今月に入って、新型コロナウイルスの感染者が再び増加して「第三波」がやって来た気配です。
とりわけ、東京と北海道の状況が悪いそうで、東京は2日連続で500人超、北海道も3日連続で200人を超え、きょうは初めて300人を超えたとか…
私が北海道旅行を決行した10月末でも、「第三波か?」と言われていましたが、今ほどの切迫感はなく、すすきのの「接待を伴う飲食店」を避ければよかろう程度の感覚でした。
そんな芳しくない状況の中、「Go To 北海道 旅行記 #2-1」のつづきです。
ついにやって来ました、旭山動物園
雨がどんどん強くなって、寒いったらありゃしないというあいにくの天候で、
しかも平日(金曜日)だというのに、そこそこの人出で、さすがは旭山動物園 って感じでした。
で、最初に見学したのは「あざらし館」。
水中のアザラシ(ゴマフアザラシ)は、その体型から、どことなく潜水艦の風情ですが、潜水艦ではあり得ないような沈降・浮上や急旋回をやってのけます。
陸上ではもっそもっそ動く感じで、「せめて両手・両足が地面につくくらい、もう少し痩せろよ」と言いたくなりますが、水中を泳ぐ姿を拝見すると、地上のアザラシは仮の姿で、本分は水中にあるのだと、よく判りました
それにしても、どのアザラシも丸々とした体つきで、張りがあって、大変よろしいと思います。
この体型なら、どれだけ体重があっても、水の抵抗はかなり小さそうです。
ところで、あざらし館には、北海道の漁港を模した屋外展示場もあって、そこで、ウミネコが闊歩していました。
このウミネコはどうしてここにいるのだろうか? 他所に飛んで行かないのだろうか?
と思ったら、実は、ウミネコはあざらし館の住民でして、もう一羽、オジロワシも「共生」していました。
この2羽について、図録から引用しますと、
あざらし館にはゴマフアザラシのほかにウミネコとオジロワシが暮らしています。
この2種類の鳥たちには皆さんに知っていただきたいメッセージがあります。彼らは昔、事故に遭い保護されました。事故のけがで翼を失ってしまい、もう2度と空をとぶことができません。
野生動物たちがケガをする原因に私たち人間の生活があります。電線や窓ガラス、飛行機や風力発電の風車など、私たちの生活のために作ったものにより、ケガをしたり死んでしまう動物たちがいるのです。そのような事実を来園者の方にしってもらうためにアザラシと共生展示をしています。人にはもちろん、自然、野生動物たちにも優しい社会でありたいものです。
だそうです。
ゴマフアザラシも、網にかかった魚を食べたりするため、害獣扱いされることがあるとか…。
いろいろあるものです…
さて、次は「ぺんぎん館」。
水中トンネルでは、高速で水中を「飛ぶ」ペンギンに囲まれて楽しい楽しい
細かい気泡の帯を引きながら泳ぐ姿のなんとカッコイイことか
旭山動物園で飼育されているペンギンは、キングペンギン、ジェンツーペンギン、イワトビペンギン、フンボルトペンギンの4種類。
上の写真では、左からジェンツーペンギン、キングペンギン、フンボルトペンギンです。
イワトビペンギンがいないなぁと思ったら、室内展示室で群れていました。
黄色の飾り羽根がオシャレです
基本的にペンギンは足が短いものですが、イワトビペンギンはひときわ足が短い…
だから急ぐときはキョンシー歩きっつうか、スズメみたいな歩き方(跳び方)をするのでしょうね
イワトビペンギンは、なんとなく幼児体型っぽくてかわいらしい 一方、キングペンギンは、威厳に満ちた体型に加えて、色づかいが見事で、ホントに美しい
ただ、ダイジェストにも書きましたけど、目つきが悪い…
ぺんぎん館にはめちゃくちゃたくさんの解説パネルがあって、それらをじっくり読んで、ペンギンを観察して…を繰り返していると、ぺんぎん館だけで一日が終わってしまいそうです。
そこで、図録で復習しているんですが、へぇ~な解説を見つけました。
なかなか見分けが付かないペンギン達を飼育スタッフはどうやって見分けているかというと、翼(フリッパー)についているバンドで識別しています。個体番号にあった色分けのおかげで餌を食べた量などを記録することができます。
性別は見た目ではわからないので、血液などを使ってDNAによって調べています。性別がわかると、オスは右の翼にメスは左の翼にバンドをつけています。よく観察していると、中にはオス同士でペアになってしまっているペンギンもいます。
だとか。
ペンギンの性別が見た目ではわからないことも、バンドをつけている翼で性別を知ることができることも初めて知りました
旭山動物園に雪が積もると、恒例のペンギンの散歩が始まります。
あと1ヵ月くらいでしょうか?
いつかペンギンの散歩を見に行きたいものです。
つづき:2020/11/24 Go To 北海道 旅行記 #2-3