2015年9月15日(火)
車山肩駐車場≒1,800m・・・車山山頂1,925m・・・蝶々深山1,836m・・・
・・・物見台≒1,780m・・・八島ヶ原湿原≒1,630m・・・車山肩駐車場
美ヶ原の次は霧ヶ峰です。 どちらも下界がもっと暑い時に歩く予定だったのですが、ぐずぐずしている内にこんな中途半端な時期になってしまいました。
霧ヶ峰も二度目ですが、前回は霧の駅というドライブインから車山山頂までしか行けなかったので、今回は時間をたっぷりとって、その先をのんびり歩こうと思いました。 結論を先に言えば、やっぱり来て良かったの一言に尽きます。 距離はかなりありましたが、どこから見ても山ウォーキングにはベストコースの一つですね。

「車山肩」バス停(諏訪バス) 右手の道路はビーナスライン
車山肩駐車場を出発

先ずは車山山頂を目指して

振り返れば 左端が車山肩駐車場付近



標高は2,000mに近い所なのに、歩くところはなだらかな丘のように見えるところばかりで、このギャップは少々不思議な感じがします。元々標高差があまりない所を歩くわけですから当然なのですが、「山に登る」というプレッシャーをほとんど感じさせないので山ウォーキングには理想的な場所です。


気象観測所の丸いドームが見えてきました。 山頂はあと少しです


車山山頂 その1 山頂標識 「八ヶ岳中信高原国定公園 霧ヶ峰高原 車山 標高1,925米」

車山山頂 その2 山頂標識側面の説明板より 霧ヶ峰湿原植物群落について
霧ヶ峰の湿原は高層湿原と呼ばれ、日本の南限です。この湿原は低温・酸性の水質などの特殊環境のため、ミズゴケ類を主に矮小植物が大部分です。これらの植物は枯れても腐植しないで堆積して泥炭化し、その上に新芽が生長し盛り上がり水面より高くなったものです。泥炭層の厚さと生成年数は、八島ヶ原湿原で8.5mおよそ1万年、・・・車山湿原は1.5mで1,500年とそれぞれ測定されています。

車山山頂 その3 三角点

車山山頂 その4 三角点

車山山頂 その5 山頂標識 「八ヶ岳中信高原国定公園 車山山頂 標高1,925米」

車山山頂 その6 気象観測所を囲むように北側と南側にボードウォークが設置されていました。

車山山頂 その7 南側ボードウォークの傍に山頂方位盤

車山山頂 その8 「車山気象レーダー観測所」説明板
「この観測所は気象庁が1999年(平成11)に設置したレーダーによる気象観測を行うための施設です。建物上部の丸いドームの中には、4mのパラボラアンテナがあり・・・広い範囲の雨や雪の強さ、移動などを時々刻々と観測している・・・」そうです。

車山山頂 その9 北側のボードウォークを進むと

車山山頂 その10 こんな岩が見えたので、傍まで行ってみました。私には犬の頭のように見えたのですが・・・

車山山頂 その11 北側と南側のボードウォークが合流
次の目標地点の蝶々深山は左方向に進むのですが、いったんボードウォークを降りて正面の鳥居の方に向かいます。

車山山頂 その12 車山神社の説明板より
車山神社は「式年造営御柱大祭」(御柱祭)で有名な諏訪大社(祭神は建御名方神・八坂刀売神)の小宮として位置づけられています。 ・・・御柱祭のほとんどは深山より里へご神木を曳き出すお祭りですが、車山の御柱祭は唯一急な斜面や岩を越え山頂に向け木を曳き上げてゆくお祭りです。数ある御柱祭の中でも高所で行われるお祭りの一つとして有名です。

車山山頂 その13 車山神社鳥居と雲海

車山山頂 その14 扁額には「車山神社」

車山山頂 その15 車山神社 神社の四隅に立つ四本の柱は諏訪大社御柱祭の柱と同じ意味を持つものだったわけですね。

車山山頂 その16 車山神社

車山山頂 その17 車山神社からみた気象観測所

山頂から蝶々深山(ちょうちょうみやま)に向けて石畳の階段道を下ります。 ここからが初めて歩くところですが、前回来た時はこんなに綺麗な石畳はなかったですね。 下方に見える建物はリフトの山頂駅のようです。

この階段道は逆コースが大変そうです。


写真右端に見える分岐点まで降りて行きます。 その後分岐点から山の中腹を左に進むのですが、その途中に車山乗越があります。この時は気がつかなかったのですが、乗越の所に標柱が立っているのが分かります。

階段道がほぼ終わりかける所に電気柵注意の看板 この電柵はシカによる食害からニッコウキスゲを守るためのものだそうです。

底部の分岐点に到着 ここで左折
指導標 直進、白樺湖 左、八島湿原 信濃路自然歩道 茅野市

左折方向のルートを見たところ。 これはもう遊歩道という印象ですね。

ほぼ平坦に近い上りの道をゆったりと進みます。

左手には車山 左端に歩いてきた道も見えます。

車山乗越が見えてきました。

「車山乗越1,815m」の標柱

乗越から右方向に「山彦南の耳」や「ゼブラ山」方面に向かうルートがあります。 このルートからも八島ヶ原湿原に向かえるようですが・・・

私は直進して蝶々深山へ

分岐点 ここは直進ですが、左折して左の道を行くと車山湿原の南側を通って車山肩に至るようです。

分岐点にある協力依頼の立て札「八島ヶ原湿原周辺地域へのペットの連れ込みは御遠慮ください」

分岐を過ぎると、正面に蝶々深山が大きく広がってきます。

左手の車山

車山肩方面

分岐点 直進 左は沢渡(さわたり)2.0Km

分岐点右手に設置されていた指導標 八島・物見岩・蝶々深山 ⇔ 白樺湖

この辺りから蝶々深山への登りが始まります。 どうみても、きれいな丘のように見えますね。

左手に車山湿原を挟んで車山

山頂は近そうです


蝶々深山山頂 その1 山頂部のほぼ全体のようす

蝶々深山山頂 その2 山頂指導標 八島ヶ原湿原・物見岩 ←【蝶々深山】→ 車山・白樺湖

蝶々深山山頂 その3 車山方面

蝶々深山山頂 その4 物見岩方面への道

蝶々深山山頂から下る道もゆるやかで、間もなくほぼ平坦な道に変わります。
左手に見えるのは標高点1,792m峰 その右手を進みます。

分岐点 物見岩は直進
指導標 左、沢渡・霧ヶ峰・強清水(こわしみず)方面

分岐点からまた緩やかな上りになります。

笹原の中を進んで行くと

物見岩らしきものが見えてきました。

物見岩 その1 人が遠くを眺めているような・・・

物見岩 その2 背後から見ると

物見岩 その3 物見岩の後方のようす
指導標 八島ヶ原湿原 ⇔ 蝶々深山

物見岩 その4 蝶々深山・車山方面

物見岩 その5 八島ヶ原湿原方面
長野県 霧ヶ峰を歩く(2)へ
No.466
車山肩駐車場≒1,800m・・・車山山頂1,925m・・・蝶々深山1,836m・・・
・・・物見台≒1,780m・・・八島ヶ原湿原≒1,630m・・・車山肩駐車場
美ヶ原の次は霧ヶ峰です。 どちらも下界がもっと暑い時に歩く予定だったのですが、ぐずぐずしている内にこんな中途半端な時期になってしまいました。
霧ヶ峰も二度目ですが、前回は霧の駅というドライブインから車山山頂までしか行けなかったので、今回は時間をたっぷりとって、その先をのんびり歩こうと思いました。 結論を先に言えば、やっぱり来て良かったの一言に尽きます。 距離はかなりありましたが、どこから見ても山ウォーキングにはベストコースの一つですね。

「車山肩」バス停(諏訪バス) 右手の道路はビーナスライン
車山肩駐車場を出発

先ずは車山山頂を目指して

振り返れば 左端が車山肩駐車場付近



標高は2,000mに近い所なのに、歩くところはなだらかな丘のように見えるところばかりで、このギャップは少々不思議な感じがします。元々標高差があまりない所を歩くわけですから当然なのですが、「山に登る」というプレッシャーをほとんど感じさせないので山ウォーキングには理想的な場所です。


気象観測所の丸いドームが見えてきました。 山頂はあと少しです


車山山頂 その1 山頂標識 「八ヶ岳中信高原国定公園 霧ヶ峰高原 車山 標高1,925米」

車山山頂 その2 山頂標識側面の説明板より 霧ヶ峰湿原植物群落について
霧ヶ峰の湿原は高層湿原と呼ばれ、日本の南限です。この湿原は低温・酸性の水質などの特殊環境のため、ミズゴケ類を主に矮小植物が大部分です。これらの植物は枯れても腐植しないで堆積して泥炭化し、その上に新芽が生長し盛り上がり水面より高くなったものです。泥炭層の厚さと生成年数は、八島ヶ原湿原で8.5mおよそ1万年、・・・車山湿原は1.5mで1,500年とそれぞれ測定されています。

車山山頂 その3 三角点

車山山頂 その4 三角点

車山山頂 その5 山頂標識 「八ヶ岳中信高原国定公園 車山山頂 標高1,925米」

車山山頂 その6 気象観測所を囲むように北側と南側にボードウォークが設置されていました。

車山山頂 その7 南側ボードウォークの傍に山頂方位盤

車山山頂 その8 「車山気象レーダー観測所」説明板
「この観測所は気象庁が1999年(平成11)に設置したレーダーによる気象観測を行うための施設です。建物上部の丸いドームの中には、4mのパラボラアンテナがあり・・・広い範囲の雨や雪の強さ、移動などを時々刻々と観測している・・・」そうです。

車山山頂 その9 北側のボードウォークを進むと

車山山頂 その10 こんな岩が見えたので、傍まで行ってみました。私には犬の頭のように見えたのですが・・・

車山山頂 その11 北側と南側のボードウォークが合流
次の目標地点の蝶々深山は左方向に進むのですが、いったんボードウォークを降りて正面の鳥居の方に向かいます。

車山山頂 その12 車山神社の説明板より
車山神社は「式年造営御柱大祭」(御柱祭)で有名な諏訪大社(祭神は建御名方神・八坂刀売神)の小宮として位置づけられています。 ・・・御柱祭のほとんどは深山より里へご神木を曳き出すお祭りですが、車山の御柱祭は唯一急な斜面や岩を越え山頂に向け木を曳き上げてゆくお祭りです。数ある御柱祭の中でも高所で行われるお祭りの一つとして有名です。

車山山頂 その13 車山神社鳥居と雲海

車山山頂 その14 扁額には「車山神社」

車山山頂 その15 車山神社 神社の四隅に立つ四本の柱は諏訪大社御柱祭の柱と同じ意味を持つものだったわけですね。

車山山頂 その16 車山神社

車山山頂 その17 車山神社からみた気象観測所

山頂から蝶々深山(ちょうちょうみやま)に向けて石畳の階段道を下ります。 ここからが初めて歩くところですが、前回来た時はこんなに綺麗な石畳はなかったですね。 下方に見える建物はリフトの山頂駅のようです。

この階段道は逆コースが大変そうです。


写真右端に見える分岐点まで降りて行きます。 その後分岐点から山の中腹を左に進むのですが、その途中に車山乗越があります。この時は気がつかなかったのですが、乗越の所に標柱が立っているのが分かります。

階段道がほぼ終わりかける所に電気柵注意の看板 この電柵はシカによる食害からニッコウキスゲを守るためのものだそうです。

底部の分岐点に到着 ここで左折
指導標 直進、白樺湖 左、八島湿原 信濃路自然歩道 茅野市

左折方向のルートを見たところ。 これはもう遊歩道という印象ですね。

ほぼ平坦に近い上りの道をゆったりと進みます。

左手には車山 左端に歩いてきた道も見えます。

車山乗越が見えてきました。

「車山乗越1,815m」の標柱

乗越から右方向に「山彦南の耳」や「ゼブラ山」方面に向かうルートがあります。 このルートからも八島ヶ原湿原に向かえるようですが・・・

私は直進して蝶々深山へ

分岐点 ここは直進ですが、左折して左の道を行くと車山湿原の南側を通って車山肩に至るようです。

分岐点にある協力依頼の立て札「八島ヶ原湿原周辺地域へのペットの連れ込みは御遠慮ください」

分岐を過ぎると、正面に蝶々深山が大きく広がってきます。

左手の車山

車山肩方面

分岐点 直進 左は沢渡(さわたり)2.0Km

分岐点右手に設置されていた指導標 八島・物見岩・蝶々深山 ⇔ 白樺湖

この辺りから蝶々深山への登りが始まります。 どうみても、きれいな丘のように見えますね。

左手に車山湿原を挟んで車山

山頂は近そうです


蝶々深山山頂 その1 山頂部のほぼ全体のようす

蝶々深山山頂 その2 山頂指導標 八島ヶ原湿原・物見岩 ←【蝶々深山】→ 車山・白樺湖

蝶々深山山頂 その3 車山方面

蝶々深山山頂 その4 物見岩方面への道

蝶々深山山頂から下る道もゆるやかで、間もなくほぼ平坦な道に変わります。
左手に見えるのは標高点1,792m峰 その右手を進みます。

分岐点 物見岩は直進
指導標 左、沢渡・霧ヶ峰・強清水(こわしみず)方面

分岐点からまた緩やかな上りになります。

笹原の中を進んで行くと

物見岩らしきものが見えてきました。

物見岩 その1 人が遠くを眺めているような・・・

物見岩 その2 背後から見ると

物見岩 その3 物見岩の後方のようす
指導標 八島ヶ原湿原 ⇔ 蝶々深山

物見岩 その4 蝶々深山・車山方面

物見岩 その5 八島ヶ原湿原方面
長野県 霧ヶ峰を歩く(2)へ
No.466
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます