新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の13年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

最終校正終了しました:内科学会の頃には本が出版されると思います

2017-02-26 20:33:20 | Weblog

こんばんは

 

昨日、今日と空いた時間を使って「校正」をやっていました。自分でも良い本だと思っておりますが(笑)、チェックをしている時になるところが次々と・・・。

 

まぁ、それでも一般内科の先生から血液の専門医の先生まで使える本に仕上がったと思っております。

 

250ページ予定が400ページ近くになっておりますが、色々な方のお役に立てればうれしく思います。

 

基本的に疾患ごとに

1、診断のために使える情報(経過観察や治療方針決定のために使える情報もありますが)

2、ちょっとした導入文章

3、ケース

で構成されております。

 

ケースは研修医の先生が読んでもわかるように書いたつもりなので(学生さんだと少し難しいかもしれません)、専門外の先生でも問題ないと思います。

 

僕の独断と偏見ですが、使えると思っている情報を集めておりますので、専門医の先生にもお役に立てるのではないかと思っております(常識だと思われるかもしれませんが・・・)

 

ということで、作業を終了し出版社に郵送しましたので、僕の仕事は一旦終了しました。あとは出版社の方々の作業になります。

 

とりあえず、今から休憩します・・。

 

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とりあえず、今日は考える時間です

2017-02-19 14:02:12 | Weblog

こんにちは

 

1週間ぶりに自宅に帰ってきました。自宅といっても帯広ですが。

様々な準備をして現地に赴きましたが、大きな事故や病気、怪我などもなく終了しました。よかったです。

 

職場などで気分を「ドヨーン」とさせているわけではなく、いつも通りに元気な雰囲気で過ごしておりますが・・・現時点では色々なことを考えております。

 

この後も少し自分の時間ができたので、色々考えようと思っております。

 

イライラすると余計なことに頭や神経を使うので、嫌ですね。

 

おそらく、もうしばらくすると「本」の最終校正を始められると思うのですが、それまでは自分自身のことを考えようと思います。


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職場に個人的な悩みを持ち込まない:最近の職場は武田信玄以下かな

2017-02-14 05:42:38 | Weblog

おはようございます

 

今日から1週間ほど家を留守にします。

 

最近、少しばかり家庭内事情が悪いなぁと個人的に悩んでおります。

もともと単身赴任で帯広に来る前にも「単身赴任で行くなら辞めればいいではないか」「〇〇に行かせたいとは思っていない」と家庭内でもめたわけですが、当時その旨を話をして「他の場所って無理ですかね?」と職場の異動を決める部署に伝えたものの「帯広で調整済み〜(はやっ)と言われて終わりました。

 

「何かあった時にいないと困る」ということもあり、できるだけすぐに移動できる範囲にいることが義務づけられているので・・・理由がないと自宅にも帰れないのですが・・・・週末に家庭内でいろいろあって個人的に少し困っております。

 

今時、家庭内事情で仕事に影響を与えてはいけないと言われるかと思いますが、戦国時代の武将「武田信玄」は「家庭内の事情」の解決をしてから出てこいという指示をしていました。

 

さすがは「人は城、人は石垣、人は掘・・・」の方です。

 

彼の考えは

「朝、出勤時に家庭内の事情が解決されていなければ、仕事に身も入らず、いろいろ考えて集中力もかける。そうすると怪我や事故の元になる。それは危険であり、優先順位を考えれば職場よりも家庭である」

というようなものです。

 

今時、家庭内で揉めているので出社を遅らせます・・・という話になるかどうか・・・と思いますが、転属自体が「家庭内でもめようと、とりあえずいけ」という話でスタートしているので、淡々と仕事をしようと思っております。

 

とりあえず、1週間ほど仕事をしてからまた考えようと思います。

 

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「電子タバコは禁煙か?」という質問:このニュースを読んで電話なのかしら?

2017-02-09 20:28:35 | 医療

こんばんは

 

今日もいくつかの会議に参加などしておりましたが、その合間に事務所に電話がかかってきました

 

「すいません。質問なんですが、電子タバコは禁煙になるのでしょうか?」

「?」

 

タバコを吸わない僕としては「電子タバコ」自体がわからず

「折り返すので、少し待って」

と言って、電話を切りました。電子タバコを調べたら、ふとこの記事にも目がいきました。

 

電子たばこの安全性、従来のたばこよりはるかに高い=英研究

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170208-00000024-reut-int

ロイター 2/8(水) 9:18配信

[ロンドン 7日 ロイター] - ロンドン大学が主導して行われた研究で、電子たばこの使用は従来のたばこに比べはるかに安全で、毒性が少ないことが分かった。

アナルズ・オブ・インターナル・メディスン誌に掲載されたこの研究では、従来のたばこから電子たばこまたはガムなどのニコチン置換療法(NRT)に切り替えて6カ月以上経過した人の唾液と尿から検出された有毒化学物質と発がん物質のレベルが、従来のたばこで喫煙を続けた人の水準を大きく下回った

研究を率いたロンドン大学の疫学・公衆衛生専門家ライオン・シャハブ氏は「われわれの研究は、電子たばことNRTは従来の喫煙よりはるかに安全であることをあらためて示したほか、これらを長期間行った場合のリスクが極めて低いことを示唆している」と述べた。

ただ、喫煙を完全に止めていない人の場合は同等の低下が見られず、長期的な効能を得るには完全な切り替えが不可欠であることも明らかになった。

多くの専門家は、電子たばこは低リスクで喫煙の代替となり、公衆衛生につながると考えているが、一部には、長期間の使用に伴う安全性への疑問や、従来のたばこ喫煙の入り口になると懸念する声がある。

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電子タバコとかいろいろあるんだなぁと思いましたが、電話をくれた方はこの記事を読んで・・・電話をかけてきたのだろうか?

 

タバコの有害性はいろいろ言われておりますし、昨年8月には副流煙に関しても「明らかな」有害性があると国立がんセンターが発表しました。

 

電子タバコは煙は水蒸気らしいので、副流煙も出ていないみたいですし・・・まぁ、いいのかしら・・・と思いながら、とりあえず

「禁煙と言って良いかどうかは、電子タバコの種類によるかと思います。ただ、一般のタバコよりはニコチンも少ないものもありますし、他の化学物質も少ないようです。中にはニコチンがないものもあるようなので、そう言ったものであれば禁煙なのかもしれません」

と、電話を返しました。

 

世の中には色々なものがあるんですね・・・・(汗。

 

そう思った瞬間でした。

 

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インフルエンザ警報:確かに増えましたね

2017-02-04 20:23:55 | 医療

こんばんは

 

本日は朝6時過ぎから「釧路」に仕事で出かけておりました。朝は−20℃でしたが、昼は1℃くらい。

 

「1℃か・・・。暖かいな」

 

と思った僕は、かなり道東の生活に慣れたのだと思っております(笑

 

最近、職場にできること、残せるものを考えるようになりました。まぁ、仕事が複数あるため「Aに関連する仕事」「職域に関する仕事」の両方が同時期に設定されていたりして・・・。

「どっちに参加したら良いのか?」などと言っていたりしますw

 

まぁ、それなりに「自由」にはやらせていただいておりますが、その中でも「未来」に貢献できるように僕が今できることをやっておきたいと思っております。

 

まぁ、やったことがどういきてくるか、僕がしたことが役に立ったかどうかは「後々」の方々が判断すれば良いのですが。

 

しかし、インフルエンザが多いですね。今週は同じ建物内で働いている人もインフルエンザになりましたし、医務室などでも数名は出ています。

 

インフル、全国で警報レベルに-1週間の患者数は200万人超

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170203-00000004-cbn-soci

 

医療介護CBニュース 2/3(金) 15:01配信

 インフルエンザの全国の患者報告数が警報レベルを上回った。厚生労働省が3日公表した患者報告では、1月23日から29日までの間に200万人超が医療機関を受診したとみられる。患者が急増している地域の自治体では、手洗いの徹底やマスクの着用に加え、人混みや繁華街への外出を控えるよう呼び掛けている。【新井哉】


 この週の全国の患者報告数(定点医療機関約5000カ所)は、前週比約38%増の定点当たり39.41人で、警報基準値(30.0人)を超えた。全都道府県で前週の報告数を上回った。

 都道府県別では、宮崎が59.08人で最も多く、以下は福岡(55.1人)、愛知(54.68人)、埼玉(51.68人)、千葉と山口(共に51.4人)、大分(51.12人)、神奈川(49.49人)、静岡(47.4人)、三重(45.58人)、福井(43.56人)、岡山(42.29人)、佐賀(41.92人)、宮城(41.84人)、長野(41.07人)、石川(41.02人)、徳島(40.54人)などの順だった。

 この週に全国の医療機関を受診した推計患者数は、前週より約40万人増の約201万人で、年齢別では5-9歳が約35万人で最も多かった。今シーズン(昨年9月以降)の全国の累計患者数は約748万人となった。

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本当にインフルエンザが流行っております。

 

僕はあまり街中を一人で歩いたりはしませんが、飲みに誘われるとひょいひょい言ってしまいます。うがい・手洗いは気をつけておりますが、マスクは嫌いで(防寒にも使えば良いのですが)病院以外ではつけません。

 

しかし、この状況だと周りに迷惑をかけないためにも、人混みに行くときはマスクなどを着用したほうが良いかもしれませんね。

 

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問題患者の横の連携:必要かもしれないけど、個人情報保護が問題かしら

2017-01-30 06:08:05 | 医療

おはようございます

 

来週、再来週は土曜日に出張予定なので、予定がない土日として週末はゆっくり過ごしました。前々から計画していた、職場の医療従事者の方を招いてホームパーティを土曜日にすることが出来ました。

もう少ししたら出勤しますが、その前に一つきになった記事を紹介します。

 

医師7割、患者から暴力や暴言 院長刺殺1週間

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170127-00003544-gifuweb-l21

岐阜新聞Web 1/27(金) 8:46配信

 

 岐阜市の歯科医院で、男性院長が患者の男に刺殺された事件から27日で1週間。犯行動機は治療を巡る不満とみられている。医療現場では、患者やその家族から暴力を振るわれたり、暴言を吐かれたりする例は少なくなく、「モンスターペイシェント(患者)」に対応した医師は7割に上るとのデータもある。だが警察に届け出られず、院内で問題を抱え解決しようとするケースが多いのが実態だ。
 全日本病院協会が2008年4月に発表した調査結果によると、回答した1106病院のうち52.1%が暴力や暴言などを経験。医療従事者向けサイトを運営する「ケアネット」(東京都)の13年2月のサイト会員医師千人への調査でも、7割近くの医師が暴力や暴言、理不尽な要求などを繰り返す「モンスターペイシェント」の対応経験があると答えている。
 近年では、13年に北海道三笠市の総合病院の診察室で医師が患者に刺殺された。14年には札幌市で医師が患者に刃物で切り付けられ重傷を負った。
 「クレームのようなものはほぼ毎日ある」。岐阜市内の総合病院の男性職員は漏らす。医療結果が意に沿わないとか、医師の態度が気にくわない、待ち時間が長いなど、患者からのクレームはさまざまだ。
 暴力にまで発展するケースは少ないというが、万一に備え、この病院では未然の備え、事件発生後の対応マニュアルを独自に作成。発生事案を共有する報告会も行っている。「自分たちの身は自分たちで守るという意識は強い」という。
 保安職員として勤務する警察OBの男性は「脅迫や強要など刑事事件に当たるものも多い。現役時代は全く知らず、正直驚いた」と実情を語る。
 事案の多さに比べ、警察への届け出が少ない背景には、医療機関特有の理由があるようだ。
 病院や歯科医師向け顧問弁護士を務める東京の法律事務所の弁護士などによると、事件化されると捜査期間中は他の患者への診療に支障が出たり、「怖い患者がいる」などの評判が広がり「風評被害」を受けるのを危惧したり、仕返しを恐れたりするからだという。診療は正当な理由がない限り拒むことはできないことも、事態がエスカレートする一因という。
 医療機関向けの暴力防止啓発ポスターの制作などに取り組む筑波大医学医療系の三木明子准教授は「病院の規模などによって対策はそれぞれ違う。警察への通報はもちろん、病院や診療所間での横のつながりを生かした連携を取る必要もある」と指摘している。

【岐阜市の歯科院長刺殺事件】
 20日、岐阜市黒野南の歯科医院「渕野歯科」で、院長の渕野太賀臣(たかお)さん(50)が、患者の同市折立、無職長浜伸幸容疑者(58)=殺人容疑で送検=に包丁で刺殺された。長浜容疑者は歯槽膿漏(のうろう)の治療で歯を抜かれたことに不満を抱き、医院とトラブルとなっていたとみられる。医院には事件4日前の16日に長浜容疑者から苦情の手紙が届き、2人は17日に院内で話し合ったが、18日にも再び苦情の手紙が届いていた。

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僕はあまり患者さんとは揉めない方だと思いますが、それでもよくわからないことを言う方(家族)はいらっしゃいます。

 

直接あまり言われたことはないのですが、たまに聞く内容を考えると「脅迫以外の何でもないな」というような話はあります。そういうのに対応するために「警察OB」が色々な病院で常駐しているのだと思いますし、そう言った大きな病院は弁護士などとのやりとりもしやすいのでしょうけど、個人で開業すると大変なことも多いのだろうと思います。

 

今回の事件も「氷山の一角」なのかもしれないと思いました。

 

この中で医療連携だけでなく、こう言った問題に関しても横のつながりは重要だろうと。

 

ただ、その場合「問題を引き起こす患者」さんをどこも引き受けたがらなくなるかもしれないと、別の懸念も生じるなと考えてしまいます。第一、個人情報保護してないし・・・。

 

そういう意味で、難しい問題だと感じました。

 

 

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初校が終わりました

2017-01-22 20:53:32 | Weblog

こんばんは

 

昨日、今日と初校用の原稿の修正作業をしていました。だいたい400ページくらいということですが、我ながらいい本だと思っております(笑

 

修正した原稿を郵送して、今は休憩しているところです。

次の本はとりあえず置いておいて、この本がどうなるかをまず見極めたいと思っております。

 

学位審査などが終わり、執筆活動も終われば・・次は職場で新たな仕事に取り掛かりたいと思います。多分、僕ならできるだろうと思うことがいくつかあるので、今のうちにできることをしておきたいと思っております

 

まずは今できることを1つずつ。

 

しかし、4ヶ月離れただけで、新薬が2つも3つも出てしまうと・・・現場から離れる不安が大きいですね。1年くらい後には「血液内科」として活動できるようになりたいものです。

 

 

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医療従事者と患者の対話に関して:この医療をやるには医療従事者が足りない

2017-01-18 20:54:53 | 医療

さて、少し時間があるので記事を追加します。

 

まず、こちらの記事を紹介します。

 

故・川島なお美さんの「選択」に惜しむこと

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170117-00153665-toyo-soci&p=1

東洋経済オンライン 1/17(火) 6:00配信

 

 川島なお美さんが2015年9月24日に胆管がんのために亡くなって、もう1年以上が経ちます。同年12月には、ご主人でパティシエの鎧塚俊彦さんとの共著として『カーテンコール』が出版されました。その本の中には、川島さんがご自分の病気に対して正面から真剣に向かい合ってきた様子が詳細に書かれています。

■「納得のいく」療養生活を続けたことには意味がある

(中略)

 

 悔やむべき点があるとすれば、最初にMRI検査で1.7センチの腫瘍が見つかったときに早く手術を受けていれば、ということです。その決断をしていれば、もしかしたら現在も再発することなくお元気に舞台生活を送ることができていたのではないでしょうか。

 では、なぜ手術に踏み切れなかったのか。闘病記の中には、医師から100%がんであるとの言質を得られなかったから、がんであることを信じたくないから、女優として・楽器としての体に傷をつけたくないから、舞台の仕事を中止できなかったから……など、いくつもの理由が挙げられていました。

(中略)


医師との対話があれば・・・・・・

 渡辺さんの場合、それ以前にも白血病を患った経験があり、夫人の南果歩さんも乳がんの経験があります。こうした経験の中で「患者力」を身につけていたことが、勇気ある決断につながったのかもしれません。医師と十分に対話し、自分の中での優先順位をつけることは、「患者の力」としての大きな要素です。

(中略)

 

「コンコーダンスの医療」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。医療者の間にもまだ十分に浸透していない用語ではありますが、私はこれが、これからの時代に必要な新しい医療のキーワードだと考えています。患者と医療者の関係性を表す医療用語のトレンドは、「コンプライアンス」から「アドヒアランス」、そしてこの「コンコーダンス」へと移り変わってきました。そういっても、多くの方には何が何やらわからないでしょう。そこで、これらの用語の普及に関して、歴史的な変遷をたどってみましょう。

(中略)


アドヒアランス向上のために、たとえば、患者へ病気や治療に関する十分な情報提供を行い、処方の簡便化や剤型の工夫を進め、家族や周囲の人の協力を得るように調整し、患者が持つ固有の服薬に対する不安について一緒に考え、援助することなどが必要となります。

■患者にも努力と責任が要求される

 一方で、患者の側にも、それなりの努力と責任が要求されます。自分の病気について理解し、療養生活や治療についても十分の知識を備え、自ら決定することが要求されるのです。アドヒアランスを重視する医療は、患者がより主体的・能動的になることが要求され、患者側にも責任が生じます。同時に医療者の側も、情報提供などやるべき仕事が増え、それに対する責任も生じるのです。

アドヒアランスを高める医療が欧米諸国で普及する中で生まれてきた概念がコンコーダンスです。コンコーダンスは、一般的には一致や調和と訳されます。1996年に、英国の保健省と薬学会でつくられた薬剤パートナーグループ(Medicines Partnership Group)は、コンコーダンスを「病気について十分な知識をもつ患者が病気の管理にパートナーとして参加し、医師と患者が合意に至った治療を協働作業として行うプロセスである」と定義しています。

(中略)

患者側が変えた「治療ガイドライン」

 コンコーダンス医療では、医療者と患者が対等の協働する関係性にあります。医療者が処方を一方的に決定し、それに患者を説得して従わせるのではなく、患者も自分の状況や希望を医療者に説明し、医療者はそれに基づき、いくつかの案を提案するなど、対話と合意が大切にされます。

 はたして、このようなコンコーダンス医療がわが国で可能となるでしょうか。私は楽天的に考えています。青山学院大学の駅伝チームも、原監督の業界の常識を疑うチーム作り、選手の自主性と対話の重視により優勝に導かれました。わが国の医療においても、業界の常識の先にあるのがコンコーダンス医療であり、遠からず(今後10年以内? )徐々に普及し始め、20年後にはそれが当たり前になるだろうと信じています。

(以下、略)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コンコーダンスの医療という単語は知りませんでしたが、この記事の内容はある意味当たり前のことを書いています

 

患者さんが「自分の考え・希望」を伝え、それに対して医療従事者が「治療法」を提示し、治療のメリット・デメリットを理解していただいてから、医師と患者が協力して治療にあたっていく。

 

なんて・・・当たり前のことを・・・

 

ただ、その当たり前が難しいから記事になるのでしょう・・・。

 

実際に患者さんの希望は少しずつ違います。

患者さんの希望が「まずは完治する方法を」であれば、基本的には標準治療を行うことになると思います(多くの患者さんはまずここになります)し、増えてきた情報に合わせて治療法を変える(説明した上でですよ)ことになると思います。

 

患者さんの希望が「もう年齢も年齢なので、完治ではなく、自宅でできるだけ長く・・・」というものであれば、疾患によっては完治を狙う治療で「完治できたらそのあとは自宅で過ごす時間が長くなる」ことを説明して、治療に入ると思います。病気によってはある程度がん細胞を潰して、内服緩和治療ということもあるかもしれません

 

患者さんの希望が「できるだけお金をかけたくない。家族に金銭的な面で迷惑をかけたくない」というようなものであれば、家族も含めて再度話し合い、できることを探っていくでしょう。

 

自分で言うのもなんですが、僕が比較的患者さんから受けが良いのは「話をきちんと聞いて、それに合わせて対応してくれる」と思われているからだと思っています。

 

その元になっているのは「blog」で知った多くの患者さんやご家族の考え方もあります(ありがとうございます)。他に研修医の頃「青森県」での地域医療で学んだ「NBM:ナラティブ ベースド メディスン」と言うものもあるかもしれません。

 

ただ、ある意味当たり前の治療を行うには・・記事にありますように「医療従事者の情報提供」が非常に増えると言うことがあります。実際に「パターナリズム」の時代よりもすでに「情報提供」などに使用する時間が増え、人手が足りないと言われています。

僕は基本的に「受け身の患者さんが減る(患者さんが希望を言うのは普通のこと・・・と思っている世代の方々が病気になられるようになってきた)」ので、自然とこう言う医療になっていくと思うのですが、そうすると医師の数はやはり足りないのではないかと思っています。

 

僕はともかく時間外に患者さんや家族と会うことが多かったです。外来でも病棟の合間をぬって(自分の外来日以外に)どうにか時間をやりくりしていました。そうしなくてはこう言う医療はできないですし、そうすると家族との時間を犠牲にしてしまいます

 

10年くらい前に「立ち去り型サボタージュ」と言う言葉が流行りましたが、再びそう言う話になると思います。僕は仕事も好きです(医学・医療は楽しいので、好きなんです)が、自分たちの子供と野山で遊んだり、釣りなどに行ったり、勉強したりするのも大事だと思っています。ですのでシステムをいろいろ変えなくてはならないだろうと思っています。まだ、僕は若手ですので・・そう言う話はなかなかできませんが(笑

 

あ〜子供の方が未来があるので・・現状の教育制度も変えてしまいたいのに(教師の待遇を改善したり資格を難しくしたり、責任などを重くするなど)・・・(教育が国の礎だと思っているので、そう言う意味では日本は二流だと思います)。


話が脱線しましたが、これを実際にやっていくには「医療従事者」が「足りない」と思います。まぁ、医師不足は目に見えますので、患者さんや家族の希望をうまく聞くような存在や、そう言う「Narative(ナラティブ:物語的)」なところを補える職員さんをつけたりする必要もあるのかもしれませんね・・・(医師って理系が多いですが、この部分は文系のような気がするのです・・・)


そんなことをこの記事を読んで思いました。


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学位審査終了

2017-01-17 20:59:53 | Weblog

こんばんは

 

昨日、学位審査を受けてきました。ただ、その前日にうちの娘が(学位審査を受けるので自宅に戻ってました)一晩中体調不良でぐずっておりまして・・・・

 

朝7時頃にようやく落ち着いたものの、ほとんど眠れず。救急外来に行く必要はないし、行ってもできることは限られていると思ったので様子を見ていましたが・・・かなりきつかったですw

 

それゆえ、朝からコーヒーをガブガブ飲み・・・。ともかく眠気がすっきりするまで顔を洗い、早めに現地に向かいました。

 

学位審査自体は無事終了しました。プレゼンテーションのスタートで・・・すこーし間抜けなことをしておりましたが・・・(汗

そんな失敗もありましたが・・・・多くの方が「修正、指導」を受けると言う審査を・・・運良く修正なしで通過いたしました。胸をなでおろしております。

 

そして再び単身赴任先に帰ってきましたが、明日からはそちらの仕事を頑張る予定です。そして明日の夜届く予定の「本の校正」用の原稿(残り)を回収して、週末にそれを片付けて・・・。

 

そしたら医師らしい仕事はしばらくできないだろうなぁと思っています。

 

まぁ、医師らしくなくてもできることはいろいろありますので、与えられた時間を頑張りたいと思います。

blogの更新も比較的しやすいですしね。

 

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学位審査準備中です

2017-01-14 11:55:13 | Weblog

こんにちは

 

来週に控えました「学位審査」のために、北海道から関東に戻ってきました。スライドの準備や学位論文の準備が終わりましたので、プレゼンの準備と本の校正に週末は取り組みたいと思っております。

 

あと、家族サービスですかね。

 

本に関しては内科学会総会には間に合わせられそうですが、もう少し時間がかかるようです。ただ、自分で言うのもなんですが「良い本だ」と思っております(笑

 

しかし・・・8時から本の校正を続けておりますが、ふと気がつくととんでもないところに誤字が・・・・(血小板と書いているはずが白血球になっている・・・汗など)

 

そのせいで何度も見直しております。

 

この後、家族で出かける予定なので、その後続きをやろうかと思います。

 

本を読んでくださった先生から、「うちの病院にきませんか?」とお誘いでもあれば嬉しいのですけどw

 

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