あんのん雑記

愛媛県西予市野村町の慈雲山安穏寺、
住職の雑記です

精進の実践なのだ・・・

2013年03月18日 | 仕事
お彼岸入りの日曜日、
朝のお勤めの後、いそいそと高知へ出発

高知市の「サニーマート御座店キッチンプラス」で
高知新聞文化講座「禅を学ぶ~精進料理教室~」のお手伝いです


今回の精進だしは干し人参と、昆布・大豆・シイタケの合わせ出汁
にんじんはピーラーでスライスして天日で干しています
人参のやさしい甘みがひろがります

【 お献立 】
「飛龍頭(がんもどき)」

混ぜ込んであるゴボウなどが、龍の髭や角に見えるから
龍頭なんだとか・・・むぅぅ
精進だしで作った餡をかけていただきました

「精進手まり寿司」

おなじみ精進手まり寿司
キャベツの酢漬け・シイタケ・
きくらげ・蕪の千枚漬け・
湯葉の細巻

手まり寿司はラップなどを利用して簡単にできるので、
子供たちでも楽しめそうです

「人参のきんぴら」

だしを取った干し人参のきんぴら、
アクセントに砕いた落花生が入ってます
干し人参のシャキシャキした歯ごたえが楽しめます

「トマトとアボガドの白和え」

いろどり鮮やかな一品です
和え衣とアボガドの濃厚な味わいが予想外によく合います

「昆布・大豆・しいたけの佃煮」

だしを取った後の食材も無駄なく使います

いつものように「五観の偈」をお唱えしてからの試食
お寺の修行の事や「典座教訓」のお話をしたり、
お彼岸についてのお話をしたり・・・楽しくいただきました!

精進料理を通じて、「いただく いのち」に立ち返って、
「精進」の実践をしたお彼岸入りとなりました・・・