OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

これがグルーヴィな昭和の鉄道唱歌

2016-06-05 16:18:06 | 歌謡曲
ボクは特急の機関手で / 青山ミチ (ポリドール)
 
昭和39(1964)年に発売された青山ミチのシングル盤A面曲「ボクは特急の機関手で」は既に当時から十数年前に発表され、多様なジャンルの歌手やグループによって広められていた、まさに昭和の鉄道唱歌ともいうべきコミックソングなんですが、とにかく彼女のバージョンはブギウギ調のジャズグルーヴに満ちた演奏をバックに痛快なソウルフィーリングも鮮やかな仕上がりで、心底楽しくなる名唱名演♪♪~♪
 
ちなみに作詞作曲は三木鶏郎、そして編曲は伊部晴美、さらに演奏はリアルタイムで我が国トップのジャズバンドであった猪俣猛とウエストライナーズなんですから、さもありなんと納得するしかありませんが、しかしやっぱり青山ミチの歌いっぷりは恣意的なコミック系ボイスコントロールも含めて、流石の黒人ノリ!
 
もちろんハーフである彼女の出自と無関係ではないと思うんですが、それはそれとして、実はもうひとの仕掛けと勘繰りたくなるのが後の歴史を知っていればこその感慨で、実はこのシングル曲の次に発売された「夢の超特急」がなんとっ!
 
その頃の日本のテクノロジーを世界に知らしめた新幹線を歌い、しかも堂々のエレキ歌謡がど真ん中という流行最先端だったんですから、いやぁ~~♪ うれしくなるほどのルーティン企画に万歳三唱ってなもんですよ♪♪~♪
 
もちろん、件の「夢の超特急」も後日ご紹介させていただきますが、まずは「ボクは特急の機関手で」における青山ミチのコミカルなハードパップ歌唱に酔いしれて下さいませ。
 
 ♪ト~キョ~~ キョォ~トッ オォ~~サカッ♪♪~♪
 
 ♪シュウゥゥゥゥゥ~ポッポッ♪♪~♪
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする