新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

体調不良?:気が緩んで、一気に疲労が吹き出したかしら?

2009-02-28 21:50:07 | Weblog

こんばんは

 

今日は病棟はかなり安定していて、昼過ぎ15時ころに帰ってきました。ただ、気になるのがその後・・・・電話連絡がないこと・・・

 

正直、新しい研修医の皆さんがどれほど危機感を持っているか・・、状況が分かっているのかいないのか・・・

 

ちょっと不安な出だしですね、今回のグループは・・・・。

 

しかし、それでも今日帰ってきたのはあまりにも体調が悪い・・・。病棟では元気に活動していても、体が重いのは事実だし・・帰れるなら帰るかと思い15時に帰ってきました

 

あまりにも体がだるいので

「ど~せ、病棟から電話があるだろう・・・・」

と思い、ベッドで目をつぶったのが16時ころ・・・

起きたら20時・・・・・・。

 

おぃおぃ、いつもの睡眠時間(もしくはそれ以上)じゃないか・・・・。

 

睡眠はとったものの体のだるさは取れず・・・・

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なかのひと 

う~ん、もう少し体を休めて明日に備えるか・・・・ ということで、すいません、今日はこのあたりで・・・・

 

では、また。

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追いコン

2009-02-28 02:00:28 | 医療
こんばんは。

今日は日常診療のあと、ちょっとした発表をして、二次会から追いコンに合流しました。

陸上部はずいぶん増えたなぁ…と思いながら、飲んでいました。

なんでも、陸上部に入った理由に僕がいたから…というのを書いた後輩がいたらしく、
「一度、お会いしたかった」
と、言ってくれた後輩がいたので驚きました。

ちょっと嬉しいですけど。

と、いうわけで、三次会の途中で帰っています。

では、また
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公務員の飛び級:官僚のやる気を導いてほしい

2009-02-27 00:51:10 | 複合記事

こんばんは

 

今日は再び事件が起こりました。

何と再びフレッシュ(疑い)が、前触れなく送り込まれてきたのです・・・。

 

「発熱、咳嗽を主祖に来院された患者です。胸部単純写真、CTで肺炎を認めます。また、血液検査でCRP26、Hb7、Plt2.8万で急性白血病と思われます。以後の診療をお願いいたします」

 

プチン・・・。

また、このクリニックか・・・・。というか、よく白血病がくるクリニックだな…(どうでもいいことを思う)。

12月にもいきなり送ってきて大変な目(転院先を探すのに14件電話かける羽目になった)にあったのに、再び同じことをするか?

 

わざわざ

「連絡してね!」

と書いておいたのに・・・。

 

今日は退院した患者さんのベッドに滑り込ませたために何とかなりましたが、こういうキラーパスはやめてほしいように思います。

 

もっともフレッシュではなくて一応RAEB2みたいですけど・・・・。

 

そんなこんなでパタパタとやっておりました。そしてふと思い出す

 

あ、明日の発表準備まだやっていないかもw

そして今まで発表の準備をしておりました。

 

 

さて、今日はこの記事です。

 

僕は公務員の飛び級は賛成です。これによってモチベーションが上がれば、様々な仕組みの改革につながる可能性があります。

もっとも飛び級を狙って上にへつらう人間が増えたら終わっていますが・・・・。

 

能力次第で国家公務員も「飛び級」…政府が自民に方針提示

2月26日19時55分配信 読売新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090226-00000836-yom-pol  

 

 

政府は26日、優秀な国家公務員には「飛び級」を認めるなど、能力・実績主義の徹底を主眼とした「採用昇任等基本方針」の概要を固めた。  同日の自民党行政改革推進本部公務員制度改革委員会に提示し、了承された。政府は3月上旬に閣議決定し、4月から適用する方針だ。  

 

基本方針は「職員の採用年次や採用試験の種類にとらわれない人事管理」として、「キャリア」と呼ばれる1種試験合格者とそれ以外の合格者を区別せずに能力次第で昇任させる方針を示した。  

 

そのうえで、〈1〉極めて優れた能力を持つ人は、慣行にとらわれず、早期に昇任させる〈2〉特に必要な場合は、2段階以上上位の官職への昇任も考慮する--と明記した。  

 

勤務成績の悪い職員に対する「降給、降任、免職の厳正な実施」や、幹部候補は他省との交流人事を2回以上行うことも盛り込んだ。  

 

一方、同委員会は26日、国家公務員の幹部人事を一元管理する「内閣人事・行政管理局」創設などを柱とする国家公務員法改正案など関連法案の了承手続きに入った。人事院が同局への機能移管に反発していることを受け、出席者からは政府内の調整不足を指摘する声や、同局の肥大化への懸念が相次いだ。  

 

政府は3月上旬の関連法案の閣議決定を目指しているが、了承取り付けは難航が予想される。

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この飛び級の話、これが「お役所仕事」というものからの脱出になるのであれば賛成です。

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なかのひと 

今のままでは最初のレールに乗るだけで、あまりにも何もしなさすぎるような気がする。

 

「失敗しないことが最も大事」

ではなく、

「より良いことを考え、国民の付託に応える」

くらいの官僚が増えてほしいものです

 

もっとも、人事関係を担当する部署の権力増強にはつながるかもしれませんが、これは防止できるような策を二重、三重にも張りめぐらせておくべきなのでしょう

 

そう思いました。

 

 

明日は、病棟業務を中心に活動しますが、その後はしゃべりに行きます。その後、陸上部の「追い出しコンパ」に参加する予定です。

それでは、また。

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ど~でもいい話:僕と専門家集団

2009-02-26 01:13:41 | ど~でもいい話

こんばんは

 

今日も朝から晩までいろいろやっておりました。午前中は主に病棟の患者さんに関して、午後からは再発した患者さん3名と外来で話をしていました

 

日中、病棟にいなかったので探されていたらしく(ソフトバンクは・・電波が弱いのか、外来ではアンテナ一本のため連絡がつきにくい)、あとで帰ったら

「なるほど、外来にいたのか」

と言われました。

 

再発などの重い話をする時に自分の外来枠で話をしていると、他の患者さんが遅くなってしまいますし(明日もそのあたりの話をしないといけないかも、自家移植5年目でマーカーが連続で上昇中。この4月でFollowを近医にお願いしようかと思い始めていたのに・・・・)、そういった話をする患者さんだっていきなり

「再発しています。赫々云々で、今後はどうなります」

なんて5分で話されたらたまったものではない…と思うから僕は別枠で診察しているだけだったりする

 

いろいろな先生から僕が患者さんから「都合のいい医者だと思われる」と言われるわけだな・・・

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なかのひと 

その後もいろいろやって、病棟で最後に研修医が僕の直接担当11名の患者さんの何かを忘れていないかチェックしていました。

 

バンクドナーで移植をする予定の方が数名おりますが、お一人はずっと探しているのに「フルマッチドナー All ×」「HLA A座 1座不一致 全滅」・・・・

何でかな~。最後にDRを確認していなかったら・・・・どうしよう?

 

などと思いながら、過ごしていたりします。

 

さて今日はど~でもいい話からです

 

大学病院、それは専門家の集まりです。今日はこんなことがありました。

 

急性骨髄性白血病の治療でHigh dose cytarabine(AraC)というのがありますが、これの「眼」の障害を予防するためにステロイドの点眼をするのが基本的な「基準」として存在しています。

 

この治療の3クール目(最後)の治療を始めた患者さんが「眼」の違和感を訴えられたので、眼科受診をしてもらいました。

 

眼科からは「ステロイドの点眼をするなんて止めなさい」ということでした。 この場合、どうしたらよいのだろうか?

 

一応「Protocol」として確立しており、論文を「High dose cytarabine and conjuctivitis」で引いたらそこそこ・・・・論文が出てきたが、ある程度確立したやり方となっていると言ってよさそうである

 

だいたい「45~65%」ほどの予防効果があるとされている

 

しかし、眼科の先生が「理論的におかしい」と言っている場合、どうなんだろうか? 

 

彼らは頻回の点眼はすべきだが、ステロイド点眼はやらない方が良いと・・・

彼ら曰く「それはProtocolが間違っている。眼科がかかわっていないからだ」という。

 

その可能性はあるが、そうするとHiDACという治療ができてから30年近くになるが、その間ずっと間違ってきたことになるのだが・・・・?

 

本当は彼らが推奨するやり方とステロイドと、何もつけない群とでランダム化試験をしないといけないのだろうけど・・・どうなんだろうな。

 

 

ただ、僕らも某診療科が「カルバペネムの予防投与」をしているのを見て

「何考えているんだろう・・・・?」

と思ったものだが、今回の件ももしかするとそうかもしれない

患者さんのためにはプロトコール作成段階から「様々な専門家の関与」が必要である。そういうことなのだろうか?

 

そんなことを思いました。

 

それでは、また

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医師バンク:県内の方が有効かも・・・

2009-02-25 01:08:34 | 医療

こんばんは

 

今日もいろいろありました。移植中の患者さんのFK506の血中濃度がいきなり馬鹿上がり・・・。

「何故?」と思い、まずは再検してもらったのと、新たな検体を取り直して再び提出。予想通り結果はちょうど良い値だったのですが、ちょっとびっくりです。

 

他にも・・・透析を回し、髄注をして、BMA(4件)、CV挿入、その間に患者さんの管理、患者さん家族へお話(退院した患者さん、退院予定の患者さんなど)・・・いろいろなところで裏コンサルト・・・

 

そんな中・・・最後に残っていた切り札(2年目研修医K)も今日で終了・・・。

 

頼りになったのだが…仕方がない。地域医療で頑張ってくれ・・・

 

そんな風に・・・いろいろやっていたら記事を書くのはこの時間になっていました

 

とりあえず明日もあるので、さらっと一つ

 

<医師バンク>首都圏で“代打”募集 秋田県が発足へ

2月24日15時0分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090224-00000053-mai-soci  

医師不足の中で激務をこなす地元勤務医の負担を軽減しようと秋田県は、首都圏の医師に登録してもらったうえで、1日単位で支援に入ってもらう「ドクターショートサポートバンク」を3月にも発足させる。県内の開業医も登録対象となるが、最初から県外での医師確保に重点を置くのは全国的にも珍しいという。【百武信幸】  

県によると、県東京事務所に担当2人を配置して人材確保にあたる。労働局の許可を得たうえで無料職業紹介所としてバンクを開設。医療機関から医師派遣の要請があったとき、登録者の中から診療科目や日程が合う医師がいれば仲介する。  

06年末の厚生労働省調べでは、県の人口10万人当たりの医療施設従事医師数は188.9人で全国34番目。過疎化や高齢化も急速に進んでおり、慢性的な医師不足対策として常勤医や数カ月勤務の非常勤医師確保に力を入れてきたが困難な状況。地元の開業医による支援にも限界があり、過酷な勤務状況に耐えられずに勤務医が辞めて現場の負担がさらに増えるという負の連鎖を生んでいる。  

バンクは、勤務医が休養したり学会のため出張できる環境を作ることで、医療現場の崩壊を食い止めることを目指す。秋田組合総合病院(秋田市)の坂本哲也・名誉院長は「猫の手も借りたいほど厳しい。実現すれば大変ありがたい」と話す。  

県内の医師を登録対象として同様の制度を07年4月に始めた新潟県医師会の場合、県外の医師も含めて21人が登録。07年度に3件、08年度は18件の利用があった

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県内の助け合いと…首都圏に初めから重きを置くのと・・・どちらかというと県内の方がまだ良いような気がします

 

ひとつは人間関係。知っている間柄のことも多いでしょうし、病院としての付き合いもあるでしょうから県内は助けあいが起きやすいような気がします

 

首都圏に初めから重きを置くと、首都圏も医師不足(埼玉しかり、神奈川、千葉・・・・)ですからよほどの条件でないと人が集まらないのではないかという気がします

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なかのひと 

首都圏崩壊につながりかねませんし・・ね。

 

 

根本的に医師は余っていないという認識で物事を考えないと、地方だから余っていないと思うのであれば対策失敗のような気がします。

 

もっとも・・・・首都圏で募集をかけたら「条件」が良ければ、やってくれる医師はいるだろう・・・とも思いますが・・・。

 

それでは、明日もありますのでこのあたりで・・・

では、また。

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今日は疲れ気味です・・・・。

2009-02-23 23:17:09 | Weblog

こんばんは

 

今日もかなりドタドタとしておりました。患者さんの一人ですけど・・・・透析を導入するタイミングを見計らっていたのですけど、その調整が普通の状態じゃないために難しく・・・患者の家族を呼んだり、透析室に行ったりと非常に忙しくやり取りをしていました。

 

さらに患者さんの治療のために新しいProtocolの登録をしなくてはなりませんでしたし・・・。これにも時間がとられ・・・。

 

さらに土曜日に(JALSGの会に行っていた日)当直に電話をし、「アンフェタミンに診てもらいたい」と言って、結局今日受診した人が・・・multiple metastasisのようです。 これがむしろリンパ腫ならChemotherapyをして落ち着くと思うのですが・・・見た目がリンパ腫ではないし・・・

 

腫瘍マーカーは消化器系・婦人科系腫瘍のような気がする・・・・。

 

むかしPKで肝メタで見つかった患者さんが同じような感じだったけど・・・ そんなことを思いながら・・・って、あまりの忙しさにBMAの結果を見に行くの忘れた・・・。 そんなこんなで患者さん家族への説明なども行い、ふらふらしながら食事をしたのが17時半でした。

死ぬかと思いました(w

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なかのひと 

ということで疲れて帰ってきたので、今日はこのあたりで・・・・・

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医師不足を招いたのではなくて、医師不足を顕在化させたのです・・・

2009-02-22 23:50:01 | 医療

こんばんは

 

今、研修医グループと飲んできました。今日で最後というよりは、明日のうちに入れ替えというのが正しいのでしょうけど、いずれにせよしんどい期間です。

 

研修医伝手に情報を収集してわかったことは

「こりゃ、しばらく最前線+前線指揮官兼任しないと患者さんの不利益になるな」ということ。

 

うちの診療科に関しては「研修医の経験」もしっかり考えている方だから、「研修医の判断」をきちんと聞くようなシステムになっているけど・・・話を聞く限りまずは患者さんとコミュニケーションをとれるのかどうか・・・・

 

あとは非常に緊急性が高い診療科であることを認識さえしてくれたら・・・・。

 

話聞いている限りでは無理ではないかと思うが・・・・。 まぁ、いろいろ言いながらも回ってきてみないとわからないわけですけど・・・。 さて、この研修医。いろいろな意見はあると思いますが・・・毎日新聞にはこんな記事も・・・。

 

医療クライシス:北海道緊急事態/6止 医師不足招いた「臨床研修制度」 /北海道

2月20日12時1分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090220-00000046-mailo-hok  

大学病院が人材難に 医学部定員増など対策も後手  「ドレーン(排液管)はどこに入れたの?」「化膿(かのう)性脊髄(せきずい)炎の原因は?」。研修医から矢継ぎ早に質問が飛ぶ。 札幌市手稲区の手稲渓仁会病院で10日午前7時半から始まった指導医と研修医約30人の勉強会「モーニングレポート」。実際の症例を題材に治療方法を検討しスキルアップを図ろうと毎朝、開かれる。この日は転倒して救急搬送された患者の治療内容が担当の研修医2人から報告された。 

大学を卒業した医師が研修先を自由に選べる「臨床研修制度」の導入から5年。教育体制が整い、風邪から重病まで数多くの症例を診られる都市部の病院に人気が集まる一方、下積み期間が長く「実践」の機会が少ないとされる大学病院は研修医から見放された。 

手稲渓仁会病院で研修3年目を迎えた和田進さん(28)は「これまで80件近く手術を執刀した。大学だったら1件もできなかっただろう」と満足そうに語る。研修2年目の長谷田真帆さん(26)は「実践に加え学習の機会も充実している。将来も大学に戻ることは考えていない」と言い切った。ともに北海道大医学部の出身だ。     

◇  各地の病院で相次ぐ休診や分娩(ぶんべん)中止、救急当番からの撤退、搬送患者の受け入れ拒否――。その元凶となっている医師不足を深刻化させたのが、04年度から導入された臨床研修制度だ。 

それまで新米医師たちは出身大学の付属病院で研修するのが一般的だった。大学は潤沢な人材を背景に地方へ医師を派遣し、地域医療を支えた。しかし、臨床研修制度の導入で大学に残る卒業生が減り、道内で今春卒業予定の医学生のうち大学病院以外の医療機関を研修先に選択する学生は6割近くに達する。人材難に陥った大学が医師を地方から引き揚げている。 

危機感を強めた北大、札幌医大、旭川医大は研修を終えた若手医師を呼び戻す共同事業に着手。これまで医師を派遣する地方病院は大学ごとに系列化されていたが、今後は3大学で共有し、医師たちの「修行の場」となる病院の選択肢を増やすという。旗振り役の近藤哲・北大教授(腫瘍(しゅよう)外科学)は「若手医師はメリットがない限り戻らない。大学が選ばれるようなシステムを作るしかない」と力を込める。     

◇  臨床研修制度について、厚生労働省は10年度から必須科目を減らし、2年目の大半を希望の診療科での研修に充てられるよう見直す方針。専門医を早く育て、医師不足解消につなげるのが狙いだが、手稲渓仁会病院の酒井圭輔・臨床研修委員長は「医師に広い知識を身につけさせるという当初の理念はどこに行ったのか。促成栽培で医師は育たない」と批判する。北大病院の筒井裕之・卒後臨床研修センター長も「(10年度の研修医が)一人前になるのは3年後。その間に医療は崩壊してしまう」と悲観的だ。  

道や道内3大学は、医学部の定員増や将来の地方勤務を条件にした奨学金制度の導入など「あの手この手」を尽くす。しかし、こうした対策の効果が表れるのも数年先。目前の「医療クライシス」を解消する抜本策は講じられないまま、医療の現場は綱渡りの状況が続く。=おわり   

×   ×  この連載は高山純二、鈴木勝一、本間浩昭、山田泰雄、横田信行、横田愛、坂井友子が担当しました。 ………………………………………………………………………………………  ■ことば 

◇臨床研修制度 04年度から始まった新人医師対象の研修制度。最低2年間で7診療科・部門を経験することが義務づけられている。従来は新人医師の大半が大学病院の各診療科(医局)に進み専門分野のみを学んでいたため「幅広い知識に欠ける」「患者との対話が不得手」などの批判があった。道内では3大学と67病院が臨床研修病院に指定されているが、都市部の大病院に研修医が集中する傾向が強く、志願倍率が約3倍になる病院がある一方、20病院は今春入る研修医がゼロとなる見通し。

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この記事でまず言いたいのは、医師不足を招いた・・・ではないということです。

 

多くの先生方が語っていますが、医師不足を招いたのではなく・・もともと医師不足だったのです。

 

医師が足りない状況を配給制にしていたからごまかせていたものが、自由競争を始めたために医師が足りないのが顕在化しただけです。

 

もともと医師の数が多くて、すべての病院に行きわたるのであればこのような事態は起こり得ません。実際に足りていないから起きています。

 

自由競争を行う際に供給量が少なければ、どこかの病院が機能しなくなるのは自明の理ではありました。それでも行うというのであれば、そこに意味があったかもしれません。意味・・・それはおそらく大学中心の医療からの脱却だったのかもしれません。 しかし、実際は医師不足というものを考えずにこのような動きをしたがためにすべての事象が起きています。

 

この記事でも考えるように仕向けられている「大学病院のメリットが何か・・・」ということであるが、研究と特殊な症例が集まること、状況に応じて治験などを行う環境が整うこと以上はないと思う。

 

ならばそこに意味があるし、活路もそこにあるだろう。しかし、大学に人を集める切り札にはならないだろう。

そう考えれば結局「医師の供給量を増やす」方向に行くのが筋ではないかと思う。 難しくなりましたが、そう考える次第です

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研修医交代:とりあえず、お疲れさまということで飲みに連れて行ってきます

2009-02-22 18:32:14 | Weblog

こんばんは

 

今日は夜中の4時から行動開始でした。それは電話で対応可能だったのですが、7時から再び大荒れで・・・・結局18時まで様々なことにかかりました。

 

急変に関してはなんとかなりました(たぶんなるだろう。最初の一発で大丈夫だったから…どうにかなると信じたい)が、その後も仕事は山積み。

 

事務仕事をやって、患者を診て、中心静脈確保をして…とやっていたらこの時間でした

 

この後は今日で最後の研修医軍団を連れて飲みに行きます・・・・・

 

明日からまっさらな・・・しかもあまり良いうわさを聞かない研修医が多いグループですけど・・・・どうなるかしら。まぁ、噂は噂と信じたいが・・・。

 

看護師さんから

「ファーストコールはすべての患者さんで先生と、研修医でいい?」

と聞かれている状況です・・・

 

そうすると僕もなかなか飲みにはいけないですし(もともといかないですけど)、せっかくの機会なので飲んできます

 

 

飲みに行く前に病棟の看護師さんと当直の先生に「ケーキの差し入れ」を持っていきます。

こういうのは大事ですw

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それでは、また。

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埼玉県の血液内科

2009-02-21 21:25:24 | 医療
こんばんは。

今日は当直明けでした

夜中、朝方と患者が来てちょっと疲れましたが、その足でJALの会に行き、そのまま血液腫瘍シンポジウムに参加しました。

非常に楽しかったです!

僕もいろいろ知識が増えて満足です。

シンポジウムで有名な先生が
「埼玉県の血液内科の病床は不足しており、外来でDEXで寛解導入して、G-CSFでハーベストして、自家移植するしか…」
というようなことをおっしゃってました。

悲しいですよね。医師や病床が足りないために、打つ手が限られたり、助ける患者さんを選ばないといけなくなるなんて…

この危機感が医者以外の人にもわかって欲しいものです。

さて、今から帰ります。
では、また

久々に病棟から離れているなぁ
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救急車を呼ぶ目的

2009-02-21 00:00:42 | 医療
こんばんは。

現在、当直中です。

当直帯に入って同時多発急変があり、対応してました。救急車はその時来たのは断りました。

無理ですから!

更にいろいろあり、食事を取れそうになったのは22時、次の救急車が来たのは10分後でした。

救急車の患者さん、蓋を開けたら大したことはなく、すぐ返せそうでした。

しかし、家族は
「入院させてくれないのか?」と

「ベッドに運べないから救急車を呼んだのに…」

そういう目的なら大学病院に来ないでくれ!

それでは、引き続き頑張ります
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