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新聞の片隅に載ったニュースから(番外編)    大西五郎

2012年05月09日 09時20分52秒 | Weblog
大西さんの、新聞の片隅に載ったニュースから(番外編)です。らくせき

テレビ局はもっと良い番組を(2012.5.8毎日新聞「みんなの広場」)

「先日第3シリーズの放映が終了したNHK総合テレブ「ブラタモリ」を
毎週楽しみにしていた。スイッチを切りたくなるような番組が多い中で、
楽しく見ることができ、かつ何か得をした気分になる内容だった。

出演者が主に東京都内を散策しながら、それぞれの街の歴史やエピソードを
分かりやすく紹介していた。それぞれの場所で昔から続く人々の営みがあり、
それが今につながっていることを実感させてくれた。
視聴者の嗜好が影響しているのかもしれないが、最近は内幕ネタなどで人を
中傷したり、ののしって笑いを取るようなバラエティーが数多く放映されていることに
落胆している。琴線に触れる、感動を与える番組とまでは言わないが、
楽しく、ほっとして、そして少しためになるものを望む人は多いのではなかろうか。
テレビ局に一考をお願いしたい。」(長崎県 団体職員 59歳男性の投書)

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 「新聞の片隅に乗ったニュース」とは違いますが、放送の仕事をしてきた身として、
また「新聞の片隅に乗ったニュースから」の送信先に放送関係の方が多いこと。
またそれ以外の人でも、最近マスコミの報道やテレビの番組に不満をもっておられる
方が多いので、毎日新聞の「みんなの広場」に載った投書を紹介しました。

 投書者が紹介した「ブラタモリ」は私もよく視ました。
番組の中に「へぇー そうだったのか」と思わされる情報が詰まっていたりする
知的エンターテイメントでした。ところが最近の、例えば今週の民放のテレビ番組を見
てみますと、1チャンネルのTHKでは、コントグループのネプチューンチームと
ゲストチームが超常識問題のクイズの回答と自分たちが面白がっているト
ークの「ネプリーグ」(7日月曜日)。
4チャンネルのCTVはお笑いタレントのイモトが珍獣や猛獣を探し、
危険な目に遭うのが売りの「世界の果てイッテQ」(6日日曜日)。
5チャンネルのCBCが、「超もてもてナインティナイン!
(今週はTV史上最もガチなお見合い大作戦)」(8日水曜日)。
6チャンネルの名古屋テレビでは、芸人のグループが居酒屋やファミリーレストラン、
中華料理店などへ行き、みんなでその店の売り上げベスト10の料理の順位を当てる。
当たるまでその料理を食べ続けるという「帰れま10」などのコーナーがある
「お試しかっ!」など、“おもしろおかしい”を狙った、
投書者が指摘するようにタレントの裏噺を暴露したり、下手なギャグで
無理に笑ったりするような番組が目白押しです。
あとは「旅とグルメとサスペンス」。そして最近は「韓流ドラマ」ばかりです。

 ジャーナリズムとしての役割や文化を守り広める役割、健康な娯楽の提供と
いう放送が果す番組が少なくなり、ひたすら視聴率稼ぎ、制作費安上がりの
番組づくりばかりが追求されていることに放送に関わった人間として意見を言い、
視聴者はもっと怒るべきだと思います。
                                       大西 五郎
コメント (5)
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