大空に起つ幟旗

先日、高知と愛媛を往復する機会がありました。

天気は晴れ、桜も開き、絶好のドライブ日和です。


復路の事、山間の町を車で走っていたら

突如、行きがけには見なかったものが見えてきました。


「鯉のぼり」と「幟旗」です。

起ったばかりのものの様です。



風を受けて力強くはためいてます。

幟旗には各々、「○○家　○○」といった感じで名前が描かれております。

昔は、武家が「一族郎党率いる立派な大将に！」

なんて願を込めたのでしょう・・・


この「幟旗」を立ててもらった男児たちも、

大空にはためく己の名を見たら、きっと誇らしく、

また、「やるぞ！」という気持ちがわいてくることでしょう・・・


私の、お祝は「武者人形」だったのでチョットうらやましいなぁと思いながらなら眺めました。

花まつりでした

本日は「花まつり」お釈迦様のご誕生になった日です。

多くのお寺で法要が修行され、甘茶をお釈迦さまにお掛けして

お参りなどされているでしょう。

桜も満開で、「花まつり」とは何とも素敵なネーミングです。



安穏寺では、月遅れの５月８日にお勤めすることになっていますので、

本日は家族でのお参りです。


手を合わせる子供たちを見ながら、

「本当にかけがえのない、尊い存在だなぁ・・・」考えていましたら、

ふと、「自分の父母もそんな事を思っていたのかな？」と思いつきました。

気恥ずかしく思いながら、人は自分で思っている以上に、

尊く、かけがえない存在なんだろうなと思いました・・・


天にも地にも我ひとり　「天上天下　唯我独尊」

四国に帰ってきたら桜が・・・

3日、4日と東京の宗務庁、私の働いている

事務所の本部への出張でした。

暴風警報の発令されている中、空港へ行きますと、

運よく、搭乗予定便は離陸するとの事。


その後の便は欠航とのことで、

搭乗予定だった方たちが右往左往しているところを

「まあ、私たちは運の良いことね・・・おほほ」

と言いながら搭乗しました。


暗い空へと舞い上がった機体、

木の葉のように、揺れる揺れる。

運が良かったのか、悪かったのか・・・



2日後、四国に帰ってきたら桜が開いておりました。



なぜか桜は見ているとワクワクするというか、

心がざわざわとします。

梅だとそんなことはないんですが・・・

春の到来を私の細胞が喜んでいるのでしょうか？



「世の中に　たへて桜のなかりせば　春のこころは　のどけからまし」

ぼそぼそと桜の下でつぶやいてみました・・・

梅は咲いたか 桜はまだかいな～

先日、南予の津島町の海岸線を車で走りました。

さすが、海岸は暖かいのでしょう桜が満開です。



ちらちらと花びらも舞い始めています。

春の海の「青」と咲き誇る「桜色」、

しばしのお花見を楽しみました・・・



私のお寺の周辺の桜もそろそろかなぁと思っておりましたら、



本日、霜が降りました。

気温は０度をさしております・・・

桜の開花も、私の頭からニットキャップが外れるのも

もう少し先のようです。


春を待ち遠しく思う心は時代が過ぎても同じなのであります・・・