては書きません。他の先生方の記事に期待します。
第2部は夕張の市民の方々も交えていろいろな話が出ておりました。いろいろな意見が出ておりましたが、最終的に今回の会合では次のような内容が採択されました。
「夕張アピール」地域医療を守る地方議員連盟から発信
地方議員として、地域医療の設計・提言に取り組もう!
私たちの地域医療を取り巻く環境は現在非常に厳しい状況です。特に、自治体病院の医師不足や地方財政の逼迫による経営の悪化は深刻で、地域医療を守る仕事は議員の必須の使命となっております。
医療崩壊は国の政策や行政の対応にも問題がありますが、住民代表の地方議員が現状を把握しない限り問題の解決はあり得ません。
何とかなる、誰かが何とかしてくれるなどの「他人まかせな」問題意識では何の解決にもなりません。
だれも責任を取らず、誰かのせいにして、かろうじて「現場の医師や医療スタッフの自己犠牲によって成り立っている」現状打破のために、私たち現場に直面する議員と住民がより密接に連携を図る必要があります。
具体的には、コンビニ受診の撲滅・軽症患者の時間外受診の適正化・救急車の適正利用に向けた地域住民との対話、有限の資源である「医療スタッフ」とのディスカッション、および医療経営についての正しい判断と理事者への提案。
崩壊を始めている地域医療のために発足した地方議員連盟を通じて、今回学んだ現状と課題をそれぞれの地域で「私たちの医療のため」住民に啓発活動をし、「今日の医療のために」議会活動で政策立案予算審議をし、「明日の医療のために」地域医療の設計、提言を図っていくことをここに提唱します。
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という内容が採択された。
個人的には「地域を守るために医療の設計・提言に取り組もう」のほうが良いかな…とも思ったが・・・OKでしょう。
他にも難しかったために内容が削除された部分がある。
「住民のウォンツに応えるのではなく、真のニーズに合った・・・」という文章が削られたのだが、「住民の過度の期待」「住民の不十分な理解による不安」など…様々な表現が考えられたが、最適な表現がなくこの部分の文章は削除された。
しかし、全般として非常に重要な「アピール」文書である。
地域医療、いや地域だけではない。今の時点で「日本」という国を守っていくためには「国民」「住民」が現状を理解し、新しい「日本」を作っていくために関わっていくしかないのではないかと思う。
閑話休題
さて、この後が僕の本番である。
僕は立場上、ああいう場所での発言はできませんので(w)、懇親会などで様々な方々のお話を聞きました。
一人一人の話はあえて書きません。
いや、一人だけ。奈良から来てくださっていたM議員は、奈良でもこのような議連を立ち上げることができたらとおっしゃっていた。頑張ってほしいと思う。
議員連盟に関して、これは都道府県によって「スタンス」が異なる。それゆえ同じような「議員連」は作れないと思うが、「共通の思い」による共闘はできると思う。
また、多くの方々と話をした。2次会までもつれ込んだ。
2次会でも非常に熱い議論を展開していた。僕はA町の議員さんとDiscussionをしていた。
もちろん、一人一人の考えは異なる。しかし、共通の思いは同じである。互いの考え方は理解ができるのである。
それ故、さらなる良いアイデアというものがこのようなDiscussionを通して作成されていくのだろう。
2次会まで「熱い議論」ができる人たちが集まり、どのようにすれば「地域医療」ひいては「日本の医療」が守れるか、それを議論している。そのことがやはり素晴らしいと思った。
僕は公の場での「話」よりも「懇談会」などでの相手の考えを傾聴している。
今日話を聞いた方々、「夕張希望の森のスタッフ各位」「各議員さん」「ジャーナリスト」「医療従事者の方々」様々な方々の考えに触れた。
それぞれの人の熱い考えに触れた。その時間は本当に素晴らしいものだったし、今後の僕に大きな影響を与えてくれると思う。
そして、このような活動に時間を費やすことができる人たちが集まってきたことで「北海道」が…そして将来は「日本」がより良くなっていくと信じたいと思う。
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明日というか、今日ですが・・・。朝から研究の最後のまとめを行い、午後から2年間の報告を行い、指導医と飲み会をして終了です。
では、また。
夕張の参加お疲れ様でした。
いつも詳しいレポートをありがとうございます。
地方の一市民としては大変助かります。
つい先日も札幌の産科救急崩壊の記事が出ていて心配してましたが、夕張の地に日本各地から様様なかたが参加され熱心に語りあったとのことは、とても心強い限りです。
また色々とレポートしてください。
夕張といえばいまや市民病院が有名・・ですが、ラーメンもなかなかおいしそう^^ですね。。
こんばんは、コメントありがとうございます
夕張疲れましたが楽しかったです。僕のような若者には、様々な刺激となって非常に勉強になります。
詳しいレポート・・・・は後ほど書こうか迷っているのですが、雰囲気だけでも伝えられたらよいかな…と思い、雰囲気のみにとどめております。
だれが何をしゃべったかまで書くのは、僕が(しゃべった内容を詳しく書かれるのを)されたくないので、あまり書きませんw
札幌の産科救急の話も、いろいろな考えがありそうです。それも含めて、様々な人が個々の考えを述べることは全体が発展していくうえで重要だろうと考えています。
また、何かあればレポートします。なかなか、厳しい環境に行きますが…今後は「死にそうなくらい忙しい勤務医」の日常を死なない程度に頑張ってレポートします。
夕張ですけど、ラーメンもそうですが「カレーそば」が有名なようです
また、コメントいただければと存じます