奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

終日の時雨

2017年12月19日 | 晴耕雨読
 相変わらずの曇天の中倉庫に着くと、昨日から積みぱなしのマルチ資材を格納し、替りにえん麦の追肥用の肥料を積込んで出畑しました。秋カボチャのほ場を巡回してズッキーニを観回るとポツポツと降出し、ビニールハウスに着く頃には「こりゃだめだと」と追肥を断念しました。予報は曇りなんですが・・・昨日のマルチ作業の完成が好判断だったなと思いました。肥料を積んだまま帰宅すると、経理や支払で午前を終えました。

 午後も時雨は続いていて、農作業は断念して秋カボチャの出荷協議会に向かいました。台風害で出席者の少なさを懸念していましたが、関係者と同数程度の農家が参集してそこそこの協議会になりました。年々増えるカボチャの栽培品種、農研センターと農家がタグを組んで、真剣に実証栽培をする必要があるのではと進言しました。何を言っても馬事東風では、言う気もなくなりますからね。

 JAには、積算温度の算定と精算通知、集荷場の雨漏り対策でブルーシートの準備をお願いしました。積算温度に関しては、奄美大島は3カ所で気象データを取っていて、島の北部よりは南部の方がいく分か気温高いことを示唆しました。年々増える栽培品種については、収量や大玉率の客観的データを提出するように依頼しました。

 JA職員が小生のほ場を観たらしくて、いつもの結果論的な言い回しをしていて、「プロは結果が全て」と言う、プロスポーツ選手の言葉を理解しているのかなと思いました。台風は毎年発生して、そのコースから逸れるだけの話で、その準備は怠ってはいけないと言うのがプロとしての心構えではと思うところです。この間終わった「ドクターX]も「最上の命医」もそんな事を語っていましたね。研修センターや営農指導員がこんなレベルですから。

 明日は・・・明日考えましょうね。