新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

首都圏に医師が多い(絶対数)というのは本当ですか?

2010-12-31 18:02:21 | 医療

さて、今年もありがとうございましたという記事の後に新たな記事を更新するのもいかがなものかと思いましたが、一つだけ。

 

北海道新聞からです。

 

医師派遣 道外にも要請 道、11年度から 町村部の需要増で

(12/31 10:34)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/266678.html

 道は、医師不足の地方の医療機関に医師を短期派遣する「緊急臨時的医師派遣事業」について、2011年度から首都圏など道外の都市部の医療機関に医師派遣を要請する方針を固めた。同事業は医師確保へ官民が協力する先駆的な取り組みだが、利用は年々増加し、道内では医師が十分に確保できないことから新たな派遣医師の確保策を講じる。

 同事業は道と北海道病院協会、北海道医師会の3者でつくる運営委員会が医師を派遣できる病院を募集2年を上限に医師を確保できない市町村の医療機関に派遣する。派遣元には道が医師1人に1日5万円の謝礼を支払っており、本年度事業費は1億3千万円。

 2008年6月の開始後、利用は増加し、09年度は42機関に延べ2324人を派遣。10年度は11月までで43機関に延べ2235人を派遣しており、年度合計では前年度を上回るのが確実だ

 派遣元として登録する病院は当初3カ所だったが、札幌市内を中心に66カ所にまで増えた。ただ、このうち新たな要請に応じられる医療機関は6カ所にとどまり、派遣する場合も期間や地域などに条件が付いている。

 このため、道は「今後、町村部の医療機関から派遣要請が増えることは確実」とみて、11年度から医師の多い首都圏や関西など、道外の都市部の民間病院、大学病院に協力を求める

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診療科にもよるとは思いますが、首都圏なども・・そんなに医師が多いわけではないと思いますけどね。

血液内科医を求めることはないと思いますが、血液内科は全国的に不足していますし・・・ねぇ。

 

個人的には首都圏・・・といっても医師数が不足していないとは言えないというのが実情で、相対的に多いだけだと思います。

もっというなら、首都圏ではなくて「東京」に多い。特に23区。西東京は不足しているでしょう?

 

結局、埼玉・茨城・千葉なども多いわけではなくて、派遣できるような余裕はないと思うのだが・・・。

 

相対的に首都圏が多いから、周りの少ないところに人手を回すという形をとると・・・結局『戦力分散』ということになって、首都圏も状況を維持できなくなるのではないかと思ったりしています。

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難しいですよね。

 

それでは、また。

 

P.S

このままだと「日本の血液内科は崩壊だな」という話(雑談)をしていたときに、

「もしどうにかするなら一人でリンパ腫などを対象に診療をしている先生にご協力していただいて、戦力を集中させるしかないな」

という話をしました。

まぁ、少ない戦力を集中させるほか、できることはないだろうな~って。

 

P.S2

酒がうまいなぁ~北海道は・・・・。

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今年もありがとうございました

2010-12-31 17:39:33 | Blogを書く理由

こんばんは

 

昨夜、札幌に到着しました。

当直明け、こまごまとしたことを2時間少々で行い、受け持ちの患者さんの引き継ぎをして10時半くらいに帰宅しました

帰宅後、洗濯+掃除を行い、12時過ぎに羽田空港に向けて出発。途中昼食をとり、羽田空港へ。

羽田空港では「バームクーヘン」+「チーズケーキ」をお土産に購入し、新千歳へ。そしてバスで家まで帰りました。

 

家に「フグ」をセットで4人前送っておいたので、それを帰ってから食べました。うちの弟は昨夜の18時くらいまで仕事で、それから実家に帰ってきたので到着は0時ころ。

 

そんなこんなで札幌に無事到着し、のんびりしております。

 

今年もいろいろなことがありました。

 

今年の身近なニュースとしては

1、親しい先生が選挙へ・・・

2、予定外の大学勤務延長

3、体重 67kg→53kg→62kg(伊香保で測ったら62kgでした)

でしょうか。

 

体重増加はやはりトレーニングの効果と・・・7月の53kg以降、自分でも休むように心がけていましたし(笑

 

他にも血液専門医取得など、いろいろありました。

 

また、このBlogの更新頻度を下げたのも今年に入ってからです。

来年あたりから、再び更新頻度を上げようかと思っていますが・・・。

 

今年に入って、Blogの更新頻度を下げたにもかかわらず、ある程度のアクセス数を頂いているのは本当にありがたいことだと思います

 

来年も医療現場における仕事をしっかりと行い、論文を書いていくことと、新たに内科専門医とICD取得という目標を立てて個人的には頑張りたいと思っております。

 

仕事もBlogもプライベートに関しても、全てうまくこなしていきたいと思っております。今後とも応援いただければ、うれしく思います。

 

今年一年間、本当にありがとうございました。

 

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来年もまた、よろしくお願いいたします。

 

では、失礼します。

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医師の養成数について

2010-12-26 22:05:10 | 医療

さて、一つだけ記事を追加します。

 

以前より(研修医のころには)医師数を増やすべきであると思っていましたが、その為には大学医局の改革が必要というのが僕の考えでした。

医師を養成するためには養成する教員や場所が必要だからです。今の日本の医学部にほとんどその余裕はないです。

 

日本医師会はそのことすら認識していないのではないでしょうか?

 

因みに血液の分野でも「基礎研究」がだんだん下火になりつつありますが、T大とK大(2つ)は大丈夫だろうと思っていました。けど、T大もだんだん厳しくなってきているというのが実情だと伺いました

 

地方の大学ではもはや・・と思っていましたが、そこまでやられつつあるか・・・というのが僕の実感です。

 

その状況下で何ができるのか・・・ということが1つめ。

 

もう一つはすでにむちゃくちゃな状況で医療は提供されている。外来は3分間診療で良いのか?

確かに一部の医師(たまたま話を聞いた)が言っていたように「これ以上医師が増えたら、歯科医師の二の舞になる」ということもあるのかもしれませんが、患者さんを第一に考えるとどうするべきなのか・・・。

もっとも、僕が考えているようなことをやるためにはやはり国民の負担を増やすか、本当に医療が必要な人に制限するかしないといけないのかもしれませんが…それを行ったとしても、今の医師数では将来が見えないと思います。

 

日本が経済大国になって、本当はさらに発展する可能性があったのに、悪い意味で保守に走って(一言で言うなら、昔良かったから真似をして…というレベル)落ち目になっているように、医療も世界一と言われてきたのに、これから落ちていこうとしているように思います。

 

人が育つ環境ではなくなってきている

 

 

某有名な先生が「臨床も研究もできるような状況ではなくなった」と、僕が研修医の時に言っておりましたが、たぶんそれは事実。患者さんや家族に対する説明などに使用する時間が山のように増え、臨床の合間に実験をするというのはなかなか難しいと思います。

 

臨床も研究も両方やるのは事実上無理なら、分けるしかない…。もしくは一人当たりの担当患者さんを減らすしかない

 

そう僕は思うのですけど、その為には人が必要なんです。未来を見据えるためには。

 

今だけでなく、今以上に忙しくなるであろう未来のために・・・。

 

 2012年度以降の中長期的な医師養成の在り方を探るため設置された文部科学省の「今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会」は12月22日、初会合を開いた。依然として続く医師不足を背景に、協議では、医学部の新設を含め、養成数を増やすことに積極的な意見が相次いだ一方で、大学側の受け入れ体制や学生の質の確保といった点から慎重な議論を求める声も出された。

 人口当たりの医師数や医学部定員の推移、「地域枠」の取り組み状況、厚生労働省が行った必要医師数の実態調査結果などについて事務局の説明を受けた後、現状の問題認識に関して意見を交換した。

 「地方の立場から言えば、医師は全然足りない」と強調したのは、全国知事会を代表して出席した平井伸治・鳥取県知事。臨床研修制度で地方に医師が集まらないといった地域差を指摘し、「国全体というマクロの視点だけでなく、ミクロの視点も含めて判断いただきたい」とした。ほかにも、基礎研究や産婦人科などの特定診療科、医薬品開発といった分野での医師不足を訴え、養成数を増やすべきだとする声が多く上がった。

 ただ、教員や設備など各大学の受け入れ体制については、近年の定員増に伴い、「限界に達しているのではないか」(矢崎義雄・国立病院機構理事長)との指摘も。今井浩三・東大医科学研究所附属病院長は、「(既存医学部の定員増より)新設の方が、ずっと(話が)早いのではないか」と述べた。

 一方、既存医学部の定員増で対応すべきとする中川俊男・日本医師会副会長は、将来的に医師数が充足することを考慮して「医学部新設はあり得ない」と反対。黒岩義之・全国医学部長病院長会議会長は、全体の養成数を増やすこと自体には肯定的な立場ながら、「これまでの定員増で、人口千人当たりの医師数がOECD(経済協力開発機構)加盟国の平均を超える時期も来るだろう。少子化の中での医学生の質の確保、卒業後の定着率など、総合的な視野が必要だ」として、慎重な議論を求めた。
 このほか、医師の偏在や、医学部の「出口」である臨床研修制度の課題、女性医師のワーク・ライフ・バランスといった論点が出された。

 検討会は、医師不足や高齢化の進展などを踏まえ、将来の医学・医療ニーズに対応した医師養成を図るため、過去の定員増の検証などを含めて調査・研究を行う。1年をめどに結論を出したい考え。委員は国公私立の大学や市中病院、自治体、産業界、患者会などの代表20人で構成し、この日の会合で慶応義塾学事顧問の安西祐一郎氏を座長に選出した。

 文科省によると、今年度の医学部定員は8846人で、来年度はさらに8923人に増員する。定員の抑制方針が取られていた07年度(7625人)に比べ1298人の増。
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はっきり言えば、医師は全く足りていない。
仕事内容が増えたことに対して、医師数が増えていないから事実上は全く増えていないようなものだ。むしろ相対的には減少しているように感じる。日本の基礎研究などが停滞していることは、それを反映しているのではないかと思う。
将来的に日本は「医療後進国」になりかねないのではないか・・・とおもったりしてしまう。
結局自分たちのところで新たに開発することはできなくなってしまう。
基本的に民主党政権でも自民党政権でもそうだが・・・なんとも「未来に対する投資」にかけた国だろうかと思う。
結局、医療だけではなく…様々なことを大きく変えないといけないのだろうけど、そこまで視野を広げて考えている人はどのくらいいるのだろうか?
と、それでは僕は明日があるので・・・・
では、また。
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伊香保温泉に行きました

2010-12-26 21:59:46 | Weblog

こんばんは

 

今週末は後輩にバックアップをお願いして、伊香保温泉に行きました。

伊香保温泉。別に理由があって決めたわけではないのですが、近かったですし。

 

宿泊したホテルは「ホテル小暮」ですが、リピーターになってもよいと思えるホテルでした。

個人的には満足です。

 

温泉に朝晩つかって、疲れをいやしておりました

・・・・こんなときしか病棟から電話かかってこない日はないだろう…と思っていたけど、電話は来ちゃうんですよね。

 

「休み中にすいません」

って・・・。

 

もはや、しょうがない・・・。

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明日から、また頑張ります。

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予想されていたことをどうしてやるかな・・・:臍帯血問題

2010-12-20 23:00:32 | 医療

さて、一つだけ。

 

たまたま、Yahooをネットサーフィンしていたらこの記事に当たりました。

 

臍帯血移植は確かに重要な方法ですし、不足したら大変問題だと思います。十分な量の臍帯血がなくて…ということはよくあります。実際、ミスマッチ移植をこないだやったのは臍帯血移植すらできなかったからですし・・。

 

採取施設に頼まなければいいのに…と普通に思いますけどね。どうしてそれについて思いつかなかったのか・・・。

また、検査に必要な量(臍帯血)はそんなに量が必要なのか(1~3ccくらいでは足りないのか?)…と思ったりしています。

 

「さい帯血」、調査の影響で不足の懸念

TBS系(JNN) 12月20日(月)20時15分配信

 杖で身体を支えながら片足でサッカーをする新井誠治さん。6年前、悪性リンパ腫という血液のがんを発症し、左足を切断しました。その後も内臓への転移が見つかり、急激に病状が悪化しました。

 「先生に、例え10%でも20%でも、生きられる、治せる見込みがあるならやらせてくれと言った」(新井誠治さん)

 最後の手段として新井さんが選んだのは、「さい帯血」の移植でした。さい帯血移植は血液の病気の患者を救うための重要な治療法の1つで、年間およそ1000件が実施されています。

 「患者にとっては、さい帯血移植は“最後の砦”、大きな砦になってくれると思う」(新井誠治さん)

 しかし今、その最後の砦が崩壊しかねない事態に直面しています。原因は来年1月に迫った、環境省の「エコチル調査」です。この調査では、ダイオキシンや水銀など身近に存在する化学物質が子どもの健康に与える影響を調べます。

 総事業費はおよそ880億円で、10万人の子どもを対象に、赤ちゃんから13歳になるまでの間の健康状態を追跡調査します。この調査用に赤ちゃん10万人分の「さい帯血」が採取されることになっているため、治療に使う移植用の「さい帯血」が不足する事態が懸念されているのです。

 東京都内の病院で血液の病気の治療にあたる内田直之医師。

 「少なくとも現状以下の供給に減るような状況がくるとしたら、大きな問題」(内田直之医師)

 移植には患者の白血球の型と同じ型のさい帯血が必要となります。さい帯血がエコチル調査に使われてしまうと、助かるはずの命も助からないおそれがあります。

 「(エコチル調査は)日本の子どもの将来にいい事業なんだろうと想像するが、移植を必要とする患者さんのさい帯血の供給に影響するような状況は、ぜひとも避けてもらいたい」(内田直之医師)

 「日本さい帯血バンクネットワーク」では、「移植用」と「調査用」とで、さい帯血を提供する医療機関を分けるよう、2年前から環境省と厚生労働省に調整を求めてきました。しかし、31の施設が移植も調査も行う施設として重複していることが先月下旬にわかり、環境省の調整不足が指摘されています。

 「地域で調整すれば、なんとかなるだろうと思われていた」(環境省 環境リスク評価室 戸田英作室長)

 環境省は、「調査を行う各地方の大学病院に調整を任せきりで、厚労省などに積極的な関与を求めてこなかった」といいます。

 「何でここまでと、そういうふうに悲壮になるほどの問題とは、私自身は思っていない」(環境省 環境リスク評価室 戸田英作室長)

 こうした環境省の対応に対し、患者は憤りの声が隠せません。

 「人の血でしか生きられない、生きるすべのない気持ちというのは、なった人しか分からない」(新井誠治さん)

 環境省は、「移植用のさい帯血が不足しないように、今年中に調整する」としています。(20日16:24)

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エコチル調査:さい帯血不足招くとバンクネット改善求める

 化学物質が子どもの成長に与える影響を探る環境省の大規模調査が、白血病などの治療に影響が出かねないとして、さい帯血バンクを統括する「日本さい帯血バンクネットワーク」(会長・中林正雄愛育病院長)が改善を求めていることが3日、分かった。調査がさい帯血を使うため、患者に十分供給されなくなる恐れがある。ネットワークは国に対し、バンク提携施設を対象から除外するよう近く要望書を提出する。

 最近、子どもにぜんそくやダウン症などの患者が増え、原因としてダイオキシンなどの化学物質が指摘されている。

 環境省は原因と対策を考えるため、来年1月から「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)と名付けた調査に着手。全国の胎児約10万人を13歳まで追跡する。

 調査では妊婦の血液や尿、新生児のさい帯血が必要になる。このうち、移植用さい帯血の採取には熟練した技術を持つ提携施設の存在が欠かせない。エコチル対象施設には、108の提携施設のうち31施設が含まれる

 さい帯血移植は年間約1000件実施され、その8割が大人向けだ。大人に移植するには約60ミリリットルのさい帯血が必要だが、採取が難しく1回の出産から必要な量が得られる割合は1割に満たない。中林会長は「提携施設のさい帯血がエコチル調査で使われると、大人の患者に回らなくなる」と懸念する。

 移植を目的としないさい帯血ならば、大半の産科施設で採取できる。環境省は毎日新聞の取材に「影響が生じないよう調整する」としている。【藤野基文】

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因みに採取施設はこちら

https://www.j-cord.gr.jp/ja/donor/hospital.html

 

 「地域で調整すれば、なんとかなるだろうと思われていた」(環境省 環境リスク評価室 戸田英作室長)



 「何でここまでと、そういうふうに悲壮になるほどの問題とは、私自身は思っていない」(環境省 環境リスク評価室 戸田英作室長)

 

どうして他人事なのかはわかりませんが、書き方が悪いのか、環境省の室長さんが悪いのか・・・・。

 

臍帯血バンクが2年前から要望してきたことを、どうして何も考えずに撥ね退けるのかはわかりませんが・・・こういうお役人がいるから、無駄な出費や時間が使われ(後から調整するほうが大変でしょうに・・・w)ていくのでしょうね。

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それでは、また

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ど~でもいい話:僕と仮眠室

2010-12-20 22:54:19 | ど~でもいい話

こんばんは

 

今、帰ってきました。

この週末も当直でもないのに一晩泊っておりましたが…初めて仮眠室を使用しました。

本当にど~でもいいのですが、仮眠室がなかなか寝心地が良かったです。

 

今までは病棟の医員室のソファーで眠っていることが多かったですが、仮眠室がなかなか良いという話を聞き

「土曜日だし、そんなに人はいないだろう」

と思い、行ってみました。

 

仮眠室としては良いかな~と思いながら、5時ころから寝始め・・・7時には起こされ・・・。8時にも起こされ…9時には仕事でした。

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寝心地が良くても連続睡眠時間にはなっていませんな・・・

 

と、ど~でもいい話でした。

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医学部定員に対する検討会:現場から未来を思う

2010-12-19 17:05:44 | 医療

さて、続けます。

 

今夜は呼ばれないといいなぁ…と思いながら記事を書き・・・

こういった記事のことでいろいろ言われたら僕も辞め時かしら・・・と思ったり・・・。

 

疲労するものですなぁ~

 

疲れているとロクなことを考えないものなんですよ。ひとはw

 

と、寝不足の頭でもフル回転(からまわり)しておりますが、こちらの記事も紹介します。

医学部定員に関する検討会を設置―文科省
高齢化が進む10年、20年後のニーズを踏まえて医師養成を議論する」と説明する鈴木文科副大臣(12月16日、文科省内)
 文部科学省は12月16日、大学医学部の入学定員に関する有識者検討会を設置すると発表した。医師不足を受けた医学部の新設や定員の上限撤廃を含め、2012年度以降の中長期的な医師養成の在り方を議論する。22日に初会合を開く。

 「今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会」は、将来の医学・医療ニーズに対応した医師養成を図るため、医学部の入学定員の在り方について、過去の定員増の検証などを含め、調査・研究を行う。委員は、国公私立の大学や市中病院、自治体、産業界、患者会などの代表20人で構成。厚生労働省医政局と総務省自治財政局がオブザーバーとして加わる。

 鈴木寛文科副大臣は同日の記者会見で、「これまでは地域医療の充実を中心に、短期的な在り方を議論してきた。(検討会では)これからの10年、20年の医療需要などを見据えた上で、中長期的な観点から、そもそもの医学部定員について議論していきたい」と説明。検討の視点として、▽高齢化をはじめとする将来の人口動態の変化などを踏まえた医師確保、地域医療の立て直し▽イノベーションを支える基礎研究の人材確保▽国際的な医療交流を担う人材確保―などを挙げた。
 
 スケジュールについては、「来夏くらいに中間的な取りまとめがあり、だいたい1年をめどに一定の結論を出すのが一般的ではある」としながらも、「予見を持たずに、しっかりと意見を伺いたい」と述べた。

 検討会委員は次の通り。(敬称略)
 安西祐一郎(慶応義塾学事顧問)▽今井浩三(東大医科学研究所附属病院長)▽片峰茂(長崎大学長)▽木場弘子(キャスター)▽栗原敏(日本私立医科大学協会副会長)▽黒岩義之(全国医学部長病院長会議会長)▽桑江千鶴子(都立多摩総合医療センター産婦人科部長)▽坂本すが(日本看護協会副会長)▽妙中義之(国立循環器病研究センター研究開発基盤センター長)▽竹中登一(アステラス製薬代表取締役会長)▽丹生裕子(県立柏原病院の小児科を守る会代表)▽永井和之(中央大総長)▽中川俊男(日本医師会副会長)▽中村孝志(京大医学部附属病院長)▽西村周三(国立社会保障・人口問題研究所長)▽浜口道成(名大総長)▽平井伸治(鳥取県知事)▽森民夫(新潟県長岡市長)▽矢崎義雄(国立病院機構理事長)▽山本修三(日本病院共済会代表取締役社長)

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高齢化もそうなのですが、結局「できることが増えていく」ことも考えてほしい。

昔ならほぼ間違いなく亡くなっていたような方も、今の医療なら救命できる

そうすると(すばらしいことなのですが)患者さんは増えていく。

 

露骨に書いてしまいますと・・・例えば多発性骨髄腫。昔はMP療法が主体。だいたい2~3年の予後見通しです

今ではベルケイド(ボルテゾミブ)、レブラミド(レナリドマイド)、サレド(サリドマイド)などの新薬、ボリノスタット(SAHA)だってやっている(た?)し、外国では先日書いたトレアキシン(ベンダムスチン)だって治療薬に入ってきている

 

患者さんは増えていくわけです

 

急性白血病の治療で強い抗癌剤治療を行えば「緑膿菌」をはじめとした感染が生じます。今でこそ、カルバペネムやTAZ/PIPC、CFPMなど良い薬がありますが、昔だったら感染症で多くの方がなくなっていたと思います。

 

将来、今助かるとは思っていないような患者さん達が救命できるようになっていると思います。素晴らしい話です。

 

しかし、それも念頭に入れておかなくては、患者数の増加を履き違えるのではないかと思います。

 

また、様々な医療(薬物療法、手術、いろいろあると思いますが)の発展により、一人ですべてを行うのは無理な状態です。

最近研修医の子に良く言うのは「すべて覚えようと思うな。非効率的だ。自分が将来使うと思われること、応用できるものに集中しろ。」と言います。

 

基本を覚えておくのは重要ですが、すべてを覚えきることは「稗田阿礼」でも難しいと思います(というか、無理だろw)。応用することはもっと難しい。

 

そして…行うべきことはもっと増えていくのだろう。

さらに人が行動範囲を広げれば、必ず新しい疾患が出現するものだと思う。

特に宇宙。

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なかのひと 

無重力空間において、どのような遺伝子が不活化され、どのような遺伝子が活性化するのだろう。そして、そのアンバランスが何かを引き起こすかもしれない。

新しい環境で未知のウイルス、病原体に会うかもしれない。未知の病原体には免疫はない。実は人類の滅亡につながるかも(って、それをどうにかするのも医者の役目でしょうけど)

 

そういった事態に備えることは必要不可欠なのだと思う。

 

僕は今は目の前にある事を処理するのに精一杯(ドミノ倒しにならないようにするので)。ただ、そういうことは常に時間があれば考えていたいと思っています。

では、また。

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看護需給見通し:見通しが甘いから今のようになっていると思うのだが・・・

2010-12-19 16:33:17 | 看護関係

さて、先程も書きましたが看護師さんの数というのはとても重要です。

昔、記事(勤務体制と過労状態:安全な医療はどこにある?)にも書きました。

 

最近7対1看護…というのがはやっていますが、恐らくペンシルヴァニア大学のAiken教授による(JAMA 288 1987-93)

1、1人の看護師が7人以上の患者を担当すると死亡率が31%上昇する

2、看護師の担当患者数が1人増えるごとに患者の死亡率は7%ずつ増加する

3、患者の数が一人増えるごとに看護師の不満は23%、Burn outは15%増加する

 

という文献によるのでしょう。

これは今の医療で書かれた文献ではありません。10年以上前の状況で書かれています。

今はどれだけの医療スタッフが望ましいのか。そして…もっと数が多いほうがよい病棟、少なくてもよい病棟があると思います。ひまな病棟に7:1で看護師を配置したら、暇なだけです・・・。

 

例えば、当院の看護師が病棟紹介の記事に書いていたものの中に

○○病棟:みんな仲良く、だいたい17時半の定時に帰れています。

というものがある中で、当科が主体となっている病棟のように

▼■病棟:緊急入院が多い(帰るのは、日勤者がいつも22時過ぎ)

それはうちの病棟の関係者はやめるでしょうよ・・・。

 

本来、7:1以上にすべき病棟と、10:1程度で良い病棟にしっかり分けておけばよかったのに、「一律」で厚労省がいろいろやったからおかしなことになっている

7:1看護が悪いわけではないのだが、必要なところはもっと必要なのだよ。均一化しすぎるために、失策していると僕は思っています。個性を重視すべきところは重視すべきなのだと思っています。

 

看護需給見通し報告書案を了承、需要の上乗せはなし―厚労省検討会
2011年からの看護職員需給見通しについて報告書案をまとめた検討会(12月9日、厚労省)
 厚生労働省の「第7次看護職員需給見通しに関する検討会」(座長=尾形裕也・九大大学院教授)は12月9日、2011年から5年間の看護職員の需給数を見込んだ報告書案を大筋で了承した。看護師不足を踏まえ、上乗せを求める声が上がっていた需要の見通しについては、「根拠ある数値がない」として増数を見送った。

【複数の写真・グラフが入った記事】


 需給見通しは、医療ニーズの増大や看護の質の向上、勤務環境の改善などを踏まえた上で、都道府県が行った医療機関への調査結果などを積み上げて算定した

 報告書案では、「看護職員不足の実態を反映していない」「需要数の加算をさらに行うべき」との意見があったことを盛り込みながらも、「実態を最も熟知している(看護部長ら)関係者によって作成された資料が基礎」「(これに)代わる合理的な根拠ある数値も得られていない」とした。
 これに対し、この日の協議では、医療機関などに対する調査が「実現可能」な人員増を前提に行われていることを明記するよう求める意見が出されたほか、第8次見通しを策定する際は需要数の算定方法を改善すべきだとされた。

■訪問看護ステーションは需要の伸び17%
 報告書案の需給見通し(常勤換算)によると、11年の需要数は140万4300人、供給数は134万8300人(充足率96.0%)。15年の需要数は150万900人、供給数は148万6000人(同99.0%)だった。5年間の伸び率は、需要が6.9%、供給が10.2%。

 需要見通しを施設区分別に見ると、訪問看護ステーションが2万8400人から3万3200人に増えるとし、16.9%の伸びを見込んでいる。病院は、89万9800人から96万5700人で、伸び率は7.3%。
 供給見通しに関しては、新卒就業者は5万人前後で推移すると推計。一方、離職者対策が強化されることを加味し、再就業者は伸び率11.6%の12万3000人から13万7100人に増えるとした。
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看護部長というのは臨床現場を最も熟知していない人間の一人だと思うが・・・?
僕は看護師数に関してはより増やすべきだと思っています。そうでないならば昔書いたように準看護師の採用制限を改めてでも、看護の現場の人数を増やすべきだと。
そう現場から声を大にして言いたいと思います。
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ど~でもいい話:僕とドミノ倒し

2010-12-19 15:50:14 | ど~でもいい話

こんにちは

 

今、帰ってきました。因みに昨日は当直ではないですが、朝6時に出勤し一度17時に帰った後、また病棟に出て行ってそのまま1日過ぎて先程帰ってきました

 

約34時間(と言うと、真ん中の数時間を含んでしまってますが)、ぶっ通しです。

 

今は病棟内に嵐が吹き荒れている感じでもあるのですが、その前に一言物申したい・・・(特に病院上層部!)

 

人手が足りないだろう・・・。

 

まず、医者が足りない。前線にいる血液内科医が2人で移植を含めた血液疾患の治療をやるのは結構しんどい。別にできないとは思わないのだが、その為には結構周りの協力が必要になってくる

 

研修医も足りない研修医に依存する病棟・診療科というのもどうかと思っているのだが、どれだけ真面目でもキャパシティ オーバーしている様子が見受けられる。毎日、女性二人が午前様(しかも朝3時~5時)というのはどうかと思う。

正直にいえば、もう少しうまくやれないかと思ったりすることもあるのだが、真面目に頑張っているし、昔は研修医1人に6人~7人程度だった。しかも、患者さんはリンパ腫の患者さんも多かった(今はLeukemia中心)。

 

それを考えればキャパシティオーバーなのは間違いない

 

僕らが研修医の時と違うのは、スタッフ3人(一番この時若かったのは、某がんセンターの血液移植療法部の部長になっている先生だし)の直属の下が研修医2年目(たとえば僕とか)だったため、電話での指示などが多かった。

今なら、僕らのような若手(5~7年目)がついているので、比較的病棟自体の守備力は高めである。昔に比べると、雲泥の差でしょうね。

 

しかし、僕の場合は病院内にはいるのだが、かなりの高頻度で外来をやっている。

木曜日に30~40名。それ以外に、外来輸血や告知する患者さんを水曜日に集めたり、外来検査(マルクなど)いろいろやっている。

そうすると病棟の不在時間も多くなる。まぁ、チェックはしているし…自分で言うのもなんですが優先順位を即座につけられる人間なので、うまく時間を使っていますが・・・。

 

それでいつも言っているのだが、看護師さんや研修医に依存しているといつも言っているアラームさえなれば駆けつけてくるのだが、アラームが鳴らないとこちらが病棟の状況を把握できていないことがある。

 

最近、僕が病棟に来てから「なんでこのような状況になっているのか?いつから?」と聞くことが多くなったりしていて、看護師さん側にもいろいろ言わざるを得なくなっている

もともと血液病棟にいたナースさんの半分以上が辞めて、新人主体で補充されたから病棟看護師のレベルが昔に比べて、一段下がっているというのは否めないが・・・。

この病院の看護部は何を考えているのやら。

 

はっきりいうと「そろそろついていけない」

看護部のことに口を出すな・・・とはよく言われることだが、患者のことにかかわってくるのでどうにかしてもらいたい。

 

一部の患者さんから言われていること(約一名はもはや嫌がらせしているだけだが・・・。意味なく30分人手を奪うから、他の患者に手が回らなくなって、他の患者に危険が及んでいる)は事実だと思うし、本来そのようなアホなことが起こらないように、安全弁を複数確立するのが当たり前である

 

指摘されても「全くその通り」としか言いようはなく、それに対して安全弁を作ってしまいたいのだが、10対1看護(以下)だと、どうしようもない。

 

重症患者主体の診療をしている病棟に新人ばかりつけて、ついでに言うなら数も微妙という。

(去年までは旧病棟20床のなかでいつも数名オーバーしていたため、様々な病棟に進出していました。それゆえ他の病棟と比較してもうちの病棟は「比較的大丈夫。信用できる」という感じだったのですが・・・。

PMXを使用したかったのでICUに患者を下した時、研修医から「ICUの看護師から○○(栄養関係)と言われた」と聞き、「蘇生の基本を知らないのか、ここのICUは?(血圧を維持できない状況下で、栄養関係は後でしょう・・・とw)」と言ったことがあります。昔は僕がいろいろ言っていた関係上、自分の病棟の看護師のレベルが高いと感じていたのですけどね

 

で、研修医も倒れそうな状況だと、こちらも疲弊してきます。おそらく研修医が一人倒れるともう一人も倒れて、こちらも倒れるというドミノ倒し状態

まさに限界ですね。

 

限界の極みです。

 

ギリギリの状況。

 

で、安全弁を作るために患者さんに協力してもらおうか…と思ったりすることもあり

 

まぁ、ドミノ倒しにならないように僕は踏ん張るつもりですが、どうなる事やら(笑

 

ひとしきり愚痴を書いたところで、まともな記事を書きたいと思います。

たぶん、大丈夫でしょう。僕は規格外だから、死ぬときにぽっくり死ぬだけでしょう(笑

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なかのひと

では、また。

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医師の超過勤務に目をつぶる労働基準監督署:仕方がない・・国が悪いから

2010-12-12 23:11:26 | 医療

こんばんは

 

先程、ちょっと病棟に行きましたが、今日は基本的にお休みしておりました。まぁ、結局電話は数件かかってきているので微妙なところですけど・・(笑

 

さて、今日も一日のうちで何回か思いついたことがあったのですが、書きとめる性格でないため忘れてしまいました。面白いことを思いついたような気がしたのですが・…残念です。

 

ということで、まじめな記事の紹介をさせていただきます。

 十一月、東京二十三区東部の基幹病院である都立墨東病院(東京都墨田区)が、時間外労働で労働基準監督署から是正勧告を受け、延べ百三十二人の医師に計一億一千四百万円を支払ったことが明らかになった。東京都の病院経営本部は「医師不足のため超過勤務をお願いせざるを得ない」と開き直るが、実態は深刻だ。

 三次救急まで引き受ける同病院の中心戦力は二年間の初期研修を修了したシニアレジデントと呼ばれる若手医師だが、残業や休日出勤は当たり前。しかも雇用上は月十六日勤務という非常勤扱いのためボーナスも退職金もない

〇八年に妊婦のたらい回しが問題となった後、都はレジデントの待遇を改善したというものの、有給の当直は月四回まで。実際には当直が月に十日に達する医師もいて、六日間はただ働きとなる。それでも労基署は見て見ぬふりだ。これではいつまでたってもレジデントの負担は解消しない

 ちなみに二十三区東部の人口一千人当たりの医師数は一・五人とわが国の平均を大きく下回り、メキシコやトルコ並み。患者のたらい回しは減らず、医療事故がいつ起きてもおかしくない。都は二〇年の五輪招致などと現を抜かす前に、少しは都民の健康を考えてはどうだろう。

最終更新:12月8日(水)18時33分

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正直、結構きつい状況になっている医師はいますよね。うちもかなりきつい診療科です。研修医や学生の間では当病院の研修の中で一番きついのは血液内科(勉強にもなるということですが・・・)と言われているらしい(笑

 

 

僕は規格外(笑だから・・・と自他共に認める人間ですので、多少きつくても気にしないようにしていますが・・・今、研修している二人の研修医はいつ倒れるかと不安で・・・。

 

朝の3時とか、遅いと5時とかまで病棟にいるらしい・・・

こないだ立ちながら寝ていたとか・・・。

 

仕事が終わらない…と言われると、まじめな性格なのはよくわかるが・・・・。

 

そこで僕が当直の時には

「17時までにすべての仕事を終わらせて帰れ。あとは何とかしておくから」

といい、病棟の看護師さんにも

「当直室にいるので、何かあったらこっちに電話してください」

と言いました。もっとも、救急車の対応に追われていたのですが・・・。

 

僕らが研修医の時は「血液疾患」の患者さんは研修医一人で6人くらいまででした。僕が規格外で一人で12~16名(最大瞬間)担当していましたが、これもいろいろあったからで・・・。

 

今、12名ずつ担当してますからね。僕らがバックアップしていても、アップアップになりますね。しかも、急性白血病や移植を主体としているので…昔よりも重症度が上がっている。

 

別に一つの病院をクローズアップしなくても不足している病院は本当に不足していますし、僕もおちゃらけて言いますけど普通じゃない勤務はしてましたよね(笑

5年目:病棟に行かなかった日数=2日間

6年目:病棟に行かなかった日数=12日間

7年目(now):病棟に行かなかった期間=??

 

これって患者の重症度が高い診療科の医師の若手は当たり前なのではないかと思ったりしています。

もちろん救急部とか当直を交代制にしているはずですが、バタバタしていればバックアップを出すか、受け入れないという選択肢になってくるはずです。

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なかのひと

うちのように医師数が少ない病院だと、常時呼ばれて当たり前と思って勤務するしかない。けど、それって(体力も精神力も)持つのはそれほど長い時間ではないですよね。

 

どう考えても「患者さん」主体の医療を展開するためには人手が足りない。特に病院でインフォームドコンセントをしっかり取って、患者さんに治療法を選択してもらおうとするならば、もっと多くの医師が必要でしょう。外来でも時間は足りてないし・・・。

 

うちの診療科なら2倍は人手が欲しい。

 

そんなことを思いながら、この記事を読んでいました。

それでは、また。

コメント (2)
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