新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

別邸の庭が楽しくてたまりませぬ (後編)

2023-06-20 19:00:37 | 日記・エッセイ・コラム

「別邸の庭が楽しくてたまりませぬ (中編)」のつづき、シリーズ完結編です。

まずは、ここにもいたぁ~ な、

ドクダミ
ほんと、どこでも見つけられる雑草界の王者って感じですな。
あらためて観察すると、ドクダミの花って「中編」に登場したヤマボウシの花と似てます。大きさはずいぶん違うし、片や、片やですけど…。

どちらも、目立つ白い部分「総苞片(そうほうへん)」というもので、ホントの花は、真ん中の出っぱった部分ワチャワチャと咲くらしい。

ということで、「後編」では小さな花、それも、雑草系(意図的に植えたものではない)と思われる花を中心に紹介してまいりましょう(っつうか、私が花の名前を覚えるための備忘録のつもり)

と書いたそばから、大きくて、かつ、親が植えたことが確実なアナベル

6月7日の段階ではこんな小さなつぼみの状態でした。
今頃は大きな白い花を咲かせているのではなかろうか…

このアナベルの根元では、小さな小さな緑色の花がそれこそワチャワチャ咲いていました。

これはアルケミア・モリスなるものらしい。
なんとも小さな花なので、アップも載っけておきましょう。

この葉っぱはハーブになるらしいので、次の帰省のときに何枚か摘み取ってハーブティーにチャレンジしてみましょうかね

そのまた隣で咲いていたのは、これまた小さな花ツルマンネングサでした。

別邸の庭では数少ない多肉植物です。

   

私にものごころがついた頃には既に生家には岩のオブジェが飾られていまして、ウン十年前に一家もろとも別邸へと引っ越してきたのですが、その岩のオブジェで小さな花が咲いていました。

なんともおもしろい形の花をつけているこの草は、ユキノシタ

パッと見、花びらの何弁かが枯れて落ちたのかと思いましたが、5弁の花びらのうち、下の2弁だけが極端にデカいというのが、ユキノシタの特徴らしい
ちなみに、この葉っぱ天ぷらにすると美味しいそうです

この隣には、になるとキレイなの実をつけるムラサキシキブが植えられていまして、初めてその花をみることができました。

まだ咲き始めたばかりで、「一分咲き」にも至っていない感じです。
と、ムラサキシキブのつぼみの隣で、テントウムシ似た虫(キボシマルウンカっぽい)が、なにやら励んでいらっしゃいました。

見てはならぬものを見てしまったような…

   

庭には大ぶりなクローバーみたいなのがあちこちで生えていて、ちょっと鬱陶しく思っていたのですが、なんともキレイな花を咲かせていました。

これはイモカタバミ
こんな花を咲かせるのに、これまで冷たい視線を向けてすまん
そういえば「大ぶりなクローバーみたい」と書いてしまいましたが、お馴染みの家紋「片喰紋」は、カタバミ葉っぱの意匠だったんですな

こちらの小さな花もカタバミの仲間で、

その名も「オッタチカタバミ」とな
すっごい和名です

冷たい視線を向けるだけならともかく、見つけるたびに引っこ抜いていた毛深い草までもがこんな花を…

フランネルソウというらしい。
「毛深い」ところから織物の「フランネル」を連想してつけられた名前なのでしょうかねぇ
これまたこれまでのむごい処遇をお詫び申し上げました

   

私は数ヶ月前から「PictureThis」という植物判定アプリ(有料)をスマホに入れて、植物の名前を調べておりまして、ずいぶんと助けられました。
助けられている一方で、「んん? ほんとか?」ということもあって、ネットで確認して、やはり違う…なんてこともあります。

その代表例がこちらの花です。

PictureThis「コウトウシラン」と判定してくれたものの、ネットで出てきた「コウトウシラン」とは、どう見ても、どう考えても別物です

う~む… です。
そして、今もこの花の正体は不明です
御存知の方がいらっしゃいましたらご教示くださいませ。

【追記】この花、「アッツザクラではないか」というご指摘をいただきました。
柔毛がびっしり生えた葉や茎といい、まさしくアッツザクラのようです 
ご教示、ありがとうございました (2023/06/20 20:04)

さて、最後の花に行き着きました

この春の別邸の花たちトリです

の花でございます。
すでにヘタの形はそのもの
ただねぇ~、昨秋は渋柿大量に成ってしまい、その処分に困りました次回の帰省では実の成った枝を切ってしまおうかなと考えています

ということで、完結しましたぁ~

次回の帰省は、7月8日頃から1週間を予定しています。
別邸の庭はどのように変化しているのか楽しみです
一番気になっているのは、帰省Uターンギリギリに、育苗ポットから露地に植え替えたベニバナ
元気にしているのかな?

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別邸の庭が楽しくてたまりませぬ (中編)

2023-06-19 20:57:23 | 日記・エッセイ・コラム

「別邸の庭が楽しくてたまりませぬ (前編)」のつづきです。

「前編」は、5月6~14日の帰省で見た別邸の庭の草花を紹介しましたが、「後編」「中編」5月28日~6月10日に見た草花です。
その間、2週間しか無いのですが、庭の様相はガラリと変わっていました。さらに、2週間の帰省中にも日々変わっていて、いやはやおもしろい
まずはこちら

アヤメが群れをなして咲いていました。
この群れのすぐ隣には親戚筋(?)ジャーマンアイリス


そして、北側の灯油タンクの下ではまたまた別のアイリス

これらのアヤメアイリスは親が植えたのかなぁ
庭の方は、親が植えつけた可能性が高いけど、最後のは、場所が場所だけに(屋外用灯油タンクの真下)、意図して植えたとは考えづらい…
とはいえ、アイリスが勝手に生えてくるとは思えないしな、、、、というところで、以前は庭側にあった灯油タンクを移設する前に植えていたのかも…と思いつきました。
きっとソレだな

この灯油タンク下のアイリスの近くでは、

シャクヤクが咲き誇っていました

めちゃくちゃキレイなんですが、茎が花の重さに耐えきれず、うなだれていました
そこで、支柱を立てて、かつ、花をブロック塀にもたれかけさせて、写真を撮りました
この写真を撮ったのは5月29日(月)のことで、同じ日、庭にも1株あるシャクヤクはこんな状況でした。

まんまるなつぼみがふくらんでおりまして、さぁ、帰省Uターンするまでに開花するのかどうか、ドキドキです

それは後日のお楽しみということで、もうちょいと北エリアの花を観察しましょう。

ユリに似た形でオレンジ色の花が咲いていました。

これはニッコウキスゲかな?

そして、2週間前にはミヤマオダマキが咲いていた場所には別の花

これはタツナミソウで、よくよく見ると、花の形といい、その付き方といい、なかなかおもしろい

その名のとおり、波頭のようです

   

ここでに向かう途中、玄関脇でこんなのを見つけました。

なんじゃこれ???

調べると、カラスビシャクという植物らしい。
生薬になる一方で、Wikipediaによれば、

半日陰から日当たりの良い山地の道端や畑地、川原、花壇の中などに自生し、畑では雑草になる。抜き取っても根茎は地下に残るために根絶は困難で、畑の害草として知られる。

だそうです
まぁ、別邸には畑はありませんから、問題はありませんけれど…

このとなりに支柱の助けを借りて 屹立しているアスパラガスが、を咲かせていました

そして、この10日には、まるでグリーンピースのようなまで成っているではありませんか

アスパラガスとかとか、初めて見ました

   

庭で最高の高さを誇っている木は、昨秋厄介な実(渋柿)をたくさんつけた柿の木ですが、2番目に高いのはヤマボウシです。
ヤマボウシはちょうどを咲かせておりまして、下から見上げると、

こんな具合で良く見えません
そこで、2階から眺めると、、、

あ~ら良きかな

この写真の右上オレンジ色なにかが写っています。
これに寄って見ますと、

バラでございます。

バラはこの一株だけでなく、白いのとか、

赤いのとか(今回の帰省中には咲ききれませんでした)が生息しております。

そうそう、まんまるつぼみだった庭のシャクヤクは、その1週間後、見事に開花しました

輝いています

なんてキレイなんだろ
でも、庭のシャクヤクが開花したときには、北側のシャクヤクは散っておりました
ほんと、タイミングが大事です

別邸の庭については、前編・後編で書き終えるつもりだったのですが、まだ書き切れないので、この記事を「中編」として、まだまだ「後編」につづきます

つづき:2023/06/20 別邸の庭が楽しくてたまりませぬ (後編) 

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別邸の庭が楽しくてたまりませぬ (前編)

2023-06-18 13:21:21 | 日記・エッセイ・コラム

いつのまにやら、ブログをほっぽり出して1か月以上も経ってしまいました

ちょっと気合いを入れて、また書き始めることにします。

さて、私、以前は、別邸(いわゆる実家)に帰省するのは、基本的に年末年始夏休み(お盆休み)の年2回だけで、別邸の庭を眺めるのはいつもばかりでした。
それが、2020年夏以降は、3か月に2回くらいのペースで帰省しています。

2019年8月に帰省したときは、母が亡くなって以降、1年近く手入れされていなかった別邸の庭は、セイタカアワダチソウ畑と化していました。
それからしばらくは、帰省するたびに、庭の草取りに明け暮れることに…

雑草対策もコツを掴んで、心に余裕ができてきて知ったのは、別邸の庭はさほど広くはないけれど、なんともいろんな草花が生きているということ、そして、様相が刻々と変わっていくということでした。

ということで、今年3月以降(それまではに埋もれている)の別邸の庭を紹介してみようと思います。

    

3月中旬の時点で、別邸の庭で咲いていたのは、アセビと、

秋田県の花フキノトウと、

クロッカスくらいのものでした。

それが、1か月経った4月中旬には、こちらで書いたように、ツバキボケ (シドミ)ヒヤシンスなどが咲いていて、春ぅ~ でした。

   

つづいて、5月初旬に帰省したら、わずか半月しか経っていないというのに、前回とは違う花々がドワッと咲き誇っていて、ほわぁ~

まずは、庭の主人きどりのライラック

ツツジの類。(下のはトウレンゲツツジらしい)

盛りの時期を過ぎたムスカリ

まさに旬を迎えた感のあるスズラン

今年もかわいいドウダンツツジ

かわいいといえば、台所の窓の下にひっそりと小さな小さな花を咲かしていたノハラワスレナグサもかわいかった

その近くで咲いていたのは、ミヤマオダマキらしい。
ずっと「雑草」だと思ってきたんだけど…

庭木の間でひっそりと、しかし、存在感を放っていたのはハナズオウでした。
この花を観たのはこれが初めてではなかろうか…

と、視線をずらすと、カエデの幹にゴムみたいなのがびっしりとついている

どうやらこれはお馴染みの食材、キクラゲらしい。
キクラゲが生えている様子って、こんなに気色悪いのか…
なお、キクラゲが生えているということは、この木が弱っているということらしい。
別邸の庭でも、枯れた or 枯れそうな木が何本かあるものねぇ

庭の最西端に植えられているカイドウは、花が散った直後らしくて、これまた残念

その代わり、というわけではないでしょうが、その下ではシバザクラ満開

久しぶりにブログを書くと、かなり疲れる

そんなわけで、5月初旬の草花まで紹介したところで一息入れることにしまして、5月末~6月初旬の草花は「後編」「中編」につづきます。

つづき:2023/06/19 別邸の庭が楽しくてたまりませぬ (中編)

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