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新聞の片隅に載ったニュースから(19)   大西五郎

2012年05月25日 18時38分31秒 | Weblog
大西さんの「新聞の片隅に載ったニュースから(19)」です。らくせき

「東電役員『天下り』引責辞任の常務2人」(2012.5.23毎日新聞)

「福島第1原発事故を受けて6月下旬に引責辞任する東京電力の役員のうち、
高津浩明常務(59)と宮本史昭常務(57)が辞任直後にギループ企業の社長に就くことが
22日、分った。高津氏は電気料金値上げに理解を求めるためメディアにも登場。
値上げ論議が始まった中での『天下り』に、利用者側からは『開いた口が
ふさがらない』(全国消費者連絡会の阿南久事務局長)と批判の声も出ている。

東電で『お客様本部長』を務める高津氏は6月27日に辞任し、
翌28日に東京証券取引所1部上場の電力機器メーカー、東光電気の社長に就任する。
システム企画部長などを務めた宮本氏は、通信事業などを手掛ける
日本フィールド・エンジニヤリング(東京)のトップに転じる。
東電は一連の人事について『本人経験や識見を考慮した上で各社からの就任要請に
基づくもの』と説明している。」

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東京電力が原発事故について責任を感じていないことを如実に示していますね。

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なお、中日新聞も見出しこそ「東電2役員系列社長に 天下り批判も」と
違っていますが内容は毎日新聞と同文の記事を掲載しています。
おそらく両社とも共同通信の配信原稿を使ったのだと思います。

 朝日新聞は「東電常務、『天下り』? 関連会社社長に就任へ」で
高津常務のケースのみを取り上げ、「東電は実質国有化された責任を取り、
役員のほとんどが退任するが、退任が決まっていた高津氏を関連会社トップとして
処遇する人事は、『天下り』との批判を受けそうだ。
値上をめぐっては、東京都の猪瀬直樹福知事らから『子会社や関連会社への天下りで
コストがかさんでいるのでは』と批判をうけている。」と解説していました。

 読売新聞にこの記事はありませんでした。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   
 東電は、大きな地震と津波に襲われた時には、全部の電源を失う恐れがあるなど
の警告を受けていたのに、想定を低くして、地震津波の被害を防げず、
福島県をはじめ周辺の値域を含めて大勢の人に被害を与えたことに責任を感じ、
謝罪すべきなのに、東電の重役たちは会社が実質国有化されたことに
責任を感じているのですねぇ。だから「値上はわれわれの権利だ」などいうことを
平気で言うのですね。
                                       大西 五郎
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映画の紹介:「真実はどこに?―WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」   bb

2012年05月25日 15時53分05秒 | Weblog
知人が知らせてくれました。
netで見ることができます。約50分です。
消されないうちにご覧になることをお勧めします。

http://www.youtube.com/watch?v=oryOrsOy6LI

WHO(世界保健機関)と IAEA(国際原子力機関)が共同で開催した2001年キエフ国際会議の模様を捉えたドキュメンタリーです。チェルノブイリ事故のあと高血圧症、脳卒中など成人病に苦しむ子どもたち、健康そうに見えても息苦しくなるので走って遊べないという子どもたちの映像を挟みながら示される会議の模様は、事実を隠そうとする科学者、医師と事実を明らかにしようとする科学者、医師との厳しい対立をまざまざと見せてくれます。そこからは原子力にかかわる世界の構図が浮かび上がってきます。それは3.11以降、私たちの前にある避けて通れない現実だと思いました。いささか中途半端な記述ではありますが、とりいそぎご案内まで。

 原題:Controverses nucléaires
 監督:ウラディミール・チェルトコフ
 フェルダ・フィルム/2004年
 日本語版制作:Echo Echanges France、りんご野
コメント (6)
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