OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

何があってもエレキだぜっ!

2016-06-04 15:51:06 | 日本のロック
涙のギター / 寺内タケシとブルー・ジーンズ (キングレコード)
 
既にご報告させていただいたとおり、仕事でのすったもんだも昨夜までには呆気なく片付いたということで、その後の夜の街では久々にリラックス出来ましたが、特に連れていかれた某店にはエレキバンドが出ていて、しかも飛び入り歓迎という嬉しい企画もあったんで、イイ気になってちょっぴりギターを弾かせてもらい、自己満足と気恥ずかしさのアンバランスに酔ってしまいました。
 
で、その中の1曲が本日掲載のシングル盤A面曲「涙のギター」でして、これは堂々のニッポンのロックオリジナルですからねぇ~~~♪
 
ご存じ、すぎやまこういちの作曲なんですが、最初は橋本淳の作詞による歌物として、昭和40(1965)年春頃から尾藤イサオがヒットさせていた、所謂エレキ歌謡の先駆的な名作であり、インストバージョンとしては殊更寺内タケシとブルー・ジーンズが十八番の持ちネタ!
 
当時はテレビやラジオから頻繁に流れていましたから、そのメロディがナチュラルに刷り込まれている皆様も大勢いらっしゃるんじゃ~ないでしょうか。
 
ちなみに前述した尾藤イサオのボーカルバージョンのバックはジャッキー吉川とブルーコメッツであり、また寺内タケシのインストバージョンと同じ頃に出た紀本ヨシオのボーカルバージョンでは、井上宗孝とシャープ・ファイヴがバックを演じていたというほど、この「涙のギター」は昭和歌謡曲のツボを外さない「泣きメロ」とエレキ増幅されたロックビートの幸せな結婚♪♪~♪
 
ですから、外国のバンドでもベンチャーズスプートニクスがきっちりカバーしている事は言わずもがな、その何れもが個性的な魅力を発揮出来てしまうあたりが永遠のスタンダードたる秘密かもしれません。
 
肝心の寺内タケシとブルー・ジーンズの当時のメンバーは寺内タケシ(g)、加瀬邦彦(g)、岡本和夫(g)、鈴木八郎(key)、石橋志郎(b)、工藤文雄(ds) と推察しておりますが、とにかくエレキギターだけでなく、キーボードも大きく用いたアレンジがリアルタイムではなかなかに斬新な印象で、決してギターだけに頼らないサウンド作りをやっていた寺内タケシの新進な感覚こそが、偉大なギタリストの真骨頂だと思います。
 
もちろん数本のギターによるアンサンブルは細かいところまで組み立てられていますよ♪♪~♪
 
うっ、それじゃ~、昨夜の飛び入りサイケおやじは、ど~したのぉ~~?
 
なぁ~んていう厳しいご質問には、笑って許してもらう他はなく、一応Aメロのリード主体に弾かせてもらい、サビは寺内タケシのバージョン同様にキーボードがメインという構成にしていただきましたが、そこに甘えきって三連のオカズを入れさせてもらえば「Terry-sh」には遠く及ばず、例によって手クセのデイヴ・メイソンになっちまって、汗がどぉ~~っと流れてしまったです。
 
あぁ、はずかしいなぁ~~、という自虐の気持良さは自身のM性感度の証明……。
 
それでもプロのバンドの上手さ、特にリズムギターやベース&ドラムスが安定したビートを送ってくれたことにより、大いに助けられた次第です。
 
このあたりは、例えば「NHKのど自慢」における出演者と生バンドの存在感みたいなものと思っていただければ、幸いでございます。
 
ということで、ちょっとでも好きな事をやれれば、ストレスなんかはぶっ飛ぶ!?
 
そんなこんなを実感してしまいました。
 
たまには、それもOKですよねぇ~~~~。
コメント (7)
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