新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の13年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

子宮頸がんワクチン報道:もう一度報道の内容も含め、再検討が必要な時期かと思います

2016-12-03 13:37:57 | 報道関係の方々への期待

こんにちは

 

先週は久々に妻子のいる自宅へ帰ることができました。ともかく2歳4か月の娘がすくすくと成長し、いろいろなことができるようになっているのを見ることができうれしく思っています。特に「ファンタジーキッズ リゾート」というところへ行きましたが、いろいろな経験をしてくれました。楽しそうでしたし、4時間があっという間に過ぎていきました。

 

ただ、休みを取ってもできるだけ遠方に行くのは控えてもらいたいという話が来たので、年末年始以外は自粛する予定です。個人的には唯一の楽しみを奪われた感じがしますが、まぁ仕事なので仕方があるまい。

 

さて、最近の記事に「子宮頸がん」ワクチンの報道による影響に関する話が書かれていました。僕の今いる職場でもこの報道の影響からか「予防接種をして、不妊になるのではないか?」というような質問まで来たり(汗

一笑×一蹴しましたが、報道の影響力は大きなものです。昔から書いておりますが、報道の皆様へ期待と同時に不安があります。大丈夫か・・・って。

 

では、記事の紹介から。

子宮頸がんワクチン副作用「問題」はなぜ起きたのか?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161203-00010001-bfj-soci&p=1

BuzzFeed Japan 12/3(土) 9:39配信

流れを変えた一本の記事

30代後半の女性が発症のピークになっているがんある。子宮頸がんだ。毎年、約1万人が新たに子宮頸がんになり、約3000人が亡くなっている。子宮頸がんはワクチンで防げるにもかかわらず、予防接種は事実上、頓挫した。「副作用」を訴える声が広がったためだ。これはワクチン接種が原因なのか?別の背景があるのではないか。専門家の研究が進んでいる。子宮頸がんワクチン接種問題を研究する、帝京大学ちば総合医療センターの医師、津田健司さんはこう警鐘を鳴らす。「このままでは、子宮頸がん患者も、予防接種を控えた人も、副作用を訴える人たちも、だれも救われません」。【石戸諭 / BuzzFeed Japan】

いま、なにが起きているのか?

論点を整理しよう。
子宮頸がんは主にウイルス感染によって引き起こされる。ならばワクチン接種によって、ウイルスへの免疫を作れば予防が可能なのではないか。研究は進み、ワクチンは完成した。日本でも2013年に小学6年から高校1年までの女子を対象にした定期接種が始まった。

しかし、いま接種は事実上、進んでいない。ワクチン接種の副作用によって、体調不良を訴える児童、生徒が続出したためだ。一部は国や製薬会社に損害賠償を求める訴訟にも発展した。

一方で、多くの専門家は、訴えられる副作用の症状(例えば激しいけいれんや計算ができなくなった)の中には、ワクチン接種によって起きたとは考えにくいものが含まれているとする。

そして、国外からはWHO(世界保健機構)を中心に、予防接種が進まないことで、がん予防の機会そのものが失われていることを問題視する声があがる。

2013年3月、メディアの論調が変わった

「副作用」問題はどうして、ここまで広がってしまったのか。今年、有力な仮説が浮かび上がった。大手メディアの報道だ。

津田さんは今年、子宮頸がんに関する新聞報道を検証する論文をアメリカの感染症学会の専門誌に投稿し、掲載された。

「大手紙の記事を検証すると、当初はワクチンの予防効果をポジティブに報道していたのですが、ある時期を境に、ネガティブなトーンが強まり、ポジティブな記事は激減した。バランスが著しく悪くなったのです」

ある時期とは、いつなのだろうか。

まず、津田さんの論文の要旨をおさえておこう。2011年1月から2015年12月まで、大手全国紙5紙(読売、朝日、毎日、日経、産経)が子宮頸がんワクチンに関して報道した記事をすべて抽出する。それを2人の医師が別々にすべて読み、それぞれ「ポジティブ」「中立」「ネガティブ」で評価する。

それとは別に、子宮頸がんワクチン報道のなかで、効果に関するキーワードが含まれている記事(有効性)、副作用やリスクに関するキーワードが含まれている記事(有害事象)、WHOなど専門家機構からの提言が含まれている記事に分類した。

2つの調査の傾向はきれいに一致する。2013年3月を境に、医師がポジティブと評価する報道は激減し、ネガティブもしくは中立と評価した記事だらけになる。予防の効果についての報道も減り、副作用などのリスクを取り上げる記事が圧倒的多数を占めるようになる。

2013年3月に何があったのか。津田さんは朝日新聞の1本の記事をあげる。東京都内
の女子中学生について報じた記事だ。

「(ワクチン接種後)接種した左腕がしびれ、腫れて痛む症状が出た。症状は脚や背中にも広がり入院。今年1月には通学できる状態になったが、割り算ができないなど症状が残っているという」

この記事を契機に、副作用を問題視する記事が次々と報道された。そのなかには、接種した後、発作のようなけいれんを引き起こすこと、あるいは歩くことすら困難な姿を強調するものもあった。副作用を訴える声は、全国各地に広がっていくことになる。

それは副作用なのか?

津田さんはこう話す。

「予防接種後に腫れて、痛みやしびれが起きるということは珍しくありません。そして、それが脚などに広がる可能性もありえなくはない、と思います。しかし、計算ができなくなるという症状はワクチン接種後の副作用としては一般的には考えにくい

副作用で考えにくいのは、けいれんも同じだという。

「思春期は心身ともに大きな変化がおきます。親子関係、友人関係、進路の問題など、知らず知らずにストレスが溜まっていることも多くあります。心がバランスを取るために、てんかんの発作のような症状を起こして、病院に搬送されてくるということも珍しくはありません。しかしこの場合、てんかんとは違い脳にはなんの異常もありません」

「ワクチン接種に伴う痛みなどをきっかけにこのような発作が引き起こされる可能性は十分にあります。しかし、それは注射の中身がワクチンでなくても起きる可能性がある。つまり、ワクチンの成分そのものとは関係がないのです」

メディアの報道がネガティブに傾いたことで、ノセボ効果の引き金になったのではないか、と津田さんは指摘する。ノセボとはこういうものだ。

人間は、例えば飴玉を風邪薬だと思い込んで飲むと、身体にポジティブな効果がでることがある。これをプラセボ効果という。薬だと認められるためには、プラセボ以上の効果を証明しないといけない。

ノセボはこの逆の現象だ。ある薬なり、注射を悪いものだと思いながら飲んだり、接種したりすると、本当にネガティブな効果、副作用がでてしまう。

「副作用を強調するネガティブな報道が強まったことで、ノセボ効果があったのは否定できないでしょう。これはメディアに副作用を報道するな、という意味ではありません

「2013年時点で、私も副作用の可能性があるのではないかと心配しました。取り上げること自体は適切だったと思いますし、被害にあった当事者の声を取り上げることはメディアの果たす大事な役割の一つです」

しかし、問題はそのあとだ。

報道のバランスが悪くなる

ワクチン接種の有効性を証明するエビデンス(証拠)は積みあがっており、WHOからも接種を再開すべきだと提言がでています。これはまったくといっていいくらい報道されていない

「報道のバランスが著しく悪くなっていったのです。科学的事実よりも、感情を揺さぶるエピソードが重視されている。今回のアメリカ大統領選で見られたのと同じ現象です」

その結果、起きたのはワクチン接種率の著しい低下である。北海道大学が、調査結果をすでに論文として発表しており、津田さんの論考でも取り上げられている。それによると、札幌市内の子宮頸がんワクチン接種率が約70%から0.6%まで低下してしまった

「そもそも、どんなワクチン接種であっても日本では最終的にうけない、という選択肢が残っています。しかし、ワクチン接種率が著しく低下するということは、本来防げたはずの子宮頸がん患者が増えることを意味します。これが本当に望ましい社会なのかという点が問われているのです」

いまも続く論争の構図 波紋が広がるマウス実験を厚労省が批判

いまもなお、ワクチン接種の副作用が報道され、因果関係の有無を中心に論争が続いている。しかしその構図は、大多数の専門家が一致した見解をとるなか、一部の研究者が「因果関係がある」と主張している、というものだ。

大多数の専門家はエビデンスをもとに「接種した本人にも、社会全体にも利益があり、それはリスクを上回る」と主張する。

これに対し、一部の研究者は「被害者に寄り添い」因果関係があると主張する。その根拠につながる、として注目された研究がある。

ワクチン接種が副作用を起こす仕組みの解明につながる、として信州大の池田修一教授を中心にした厚労省研究班が発表したマウス実験だ。研究班は、子宮頸がんのワクチンを接種したマウスにだけ脳に異常があった、という結果を公表した。

しかし、ほどなくして、この結果に研究不正があるという月刊誌からの指摘をうけて、信州大は調査を始める。調査の結果、研究不正は認定しなかったものの、発表した内容について「マウス実験の結果が科学的に証明されたような情報として社会に広まってしまったことは否定できない」と批判的な内容が盛り込まれた。

厚労省は「池田氏の不適切な発表により、国民に対して誤解を招く事態となったことについての池田氏の社会的責任は大きく、大変遺憾に思っております」とコメントを公表した。

池田氏は各メディアに対して「捏造も不正もなかったことを実証していただき、安堵した」とコメントをしているが、「反省や謝罪の言葉はなかった」(読売新聞)という。

津田さんの見解。「そもそも実験に使ったマウスは1匹だけであり、それも脳への影響を調べる研究でもなかった。わかりやすく例えます。サイコロが2つあり、1回目にゾロ目がでたとします。この事実をもって、これはいつでもゾロ目がでるサイコロです、と断定したように言うのは適切でしょうか?」

「エビデンスにも重みがあります。子宮頸がんワクチンについて、人に接種して得られたデータと、マウス1匹のデータでは重みが全然違うのです」

(以下 略)

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個人的にもワクチン接種(特に不活化ワクチン)で脳への影響は考えられないと思います。だって、免疫細胞が最も入りにくい場所ですので…(汗

 

わざわざ「血液脳関門」を超えて入り込む理由が考えにくい。不妊も一般的には考えにくいのですが、血液精巣関門はありますが血液卵巣関門がないため、100%ないとは言えませんでした。ただ、共通抗原がなければ攻撃しませんし…日本人でだけおきるようなことは理屈上は考えにくい。

 

ちなみにマウスの実験の話はすごいひどい話で、1匹だけというのもすごい話ですが、普通は「狙っていない実験でたまたまそういう結果を認めた」というのであれば、あらためてそれのための実験系をくむ必要があります

 

臨床研究でも「主な狙い」があって、「副次的な狙い」などがありますが、たまたま思ってもいないものが関係性がありそうだというデータが見えてきたとします。その場合は、きちんと証明するためには実験をくみなおすのが常識になります。

 

ですので、二重の意味で何をやっているのかという話になります。

 

いずれにせよ、これまでに出てきた話を整理して再度「子宮頸がんワクチン」に関してはデータを出しなおす必要性はあるのだと思います。そうでなければ国民が受けないために、日本だけが子宮頸がん発生国になってしまうかもしれません。

 

それは娘を持つ親のみとしては避けたいものです…(汗

 

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明日の夜に久々に帰宅します

2016-11-25 23:02:13 | Weblog

こんばんは

 

火曜日から健診のフィルムですが1000名以上の胸のレントゲン写真を読影しております。急な話でしたが、明日が締切ということで…水曜日も含め、ずっと読んでおりました(汗

 

若干、目が疲れております(笑

 

それ以外にも様々な仕事が舞い込んできて、思った以上に何もできない1週間でした。

 

明日の早朝から100㎞以上離れた町へ出張です。日帰りですが、帰ってきたら明日の夜から妻子のいる家に帰りたいと思います。単身赴任はさみしいですし、娘はどんどん成長していくので。

 

土日や休日出勤が多かったこともあり、月曜、火曜日休みを取ったという理由もありますが。

 

ただ、明日は羽田に着くのが夜10時過ぎだから、家に着くのは12時だな・・・と思っています。

 

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北海道の喫煙率はなぜ高い?:職場の禁煙指導を行うに当たり「何故?」ということを調べています

2016-11-20 17:18:36 | Blogを書く理由

さて、引き続きもう一つ。

 

最近、禁煙指導に関してうるさく言われている。まぁ、生活指導をする意味では重要な案件の一つであり、もちろん対策はしなくてはいけないのだが・・・。

 

ただ、ここ帯広市はどうも喫煙率が高いように思われる。近くのスーパーでも子連れの父親がたばこを吸っているし、ランニング中に窓を開けた車が通っていくと必ずタバコのにおいがする(汗

 

北海道は喫煙率が高いことは知られている。

 

↑ 喫煙率(国民生活基礎調査、2013年)(都道府県別)(喫煙率順)

 

H27-JT-kitsuenritsu

若干、北海道は全国より高い程度とも言えなくはないが、女性の喫煙率が高いこともあり全体としては高めになっている。

 

帯広市はどうかと思って調べていましたが、少し市の出しているデータがうそっぽい(高校生は中学生の喫煙率0%はないだろうw)

少し古い記事ですが十勝毎日新聞の2014年の記事です。

http://www.tokachi.co.jp/news/201405/20140529-0018499.php

 【帯広】帯広保健所は、管内で禁煙治療を受けられる医療機関36施設を紹介するマップを作製した。全国・全道と比べて高いとされる管内の喫煙率低下に向けて、禁煙支援の取り組みを強化したい考え。5月31日は「世界禁煙デー」-。

 禁煙治療は医師の指導の下、禁煙補助薬を使いながらニコチン依存症の改善を目指す。厚生労働省の調査では、同治療の禁煙成功率は約8割に達するというデータもある。近年、テレビCMなどで同治療に対する認知度が高まるにつれ、「『治療できる病院を教えてほしい』という相談が増えてきている」(同保健所)という。

 マップはA4判両面で、帯広市内版(17施設)と町村版(19施設)がある。表に禁煙を支援する医療機関(ニコチン依存症管理料届け出施設)の所在を示す地図、裏に各施設の住所、電話番号を一覧で掲載している。

 同保健所の調査では、管内の喫煙率は男性が2001年の60%から11年の44.7%まで低下。女性は01年の19.6%から11年には3.9%まで下がっている。女性は全国・全道平均を下回っているものの、男性は全国・全道より10ポイント以上高い

 同保健所では特に、子育て世代の喫煙率が高いことに注目している。10年の調査では、管内では妊婦の喫煙率が6.9%、育児中の母親11.4%、父親52.9%となっている。同保健所では「親がたばこを吸っている子供は親が吸わない子供に比べ、将来吸うようになる確率が2、3倍高くなる。親になる前に、小・中学生の段階から喫煙防止のための取り組みに力を入れていく」としている。

 今年度は各学校の養護教諭や自治体の保健師などと協力しながら、未成年者の喫煙防止に注力する。

 同保健所は31日午前10時から正午まで、イトーヨーカドー帯広店(帯広市稲田町南8線)で、「世界禁煙デー普及啓発イベント」を開催する。肺年齢測定や呼気中の一酸化炭素濃度測定などの体験の他、禁煙治療施設マップも配布する。

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これを反映しているのだが、肺がんの死亡率は北海道は高い。

公益財団法人 北海道健康づくり財団が出している「北海道における主要死因の概要 8」によれば、海道は男女ともに「肺癌」が悪性腫瘍による死因は第1位である。女性については全国では大腸がんが1位に対して逆転しているし、男性でも比率的に肺癌の割合が高い。

http://www.hokkaidohealth-net.or.jp/jigyo/smr8/smr8.pdf

 

このなかで女性の喫煙率が全国と比較し高いことが、女性の肺がん1位の原因であることは予想の範囲内です。ただ、なぜ女性の喫煙率が高いのかとまず思います(北海道だから武士道などからつながる『儒教』の影響が少ないということかもしれませんが(もしくは欧米型ということか))。

 

育児中の父親の喫煙率が十勝管内では50%を超えるとされているが、これも何故だろうかと思う。この記事に記載されているように「親の世代が喫煙していると、子供も吸うようになる」ということから、1970年代に80%の喫煙率であった北海道の親(おじいちゃん)世代の影響をもろに受けているという考えもできる。

 

娯楽が少ない(特に道東の街を通過した時にパチンコくらいしか娯楽施設がなかったところもあったなと・・・)から、たばこを吸うのかもしれない。

 

何故、たばこを吸うようになったのか。そこが重要なのではないかと思い、いろいろ調べるここ最近です

もし何かご存知のことがあれば教えていただけますと、うれしく存じます

 

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血液内科は続けます:産業医にスイッチしたわけではありません

2016-11-20 14:08:04 | Weblog

こんにちは

 

先週は健康診断のフィルムの読影や片道5時間かけて道東の一施設で医療教育などをして過ごしておりました。

今週も別の地域の健診フィルムの読影などを行います。まぁ、他にもいくつも仕事はありますし、毎日のように会議はあるのですが。

 

さて、そんなこんなで「血液内科医」らしい仕事はしておらず、コメント欄にも「産業医になられた」というワードがありましたので、一言だけw

 

僕は「血液内科医」です。今は仕事の都合で血液内科から離れておりますが、極力早く血液内科医として復帰したいと思っております(笑

 

今は少し休養しておりますが、この機会に血液内科以外の分野の総復習・知識の再確認を行い、血液内科に復帰する際にはさらに血液内科領域のいろいろな知識を再度集めたいと思っています。

 

第一、今のままではせっかく取得した様々な資格の維持すらできませんので(笑

 

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抗PD-1抗体(オプシーボ)の話:がん免疫機構を簡単にそえて

2016-11-14 19:24:38 | 医療

こんばんは

 

本日は記事の依頼のコメントをいただきましたので、PD-1(programmed cell death-1)抗体のニボルマブ(オプシーボ)に関して少し書かせていただきます。

まず、最初に産経新聞とCBより引用します。

2016.11.11 23:51更新


血液がんにもオプジーボ、悪性リンパ腫に適用拡大

http://www.sankei.com/life/news/161111/lif1611110036-n1.html

 極めて高額なため薬価引き下げが検討されているがん治療薬「オプジーボ」について、厚生労働省の部会は11日、新たに血液のがんである悪性リンパ腫の一種に対する治療にも使うことを了承した。約1カ月後に正式承認され、保険適用が認められる。

 オプジーボは一部の患者に優れた効果が期待されるが高額な新薬。まず皮膚がんの悪性黒色腫で認められ、患者数の多い非小細胞肺がん、腎細胞がんと適用が拡大してきた。

 新たに認められるのは悪性リンパ腫のうち「古典的ホジキンリンパ腫」で、患者は1600~1800人程度と見込まれている。

 オプジーボは免疫の働きを利用した新しい仕組みの薬で、小野薬品工業(大阪市)が販売。肺がん患者1人が1年間使うと3500万円かかるとされ、政府は薬価の引き下げを検討している。

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オプジーボ、悪性リンパ腫にも適応拡大へ- 薬食審・医薬品第二部会が了承

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/49980.html

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は11日、抗がん剤のオプジーボ点滴静注20mg、同100mg(一般名ニボルマブ【遺伝子組み換え】)の効能・効果に、悪性リンパ腫の一種を追加することを了承した。早ければ来月中旬にも正式に承認される見通し。これにより、同剤が適応されるがんは4種類となる。【松村秀士】


 オプジーボは、2014年7月に「根治切除不能な悪性黒色腫」の治療薬として日本国内で製造販売が承認された。15年12月には「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」、今年8月には「根治切除不能、または転移性の腎細胞がん」が効能・効果にそれぞれ追加された。

 さらに11日の第二部会では、同剤の効能・効果に、「再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫」を追加することで合意した。

 同剤は通常、成人に1回、体重1kg当たり3mgを2週間ごとに静脈注射する。同様の効能がある医薬品として、アドセトリス(一般名ブレンツキシマブ ベドチン【遺伝子組み換え】)やアドリアシン(同ドキソルビシン塩酸塩)などがある。

 ホジキンリンパ腫は、悪性リンパ腫の一種で、リンパ球と呼ばれる白血球に発現するがん。厚労省によると、国内の患者数は推定約2000人で、そのうち8-9割ほどが、「古典的ホジキンリンパ腫」の患者とされる。

 オプジーボについては、医療保険財政を圧迫すると懸念の声が上がっており、中央社会保険医療協議会の部会では、18年4月に迎える次の改定年度を待たない「期中改定」を含め、同剤の薬価の見直しが検討されている。

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一般的に私たちの体の中では毎日数千個の癌細胞が作られています。しかし、それらは免疫細胞によって排除されています。

(ちなみに自然免疫:こいつは私の旗印とは違うから敵だ・・・と攻撃する単球・マクロファージ系、NK細胞など、獲得免疫:こいつが敵だから覚えて見つけ出して排除しなさいと言われて動き出すB細胞や細胞障害性T細胞などがあります)

 この癌が排除されていく働きを「がん免疫監視機構」といいます。

まず、がん細胞が免疫系に駆逐されていく「排除相」があります。しかし、ここで駆逐できなかった場合は「がん細胞」と「免疫細胞」が拮抗して平衡状態(がんが増えることができない状況)になります。これを「平衡相」といいます。この時点では「がん細胞」は悪さができません

 

しかし、がん細胞が免疫から逃れる方法を見つけ出すと状況が変わります。ロールプレイングゲーム風に書きますと・・・

 

免疫細胞の攻撃・・・ミス、がん細胞にダメージを与えられない

 

こんな感じです。

 

そんな状況になりますと、ここからは一方的な状況になります。がん細胞はどんどん大きくなり、「臨床」的な「がん」という状況になります

すなわち「がん」という診断がついた場合、基本的には「自分の免疫」から逃れることができるようになっているという話です。この状況を「逃避相」と呼んでいます。

 

というわけで、がん細胞が増えることができるようになったのは何らかの形で「免疫系の攻撃を防ぐ手段を持った」ということになります。

 

免疫系の攻撃を防ぐ手段として言われているものは

1、腫瘍抗原などそれまで攻撃対象となっていたものをなくしてしまう

2、HLAを出さなくすることで免疫から逃げる

3、免疫細胞を弱らせる物質を出すようになる

4、免疫抑制性細胞(制御性T細胞や免疫抑制性単球、免疫抑制系マクロファージなど)を呼び集める

などがわかっています。

 

で、その中の一つにこの「PD-1」があります。

PD-1は腫瘍にある物質ではありません。免疫細胞が持っているものです。

 

免疫細胞が・・・

「とつげき~」

と、細胞に向かっていきます。

 

これが腫瘍細胞ではなくて正常な細胞に向かっていくと大変です。膠原病など(俗にいうリウマチの仲間の総称)の自己免疫疾患となってしまいます。

PD-1を失ったネズミが自己免疫疾患を発症することから「PD-1」は免疫を抑える物質らしいということが最初にわかりました。

 

PD-1は活性化して攻撃態勢に入った免疫細胞が出してくるものです。すなわち「パワーアップした証」です。 

それが間違って自分を攻撃するようになったときに正常な細胞が「PD-1リガンド(PD-L1, PD-L2)」を出してPD-1と結合すると免疫細胞は死んでいきます

 

これが正常に働けばいいのですが、がん細胞ももともと正常な細胞ですから「PD-L1」を作る能力を持っています。そしてPD-L1を持ってしまうと、免疫細胞からの攻撃をブロックしてしまいます。そして免疫から逃げて(逃避相)、増えていくようになってしまうのです。

 

で、オプシーボは何をしているかというと「免疫細胞」のPD-1と「腫瘍細胞」のPD-L1が結合しないように、免疫細胞のPD-1と結合してしまいます。そうするとPD-L1による正常な「免疫細胞を死なせてしまう刺激」が入らなくなりますので、免疫細胞は腫瘍細胞を攻撃できます。

抑え込めるかどうか(排除相)、それ以上増えなくなる(平衡相)になればしめたもの・・・という考え方でよいかと思います。

 

悪性リンパ腫でどうですか…と言われますと、基本的には上にも書いてあります「ホジキンリンパ腫」のみが適応です。過去、このBlogのコメントでもオプシーボに関しての話をいただいたことがございますが、他の悪性リンパ腫では有効性は低いということは「欧米の臨床試験」でわかっています。

ホジキンリンパ腫はPD-L1やPD-L2の遺伝子発現が上昇していることもわかっていますし、欧米の試験では87%に効果があり、86%は2年間悪化しなかったとされています。一方で他のB細胞リンパ腫は20~40%くらいしか効きませんでした。

おそらく「がん免疫監視機構(免疫チェックポイント)」はPD-1だけでなく、いくつもあるのだろうと思います。PD-1とPD-L1の関係で腫瘍を抑えることが多い癌腫(オプシーボがよく効くとされている「悪性黒色腫」など)がある一方で、オプシーボがあまり効かない腫瘍(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫など、他の悪性リンパ腫。また、本来効果があるとされている腫瘍でも効かない方もいますので)では他のメカニズムが働いているのだと思います。

 

ご質問の答えになっているかはわかりませんが、オプシーボがホジキンリンパ腫に効くのは少なくともPD-1リガンドを多く発現しているからということでよいのではないかと思います。他の腫瘍でもPD-1リガンドの発現と効果は「正の相関(発現量と効果は関係がありそう)」という報告が多いのですが、否定的な意見も出ておりますので、まだまだこれからというところではないかと思います。

難しいことを書きますとPD-1リガンドを腫瘍がもつようになった原因が「腫瘍細胞が独自に持つようになった」場合と「免疫細胞が接近した時にだすインターフェロン」などが原因で出てくる場合があります。

前者はどうしようもないのですが、免疫細胞が接近してきて「攻撃するぞ~~」と来た時に反応してPD-L1が出てきている腫瘍は「免疫」は「腫瘍細胞」を認識していますので、PD-1/PD-L1反応を抑えてあげれば、免疫は一気に駆逐する可能性があります。そういったことも最近ではわかってきています。

 

まぁ、自分で書いていて思いましたが、ホジキンリンパ腫は「腫瘍細胞」の周りに「正常なリンパ球」が集まってできている腫瘍ですから、免疫チェックポイントが外れたら一気に駆逐されそうだなと思いました(笑

 

この記事がお役にたったのであればうれしく存じます。

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帰宅しました:産業医みたいなことをしております

2016-11-12 14:54:33 | Weblog

こんにちは

 

久々に自宅に帰ってきました。今は産業医のようなことをしておりますので、いろいろなことの予防につとめております。現場を見て・・・「こんなことがおきたらどうする、こうする」など事前にアナウンスすることで「起きた時の処置」を教えると同時に「アナウンスしたんだから事故とか怪我とか起こさないでね」とお願いしているつもりでしたが、大きな事故もなく無事に帰宅することができました。

 

職場の方々と飲みながら話す機会も多くいただき、少しだけなじんできた感じです。

 

大勢の人がいる中で、即座に対応できる医師が一人しかいないということもあり、日中はともかく居場所という意味では自由が利きませんでした。ただ、けが人や病人が常時発生するわけではないので、時間は通常よりもありました。

2週間、世の中と隔絶されていたこともあり「医学書2冊 (850ページくらいの10月に買った血液学の本と450ページくらいの救急医学の本)」が読み終わりました。他に啓蒙書(7つの習慣を再度読んでました)などを読みつつ過ごしておりました。あと巡回診療などもしておりましたが、その移動中は英語をひたすら聞いているなど。

 

まぁ、そういう本を読む時間があったのがありがたい限りかなと。あと久々に傷の縫合などもしてました。現場にいる間に抜糸も終わり、傷もきれいになって帰っていきました。

 

血液内科医ではない仕事をしていますw

 

専門以外のことを勉強しなおすにはいい機会なので、久しぶりにいろいろやってみたいと思っています。

血液学の勉強は教科書的なものばかりになってしまいますが、ともかく情報集めだけはしっかりしておきたいと思う今日この頃です。

 

明日、時間があればまた記事を書きます。

 

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医療用麻薬と非合法麻薬は依存性において全く別物

2016-10-30 08:49:39 | 医療

おはようございます。

 

昨日は帯広駅のほうまで走っていき、その後違う道をたどって家に帰るつもりでした。だいたいの方向はわかっていましたが、少し遠回りをしようと思ったらだいぶ遠くまで行っていました。スマートフォンが無かったら迷子になったんじゃなかろうかと、ちょっと反省w

 

さて、血液内科でも「骨髄移植時」や「緩和ケア」・・・僕に関しては積極的な相関の適応がない呼吸不全の患者さんの酸素量を抑えるために、「モルヒネ」などの麻薬を使用します。

こんな記事がありましたので、多くの方が認識されている件だとは思いますがご紹介いたします。

 

医療用麻薬への誤解広がらないか… 高樹沙耶容疑者逮捕で医師の懸念

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161026-00068225-okinawat-oki

沖縄タイムス 10/26(水) 6:00配信

 医療用大麻の解禁を訴えていた元女優の高樹沙耶容疑者(53)が、大麻を隠し持っていた疑いで逮捕された。がん患者の痛みの軽減などに有効な医療麻薬の普及に与える影響などについて、沖縄県の南部病院緩和ケア内科の笹良剛史医師に話を聞いた。

 世界では、がん患者への医療用麻薬の処方が推奨されている。日本でも医者と相談して正しく使えば痛みを軽減でき、患者を痛みから解放できる。今回の事件で、その認識が損なわれてしまわないかと懸念している。

 「麻薬」「大麻」に対する悪いイメージが広がり、医療用麻薬・大麻へのネガティブキャンペーンが起きる心配もあり、残念だ。

 神経難病などの痛みに効果的とされる医療用大麻も世界中いろいろな場所で使われている。

 日本では実用化が遅れており、普及に向けて真剣に研究している人たちもいる。正確な情報が世の中に伝わることを願っているし、マスコミにも正しい報道をしてほしい。

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多くの方が誤解していることですが、モルヒネなどの医療用麻薬の依存性はかなり低いです。最近、向精神薬として指定された「デパス(エチゾラム)」のほうが依存性が気になって、僕は使用できません(前医が使用していたので仕方がなく処方する以外は、僕が最初に処方したことは13年間では一度もないです)。

 

医療用麻薬(モルヒネなど)は基本的に依存性が低い薬物です。依存性が高いことにメリットが全くありませんので。むしろ痛み止めとして中毒を気にするならば「ペンタジン(ペンタゾシン)」のほうが気になります(僕は一度だけペンタジン使ってもらったことがあるのですが、普通の痛みどめもブロックも駄目だった椎間板ヘルニアの痛みが、すーっときえたのですごい効果があると思っております。もちろん、何回も使いたいとは思いませんが)。

 

一般的に非合法麻薬と言われているものには「モルヒネ」から作られた「ヘロイン(もとは咳止め)」などがあります。これは「身体依存」「精神依存」ともに高いため、まさに「やめられなくなる」麻薬になります。こういったものは規制されています。

(非合法)麻薬を売る売人としては「やめられなくなる」ものを使用しないと、金づるにならないですからこういったものを販売します。

 

もう一つ有名なものに「コカイン」があります。1800年代のコカコーラ(今は入っていないです)に入れていたという話ですが、コカという植物からとられたものですが、コカ系麻薬といわれます。基本的にこれも依存性が高いものになります。

 

基本的に医療用麻薬に関しては「依存性が低い」ことと「量を増やせば増やすほど、痛みどめの効果が強くなる」ことが特徴です。普通の痛みどめや準麻薬(ペンタジンなど)痛みを抑える上限がありますので、ここが大きな差になります。

 

痛いのに我慢する必要はないです。医療用麻薬で呼吸抑制の話が出ますが、普通は生じません(鎮痛効果の10~20倍の用量になります)。医療用麻薬は「痛み」のレベルと「薬の量」がトントンになるように使用します。この痛みを抑えるよりも少ない量で生じる副作用は「便秘」になります。

 

医療用麻薬は非常によい薬だと思っています。患者さんが最後の最後まで家族と話し続けることができたり(SpO2 30%台になっても話をされている方がいました。苦しくないかと聞いたら、「大丈夫。苦しくないです」とおっしゃっていました。別の方々でもSpO2 50%台で普通に話をされながら家族とお話をしながら、眠るように亡くなられました。うまく使えば、本当に良い薬だと思っています)、挿管管理ができない高齢のMDSの患者さんに肺炎の治療がうまくいかなかったらそのまま呼吸緩和を行う体制にして、目標の酸素量をSpO2 80%くらいにして肺炎が改善するまで粘ったこともあります。

 

療用麻薬と規制されている麻薬や覚せい剤は全く別物であることだけ、あらためて書いておきたいと思い記事を書きました。

 

明日から2週間ほど留守にします(世間から離れます)ので、コメントの返信などができないと思いますがご了承ください。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

 

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帯広で初めての週末:とりあえず走ってきました

2016-10-22 13:27:00 | Weblog

こんにちは

 

10月から帯広に来ましたが、週末を帯広で過ごすのは今日が初めてになります(仕事や学会で不在にしてました)。実は子供のころ2年半ほど帯広に住んでいたこともあったので、通っていた小学校やその他の場所を走って探索しておりました。

単身赴任中ということもあり、時間がかなり自由に使えるため、1時間半ほどかけてゆっくり市内の一部を探索しておりました。

 

23~25年前のころですので、すっかり風景も変わっておりましたが、変わっていない場所もいくつもあり懐かしく思っております。小学校は僕がいたころから変わっていないと思いましたw

 

明日も違う方向に向かって走っていこうかと思っています。

 

今からは少し生活習慣病や感染症などの勉強をして、普通の本を読んで…と過ごす予定です。

 

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血液学会が終わりました:しばらくはアカデミックな話から遠ざかります

2016-10-16 21:05:01 | Weblog

こんばんは

 

本日、血液学会から帰ってきました。移動日は時間をかけて横浜に行き、18時前に横浜のホテルに到着しました。今もですが、腰が完璧ではないため(引越しでヘルニア再発+ぎっくり腰で、ぎっくり腰が長引いてます)、風呂に入って、マッサージを受けてました。

 

そして・・・今回の血液学会の最中に38歳になってしまいました。ちなみに発表当日ですw

アラフォーです。アラフォー。気持ちは20代なのに・・・。

 

ちなみに血液学会には40歳未満には血液学会奨励賞というものがあります。2012年に発表した演題で「奨励賞取れるかもしれないから、チェックしておいたら」と教授に言われて、それ以降チェックするようにしています。もちろん、今年もチェックは入れましたが、いろいろな素晴らしい発表がたくさんあったので、毎度のごとく難しいだろうなーと思っております

 

そして諸事情で、基本的に来年度は血液学会にも参加できませんので、事実上今年で最後のトライになります。そもそも…血液臨床からも研究からも離れていて何を出すのかとw

まぁ、ネタはいくつも頭の中と僕のノートにありますが、誰が解析したり実験するのかとw

きっと、面白いと言っていた内容も忘れ去られているだろうと思いますし、僕が数年後実験できるようになった時も動きがなければどこかでそういう研究もしたいものです。

 

いろいろ思いついたり、指導したりもするのですが・・・あまり論文などを書いておりませんので、「研究実績」としては低く(臨床でどうかはわかりません。幅広い知識があって、患者さんとコミュニケーションが取れて、いろいろなことに気が付ける医師がよいのではないかと思っていますが)、このままだと先行き大変だなーと先々のことをいろいろと考えております。

アカデミックな分野に行けるかどうかはわかりませんが、研究は好きですし、患者さんを診ていればさまざまなことに気が付きますし…アカデミックなことができる場所にいたいのですが・・・・。

 

まぁ、少なくともこれからしばらくはアカデミックな話から遠ざかることになりそうです。

 

そういう意味ではこのブログも最新の話ができるかどうかはわかりませんが(本を書いたりするために情報収集はしておりますが・・・。1冊目の本ももう少ししたら出ると思います。あ、2冊目の本を書くことが決まりましたw)、引き続きやっていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

コメントを書いてくださる皆様のおかげで、自分がまだ必要とされていると思いますし、少しでも血液学的な話に触れるチャンスが増えるとありがたく思っております。もし、こんなことを書いてもよいのだろうかと思っている方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントを書いていただければと存じます。

 

僕も勉強になりますし、同じようなことを経験したり、感じたりしている人にもいろいろ得ることがると思いますので、よろしくお願いいたします。

 

では、これからはしばらく血液臨床の話から遠ざかって、一般内科や予防医学などに力を入れていきたいと思います。

 

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血液学会に向かっています:帯広空港から

2016-10-12 13:20:31 | Weblog

こんにちは

 

ようやく帯広空港に来ました。明日から始まる日本血液学会に参加するため、移動中です。

 

自宅から帯広駅まで向かうバスが1時間に1本しかなかったため、歩いて駅まで行きました。帯広駅から空港までもバスが12時からしかなかったため、それまで近くの長崎屋で時間をつぶしておりました。

 

空港に着きましたが、使用する航空機も遅れているようなので、休憩スペースにあったパソコンを使わせてもらっています。

 

時間をかけると迷惑かと思いますので、この辺で。

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