新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

民主勝利は自民政権への明確な否定でしかない:だから勝って兜の緒を締めよ

2009-08-31 23:04:16 | Blogを書く理由

つづけます

これは本当にその通りなのでしょうね。僕も同じ気持ちですから。

 

「民主勝利は自民政権への明確な否定」 米メディア論評

2009年8月31日14時25分 http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908310211.html  

【ワシントン=伊藤宏】民主党が総選挙で勝利したことを受け、オバマ米政権は朝鮮半島の非核化やアフガニスタン情勢、気候変動などあらゆる問題で、新たに発足する民主党政権と緊密に協力していく考えを強調した。総選挙の結果は米メディアでも関心を集め、「野党の勝利というより、自民党への否定」とする分析が目立った。  

米ホワイトハウスのギブズ大統領報道官が30日、「強固な日米同盟関係と緊密な協力関係は、次期政権の下でも継続すると確信している」との声明を出したのに続き、米国務省も同日付の声明で「朝鮮半島の非核化、気候変動、エネルギー、アフガニスタン・パキスタン、人道・保健衛生といった問題で、日本の新政権と緊密に協力していく」と表明した。  

 

ルース駐日大使も31日、「日米両国が直面するすべての問題について、日本の新しい政府との協力を期待している」との声明を発表した。  

メディアの関心も高い。ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は、「日本の野党が地滑り的大勝利」とする記事を掲載。「この勝利は野党の信認というより、現政権への明確な否定と受け止められている」と指摘したうえで、「この国の伝統的に受け身な有権者たちが、自らの手で国をコントロールできることを示した活力あふれる瞬間」と評した。  

 

ワシントン・ポスト紙(電子版)も「世界一の高齢化社会への不安、多額の財政赤字、高い失業率と経済不況。こうした失敗について、有権者は自民党と麻生首相を罰した」とし、「野党の勝利は魅力的な政策やカリスマ的なリーダーシップがあったからではなく、有権者が自民党から権力を奪い取ることができる唯一、可能な方法だったからだ」との見方を示した。

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これからの民主党は・・・この評価があるゆえに、「勝って兜の緒を締める」ごとく、気を引き締めてやっていただきたいものです。

 

そして、最も強調したいことは今回の選挙で「国民が自分の手で政治を変えることができることを知った」ということ。

 

それにより「政治に対するもっと積極的な姿勢」が国民側に出てくれば、日本は変わっていくのではないかと思います。

 

国民が望む政治を・・・・。

 

一部の人間の利益よりも・・・多くの人間が必要としている「医療」「社会福祉」「教育」 ・・・特に教育は「20年後の日本の未来」を・・・医療や社会福祉は「今の生活の基盤を」作るものだと思います。

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僕はそこに注目して、今回の政権交代の行く末を見ていきたいと思います

 

それでは、また。

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民主党政権誕生へ:医療はどうなるのか・・・?

2009-08-31 22:39:34 | 医療

こんばんは

 

今日は早めに帰ってこれました。

当直が血液内科の医師というのが一つ、もう一つは病棟が落ち着きつつあるから。

 

 

ただ、朝は早かったですね。昨日体調が悪くて薬を飲んで23時くらいに寝たら、いつものアラームでは目が覚めずに6時半の予備アラームで目が覚めました。

 

出勤・・・という意味では問題はないのですが、いつ急変してもおかしくない血液内科の病棟

 

僕は7時には病棟・・7時半には回診するという生活を毎日送っていますので・・・

 

「しまった、寝坊した!」

 

と、バタバタ準備をしていました。まぁ、日常生活には困らないのですけど・・・ね。

 

帰りは22時から24時くらいの間。患者さんが亡くなる恐れがあったりした場合は残っていますし、夜中の電話や呼び出しは良くあります。

 

閑話休題・・・・。

 

ただ、こんな日に限って電話が来ます

当直から電話でした。しまった。患者に何か起こったか?

そう思ったら・・・

「先生、昨日相談されていた皮膚科の患者の挿管にてこずっています。救援お願いします」

という電話。

 

血液の患者じゃなくてよかった・・・と思わず・・・そう思いましたが

「わかった。すぐ行く」

と言って、雨の中走っていきました。

もっとも、何故血液内科を呼ぶのやら・・・。救急部でよいじゃないかw

 

行ってみたら酸素最大でBVMで揉んでもSpO2 92~93%で確かにつらいな~当初は皮膚科の研修医の先生にやってもらうつもりでスタンバイしてもらっていたのですが、酸素化がうまくいかない以上危ないので

「ごめん。場所借りていい?」と挿管して「あとはよろしく頼む」と、当直に任せて撤退しました。 (血液内科の患者さんが気になったので。内科医が二人いる必要はないでしょう)

 

朝からバタバタしているな~と思いましたが、血液内科の患者さんは安定しつつあり・・・僕は担当の患者さんや家族とも病状その他に関して話をすることができました。

 

勉強する時間もあり、患者さんの病状を一瞬も気を抜けないという状況でもなく・・・いい一日でした。

 

昨日の選挙、民主の圧勝で終わりましたね。新しい日本の幕開けとなるのでしょうか・・・?

 

<衆院選>民主党が単独で308議席獲得 自民は歴史的惨敗

8月31日2時18分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090831-00000036-mai-pol

 

自民、惨敗にぼうぜん自失=前途多難な党再生-衆院選

8月31日1時2分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090831-00000024-jij-pol

菅、直嶋氏入閣で調整…社・国と連立協議へ

8月31日14時31分配信 読売新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090831-00000932-yom-pol

 

もっとも、無名の新人にベテラン議員が敗北したのは「流れ」でしかないのだと思います。実績無視ですね・・・・。ただ、現在の日本では「年寄りの政治家」が多すぎるところはありますので、この世代交代が新しい風となり・・・「新日本」・・もしくは「平成維新」となればよいと思います。 明治維新も若い人が多かったでしょう(笑

そういった話題の中であえて医療系の話題を抽出してお届けしたいと思います。

 

グリーンホスピタルサプライ(3360) 新政権の医療政策は事業機会増加に繋がるだろう。(野村証券)

http://mainichi.jp/life/money/kabu/nsj/news/20090831174562.html  

野村証券は8月31日にグリーンホスピタルサプライ(3360)のレーティングを「1」継続で、目標株価を73,000円→100,000円に引き上げた。  

 

新政権誕生で医療提供体制の整備、診療報酬引き上げなど病院の経営環境の改善が期待される。同社にとっては病院リモデル支援事業の受注機会増加や、医療機器のリプレース需要が旺盛になる点がメリットとなるだろう。  

足元でもメディカルサプライの収益性改善が進んでおり、野村証券では業績予想を上方修正し、目標株価を引上げたと解説。    

民主党のマニフェストでは診療報酬が10%程度引き上げられる可能性がある。医療機関の収益性が改善し、病棟の建て替えや最新の医療機器への更新が促進されやすくなるだろう。  

また救急搬送・救急医療の連携強化で、配備が促進されるドクターヘリやドクターカーを受け入れ可能な病棟作りの必要性も高まり、同社がコーディネートする病院リモデルプロジェクトであるトータルパックシステムの需要が増える可能性もあると指摘

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民主党政権誕生が、日本の経済の新しい動きにもつながりそうな状況です。医療経済・・・という分野ででも。

 

医療や介護に重点をおけば、その分野で新しい雇用機会は生まれるでしょう・・・純粋に医療(病院)は人手不足ですから。

 

民主党が医療を重視してくれていること、現場の人間としては本当に感謝したく思います。実際に人手不足で・・休むこともできない。

 

去年一年間で僕が休みを取ったのは合計で片手で数えるほどですが・・・本当にスタンバイ状態(病院周辺で呼ばれてもよい体制でいる)でなかったのは2日と半日・・・・。

もう半日あるか…学会とかで・・・。

 

医療現場から声を上げるのであれば、現実的に医療現場は「Triage」状態に突入している。それは救急病棟や重症患者を見ている病棟、3次医療機関の病棟などがパンク状態であること。

患者さんや国民全員が「災害時」「戦時」でもないのに「Triage」されるような状況が正しい状況であるわけがない!

医療従事者も急性期病棟も不足しているとしか言いようがない。

 

現実の話として、うちの病床稼働率は150%くらい(パンク)になっておりますが・・・それだけ受け入れても…先週「急性白血病」の患者さん4名断っています

 

完全に受け入れ不能です。

 

そのうちのほとんどは「県内」はすべて断られた・・・ということで、都内に病院探索の手を広げています。

 

急性白血病は他の腫瘍と異なり「数日」を待つというのは不可能な疾患です。患者さんによりけりですが・・・MDS Related changesでもない限り数日待てば「死」が待っている超救急状態です。しかも、一人の患者さんを受け入れたらその患者さんの治療が一通り終わるまで数カ月かかるという。

 

 

かといって、安定してきた患者さん(血液内科にそれはないかもしれませんが)を送る病院もないです。 だって、介護力が日本は少なすぎて療養型病棟に頼っているから・・・・。

けど療養型も2次救急も・・病床は減っているし…人手は足りないし・・・。3次医療機関から病状が安定したときに引き継ぐ病院の存在。そしてそれを受け入れる国民がいなかったら成り立たないと思います。

 

よく日本とアメリカ比べられますけど・・・・医療費も医師の数も看護師の数も病院やその他の性質も数も何もかもが違いすぎて、比較することができない・・・。

アメリカではこうじゃないか・・・と言われても、人手も金も違いすぎます。

 

むしろ医療に関しては日本の方が平均的なレベルは高いのではないか・・・といつも思います。 ただ、人間(医療スタッフ)の数が10倍も違いますので・・・この違いによる影響は大きいと思います。

この違いを少しでも小さくすることは意味があると思っています。

(医療経済・医療雇用・医療現場の改善)

 

僕が実際に患者さんが急変していた時・・・救急部と異なり単科当直だったこともありますが、一人で挿管、点滴・・その他をやっていたりしました。

 

研修医が集まってきて、漸くまともな体制になってくるという状況だったりします。

 

一人しかいないから、検査などを出しにいけない。検査の指示、放射線検査の指示・・・採血などは終わっていても、医者が夜中に走って検査部にもっていかなくてはならない

こんなことをうちの病院はまだやっていますが、僕がそれをやったら誰がこの患者を見ているんだ?それをやっている間に患者に何かあったら対応できないだろう?

こんな仕事をきちんとやってくれる人がいるだけでも状況は変わったりします。

 

新政権の医療政策は事業機会増加に繋がるという野村証券の読みが当たり、新たな動きが現場を変えてくれることを祈念しています。

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もっとも、(本当の)現場を見ないで勝手に変えていかれれば…現場は混乱するのでしょうけどね。

明日はバンクドナーの術前健診もあるな・・・。あと、他科のCV入れも頼まれていたりします。その間、病棟が安定していることを祈って・・・・。

 

あ・・・学生の抄読会もあったし、学生(病院実習の反省会)担当だった・・・・。

研修医も変わるし、看護師さんの勉強会(こっちは水曜)もあるし…意外と忙しいのではないだろうか?

 

う~ん・・・・・。それでは、また。

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天下り禁止:これは当然、しかしやりがいをなくしてはならない!

2009-08-30 22:45:27 | 国会議員・地方議員連盟

こんばんは

 

どんどん、選挙の結果が判明していきます。民主党の単独過半数政権ができることが確実となりました

 

民主圧勝の勢い、自民歴史的大敗の公算…出口調査

8月30日20時0分配信 読売新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090830-00000537-yom-pol  

第45回衆院選は30日、全国一斉に投票が行われた。  

 

読売新聞社と日本テレビ系列各局が共同実施した出口調査などによると、これまでに、小選挙区選と比例選を合わせて、民主党184議席、自民党34議席でそれぞれ当選確実になっている。  

民主党は、公示前勢力(115)だけでなく、結党以来過去最多だった2003年衆院選の177議席を上回った。  自民党は公示前勢力(300)から大幅に後退する可能性が高い。

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衆院選 民主単独で300議席超へ 鳩山政権誕生が確実に

8月30日22時8分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090830-00000014-maip-pol  

 

第45回衆院選は30日投票され、同日午後8時、投票が締め切られた。即日開票され、31日未明には新たな480議席が確定する見通し。毎日新聞が全国300小選挙区の投票所で実施した出口調査によると、民主党が圧倒的に優勢で、比例代表と合わせ単独で過半数(241議席)を大きく上回り、300議席を超える可能性が高い。民主党が結党後初の政権交代を果たし、鳩山由紀夫代表を首相とする鳩山政権が誕生するのは確実になった。  

 

自民党は公示前の300議席から大幅に議席を減らす惨敗で、100議席を割る可能性もある。自民、公明両党の連立政権は10年で終止符を打つことになった。  

 

午後7時半現在の投票率は53.00%(男性53.54%、女性52.48%)で、前回05年衆院選の同時刻より2.65ポイント低い。一方、29日に締め切った期日前投票は1398万4968人(全有権者数の13.40%)と前回の1.56倍で、過去3回の国政選挙で最も多かった約1080万人(07年参院選)を超え、過去最多となった。最終的な投票率は前回の67.51%(小選挙区)を上回りそうだ。

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医師も・・・やりがいはあるので勤務環境がむちゃくちゃであってもみんな頑張っています

 

目の前の患者さんを直に診て、患者さん本人や患者さんの家族と話をして、人間関係ができていき・・・そこもあって命がけで頑張れるというところがあります。

 

現在、民主党が「天下り」を禁止する・・・ということを上げています。これは申し訳ないですが当然のことです。

談合ではないですけど、競わせれば金額が安くなる建設物でも、最初から天下り先事業にある一定の値段で請け負わせることが決まっていれば・・・国民の血税は不必要に失われていきます

 

父が昔・・次のようなことを言っていました

「競わせただけで、○○単位で経費を節減できた」

そう言うレベルです。

 

 

それ故・・・官僚対策を行うことは重要、天下りを阻止することは重要なのですが・・・そこに人材がいかないようでは日本はやはり崩れると思います

 

医師に人材が集まらなくなってくるのと同じようなことが・・・公務員、特に官僚で同じようなことが起きてはならないと思います。

 

官僚=天下り…ではなく、多くの官僚の方々は夜も昼もなく働いている人もいます。

 

そういう人たちが「色眼鏡」によって、不当な評価を受けるようなことがあってはならない。すなわち天下りは辞めさせなくてはならない。

 

しかし、ただ官僚に対する締め付けだけをやってしまってはならない。そんなことにはならないと思いますが・・・・。 そんなことを考えています。

 

官僚に対しての正当な評価を行うことで、多くの人材が集まり日本の運営がうまくなされていくことを期待しています。

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とりあえず、引き続き選挙速報を見ながら考え事をしていきたいと思います。

 

それでは、また。

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新しい日本の始まり?:今回の選挙も新しい「Start」

2009-08-30 20:34:02 | Weblog

こんばんは

 

先程から選挙の速報が始まっていますが・・・民主党の圧勝のようですね。ここから日本の改革が始まっていくのか・・・新しい日本に期待してみたいと思います。

 

先程、少し体調が悪いと思ったら熱がありました。そうはいっても、家に帰って来てから何をしているかというと今週から看護師さん向けに毎週勉強会を行うことになっているので、そのパワーポイント作りをしていました。

 

悲しいことにだんだん・・・だるくなってくると「絵」を書いている余力がなくなります。21枚のスライドの初めの10枚は絵がいっぱい入っているのに、ビジュアルが後半の10枚は入っていないという。

 

まぁ、イメージを植え付けることはできる自信がありますが・・・・。

 

今度の水曜日から研修医の先生(1年目)も交代なので、看護師さんと一緒に研修医の先生にも聞いてもらおうかしら・・・。

 

 

一回目の資料は作ったけど、これから大変だよ本当に・・・・。

 

 

海部さん落ちたんですね・・・。民主党…本当に圧勝だな・・・・。24時間テレビの「Start」というテーマ・・・。今回の選挙も新しい「Start」になりそうですね

 

 

僕の新しいStart?

なんでしょうかね。そろそろ・・・やったことのないことをまた始めてみようかしら

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僕は意外と安全志向(防御線をしっかり固めて攻める方)が強いので、無理をしないのですが…時には挑戦するのも重要かもしれないですね・・・。

 

 

それでは・・・体調管理をしながら、また思索にふけろうかと思います。

 

また、記事を更新します。

 

24時間テレビでRunnerが聞こえてきましたが・・・。Runnerですか(笑

思い出してしまった。

何をって・・・・。大学で無理やりStageに2回ほど上げさせられて歌ったりしたんですよね。歌は嫌いじゃないんですよ、歌はw

 

けど、どちらかというとバラードなんですけどね。ああいう歌ではなくて・・・。

 

あっ、小池さん敗北か・・・。

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人の心のつながりを感じる時

2009-08-30 15:27:26 | 医療

こんにちは

 

今、帰ってきました。

 

病棟はいろいろと危なかった患者さん(2回心停止)が、どうにか持ち直して意識もしっかりあるし…何とか逃げ切ったかと胸をなでおろしています。

 

医師も家族も本人も強い思いでやっていたからでしょうか。本当に奇跡的に戻ってきましたね

 

新しく来た研修医の子が

「私が1年目の時に担当していた患者さんは誰もなくならなかったんですよ。2年目もなくなったりしません!」

と、心強い一言を言ってくれました。

 

 

患者さんには本当に頑張ってほしいです。

 

循環器内科+血液内科・・

これって全身管理得意な診療科2つだと思うんですけどね。思いつく限りの手を使っていますが、なんとかなりそうで・・よかったよかった

 

さて、そういった状況の中先程帰ってきました。

 

帰る前に

「今から選挙行ってきます」

と言ったら

「誰にいれるんですか?」

と看護師さんに聞かれたので

 

人は流れに乗ればいい・・・・。だから私は・・・・彼にいれる(笑」

「なんですか、それ?」

 

と、冷静な突っ込みをくらい

「ガンダム知りません?シャアのセリフなんですけど」

と、答えたら

「知りません。日本の変革もそうですが、うちの今の勤務体制、勤務環境を変えてほしいですよ。その前に・・・・・

と・・・切実な返答をいただきました。

 

 

さて、24時間テレビやっていますね。今年は「Start」ということのようですが…挑戦するというのは重要なことですね。

 

24時間テレビで様々な人たちが何事かに挑戦して、クリアしたりしていく姿というのは感動を与えるものです。

 

挑戦することは挑戦している人にも「勇気」や「感動」を…そして見ている人、応援している人にも同様の「勇気」や「感動」を与えるものだと思います。

 

 

一人一人の頑張りというのは「人間関係」というもので、お互いに感動を与えるものだと思います。

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昨日も僕が病棟から帰る時に、先に書いた患者さんの子供(小学校前)の子がわざわざ階段のところまで来て、手を振って見送ってくれました。この子供たちの涙を見せないためにも、笑顔を見るためにも頑張りますし・・・お互いの頑張りがお互いの心を繋いでくれているような気がしますね。

 

患者さんも頑張る。子供たち(家族)も頑張る。医療従事者も頑張る。

人の繋がりって・・・いろいろなところで感じませんか?

 

 

そういう「人のつながり」のようなものを感じたりします

 

あぁ・・・風邪かしら、それともアレルギーかしら・・・くしゃみが止まらない。

また、あとで記事を書きます

では、また。

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ど~でもいい話:僕と夏場の釣り

2009-08-29 20:35:03 | ど~でもいい話

こんばんは

 

夕方過ぎに帰ってきました。

 

昨日の当直ですが…初めて急患も、病棟の急変もなく落ち着いた当直を過ごしました。

 

教授からは

「(当直の時に)何か必ず起きるからな~(笑)」

と言われておりましたが、何も起きず・・・w

 

 

ただ、病棟の患者さんは低め安定だったり・・・複雑な状況の患者さんがいたり

 

本当に・・・複雑な状況です

 

ですので、なかなか当直明けでも病棟から撤退しにくい状況です

 

 

さて、今日はとりあえずど~でもいい話なんですが・・。

 

医者になってからほとんど「魚釣り」に行っておりませんが、僕は釣りが好きです。

 

 

夏場の魚釣りという状況で僕は多少重いのですが・・・「真水」+「氷」をクーラーボックスに入れていきます。

理由は血抜きをして氷に魚を入れるというのも手ですけど、それだと「腸炎ビブリオ」が死なない

 

かといって、生きたまま持って帰ると魚の鮮度が落ちてしまう。

 

一番良い手は「真水」では生きていけない「腸炎ビブリオ」を増やさないようにするために「氷+真水」を用意し、そこに釣った魚を入れる・・・ではないかと思っているからです。

 

 

魚は酸素が少ない状況で生きていると筋肉がダメージを受けてしまい、鮮度が落ちます。それゆえ血抜きなどをしますけど、そう言うことをするのは気が引けますし、魚の体に残っている海水でビブリオは死にませんから・・・。

 

一方、このやり方だったら血もみませんし、鮮度も落ちず、腸炎ビブリオも死ぬ(or増えない)ので食中毒予防になります

 

何でこんな話をしているかというと・・・・・

 

釣りがしたい・・orz

 

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まったく、釣りをする暇なんてないです。

自分の時間が欲しいよぅ

 

 

今日は24時間テレビがあるんですね。ちょっとドラマも含めてみたいと思います

 

では、また。

 

P.S 先程、ファミリーマートに行きましたら「シャア専用アイス」みたいなものが売っていました。もう何でもありですねw

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リスクに応じた対応やリスクの分散を・・・できるかしら?

2009-08-28 00:41:58 | 医療

こんばんは

帰ってきました。

 

 

今日は朝から非常に忙しかったです。

 

予約の患者さん30名以上に加えて・・・

「先生、新患3名来てます」

朝一番に言われ・・・・

「は~い」

・・・・数分後

「また、一名きました」

 

しばらくして

「今度耳鼻科から来ました・・・」

 

・・・・・・・・・・

「先生、今度○○が・・・・」

「いい加減にしてくれ~。いったい何人来ているんだ?」

 

 

流石に新患が10名・・・・になると予約の患者さんの対応の合間合間にやるにも限界があり病棟へ・・・ヘルプコール

 

その後、血液内科のカンファレンスがあり・・・・重症患者等の治療方針を固めておりました。

 

その後も忙しく・・・・結局今になりました。

 

さて、昨夜は結局1時過ぎに寝たのですが、その時に紹介しようと思っていた記事を紹介します

 

医師不足解消へ期待感 衆院選 各党、改革公約に医療現場

8月26日15時29分配信 京都新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090826-00000028-kyt-l26  

 

全国の産科や地方病院で医師不足が叫ばれる中、各政党はマニフェスト(政権公約)に医療体制の立て直しを盛り込んでいる。「医師養成数の増加」には現場から期待の声が上がる。一方で、臨床研修制度の見直しへの不安や、現場への早急な人員配置を求める声も多く、医療関係者は公約の行方を慎重に見守っている。 

 

医師不足は、2004年に新人医師の臨床研修制度が始まって以降、深刻になった。都市部の民間病院での研修希望者が増え、人材の減った大学病院の医局から地方への医師派遣が困難になった。特に、産科などは厳しい労働条件や医療訴訟の多さで敬遠され、人材の育成や確保が課題となっている。 

 

こうした現状を受けて、大半の政党がマニフェストに医師数の増加を掲げる。人口当たりの医師数を先進国並みにするため「養成数を1・5倍」とする政党も多い。医師不足に悩む舞鶴市内の病院の幹部は「大いにありがたい」と評価しつつ、「数を増やしたところで地方に医師は来ない。派遣体制や若手医師が地方に根付くシステムをつくる必要がある」と指摘する。 

また、多くの政党は臨床研修制度の見直しにも言及しているものの、具体案を示しておらず、現場からは不安が聞かれる。国は今年2月に都道府県別の研修医の上限を人口割りで決めたが、割り当てが減る京都府などの反対で来年度からの実施が先延ばしされた。 

 

毎年約20人の研修医を受け入れている京都第一赤十字病院(京都市東山区)の中田良則・総合周産期母子医療センター長は「臨床研修制度は日本の医療の底上げにプラスになっており、軌道に乗り始めたところだ。現状を無視して(人口割りの)机上の空論で医師を割り振るのは難しい」とくぎを刺す。 

 

京都大大学院の小西郁生教授(産婦人科)は「(養成数が増えても)学生を強制的に産婦人科医にすることはできない。ただ、学生は産婦人科に興味がない訳ではなく、むしろ強いやりがいを感じている。現場の高いリスクに見合う手当をすれば、志す学生は増えるだろう」と話している。

--------------------------------

実際、様々な診療科でやりがいを感じる学生は多いです。学生だけでなく、研修医だって「現場」がこんな状況でなければ「やりがい」や「興味」など純粋な気持ちで診療科を選択するでしょう。

 

今の医療体制は「リスク」に対して・・・実際の勤務状態に対しての適切な対応は当然されておらず、リスクを分散させるための方法も取られていない(というよりは医療崩壊進行中で対応不能である)。

 

その現状によって・・・より「リスクが少ない」という場所が好まれる・・・というものがあるかもしれません。

 

もっとも、全員ではなくてリスクがある診療科でも志す人間はいるでしょうし、リスクがない診療科に行く人が全員が全員・・・志が低いわけでもリスクを避けているわけでもない

 

もしかすると一部に・・・そういったリスクや勤務環境、QOMLの追求などからそういった選択肢をした人もいるかもしれません

 

ただ、それは「ヒト」としては当たり前の行動で、好き好んでリスクにぶつかっていくのは・・・まぁリスク以上の何かがなければやらないですよね

 

 

ただ、リスクに応じた手当だとか、リスクを下げるような何かを行えば・・・当然希望者は増えると思います

 

そう言う手をどこの政党が打ってくるのかは知りませんが・・・・。

 

 

さて、明日の夜(というか、すでに今日ですね)は当直です

 

病棟を何とか守りたいと思います

では、また。

 

 

P.S この記事も紹介したいです

新人看護職の卒後研修に32億円強―医政局概算要求 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090827-00000011-cbn-soci

 

では、また

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ど~でもいい話:僕と主治医の愛(?)

2009-08-26 23:31:48 | ど~でもいい話

こんばんは

 

今、帰ってきました。

 

昨日から今日にかけてとんでもないことが起きており、非常にあわただしかったです。

実際、先ほど・・・CPAになった方がいて、即座に蘇生行為を行った結果、意識も回復し・・・現在に至っています。

 

意識が回復して・・口をもごもごと動かしていらっしゃったので

「大丈夫ですよ。何かありますか?」

と聞いたところ、

アイス食べたい・・・・

 

・・・・・・・・・・・・きっと大丈夫だ!

まだ、油断はできませんが・・・。

 

 

8月の上旬に血液内科のスタッフの先生が休暇をとったとき、その担当患者さんが大荒れ(急変)しました。

 

今回も別の先生が休暇をとっているときにその担当患者さんが荒れています

 

別にマンパワーが減っているから・・とかではなく(実際、僕は全患者を把握して診ているので…何も変わることはない)、本当に荒れていくのです。

 

研修医の先生が変わる時も動きがあります

 

 

こういうのはやはり主治医の愛(?)もしくは「絶対に治って、退院してもらいたい」という熱い思いがなくなる・・もしくは主治医分減るからなのだろうか・・・。

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そんなことを思ったりします。

 

ど~でもいいのですが、本当に不思議なジンクスです

 

・・・・だから、なかなか休めないし…休みたいと思わないのだけど・・・・。

 

また、後ほど時間があれば記事を書きます

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ど~でもいい話:僕と集蛾灯・・・医療の楽しさについて思うこと

2009-08-24 23:26:17 | ど~でもいい話

こんばんは

 

今日もバタバタやっておりました。

 

自分の直接担当の患者さんは良いのです・・・・。

主治医不在の患者さんを任されるのは良いのですが、いろいろ困ったところもあります。実際僕だったらこうやってしまいたい・・・と思う状況があっても、微妙な状況になることがあります。今日・・ある患者さんで使いたい薬が・・・・ここで使いたい薬が保険外・・・になってしまうのです。

 

患者さんのことだけ考えればベストの選択肢は・・・こいつを使うことではないか…と思うのですが、保険で認められていない薬を使うのには抵抗が・・・・。 有用な薬でも保険で認可されていないと使いにくい

 

それが自分の担当の患者さんであれば、必要ならきちんと理由を書いて・・・と思うのですが、自分の担当でない場合にどうしたものか・・・。保険の範囲内で可能な限り粘るしかないだろうな~と思っています。

 

病態もできる限りの検査をやって、理論的にこういう病態になっていると説明がすべてつく上に・・・ここをどうにかすれば良いのではないか・・・という点も分かっているのに(ある病態が二つかぶさって、片方がもう一方を悪くしているが…両方同時にはたたきつぶしにくい)、そこにピンポイントで効く薬はこの場合保険が通らない・・・

 

移植の時にこの薬使っていいように認可してくれないかしら・・・。

 

まぁ、それはさておき・・・。

 

先ほどコメントで「医療を楽しむ」という表現をしました。実際、僕は医療を楽しんでいます。

 

それは患者さん一人一人との人間関係(今日も患者さんに「先生はずっとこの病院にいてほしい」と言っていただきました。嬉しい限りです)、一人一人の患者さんの違いを楽しむわけです。

 

全く同一の状況はない(全く同じ患者さんはいない)のです。

 

そういう状況下でいかに患者さんの利益になり、患者さんに喜んでもらえるか・・・を追求したいと思います。

 

僕は研修医のころから言われていました

「普通では起きないことが起きる」

 

 

整形外科の教授には研修医のころ

普通1年間通年でも起きないようなことが、この1ヶ月ちょっとで起きた

とか、何とか言われたり・・・。

 

僕が研修開始して2日目に「Drug-induced hypersensitivity syndrome」が起きました。脊髄の損傷の関係でステロイドとテグレトール(しびれ・神経性疼痛などに)を使用していたのですが、僕が来てからいきなり原因不明の発熱(40℃)や肝胆道系酵素の上昇があって・・すぐに胆道への移行性を考えてSBT/CPZを開始しましたが熱は下がらず・・・。

 

血液像でPSL内服中なのに好酸球が上昇しており、薬剤性を考え1か月前から開始していたテグレトールを切ったらすべてが収まったという。 後で考えると上記診断基準にばっちり当てはまっていたという・・・。

 

そしてその後は神経移植術の2日後に総胆管結石で手術

人工股関節置換か何かで入院したのに、冠動脈と左心室が交通していてそれどころではなくなったり・・・・。

 

他にもいくつかありますが、そういう「引き寄せる」タイプです。

 

今の教授にも

症例の集蛾灯のような感じで、いつもいつもいろいろなことが起きるよな」

と言われます。

 

 

医療を楽しんでいると同時に、患者さんに対して責任を持っているからこそ「これは変だ」ということに気がついたりするのかもしれません。

 

実際、今のところうちの診療科以外では気がつかれていないことって、いくつかあるみたいですよ・・・・。

 

この患者さんにとって最も有益になることは何だろうか・・・。僕がこの患者さんに対してできることは何か・・・

そう思って診療していたら、いろいろ面白いことが見えてくるんです。 ある患者さんの治療をしているときに、別の患者さんの治療で調べたことがリンクして調べてみたら予想通りの結果だったりしたこともあります(虫の知らせ?)し・・・医療って面白いです。

 

同じ患者さんはいないのですけど、全く状況が違うのに似たことが治療として使えたり、主作用ではなくて・・・まさに副作用なんでしょうけど・・それをうまく使えば治療につながるなんてものはいっぱいありますから・・・。

 

呼吸不全だけど挿管の適応がない人(緩和ケアの状態)に対して、呼吸回数を抑えてしっかり呼吸してもらうためにモルヒネを使用する。本人の自覚症状は改善するし、容量の調整さえきちんとできれば、十分な呼吸ができるようになることで「酸素化」も改善しますから。

それと同じような状況の患者さんにうまくモルヒネを使う。いろいろ役に立ちました。

 

 

一つ一つのことを・・・いろいろ考えると、いろいろな手が出てきますよね。

 

もともと・・これも・・・ある患者さんが苦しくないように・・・ってモルヒネを開始したら、十分呼吸ができるようになって酸素化が改善した。そう言うのを見ていたら「なるほど、そういう使う方ができるか」って思い、以後活用しています。そういう発見があるだけでも楽しくて仕方がないです。

 

しかもその新しい発見が患者さんのためになるんですよ。それ以降同じような状況になっていく患者さんの・・・・。

 

 

医療って楽しいですよね。

 

一人一人の患者さんで学んだことが、多くの患者さんに対しての貢献につながりますし、僕自身も知識が増えますし・・・

 

教科書には書いてないいろいろなことができるようになりますよね。

 

こういったことが経験の多い医師の強みなのだろうな~と思い、周りの先生が経験した話に聴き耳を立てています

 

まぁ、どうでもいいのですが・・・医療の楽しさというのは・・・患者さんに対して貢献ができること。そして一人一人の患者さんで必ず状況が異なるので、その患者さんに合わせた治療を行うこと。・・・これはコンピューターでは絶対できません(笑)

 

そういったことが本当に医療の楽しさだと思います。

 

いつまでも学び続けられますし、永遠にこれで完璧はなくて・・必ず足りないところしか出なくなります 何故なら医療が発展し続けていて、どんな天才でも一人では学びきれるものではなくなってきているから

時間が均等に与えられている以上、それは仕方がないことです

 

 

そういう楽しさを命をかけて楽しみ尽くす・・・。そして可能な限り人間としての人生の楽しみも探究していくことですかね。後者が難しくなっているのが今の医療現場だとは思いますが・・・。人間としての生活維持が難しい(笑

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なかのひと

話が長くなりましたが、医療の楽しさはそう言うところにあると思っています

 

では、また。

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ど~でもいい話:僕と判断基準

2009-08-23 22:23:18 | ど~でもいい話

こんばんは

 

今日は結局、夕方話をしようとしていた患者さんの御家族が突然帰ってしまったということで・・・・夕方まで待っていたのですが…重要な話ができませんでした。

 

 

主治医不在というのもあるのですが、それでもベストを尽くすのが医師としての務めだと思うので、できるだけの準備をしたいものです。

その為には患者さんだけでなく、御家族とも話し合わないといけないのですけど・・・・。

 

 

僕も流石に

「気がついたら奥さん帰ってしまって・・・」

という話を聞いたときに、本気でこけました。

 

 

帰ってしまったものは仕方がない・・。ここは最近のストレス発散も兼ねて

 

走る!

 

連日で走ることがないため、どうしても心肺機能や筋肉が出来上がってこないのですが…気合と根性で走ります。

 

走っているとストレスが発散できるだけでなく、いろいろと考え事がまとまったりしてよいです

 

さて、ど~でもいい話です。

 

今日の日中ちょっとした質問をされました。

酸素化が悪くなっている(と言ってもPaO2 65torrくらい)患者さんの酸素投与をしなかったからです。 確かに胸水貯留があって酸素化が悪くなっているのですが、頻呼吸はなくPaCO2が42torrくらいある。ということは本人の自覚症状として酸素不足を感じていないということになります。

 

それに酸素化が悪いことは問題点になりますが、体の組織への酸素の供給量を増やしたいのであれば酸素投与も考えなくてはなりませんが、むしろ貧血の補正が先だからです。

 

医療をやっていく上で自分なりの様々な基準(EBMは当然全員が持っている基準でしょうけど)というのを持っています。人工呼吸器にのせる(挿管する)基準、逆にできるだけ挿管をしないでやれるだけのことをやる・・基準。 何でも基準ってありますよね。

 

僕には・・多くの人のためにできるだけのことを行い・・多くの人に貢献したい、それに加えて医療というものを楽しみたい・・・そういった考えがありますが・・・これは僕の生きる基準のようなものです。

 

 

医療だけでなく教育だとか…将来多くの人のためになる何かを残すこと。ともかく人のためになること。 これは僕の基準です。

 

しかし、僕を含めて誰しもが・・・・たぶん、一時の感情・激情に任せてそういった基準から外れた行動をとることがあります。

 

先日・・・僕はあまりにも・・むちゃくちゃな・・・と思ったこともあり、感情に任せてこんな日本の医療は崩壊してしまえ・・・と書きましたが、それではこの国の将来はないと思います。

 

この国が発展していくためには「医療」「教育」「社会福祉」などに力を入れていくしかない。

 

その中でも教育が最も重要な要素となると思います。

 

これから教育を受ける多くの子供たちが・・・「より良い人間」になるために・・・「何になるか(医師だろうと、何であろうと・・職業)」ではなく、「どんな人間になるか」を追求できるような教育体制の確立・・・それが日本を変えていくと思います。

 

 

僕は感情に任せて自分の価値・行動基準から外れた物言いをしました。これは人として恥ずべきことかもしれません。

 

これからはさらに精進して、より洗練された人間になれればと思います。

 

本質的に人は・・・人の評価に左右されるものでもなければ、誰彼にどう思われたから価値が下がる・・とかいうものではないと思います。

 

 

ですから、僕は僕としてやれるだけのことをやり・・その結果として一部の人がそのように評価しようと関係のないこと

 

僕自身がやることに変わりはなく、常に「より多くの人のためになるよう行動する」だけですね。

 

そふいふ人間に私はなりたい!

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なかのひと

 

それがこれからもできるように、多くの人から力をいただければと存じます

 

。。。。。。。。

 

今日は走りに行っている途中も、この記事を書いている途中も様々な電話がかかってきました。当然病棟からですけど。

そういう「On Call」体制でいる病院は結構あるということも・・・ついでに書いておきたいと思います

 

 

明日は・・・また、いろいろ忙しくなりそうですが…なんとか頑張っていければと思います。

 

では、また。

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