こんばんは
先程帰ってきました。
今日は少しあわただしく仕事をしていましたが、今のところはなんとかなっております。
しかし、体が二つあれば~と思うことありますよね。
今日は昨日の白血病(と診断)の家族と話をする約束をしているときに、外科のカンファレンスにも参加するように言われ、何とか時間差でどうにかならないかと思いましたが失敗しました。
その後、患者さんの様子を見ながら学会準備などを行い、緊急入院の患者さんの対応などを話したり昨日のモニターの件などを話したりしておりました。
実際、先程もモルヒネで苦しくなくなっていることと・・・おそらく少し意識レベルがおかしくなってきているのでしょうけど・・・緩和ケア中の患者さん、酸素マスクを外してじっと眺めていました。
あわててつけに行きましたが、SpO2 70%
準夜勤務の看護師さんも
「これでは責任が取れません」
といい、モニターに関しては早急に何とかしたいところです。
そんな時に…モルヒネのためかどうかはわかりませんが…幻覚を見ているようで
「そこにいる人を追い払ってください」
と言ったりされました。
ちょっと…モルヒネのせいだと思いたいですけど・・・うちの病棟って「赤い服の女の子」が必ず出るっていうんですよね・・・・。
さて、くだらない話は置いておいて・・・まずはこちら。
新型インフル対策、不足は医療機器ではなく「人的な面」
10月19日10時26分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091019-00000001-cbn-soci
新型インフルエンザの流行ピーク時に対応する人工呼吸器の台数は十分にあるものの、管理する医師などが不足していることが、日本臨床工学技師会が日本呼吸療法医学会の協力を得て9月に行った調査で分かった。医療従事者を対象に10月17日に開かれた「新型インフルエンザによる重症患者の治療に関する研修会」で、日本医科大集中治療室の竹田晋浩准教授(日本呼吸療法医学会新型インフルエンザ委員会委員長)が明らかにした。
調査対象は200床以上の急性期型病院1373施設(全8818施設)で、348の2次医療圏ごとにデータを取りまとめた。10月5日現在の回収率は84.8%だった。
これによると、人工呼吸器数は全国で2万1025台で、約半数が使用されていなかったという。また、ECMO(体外式膜型人工肺)は987台で、これについて竹田准教授は「おそらく世界で一番(ECMOを)持っている国だと思う。信じられない数だ」としている。
また、国内の人工呼吸器販売メーカー10社に9月15日時点のレンタルの状況を問い合わせたところ、年内までに貸し出し可能な在庫が924台あったという。
竹田准教授は厚生労働省の流行シナリオと海外の報告を基に、人工呼吸器を使用する人数を最大で1万人と推計。「全体として(人工)呼吸器は十分に足りている」との認識を示した。
竹田准教授はさらに、「詳細まで完璧にできていた」という山形県のレポートを紹介。成人人口10万人当たりに必要な人工呼吸器台数を「10台」とした上で、4つの2次医療圏のうち足りないのは1地域だけで、「周辺の地域から借りれば十分県内で対応できる」との見方を示した。
一方で、同県内のICU(集中治療室)のベッド数と担当医師数は、診療報酬届け出をしているベッド数が102床、日本集中治療医学会の認定施設が2施設12床、専門医が4人だったと指摘。「医療機器としてはおそらく足りている」としながらも、「実際の重症患者の治療を誰がやるのか。誰でもECMOの管理ができるわけではない」とまとめた。
これに対して、山形県の医師が「人工呼吸器が20台、ECMOも3台あるが、庄内地区で人工呼吸器を管理できるのは5人しかいない。問題なのは機械の数より人の数だ」と指摘。竹田准教授も「おっしゃるとおりだ。人的な面などをこれから解決していかなければならない。将来的にはいろいろなことを変えられる可能性があるが、直近のインフルエンザに関してはあと3-4か月でできることを考えなければならない。そうなると、全国的な規模で考えるのも一つだが、県内くらいで考える必要があるのではないか」と応じた。また、沖縄県立南部医療センター・こども医療センター小児循環器科の仲矢代真美医長は、「人工呼吸器について知識のある医師やナースが使わないと、合併症を起こす危険性がある」とした上で、「半分しか使用していないということは、回っていないのではなく、回せないのではないか」と述べた。
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そうですよね。 箱を作ることはできても、機械は作ることができても・・・最終的には人がすべてだと思います。
あえてまた教育の話を蒸し返しますが、日本がどれだけ発展しようと最終的には「人」がすべて、教育が全てだと思います。
http://blog.with2.net/link.php?602868
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また、医療がどれだけ発達しようと・・コンピューター・機械が発達しようと使う人間(医療従事者)が伴わなければダメでしょう。
経済がどれだけ発展しようと、それを「意思」として多くの人の発展のために使うことができなければ・・・・どれだけ発展しても無意味ではなかろうか・・・そう思います。
新型インフルエンザ対策もそうですが、様々な分野で多くの人材が活躍できるような場を作り上げていくことが・・・日本という国。この輸出する最大のものが「人材」であろう国の生きる道だと思います。
う~ん、眠いんですかね。 あくびがでてきました・・・・
それでは、明日も忙しいので失礼します。